礼真琴さんについて思うこと
こんにちは、くららです。
今日は星組『1789 -バスティーユの恋人たち-』の取材会があったようで、礼真琴さんの休養についてのコメントが各報道機関にアップされていました。

宝塚大劇場内での写真もアップされていたので、休演日の今日取材が行われたのだと思います。
連日ハードにお稽古をされている中、休演日に取材にこたえなければならないのもトップスターさんの重責ですね。


「今後もより良い舞台に挑戦していくために、2カ月ほど、自らのコンディションを整えるための時間をいただくことになりました」と話されたようです。

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今までの礼さんの負担は大きすぎた

礼さんのカスレ気味だった地声

昨日の花組『舞姫』のライブ配信の時に聖乃あすかさんは喉を傷めていらっしゃいました。劇中の男役声でのセリフでは、喉の痛みはそんなにわかりませんでしたが、カーテンコールで地声で話されている時に、声のカスレを感じました。

礼さんも同じように、舞台の作品の中ではイケメンボイスを聞かせてくださいますが、カーテンコールなどで地声になったら、声のカスレを感じます。今年になってそう感じることが多かったように思います。

以前に礼さんを心配して記したブログ

私は昨年4月に下記のブログを書いていました。


『めぐり会いは再び next generatio』『Gran Cantante!!』の初日と2日目を観劇してから、書いたものです。

お芝居の『めぐり会いは再び next generatio』で、礼さんは出番が多くて、舞台狭しとハードに駆け回られていました。
ショー『Gran Cantante!!』、“GranCantante”はスペイン語で“素晴らしい歌い手”という意味です。素晴らしい歌い手の礼さんリサイタルかと思うほど、歌が多いショーでした。アカペラまで披露されていました。
さらに礼さんはダンサーなので、ハードなダンスシーンも詰め込まれていました。

初日のご挨拶で「お芝居もショーのように体力勝負で」と話され、各報道機関の取材(ゲネプロ)の取材時も「体力的にもハード。ボリューミーな感じ」と説明されていました。
どちらもご自分のことではなく、星組生を代表しての言葉だったと思いますが、その言葉を聞いてから観る舞台は、礼さんの体力的なハードさを、ヒシヒシと感じるばかりでした。

このお芝居とショーで、礼さんは、とんでもない体力を消耗されていました。
しかも1日に2回上演する日もあるので、体力の限界に挑戦されているかのように思えました。

東京公演の初日の幕が上がった後も、私は下記のブログを記していました。


星組の後の花組のショー『Fashionable Empire』では、トップスターの柚香さんと2番手の水美舞斗さんが同じくらい活躍されていて、分業でバランスをとっているように思えました。

ブログを書く前に開催された宙組真風涼帆リサイタル『FLY WITH ME』でも、2番手の芹香斗亜さんが活躍されて、真風さんのリサイタルではあるものの、真風さんがフルに出演されるリサイタルという感じではありませんでした。

星組はこの前の公演で、2番手だった愛月ひかるさんが退団されて、瀬央ゆりあさんを2番手にしなかったため、その分礼さんの出番が増えた感じでした。

その前年に開催された礼真琴コンサート『VERDAD!!』でも、同期の瀬央ゆりあさんが盛り上げていらっしゃり、無くてはならない存在でしたが、内容は礼真琴ワンマンショーのような、とにかく礼さんの歌とダンス中心でした。唯一無二の圧倒的な歌唱力とダンス力なので、他の人で代わることができない状態のコンサートになってしまうのは仕方ないとも思いますが…。

礼さんに長く活躍していただくためには、他の組のように明確な2番手を置いて、礼さんの負担を軽減してバランスをとることも必要だと思うと私は書いていました。

その後も、お芝居『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』で出づっぱり、通常の倍速で駆け抜けていくショー『JAGUAR BEAT』でも礼さんは沢山の出番と歌とダンスで大活躍されていました。とんでもない体力勝負の2作品だったと思います。

今年の3月、 4月の別箱『Le Rouge et le Noir〜赤と黒〜』でも、礼さんは出づっぱりでフレンチロックを熱唱されました。

礼さんの出番や歌の量は、他のトップスターさんたちとは比べられない量だと思います。各公演で、誰よりも体力を消耗されています。

コロナ禍のトップスターの重責

礼さんがトップスターになってすぐ、星組の宝塚大劇場のお披露目公演中にコロナ禍になりました。中止と再開を繰り返しました。
花組柚香光さんのトップお披露目公演は、星組の後でした。初日に向けて舞台稽古までするものの、何度も幕が上がらず、結局3月14日の初日がステイホーム後の7月17日になりました。

トップスターになったばかりの礼さんと柚香さんが、コロナ禍に遭遇した苦悩は、二人にしかわからない大変なものだったと思います。

その後も、公演の準備をしても途中で中止になったり、無事に幕を上げても、否応無しに中止を余儀なくされ、また再開するという日々を送られていました。
5人のトップスターさんたちのストレスは、経験者にしかわからない筆舌に尽くしがたいものだったと思います。
組子を率いるトップスターさんたちは、感染対策のために自由にお出かけもできない上、思いをぶつける所が無いので、心が疲弊する連続だったと思います。皆さん真面目な方ばかりなので、余計に。

2021年の星組全国ツアー『モンテ・クリスト伯』『Gran Cantante!!』が途中で中止になって、ラストの会場で7名の方が休演されて再開されました。
千秋楽公演が配信された時に、礼さんは下記のようにご挨拶の中で話されました。

「再開するにあたり、こんな状況で再び幕をあけていいのだろうかという思いもありました。一人でも再開を待ち望んでくださるお客様がいらっしゃるなら、こっちだって一人でも舞台に立ってやる、そうじゃなきゃぁおかしいだろう、迷うことはありませんでした。それだけの思いをもって、日ごろから支えて下さっているお客様に1回でも多く、一人でも多く、感謝の思いを伝えたい…」引用宝塚ブログ

舞台にこれだけ熱い思いをもっていらっしゃる礼さん。

本日の休養についてのコメントでも、この期間も決して舞台にかける情熱が冷めることはありません。次にお会いする時には必ずレベルアップして戻って参りたいと思います」と決意を口にされていました。

コロナ禍という、先の見えない未曽有の3年余りを、人一倍強い責任感をもって、歯を食いしばって前に向かって歩んでこられた礼さん。

私は一休みしていただきたいです。

真面目な礼さんは「レベルアップして戻る」という言葉をコメントの中に入れられていましたが、ゆったりと休むことにまず専念していただきたいです。

そして休養明けの舞台を楽しみに待ちたいと思います。その前に『1789』がありますね。

「トップスターが休養するのに、トップ娘役は休養しないのか?」という声を耳にします。舞空瞳さんは本当に頑張っていらっしゃいます。

でもトップスタートップ娘役重責が違います。そして星組の場合、舞台での仕事量も歌の量も。礼さんの量はどの組のトップスターさんよりも突出しています。

そして観客に完璧な舞台を届けたいと、人一倍努力されているので、あの素晴らしい舞台でのパフォーマンスになっているのだと思います。

相手役の舞空瞳さんが一番に、礼さんのことを思って休養して欲しいと思っているのではないかな?と勝手に感じています。そして星組生たちもみんな。

礼さんがじっくり休養できるよう、星組生たちは更に努力して最高のパフォーマンスを魅せてくださると思います。

新年の星組大劇場公演は、宝塚110周年の幕開けにふさわしい素晴らしい舞台を届けてくれることでしょう。

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