あっと驚く「はばたけ黄金の翼よ」
雪組全国ツアーの演目「はばたけ黄金の翼よ」が発表されました。
だいきほコンビには、「風と共に去りぬ」のような大人な演目かなと思っていたので、34年前のターコさん(麻実れい)のサヨナラ公演の「はばたけ黄金の翼よ」は、まさしく理事長の仰っていたような『あっと驚く作品』でした。

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「はばたけ黄金の翼よ」何があっと驚くのか?

特別男っぽい男役さんだった麻実れいさんの退団公演なので、男っぽさをとことん堪能させてくれる作品でした。
しかも麻実れいさんの魅力は長身のスタイルの良さ。
長髪のカーリーヘアーに長いブーツが良くお似合いで、とにかく脚が長いヴィットリオでした。
その相手役に抜擢されたのは、研究科3年の男役の一路真輝さん。
ピンクのお衣装が良く似合うブリブリの少女クラリーチェを演じました。

高卒の56期生と中卒の68期生。その年の差は15歳。
実年齢の15歳の年の差がそのまま役の上でもピッタリで、「こんなの宝塚でやってもいいの?」的なイケナイ雰囲気が漂ってもいました。
原作は粕谷紀子・作『風のゆくえ』(週刊『セブンティーン』連載)原作では、クラリーチェの年齢は14歳のようです。
作品としての評判も、再演の声があがるようなものでは無かったと思います。

そのイメージが強く残っているので、「20世紀号に乗って」での大人な雰囲気のだいきほコンビが再演ということで、特に意外に感じてしまいました。
「乗りに乗っている」だいきほは、どんな作品もねじ伏せて良作に仕上げてくれます。
その意外性はすぐに期待値に転換されました。

「はばたけ黄金の翼よ」の当時の前進な内容

舞台は中世の北イタリア。(衣装が豪華)
結婚式の夜、クラリーチェはすきを見てヴィットリオに短剣をむける。
敵同士の二人が真の愛により結ばれるまでの物語。
当時の主な配役
ヴィットリオ・アラドーロ – 麻実れい
クラリーチェ・デル・カンポ – 一路万輝(改名前)
ファルコ・ルッカ – 平みち
ジュリオ・デル・カンポ – 杜けあき
ロドミア – 草笛雅子
グリエルモ伯爵 – 尚すみれ

当時は、ターコさんの「エロさ」やベットシーンが話題に。
冷酷非情なオレ様なターコさん。
そのターコさんが鞭でうたれ続けたり、
片目をやられて、その片目を黒い布で斜めに巻いたターコさんの姿まで素敵
一路真輝さんの男装姿もあったかな

とにかくターコさんの最後の色っぽい男役を堪能できる作品でした。
1985年、まだ昭和な穏やかな時代には、ちょっと刺激的な作品でした。
(そのため賛否両論あったような。作品に対しても、衣装についても、いろいろ)

オリジナル脚本/阿古 健
脚本・演出/小柳 奈穂子
新たなアプローチで34年振りに宝塚歌劇の舞台に甦ります。

とありますので、当時の阿古健の脚本がどのくらい、そのままなのか、改良されるのか?
小柳先生が素敵な作品にされるのでしょう。

とにかく「だいきほ」で観てみたい作品です!
歌も沢山ありましたし、さらに「だいきほ」のために増やされるのではないかな?
だいもんなら、圧の強い男くさく色っぽい「ヴィットリオ」を魅せてくれるはずです。

当時は原作に関係なく「ハッピーエンド」で終わりました。
今度はどうなのかな?ファンは、だいきほの「ハッピーエンド」が観たいですよね。

どんな作品に仕上がるのか、どう魅せてくれるのか、楽しみです♪

全国ツアー開催地について

トップコンビお二人の地元での公演がありますね。

望海 風斗…神奈川県  カルッツかわさき 10/13(日) 11:00 15:00 10/14(月)11:00 15:00

真彩 希帆…埼玉県 ウェスタ川越 10/19(土) 14:00 18:00
川口総合文化センター10/20(日)14:00 18:00

関西でも、梅田芸術劇場メインホールで6公演ありますが、多分チケット難になりそうなので、ひこね市文化プラザ(滋賀県)や倉敷市民会館(岡山県)は、行きやすい所ですね。

彩風 咲奈君も、【KAAT神奈川芸術劇場公演/シアター・ドラマシティ公演】の主演が決まり、躍進の時になりそうですね。

制作発表の様子を見ると、雪組の大劇場公演も楽しそうですね。
その時のショーを全国ツアーにもっていくようです。
全ツの「ショー」でのだいもんの客席おりでのサービス精神満点度も大好きです。

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