阪神優勝と38年前の宝塚こんにちは、くららです。
阪神球団が日本シリーズ第7戦でオリックスを7-1で下し、1985年以来2度目の日本一となって、関西では大盛り上がりしています。

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38年前の1985年

38年前というと、

日航機墜落事故

1985年8月12日に、日航機墜落事故が起きて、阪神タイガース球団社長の中埜肇氏が搭乗されていてお亡くなりになりました。

阪神は翌13日から巨人、広島、大洋に6連敗。
連日、野球どころではない惨事が報じられる中、当時選手会長だった岡田彰布さん(現監督)たちが「ここまできたら負けられん」という猛虎の意地を訴え優勝に繋がったと言われています。バース、掛布と打者が揃っていました。

日航機墜落事故では、歌手の坂本九さんも犠牲に。
坂本九さんの奥様は女優の柏木由紀子さん。長女は大島花子さん。
次女の舞坂ゆき子さんは元タカラジェンヌ。蘭寿とむさんや壮一帆さんと同期の82期生。
雪組に配属されて、2002年2月11日『愛 燃える/Rose Garden』で退団されました。

宝塚関連では、日航機123便墜落事故で元雪組の北原遥子さんが犠牲に。
67期生で、同期は黒木瞳さん、現役では梨花ますみ月組組長。

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1985年の宝塚

二人の大スターの退団と日航機墜落事故

『ベルサイユのばら』ブームから11年、二人のトップスターが退団されました。

雪組の麻実れいさん

1985年4月30日『花夢幻/はばたけ黄金の翼よ』の東京公演千秋楽を最後に麻実れいさんは退団されました。

相手役の遥くららさんが、1984年7月30日『風と共に去りぬ』の東京公演千秋楽を最後に退団されました。
ファンの間では、遥くららさんの後は北原遥子さんだと予想されていましたが、テレビドラマのカメラテストを受けたということで、1984年4月に北原さんは突然退団(懲戒解雇)されました。当時池田銀行のイメージガールもつとめていらっしゃいました。その翌年北原さんは日航機墜落事故でお亡くなりになりました。

麻実れいさんは、日航機123便をキャンセルして助かったそうです。

月組の大地真央さん

1985年8月31日に『二都物語/ヒートウェイブ』東京公演千秋楽を最後に黒木瞳さんと共に退団されました。

黒木さんは当初退団を予定されていませんでしたが、宝塚で上演後に退団を発表されました。
当時東京で退団公演中だった黒木さんは、北原遥子さんと大の仲良しで、北原さんが大阪で用事を終えたら、東京で会う約束をされていたそうです。
しかし北原さんが日航機123便墜落事故の犠牲で帰らぬ人になってしまいました。
黒木さんをはじめ、タカラジェンヌたちのショックはどれだけのものだったかと思います。

月組退団公演『二都物語』『ヒート・ウェーブ』
東京公演 8月3日 ~ 8月31日

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1985年宝塚の上演作品

【宝塚大劇場公演】
雪組『花夢幻』『はばたけ黄金の翼よ』
主演:麻実れい 退団公演

星組『哀しみのコルドバ』『ルミエール』
主演:峰さを理

花組『愛あれば命は永遠に ナポレオンとジョセフィーヌ』
主演:高汐巴 初舞台生公演
71期生初舞台 愛華みれ、真琴つばさ、稔幸、轟悠

月組『二都物語』『ヒート・ウエーブ』
主演:大地真央 退団公演

雪組『愛のカレードスコープ』『アンド・ナウ!』
主演:平みち お披露目公演

星組『西海に花散れど』『ザ・レビューIII』

花組『テンダー・グリーン』『アンドロジェニー -麗しき乙女たち-』

月組『ときめきの花の伝説』『ザ・スイング』
主演:剣幸 お披露目公演

【東京公演】
月組『ガイズ&ドールズ』

雪組『花夢幻』『はばたけ黄金の翼よ』

星組『哀しみのコルドバ』『ルミエール』

花組『愛あれば命は永遠にナポレオンとジョセフィーヌ』

月組『二都物語』『ヒート・ウェーブ』

雪組『愛のカレードスコープ』『アンド・ナウ!』

星組『西海に花散れど』『ザ・レビューIII』

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思うこと

当時を振り返って、1984年の北原遥子さんの突然の退団はとてもショックでした。絶世の美女で舞台の上での華とスター性があって、遥くららさんの後に主演娘役に就任されることを期待していたので。

そして墜落した日航機123便に搭乗されていたということも。事故の報道で北原さんのことが取り上げられることが多かったです。

北原さんの同期は研5だったので沢山在団されていました。北原さんが在団していた雪組は、事故の時はお披露目公演を宝塚大劇場で終えたばかりでした。(千秋楽 8月6日)

現在の宝塚の状況とは全く違いますが、尊い命が失われたということで、私は同じようなショックを受けました。当時のタカラジェンヌやファンの方たちもそうだったと思います。

38年前は、「阪神球団」が、阪急と同じ傘下になるとは思ってもいませんでしたが、現在同じ阪急阪神ホールディングスに属している阪神タイガースと宝塚歌劇団。

現在阪神球団は、ファンと共に盛大なお祝いムードの中にあります。一方宝塚歌劇団は今まで経験したことのない苦しい厳しい状況の中にあります。全く真逆です。阪神の優勝を喜びながらも、宝塚のことを思うと素直に喜べません。

でも38年前の阪神球団の優勝は、球団社長が墜落事故でお亡くなりになって成績が低迷した後にみんなで団結して発奮して優勝を勝ち取ったと言われています。38年前に選手会長だった岡田彰布氏が現在監督です。

宝塚歌劇団も厳しい状況にありますが、今回のことが変革のチャンスとなり、時代に則した宝塚に生まれ変われることを期待しています。

いつの時代も、タカラジェンヌは華やかなキラキラの舞台を客席に届けるために、想像もつかない努力を重ねて頑張っていらっしゃいます。その舞台が生きるエネルギーを与えてくれます。その舞台を応援していきたいです。

「ベルばら4強」と言われた「榛名、鳳、汀、安奈」が退団(榛名さんは専科異動)された後、麻実れいさんと大地真央さんが中心的なスターでした。そのお二人が1985年に続いて退団されることで、「今後宝塚は大丈夫か?」という心配する声があがったりしていました。
1985年は4人のトップスターを輩出した71期生が初舞台を踏みました。
スターが去っても、新しいスターが誕生して脈々と受け継がれています。

宝塚歌劇団に頑張ってほしいと、エールを送り続けていきたいです。

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