客席が豪華すぎる「オーシャンズ11」アドリブ
今日(5/14)のソワレ公演、ちょっと遅刻しそうになって大慌てで入場しました。間に合って良かった!とホットしていたら、
客席がとてもざわついてきました。
後ろを振り返ってみると、まず目に入ったのは、紅ゆずるさん!
綺咲愛里さん、華形ひかるさん、ひろ香祐さん、瀬央ゆりあさん、昨日梅田の「鎌足」で千秋楽を迎えられた方々がご観劇のために入っていらしたのです。

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1幕が終わって通路を通られる時に、さらに朝夏まなとさんと、夢咲ねねさんもいらしたことに気づきました。
朝夏まなとさんは、夢咲ねねさんと同じくらいの女子度の高い綺麗なお姉さまで、ビックリ。

2019/5/16(木) ~ 2019/5/19(日)梅田芸術劇場メインホールでMUSICAL「笑う男」にお二人はご出演なのですね。
朝夏まなとさんは前宙組トップスター、一緒に頑張ってきたメンバーの退団者の方への思いは深いでしょう。
夢咲ねねさんは元星組初代テス、今回退団される89期純矢ちとせさんと同期。

紅さんは元星組の真風さんやキキちゃんと親しく、初代ベネディクト役で共に「オーシャンズ11」の初演を演じてきた仲間。
退団を控えて、先に退団した同期の朝夏まなとさんと一緒だったことも、お話に花が咲いたのではないでしょうか。

前方のセンターでご覧になった紅さんのお隣はあいりちゃんと朝夏さんでした。
ひろ香祐さん、瀬央ゆりあさんは、他の方々よりやや後方の座席で、私に近かったので、座りにいらした時は、ちょっとドキドキしてしまいました。
通路に近い座席だったので、この超豪華な7名が、合計4回近くを通られたので、観劇と同じくらい嬉しい事でした。
いつもは幕が閉まると、我先にと座席を立ちますが、今日はじっくり座って、スターさんたちの通過を見送って。周りの方々もほとんどそうでした。

「オーシャンズ11」では、3カ所のアドリブ場面があります。ばっちりこの豪華メンバーネタが盛り込まれていました。

ベネディクトのオフィスでのアドリブ

テスがやって来た時に、ベネディクトが「みんなでしりとりをやってるんだ、かまたり」と言い、しりとりゲームが始まりました。

リハーサル→ルーレット→トリック→首輪→笑う男→コロッシアム→ムッソリーニ

最後にブルーザー役の若翔りつ君が「にんじん!」と言ってずっこける。
星風テス「んで終わってしまったわ」で、しりとりゲームは終わり。

「鎌足」と「笑う男」を入れている所と、最後にわざと「ん」で終わらせて落ちをつけていたので、即席では無く事前に考えていたのかな?
このしりとりのシーン、従来のアドリブ場面と比べてとてつもなく長くて、長すぎたような気も。
ただ、いつもと全く違うので、新鮮で面白かったです。
「鎌足」と「笑う男」を入れ、最後の単語が「ん」で終わるためには、時間が必要だったのでしょうが、後で「長すぎた」と怒られたかも。
何が起こるかわからないのが、アドリブでしょう。

(全然単語を覚えていなかったので、twitterのつぶやきを参考にさせてもらいまいた。この単語を覚えている方の記憶力はスゴイ!参考にさせてもらって、ありがとうございます)

ソールの演技指導

イレブンメンバーに、ソールと同じ演技をさせる即興アドリブ場面です。

今回のソールの演技は
「お客様、ロイヤルスウィート紅(くれない)の間をご予約された朝夏様ですね」手を振って「よい旅を」

イレブンメンバーの真ん中は真風さんなので、真風さんを中心に演技がされます。
真風さんが「朝夏さまですね」て終わっていると、
横のキキちゃんが、手を振り始めて、他のみんなもそれに気づいて、手をふって「よい旅を」
しっかりもののキキちゃんの本領発揮。

すると、客席のさゆみさんが手を高く上げて拍手されているのが見えました。喜んでいらしたみたい。

ジョンソン先生の場面

白い長いコック棒をかぶり、お玉と小さいフライパンを鳴らしながら、中国風のカタコト日本語を話しながら「救急医療センターのジョンソンデアルヨ」と登場。
同意書を出すのに、お玉とフライパンが邪魔なので、側にいる桜木ベネディクトに「コレモッテ」と持たせようとするが、ベネディクト「嫌だ」
あきらめずに、「コレモッテ」ベネディクト「嫌だ」
最後しつこく強制的に「コレモツ」嫌々ベネディクトは悔しそうに持って、客席は大拍手!
キキちゃんのあきらめない強引さはスゴイ!

心臓マッサージをした後、おもむろに次回星組公演の『GOD OF STARS-食聖-』のチラシを取り出し、
「今度、ワタシモデルニシタ舞台ヤルヨ」とアピール。
ベネディクト「あなた医者でしょう?」
お玉をカンカン鳴らしながら舞台の上手にはけていきました。

そして、このジョンソン先生は上手の隅で後ろ向きでカツラ付の帽子と白衣を脱いで、頭をササっとなでて、前を向くとカッコイイラスティーなのです。
そのカッコイイラスティーになった瞬間から、その後の超2枚目演技が素敵すぎるので、ジョンソン先生がはけていった先は要チェックポイントです。

今回がマイ楽の「オーシャンズ11」感想

前回新人公演前と新人公演を観てから、1週間ぶりの観劇ですが、やはり進化が感じられます。

星風まどかちゃんについて
新人公演の夢白あやちゃんのテスが合っていると思っていましたが、やはり歌が最高に上手く、聞かせてくれる星風まどかちゃんのテスの方も魅力的です。
まどかちゃんも、観るたびに大人の女性感が増しています。
初日の感想に「背伸びをしている感じがある」と書きましたが、今は全くそんな印象はありません。

桜木みなとくんについて
そして毎回驚くのは、桜木みなと君のベネディクトの急成長。
迫力が出て、色濃くなり、自信にみちた感じが増しています。
かつての星組、花組と比べて、テスとベネディクトが弱く感じると書きましたが、現在は二人の存在感が他の組に負けないくらい出てきたと思っています。

モロイ兄弟の優希しおん君と鷹翔千空君にかたさを始めは感じていましたが、今や舞台の上で活き活きとおおらかに演じています。
新人公演が終わってから特に。新人公演が終わるとふっきれるのかな。

リビングストンの瑠風輝君も初日は、わざと作って演技している感じがありましたが、2回目の観劇の頃から自然に役になりきっているように感じました。
今やドンドン際立っています。派手さは無いけれど、ジワジワくる役者さんだと思います。

澄輝さやとさんと蒼羽りくさん
今回退団のフランク役の澄輝さやとさん、バシャー役の蒼羽りくさんは、ベテランとして、初日からしっかりとした演技をされ、皆を引っ張っていらっしゃる貴重な存在。
お二人で対で踊られる場面が何カ所かありましたが、長身のスタイルの良さと魅せる力、ベテラン男役の安定感、このお二人が同時に退団されるのは、本当に残念だと思います。

「ロイヤル澄輝さやと」と勝手にイメージしていましたが、今回は黒塗りをして男っぽいの色濃い役をサラッと演じられていました。
男役の色気があふれ、どんな役でもスマートで品があるのは流石です。
「ダンサー蒼羽りく」バレエの高いジャンプは印象的でした。難しそうな杖をあやつったり、何でもこなせる人。

初日から新人公演を含めて5回観た感想
大劇場で初日を迎えて、それぞれの役がドンドン進化されて、出来上がった形で東京公演になると言われています。
今まではただ観るだけでしたが、3か月前からこのブログを始めて、「観劇したら、書く」ようになったので、その時その時思ったことを考えて書いていると、本当に舞台が出来上がっていく工程を感じました。
宝塚は、「ファンが見守ることを楽しむ」というのも楽しみの一つなので、こうして成長を感じられるのもいいですね。

応援している和希そら君は、今日も絶品の出来でした。
初日の頃と比べて本当に吹っ切れていて、イキイキと「ライナス」を演じています。

「そら君は小ちゃいけど、誰よりも凄いやろ。オスカルやってるし」
とそら君大絶賛のおばさまの声が、大劇場の休憩時間に耳に飛び込んできました。

直に舞台を観ると、歌もダンスもお芝居も抜群に上手で、そら君のさらなる活躍・飛躍を楽しみにしている人は多いと思います。
今度の宙組の観劇は、全国ツアーになってしまうと思います。
そら君の素晴らしさを思い出したい時は「ハッスルメイツ」の録画を観ようと思います。

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