天彩さんにエールを!正直に思うところ
こんにちは、くららです。
芹香さんの宙組トップ就任は、ずっと待ち続けていたので、とても嬉しいです。
しかし正直なところを書くと、このタイミングでの発表には手放しで喜べない微妙な気持ちがあります。

深い部分には触れない方が良いと思っていました。
でも今のままでは、あまりに天彩峰里さんがお気の毒だと思います。そして宙組のイメージも。
ご批判があるかもしれませんが、正直な思いを書きます。

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文春の経済活動(金もうけ)は続いている

文春は2月1日に電子版で「宙組のイジメ報道」を行い、宝塚歌劇団は直ちに「事実無根」と発表しました。
すると、電子版で有料会員対象の「内部の関係者が内情を訴え続けるのはなぜか」と担当記者が語る内容を「音声番組」として販売しています。

月額2,200円出す有料会員にならないと、この番組は聞けません。(初月は300円)。

サブスク(月額課金・定額制)なので、一度記事を読むと解約しない限り月に2,200円課金されていきます。

私は課金するのが悔しいので聞いていませんが、聞いた方によると、宙組の内部事情について、何とかして欲しいと訴え続ける人が多いとか。
そして記者は、正義の味方のような意識で報道されているそう。

私には文春の商売もうけにしか思えません。

 

報道された内容は、全くの事実無根ではなく、「起きた事象」は事実の部分もあり、それらを巧みに結び付けて膨らませて報道されているように感じています。

そして一番許せないことは、いじめ側として、写真入りで天彩峰里さんを晒していることです。新人公演で自分の役をやる娘役Aさんに対して、故意にアイロンで火傷を負わすイジメをしたという報道内容。

ファンたちが勝手に天彩さんを「宙組次期トップ娘役」有力候補と期待していました。(私もそのようなブログ記事を書いていました)

そして次期トップ娘役に選ばれなかったことが、まるで「いじめ報道」を肯定するかのような受け止め方をされる方が多い。次期の発表によって、余計に天彩さんの立場が悪くなっていることに、私はいたたまれない気持ちです。

ここはもっと冷静に判断していく必要があると思います。
決して週刊誌報道を鵜呑みにしてはいけません。

私の知っている事実

2021年7月20日(火)18:00から、宝塚での「シャーロック・ホームズ」の新人公演は開催され、私は観劇しました。

イジメを受けたとされる娘役Aさんは、出番の多い天彩さんの役を可愛く演じられ、歌もとても上手でした。見ている私は何も異変を感じませんでした。

報道を読む限り、火傷事件は宝塚での新人公演の直前のことのように思いましたが、天彩さんの衣裳を着て出演されて、好演されていたということは事実です。本公演も休まれていません。

スカイステージで、2月6日に「シャーロック・ホームズ」の東京での新人公演(9月2日(木))が放送されました。(2月11日(10:00)、16日(24:00)、22日(12:45)、28日(09:00)も放送予定)

東京は、宝塚での新人公演の約2か月後でした。
前髪をおろされていたので、額のやけどの痕の有無はわかりません。
東京でも魅力的な笑顔で、やる気に満ちて好演されていました。
スカイステージで放送されているので、気になる方は確かめてください。

当時天彩さん遥羽ららさんが「娘役2」の立場で、Aさんにとっては新人公演の大抜擢だったと思います。
与えられたチャンスを、精一杯いかして頑張られていました。

高温のアイロンを故意に嫌がっても当て続けたという報道内容でしたが、高温のアイロンを当て続けられて、我慢するということは、人間は本能的に難しいように思います。

天彩さんが気づかないうちに、火傷をさせてしまって、Aさんもその時は言い出せなかったので、そのまま新人公演の本番を迎え、後になってご家族の知ることになって公に大事になっていった。
月日が経っていたので、天彩さんは忘れていたかも。(あくまでも私の憶測)

このあたり当事者にしかわからないことですが、「故意」では無いという事実もあるのでは?と私は勝手に思います。

上下関係があると、コミュニケーションが取りづらい面もあると思います。それで誤解も発生しやすいかも。ここが宝塚の問題点だと思います。

「シャーロック・ホームズ」の千秋楽が9月26日で、Aさんの『プロミセス、プロミセス』の休演は9月30日に発表されていました。
多分集合日の発表だったのでしょう。私の勝手な想像ですが、痕が残らないよう、火傷の治療をされたのかも。(勝手な憶測です)

それ以降の『NEVER SAY GOODBYE』からAさんは元気に全ての公演に出演されています。

Aさんスカイステージで≪ハナコトバ≫出演

スカイステージで≪ハナコトバ≫という若手娘役3人が花にまつわる体験や花言葉をテーマに2回に渡ってトークする番組があります。

Aさんは宙組の番組に出演されていました。
前髪を少しだけおろしてアップにされていましたが、きれいな額をされていました。

宙組出演者【2023年1月2022年1月放送】
春乃さくら(102期)・A(103期)・朝木陽彩(104期)

この時の出演者の朝木さんは1月のバウホール公演の千秋楽で退団されました。
そして春乃さくらさんは、次期宙組トップ娘役に抜擢されました。
この番組に出演されているということは、「ホープ娘役」さんだからでしょう。
輝く笑顔が魅力的な娘役さんです。
『MAKAZE IZM』でも、天彩さんと一緒に可愛い姿を見せてくださっていました。

どうか今まで通り、笑顔の魅力をいかして、頑張っていって欲しいです。
心から応援しています。

報道が一人の人生を壊して良いはずがない!

天彩峰里さんは、ビジュアルも実力も兼ね備えた、宙組に居なくてはならない貴重な娘役さんです。
特に美しい歌声は宙組の貴重な戦力です。
主要メンバーとして宙組の舞台を支え、花を添えていらっしゃいます。

たったひとつの真偽がわからない報道で、天彩峰里さんの宝塚人生に影響があって良いはずがありません。

「次期トップ娘役かも?」と多くの人が噂していたので、その発表の頃に合わせて、天彩峰里さんのイジメ報道がされたのだと思います。
まさに、狙い撃ちです。何と卑劣なやり方!

天彩峰里さんは、どんなに傷ついていらっしゃることでしょうか。
宝塚のスターさんではありますが、宝塚の中では「生徒」と呼ばれる立場。
こんな報道こそイジメです。人権侵害だと思います。

報道と宙組の流れ

1月26日(木)、宙組『カジノ・ロワイヤル』の集合日。
1月28日(土)、宙組『カジノ・ロワイヤル』の配役発表。
2月1日(水)、イジメ報道。劇団即刻事実無根表明。
2月7日(火)、宙組次期トップコンビ発表。

配役発表で、春乃さくらさんが重要なヴェスパー役を演じると発表されて、「トップ娘役は春乃さん?天彩さんでない?」となった後にイジメ報道でした。
「えっ?」と衝撃を受けた6日後に宙組次期トップコンビ発表。

天彩さんが次期トップで無かったことから、イジメ報道が事実かのように受け止められる向きになっていますが、二つの問題は無関係だと思います。

ファンたちが勝手に「次期トップ娘役は天彩さん?」と思っていただけで、既に春乃さんのトップ娘役は決まっていたのでしょう。

報道には、トップ娘役候補として他の組の娘役さんの名前も出ていましたが、全然違いましたね。
関係者の話というものは、一般の宝塚ファンの認識とそんなに変わらない、いい加減なものだと、こういう点からも気づかされました。

そんな関係者の話を真実だと鵜呑みしますか?

さらに、芹香さんがトップスターに就任するという事実と「ニセ情報」がごちゃまぜになっています。
芹香さんのショー『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』での天彩さんに対する態度も、天彩さんのイジメを正当化する材料になっていましたが、その話も信じがたいです。
ファンの関心のあることを単に結びつけているような。

前も書いたように、「お花畑脳」と言われようが、私は宝塚は夢を見せてくれる所だと思っているので、何を信じて何を信じないか、自分で取捨選択します。

まず一番しなければならないこと

天彩さんが、とっても傷ついていると思います。
宙組あげて、宝塚あげて、天彩さんを支え、心のケアをしてあげて欲しいです。

ファンとしても、天彩さんにエールを送りたいです。

そして、天彩さんを今のイメージで終わらせないでください。
天彩さんのイメージの回復に、つとめていただきたいです。

宙組の組長さんも退団されることで、まるで責任を取って辞めるかのような悪いイメージになっていますが、退団は報道とは関係なく前々から決められていたのだと思います。報道前に『MAKAZE IZM』を観た時から、組長さんの思い出のシーンがあったので、退団されるのだなと私は直観しました。長年頑張っていらした組長さんの名誉のためにも、報道を鵜呑みにしないで欲しいです。

そして今回の一連の報道で、どんなに生徒が傷つくかを、劇団は経験されたと思います。
旧態依然とした厳しすぎる上下関係等、時代に合わせて正していくべき所が沢山あると思います。

音楽学校の改革例

現在の木場理事長が、音楽学校の副校長だった2020年に、宝塚音楽学校の不文律を廃止されました。

規律を、先輩が後輩へ教え伝えてきたが、近年、部活動などでの行きすぎた指導や、ハラスメント(嫌がらせ)に対する社会の目は厳しくなっている。

今回の見直しについて木場(こば)健之(けんし)副校長は「子どもたちの気質も変わっており、生徒の自主性を尊重しつつ、時代にあわせて改善を進めている」としている。引用2020年9月11日朝日新聞デジタル

木場副校長は「一対一で絆を深めながら、生徒のあるべき姿を教え伝えていくのが数十年来の伝統で、生徒たちの自主性に委ねてきた。『予科生時代の苦労を乗り越えたからこそ今がある』と美化されてきた面もあるが、一部の自主ルールがエスカレートしていたようだ」と説明する。

同校はまた、必要なルールを定めた「生徒心得」も改訂。髪の色は「黒色」と表記していたが、「自然なままの色」に今春改めた。生徒の精神的なケアの態勢も整えたという。引用2020年9月11日朝日新聞デジタル

音楽学校と同じように、宝塚歌劇団の伝統といわれる自主ルールにも、メスをいれる時です。音楽学校の記事の最後には「生徒の精神的なケアの態勢も整えたという。」という一文もありました。

宝塚歌劇団の一番良い所は、所属している人たちがみんな宝塚を愛していることです。宝塚愛で、週刊誌に狙われている今の状況を乗り越えていって欲しいです。ファンが報道を鵜呑みにしなくなれば、狙われることも減っていくかもしれません。

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