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劇団の記者会見について(追記あり)

劇団の記者会見について
こんにちは、くららです。
本日午前11時から、木場理事長のお亡くなりになったタカラジェンヌに関しての会見が開かれました。

お名前については「公表を控えて欲しいというご遺族の強い要望があり」と話されていたので、今後もお亡くなりになった方のお名前は伏せていかれるようです。昨日書いた「献花台」や歌劇誌に「追悼ページ」の掲載も難しいのでしょう。

お亡くなりになった後、大阪、神戸、京都の新聞・通信社が加盟する大阪芸能記者会会見の開催を要請されていたので、今回実現したようです。

木場健之理事長は、答えられる範囲で言葉を選びながら真摯に取材に応じられていました。各新聞社の記事を参考にまとめさせていただきました。

午後に渡辺裕企画室長が他の報道機関の取材にこたえられ、「劇団としてはいじめがあるとは考えていない」、「外部からきちんと調べてもらおうと第三者調査チーム発足した」とテレビのニュースでも報道されていました。

会見開催について

Q 今回の会見は大阪芸能記者会が要望がなかったら?

「ご遺族のご意向もあって、われわれから申し上げられることが限られている状況の中で、こちらからこういう場は設けられていなかった。われわれとしては隠すとかそういうつもりは全くなく、時間がたって、発表ができる時期になれば、プライバシーに配慮しながらですけど、お伝えすべき内容に関してはお伝えすべきつもりと考えていた。このまま何もないままというつもりはもちろんなかった」引用 サンスポweb

劇団は隠ぺい体質と思われていたので、大阪芸能記者会の要請によって、会見が実現してよかったと思いました。要請が無ければ開かれることは無かったのでしょう。

「このまま何もないままというつもりはもちろんなかった」と仰っていますが、今まで通り宝塚の公式web上での報告にとどめるおつもりだったのかな?と訝ってしまいました。

これからの展開で、全幅の信頼がおけるようになっていただきたいです。

気になる質疑応答について

Q 俳優の急死についての受け止めは?

夢と希望を持って宝塚に入り、日々、公演や稽古に打ち込んできた生徒の命が失われてしまったことについては、あまりにも悲しく、いまだに受け止めきれない思いでいる 引用 産経ニュース

Q 他の俳優の様子は?

宝塚歌劇団は家族的で一体感が強い。そのメンバーが亡くなったという現実に抱えきれない思いはあると思う。われわれも丁寧にケアしていきたい 引用 産経ニュース

Q 2月のいじめ報道について(渡辺企画室長の回答も含んでいます)

週刊文春の今年2月の「いじめ報道」については、木場理事長は当事者とされた劇団員から聞き取りを行い、上級生から下級生への髪型などのアドバイスで、ヘアアイロンが当たった事実はあったものの、故意ではなかったので、「いじめ」と認められる事実はなかったとの見解を示されていました。

日刊スポーツには、その報道をめぐり、宙組の中で、互いに「疑心暗鬼になっていた」面もあったといい、今回の調査チームの報告を「予断、私どもの予見は一切お伝えせずに、待つ」と応えられたという記述もありました。

報道後の対応としては、劇団員が常駐の看護師らに相談できる体制があり、各組のプロデューサーと各生徒はフランクな関係性で、常日頃からコミュニケーションをとっていたそうです。

劇団員が亡くなる前、悩みを抱えた様子などは把握していなかったとも話されたそうです。

Q 急死翌日に「宝塚舞踊会」(宝塚バウホール)と花組公演(東京宝塚劇場)を上演した理由は?

かなり悩んだが、われわれには彼女たちの舞台にかける思いをかなえてあげたいという気持ちもあり、最終的には私が判断した。 引用 産経ニュース

Q 全公演中止と判断されてもおかしくない事案だが?

宝塚歌劇団といたしましては、公演を待っていらっしゃるお客さまにお届けしていくのが使命。厳粛な事実がございますが、ある意味乗り越えて。彼女たちは宝塚歌劇の舞台に立つためにここに来た人間でございますので、彼女たちの舞台にかける思いを大事にしていきたい。もちろん心身のケアに十分配慮しながら公演ができる状況ならばです。サンスポweb

外部の弁護士ら第三者による調査チームを設置

「二度とこのような悲しいことが起きないよう」弁護士による調査チーム設置されたそうです。(医師とかカウンセラーがフォローで入ってきてもらう可能性はあるそう)

そのメンバーは、宝塚歌劇団や阪急電鉄と接点のない弁護士事務所(第三者)。ヒアリングを行っていき、歌劇団側は質問内容に立ち入らず、ヒアリングの場にも同席しない。

ヒアリングは、いじめの有無だけを調べるのではなく、幅広く「事態の背景に何があったのか、何が問題だったのか」を調べていくそうです。

ヒアリングの対象は、宙組全員。必要があれば他の組にも広げるとか。

ヒアリングは、宙組公演中止の期間中(10月22日まで)の完了を目指すとのこと。そして公演を再開できる状況であれば再開する意向のよう。

調査結果は、何かしらの形で情報発信される予定だそうです。

私はこの話を聞いて、ヒアリングでの「何が問題だったのか」を知った所を到達点としていて、公演の再開の目途にされていることに少し不安を感じました。(解釈が間違っていたら申しわけありません)

宙組の場合は、ヒアリングによって、「何が問題だったのか」がわかると、いじめが抑制され、人間関係が改善され、それでひとまずうわべは一件落着となるのかもしれませんが、深部にまだ尚問題は残るような気がします。

宙組公演の再開を否定しているのではありません。お披露目公演が2日目までしかできていないという残念な状況なので、宙組生に無理が無いのなら、1日でもはやく再開して欲しい思いで一杯です。

しかしこの問題は、「宙組の公演再開」で終わってしまうのではなく、宙組だけの問題としてみるのではなく、宝塚の5組に共通する宝塚が抱える問題点、膿を出し切って、新しい宝塚、宝塚の再生に繋げていくチャンスだと思います。

記者質問では、下記のような質問が出ていました。

Q 調査次第では、過密スケジュールの見直しなど公演内容の是正を必要とする可能性もあると思うが?

単純に提言通りに全て変えていくわけではなく、提言の趣旨を生かしながら、どういうかたちで舞台をお届けできるかを検討していきたい。引用 産経ニュース

提言を令和の時代に則した変革に繋げていって欲しいです。

宝塚の厳しい上下関係、諸々においての生徒の負担の重さなど…沢山の是正されるべき問題点があると思います。

宝塚を120周年、130周年と繋げていくためには、そのあたりを改善していく必要があります。

まずは調査チームの結果が出てからでしょう。

それを宙組の問題だけと捉えるのか、宝塚全体の問題と捉えて、積極的に変革に取り組んでいくのか?ここが大切な別れ道のような気がします。

私は後者に期待します。

今後の宙組公演について

『PAGAD(パガド)』~世紀の奇術師カリオストロ~
ショー・スピリット『Sky Fantasy!』

宝塚大劇場では、2023年9月29日(金)〜11月5日(日)のスケジュールでした。
9月29日、30日だけ上演されて、10月1日~10月22日が中止になってしまいました。
10月24日(火)から再開できれば、11月5日の千秋楽まで2週間上演できることになります。
タカラジェンヌは「お客さまに公演をお届けするのが使命」と思って、舞台にかけていらっしゃいます。
再開できることを願っています。

今年は「小林一三生誕150年」ということで、1月3日に宝塚大劇場で花組公演を観劇した時は、公演終了後に「スペシャルカーテンコール」が実施されました。
組長さんから、ご挨拶と説明があり、出演者全員が「団歌」と「すみれの花咲く頃」を歌唱されました。
宝塚110周年を来年に控えて、盛り上がっていこうとしていた2023年。
いろいろと残念なことが起っていますが、今一度宝塚の原点である小林一三氏の教えに戻る時だと思います。

小林一三氏の座右の銘は、朗らかに、清く、正しく、美しく
一三氏のひらめきで始まった宝塚歌劇。
そして一三氏が愛してやまなかった、宝塚歌劇団と生徒さんたち。

一三氏が安心して見守り続けられる宝塚歌劇団であって欲しいです。

宝塚歌劇団がこれから良い方向に向かっていくことを切に願っています。

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