こんにちは、くららです。
花組全国ツアーの初日を観劇して来ました。
ブログに様々なメッセージをいただいています。
宝塚の現状をそれぞれの方の位置、経験値で、様々な受け止め方をされているのだなと感じています。私はお一人おひとり受け止め方が違って当たり前、それぞれのお考えを尊重したいと思っています。
でも今日は「劇団が憎いなら宝塚ファンをやめてください」という辛辣なメッセージが観劇前に届きました。
私は宝塚が憎いなんて微塵たりとも思っていませんが、ブログを読んでそのように受け止められたようで、グサッと心に刺さって重い心をひきずりながら劇場に向かいました。
でも久しぶりに宝塚の舞台を観劇出来て、私はこの宝塚の舞台を楽しむためにファンなのだ!生徒さんたちは、観客を楽しませるために精一杯頑張ってくださっている!そのことをただ楽しませてもらおう!と吹っ切れました!頭で考えるのはやめます。
主演の永久輝せあさんと星空美咲さん、とってもキラキラと輝いていて、真ん中がとっても似合う二人。次期花組トップコンビというオーラも感じました。
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開演前に理事長の挨拶
開演5分前のブザーと共に、木場理事長が舞台の下手に登場されて、開演が30分遅れたことと、現在心配をかけていることを謝罪されました。
「本日全国ツアー、待っているお客様に最高の舞台を届けようと。熱い思いを受け止めてください。今後とも宝塚歌劇をご支援くださいますよう、何卒お願いいたします」(ニュアンスです)
本当に熱い最高の舞台を届けてくださいました。
理事長さんのご挨拶に拍手をする方もいれば、「先に謝る相手がいるでしょ」と仰る人もいらしたり、現在宝塚ファンの受け止め方はいろいろだなとこの時も感じました。
私の文章力が無いために、私がブログに書くことも、私の思いと反対の受け止め方をされてしまうのかもしれませんが、私は感動の舞台を届けて下さる宝塚歌劇を純粋に愛し応援していきたいと思っています。
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『激情』感想
宝塚歌劇で3度目の再演。私は今回の花組公演が今までの中で一番だと思いました。初日なのに完成度が高くてビックリ。
永久輝さん演じるホセは、まじめで一直線で、カルメンに対してはエネルギッシュで情熱的。カルメンにどんどん翻弄されて落ちていく様を繊細な演技で熱演されていました。
星空さん演じるカルメンは、妖艶で野性的な〝魔性の女〟を自然に生き生きと演じていて、本当に芝居上手。ドスの聞いた声でかわいい声を封印されていました。
髪型からか、愛希れいかさんに似ているなと思いました。
小顔でスタイルが良いので、カルメンのどの衣裳もとっても良く似合っていて、ダンスも体当たりで挑戦されていて、度胸があって迫力があって、カルメンそのもの。
今回は永久輝さんは舞台に寝そべるシーンが2回ありました。その姿を見て1年前の全国ツアーを思い出しました。
『フィレンツェに燃える』で、永久輝さんは憲兵隊の将校オテロ役で、刺されて死んだ後、賑やかなカーニバルが繰り広げられてる中、死体として長いこと放置されていましたね。初日を観た時はカーテンの中に入りそびれたのかと思いました。
オテロとホセの共通点はパーマと軍服。オテロは赤髪でしたが、ホセは黒髪。ホセは軍服の後、格好良い革ジャンなどなどに。衣装が一新されてスタイリッシュになっていて格好良さが増していました。永久輝さんは何を着ても本当に絵になる。
三白眼が格好いいのは今回も一緒。さらに磨きがかかったように思いました。
1年前は3番手としての出演でしたが、今回は主演。出番がとっても多くて、歌もダンスも。よく響き渡る歌声が最高に素敵でした。
今回の主要な役の永久輝さん、星風さん、凪七さん、綺城さん、咲乃さん。皆さん歌がお上手でとても聞きごたえがありました。ホセ、ミカエラ、カルメン、 メリメ4人のシーンの歌も良かったです。
メリメ/ガルシア2役の凪七さんは、貫禄があって全体を締めていらっしゃいました。
闘牛士エスカミリオの綺城さんは、歌って踊って大活躍されていました。
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ショー『GRAND MIRAGE!』
黄色と黒の衣裳の都会的な「夜の町の幻影」は、なくなっていました。ちょっと残念。
二つのシーンが追加されていました。
芝居、ショーともに104期の美里玲菜さんが活躍されていました。
プロローグ
はじまりの4人の娘役さん。
・鈴美梛なつ紀(102期)
・湖春ひめ花(106期)
・七彩はづき(107期)
・花海凛(108期)
永久輝さんは白の柚香さんの衣裳。
星空さんは白の星風さんの衣裳。
全国ツアーのポスターは、柚香さんに遠慮して永久輝さんの本公演で着ていたピンクの衣裳だったのですね。
間奏曲 果てしなきMIRAGE
綺城、帆純、一之瀬、侑輝
遥かなるMIRAGE
柚香さん中尉→永久輝さん
星風さんミラージュの乙女→星空さん
星空さんのおへそも見えました。
永久輝さんが星空さんをリフトしていました。
咲乃深音さんのカゲソロが、本公演と同じで絶品。
「VIVAカンツォーネ!」
永久輝→ 凪七さん
綺城さん、帆純さん、一之瀬さん。
シボネー
一之瀬さんの肩の上に星空さんが乗って登場されました。(一之瀬さんスゴイ!)
3組のデュエットダンス
永久輝・星空
綺城・美里
帆純・七彩
綺城・美里コンビの難易度の高そうなリフトが素晴らしかったです。
永久輝さんの大きなかけ声がイケてました。
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新場面GOLDEN DAYS
プリンス…凪七さん
プリンセス…星空さん
ディズニーのプリンセスのような、青いドレスにティアラの星空さんがとっても可愛かったです。途中でティアラが落ちそうになって、鏡も無いのに正しい位置に置き直して、勘がいいなと思いました。
花海凛さんのカゲソロが素晴らしかったです。
ロケット
少人数ロケット。センターは、夏希真斗さん?
ボレロ・ルージュ
永久輝さん聖乃さん二人で始まっていましたが、今回は凪七さん一人ではじまり。
デュエットダンスは
永久輝・星空
綺城・琴美
帆純・七彩
新場面ラ・ノスタルジー
オーソドックスな黒燕尾の歌唱シーン
ビジュー付黒燕尾…凪七さん
黒燕尾…綺城さん、帆純さん
デュエットダンス
永久輝さん・星空さん
「So in Love(ソー・イン・ラブ)」歌、綺城さん。
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パレード 階段降り
咲乃深音(エトワール)
↓
一之瀬航季・帆純まひろ
↓
綺城ひか理
↓
凪七瑠海(小羽根3番手羽根)
↓
星空美咲(小羽根3番手羽根)
↓
永久輝せあ(大羽根、ナイアガラなし)
羽根は3人とも、真ん中白で縁側ピンク。
並び 侑輝・羽立・帆純・紫門・星空・永久輝・凪七・組長・綺城・舞月・一之瀬
大羽根を背負って降りてきた永久輝さんへの拍手が大きかったです。
【関西出身者紹介】
花海…大阪府堺市、七彩…宝塚市、美遥…滋賀県大津市、月翔…尼崎市、湖春…伊丹市、美空…西宮市、美里…川西市、颯美…大阪市、涼香…西宮市、咲乃…宝塚市、高峰…神戸市、帆純…西宮市、舞月…神戸市、美風組長…大阪府摂津市
後ろの下級生を紹介する時は、前の上級生が身を小さくしたり、左右にはけたりして、下級生をたてていました。チームワークの良さが漂っていました。
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永久輝さんのご挨拶
ご挨拶のたびに、万雷の拍手が送られていました。(ご挨拶はメモに走り書きしたものなので、ニュアンスです)
カーテンコール1
「お芝居『激情』は3度目の再演で長く愛され続ける作品。素晴らしさを改めて実感し、この力強い作品に身を置けることを幸せに思います。ショー『GRAND MIRAGE!』は、私の憧れの宝塚を肌で感じられる、温かさ愛の深さを感じていただけたら」
「謝先生と岡田先生の愛のあるご指導のもと、早く見ていただきたい一心で過ごしてまいりました。各地の皆様の心に届きますように」と涙を潤ませながらご挨拶されました。
お稽古中もいろいろなことがあったと思いますが、一生懸命にお稽古に励まれていたことが、初日の素晴らしさから伝わってきました。涙を見た時に、「無事に初日を迎えられて良かったね」と心から思いました。
カーテンコール2
「今回凪七瑠海さんが専科より出演してくださっています。かちゃさんの大きなお心にみんな包みこんでいただいています。かちゃさんに付いていくだけでなく(凪七さんを涙ぐみながら見て)、共に並んで駆け抜けてまいりたい。ね!」
永久輝さんにとって主演は、2019年のバウと2022年の東上公演の2回のみ。今回3回目が全国ツアー主演。あまりに大きな飛躍で戸惑いも大きかったと思いますが、凪七さんがいらして本当に心強かったでしょうね。
カーテンコール3 スタンディング
「初日を大好きな大阪で、毎年出ているんですけど(笑)、東京都出身なので、なかなか紹介してもらえなくて、今回はどこかでやってもらえたら嬉しいです。(美風さんを見ながら)この愛を届けていきたいと思います」(客席大拍手)。
2020年はコロナで全国ツアーがありませんでした。毎年出演されていますね。
2019年10 – 11月、雪組『はばたけ黄金の翼よ』『Music Revolution!』
2021年8 – 9月、花組『哀しみのコルドバ』『Cool Beast!!』
2022年10 – 11月、花組『フィレンツェに燃える』『Fashionable Empire』
関東地方出身ということで、相模女子大学グリーンホール(神奈川県)、高崎芸術劇場(群馬県)、大宮・ソニックシティ 大ホールで永久輝さんはご当地ジェンヌとして、紹介されるでしょうか?
カーテンコール4
「ほんま、おおきに、ありがとー。はい、残り大阪の公演3日間ありますので、大阪の良さを。本当にありがとうございました」
終わりに
劇場に行くまで、気分と体調が絶不調で「大丈夫かな?帰ろうかな?」と思っていましたが、幕が開いた途端舞台に引き込まれて、時間を忘れる程熱中して、お芝居が終わる頃にはすっかり元気になっていました。
私にとって、宝塚の癒しの力は最強です。
雪組宝塚大劇場公演は、1週間中止が延びましたが、12月1日(金)13時公演より、公演が実施されることになりました。
宙組東京公演は、11月25日(土)初日より12月14日(木)まで中止になりましたが、12月15日(金)以降の公演の実施が仮定されています。実施の有無については、12月8日(金)中に案内してくださるとのこと。
あの素晴らしかった公演が宝塚の2日間で終わってしまうのは残念すぎるので、宙組東京公演が上演されることを願っています。
上演されれば、きっと私のように観劇して元気になれる方がいらっしゃるでしょうね。
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