全国ツアー感想2
本日(22日)午後4時からを観劇しました。
12時からの公演には昨日にひき続き七海ひろきお兄様もいらしていたそう。札幌にお泊りだったのですね。
今まで七海ひろきさんの観劇日に重なることがよくあったのですが、今回は2回とも観劇日がかすってしまって残念でした。

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進化し続ける礼真琴君

礼真琴君については昨日同様、「こっちゃん凄すぎ」の一言でしか言いあらわせません。
いろいろと感想を書いていたら長くなるので、「アルジェの男」のはじめの登場してからと最後のシーンについてだけ書きます。
「アルジェの男」はじめは、サングラスに革ジャンで登場してきて、キレキレのダンスを踊ります。
ウェストサイドのダンスシーンのよう。真ん中で一人素晴らしいダンスを魅せてくれると、皆のダンスのレベルがとても高く見えます。皆も負けないように努力しているからかな。
最後にピストルで撃たれてからの死に方が、とてもリアルでうまかっです。これも運動神経によるのかな?
宝塚での死に方というのは、ドラマティックに見せすぎる部分もあるので、ジュリアンの打たれた瞬間の演技と自然なくずれ方に感動しました。

関西や関東から札幌に観劇に来た方もある程度いらっしゃた模様。よくお見かけする方を見かけたような。
「梅田の時よりずっと良くなっていて、どこまで進歩するねん」というようなお話が聞こえてきました。
初日の時点で驚くほどの高評価でしたが、千秋楽近くの札幌では、それをうーんと上回る完成度のようです。
梅田でチケットが手にはいらなかったために、北海道まで来てしまいましたが、千秋楽前日を観劇できて感謝でした。

礼真琴君の可愛い一面

バリの下町での5名の秘書官のアドリブシーン
函館五稜郭に星を確認しに行くということから「新選組~は~今日も行く~♪」っと歌って踊っていました。
こっちゃんはそれを横目に女の子達とエスケープしようとしていたら、「エスケープするなよ」となっていざこざとする中でお芝居の流れが止まってしまいました。

それでこっちゃんが、みんなとどこからもう一度するか、わちゃわちゃ相談して(その姿がかわいかった)、

こっちゃんが後ろを向いて「ホッ」と一息おいて集中してから、このシーンの最初からアドリブ無しで再びはじまりました。
紅さんだったら話が止まったところから、自分流に続けたでしょうが、もう一度はじめに戻る所がこっちゃんらしくて、またみんなと相談する所がかわいく感じました。

カーテンコールのごあいさつ
「今日はようこそ、シーシーシーシー北海道公演へお越しくださいました」と言って胸をなでおろしていました。
「さっぽろ」と言いたかったのに、「し」と言ってしまったために「さっぽろ」が出てこなくて、慌ててしまったのでしょうが「北海道」という言葉に切り返せてホットしたのでしょう。

常に完璧の舞台を見せてくれているので、こういうこっちゃんの可愛い面を見せてもらうと、ホッとするとともにますますファンになってしまいそうです。

札幌文化芸術劇場 hitaruについて

昨日は、「新しく出来た札幌文化芸術劇場 hitaru で宝塚では初めての公演となりました」と長い劇場の名称をきちんと話されて流石だと思いましたが、一生懸命に間違わないようにとおぼえられたのでしょうね。
「札幌文化芸術劇場」は、2018年10月に開場したばかりの宝塚大劇場に近い収容人数を誇る、豪華で美しい劇場でした。札幌は地下道が発達しているので、jr札幌駅からも地下鉄の大通公園駅からも地下通路で行けるので、今日も風が強かったですが、天候に左右されず劇場に足を運べるのは魅力だと思います。
今後も宝塚の公演を札幌でする場合は、ここが一番便利で収容人数も多くて良いと思います。
1階席が中心ですが、2階席~4階席まであって、今回一律同料金なのは、不満に思う方もあったかと思います。

大きな建物の4回からが劇場になるので、入場にも退場にも時間がかかります。
トイレが全般に少なく、男子トイレも女子用になっていましたが、トイレ待ち行列は相当長かったです。
他の劇場を利用する度に、全くストレスなく利用できる「宝塚大劇場」と「東京宝塚劇場」の利用しやすさを実感します。

輝いていた男役スターさんたち

愛月ひかる君って、宙組でこんなかっこ良かった?
星組に染まった愛月ひかる君のスター性にビックリしました。
宙組では、黒いというか異常な役ばかり与えられて、ショーでも「パッ」とした輝きをそんなに感じることはありませんでした。
唯一、愛ちゃんの存在が良いなと思ったのは、『A Motion』朝夏 まなとコンサートで、ピンク色に髪を染めていた時の活躍。
愛ちゃんは星組とか、色を強く打ち出せる組で化学反応をおこして爆発できるような。

星組ではお芝居では、これ程悪い奴はいないという徹底的な悪人を演じてころされながらも
ショーでは、やさしい笑顔で、男前で、高身長で、スタイルが良くて、包容力があふれ、時には熱い視線。
客席をおりでは、後ろの方まで駆けまわっているファンサービスにもビックリ。
他の組と比べて星組の客席おりでのハイタッチ度は特別なのに、愛ちゃんはその中でもよりはりきっておられたような。
月組のありちゃんが大劇場公演の時に精一杯走り回ってハイタッチしてくれて、銀橋にもどるのが一番遅かったですが、愛ちゃんは専科生としてそこまで頑張ってくれて、有難い。

「礼真琴君」の存在もすごいのだけど。2番手として愛ちゃんが存在していなかったら、ここまで完成度の高いショーにも、芝居にもなっていなかったと思います。
愛ちゃんを「スター」として必要としている組は、もっともっとあるでしょう。
更なる「スター」としての活躍を期待しています。

朝水りょうさんのボランジュ総督の演技が光っていた
KABUちゃんは96期生。入団時の成績は38人中38番。
今までの役付きはあまり良くありませんでしたが、今回ボランジュ総督というイケオジの大きな役を演じられ大健闘で高評価。
心理描写が巧みで、こっちゃんをねじ伏せて従わす圧がある演技をされたり、やさしい一面を出したり。
「おまえにはあれの良さがわかるまい」をサラッと言える旦那様がカッコよかった。
ショーでも、以前は「ヤンチャ」というイメージでしたが、今回は「スッとしたノーブルなイケメン」という感じ。
紅ゆずるさんのお話で、お名前が出てくることがよくあったので、親しいのかなと思っていました。お顔のタイプが似ていらっしゃいます。
朝水りょう覚醒の公演」と言っても過言ではないような。今後「イケオジ」分野などお芝居で活躍されるでしょう。

期待の100期極美 慎君
アンドレ役を好演、アナベルと二人だけのシーンは「純粋さ」が漂っており、最後のシーンの説得力もありました。
ショーでも、華やかで押し出しが強く、顔芸のキザリも決まっていて、典型的な「星男」!

紫藤りょう君はお芝居の方では持ち味の人の良さがそのままはまっていましたが、ショーで3番手をうけもつものの、押し出しの弱さ、パンチの無さを感じました。
他の組では通用するでしょうが、星組では少し弱いかなと。
極美慎君と対で登場する所が多く、特に極美慎君にはスターとしてのオーラもあるので、今後積極的に使われていくのは、紫藤りょう君ではなく、極美 慎君のような感じがします。

これから注目されていく102期の天飛華音

少年役というと天飛華音君の定番で、お芝居の方でもピエール少年役がはまっていました。
今回はショーの方でも、「スターライトパレード」「Back!」「星サギの夜」の星サギ男で活躍していました。
入団時の成績は2番。歌もダンスも芝居も得意のようで、必ず抜擢されていく路線上の人。トップ娘役予定の舞空瞳ちゃんの同期。
ショーの活躍ぶりを見ていると、少年役から脱皮しつつあるように感じました。

『GOD OF STARS-食聖-』の新人公演の主演は、天飛華音か?極美 慎君か?でしょう。
舞空瞳ちゃんが新人公演の主演娘役を演ずるなら、相手役は天飛華音かな?

長くなったので、娘役さんについては次回に書きます。
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