いろいろ雑感 文春に騙されないでこんにちは、くららです。
今日は東京の花組が再び幕を開けました。
どうか無事に日曜日の千秋楽まで走り抜けていけますように。

しばらくブログを書いていませんでしたが、今日は私の思いを書きたいと思います。(私の思いですのでご批判はご容赦ください)

宝塚ファンが悲しみにくれている中で、また文春報道が出ました。
皆が実名を控えているのに、実名入りで様々なプライバシーものせていました。

文春報道について

今までの宝塚と文春の一連の流れから、私は文春の報道は全く鵜呑みにしません。

ずっと以前は家族が週刊文春を購入していたので、新聞を読むように当たり前に目にしていましたが、数年前に家族も購入をやめました。今回の件も知人が電子版の要約を送ってくれたので読みました。

腹立たしい、お母様に対しての記述

一番腹立たしかったのは、亡くなる前日の9月28日、母親にあててメッセージを送っていた内容について書かれていたことです。

翌日Yahoo!ニュースに掲載されているものを見たら、9月28日が9月29日に変わって、そのメッセージの内容も短くなっていました。

訂正前 訂正後
9月28日 9月29日
〈28日夜にはマンションから飛び降りることを決めていた。精神的に崩壊している……〉 〈精神的に崩壊している……〉

訂正前のものを読んだ時は、お母様の心中を察して胸が張り裂けそうでした。

「このメッセージを受け取ってどうして娘さんの所にかけつけなかったの?」と思ってしまう人もいるでしょう。その後訂正されていました。

そうでなくても遺族は「何かできたのではないか」と自分を責めてしまいやすいものです。「あの時にこうしていれば、ああしていれば…」。それは何年経ってもそうです。私も経験があります。

記事の中に「悲痛に満ちた家族の声を宝塚はどのように受け止めたのか」という部分がありましたが、それを書いた記者は、最も深い悲しみの中にいらっしゃるお母様を、さらに傷つけるような文書を載せることについて、何も思われなかったのでしょうか?

まず、この文書の出所も不明で、内容も途中で書き換えられ、伝え聞いたものをいい加減に載せただけのような気がします。ただただセンセーショナルな記事になることを狙って。

この文書が載ったことで、お母様が取材協力をしているように受け止めた方もいらっしゃるかもしれません。

私はお母様は、絶対に協力されていないと思います。

こういう所が、文春の狡猾な手段の一つです。

2月の文春報道について

文春は、今年の2月に、先輩が後輩のAさんに、ヘアアイロンで前髪の作り方を指導していて、額に火傷を負わせてしまったことを「いじめ」として大きく報道しました。

Aさんという表記で、実名は書かれていませんでしたが、新人公演の配役から、誰のことか宝塚ファンにはすぐわかりました。

Aさんは大事にしたくなかったのに、報道されたばかりに、大きなショックを受け、劇団内で肩身の狭い思いをしたり負い目を感じて、精神的にまいってしまった部分もあると思います。

今回の自死を知って、「あの報道があったから?」と思った方も多いと思います。「いじめはなかった」とされていても、人の心に刻まれたイメージというものは、簡単に消え去ることはありません。

自死に至るまでには様々な要因があると思いますが、2月に文春が記事を書かなければ、お亡くなりになることは無かったと私は思っています。

今回の文春報道はこの件での負い目をごまかすために、その矛先を「宝塚歌劇団の体質」「宙組の内部」等に向けて、責任逃れしているように感じました。

そしてここ数年で「宝塚」を取り上げると、課金されて商売になることを経験されているので、宝塚ファンが大きなショックを受けている今が、「絶好の商機」と捉えて、センセーショナルに記事を書いていこうとされているような気がします。宝塚関連の記事はまだまだ続いていくことでしょう。

ただ一つの対抗策は、文春に課金しないことです。信じないことです。

文春の記事は虚実混交

新人公演の長の期、長の長の重責は真実です。関係者が取材に協力しているので、内容に間違っていない部分は多くあります。いじめがあるのも本当でしょう。

しかし真実なことが書かれているからと言って、全部が真実なわけではありません。

印象づけるためのセンセーショナルな部分には、創作が加わり、ずるい企みで文書が仕上げられているように感じます。

記事の最後に「1人の俳優の死が、旧態依然とした劇団に大きな風穴を開けようとしている」と書かれていました。

旧態依然とした劇団が時代に合わせて、早急に変わっていかなければならないのは事実です。

偽の正義感を装う文春におびえることなく、宝塚歌劇団は毅然とした態度であって欲しい。そして110周年を迎えようとしている劇団は、時代に応じて内部から変わっていける力を持っていることを信じています。変わっていってください!

劇団の姿勢と今後について

この自死が報道されてからの劇団の情報の開示方法には、疑問が残りましたが、ご遺族の、そっとしておいて欲しいという意向を汲んでのことだったのだと認識してきました。

しかし週刊誌で実名報道をされたので、また初七日も過ぎようとしているので、もうお名前を公表して、写真を掲げて、今まで頑張ってきた彼女を追悼してあげて欲しい思いで一杯です。

宝塚の門扉の前に献花台を設けて下さったら、お別れに訪ずれるファンは少なくないでしょう。もし可能ならばそういう機会を設けていただきたい。タカラジェンヌとして9月29日の舞台には立たれていました。私は応援していました。

公式ホームページに「理事長のご挨拶」が設けられていますが、デジタルの活字だけでは、むなしいです。

理事長さんは本日は東京の花組公演の開演前にご挨拶をされたそうです。デジタル社会になっても、顔と顔を合わせるというアナログの人間的な触れ合いは大切だと思います。もっともっと対話を大切にしていっていただけたらと思います。

いつのまにか公式ホームページからお名前と写真が消えるということだけは避けて欲しいです。「歌劇誌」に退団の挨拶が載せられるように、彼女を哀悼するページが掲載されて欲しいです。ご遺族のご意向にそって。

そして今回の事を、宝塚が変わっていく機会にして欲しいです。
宝塚には「伝統」と言われるものが多くありますが、伝統がそのまま通用する世の中でもなくなっています。世の中をちゃんと見て、時代に合わせて変わっていく最後のチャンスでしょう。

そして楽しむことに遠慮する必要は無いと思います。
「歌劇10月号」に博多座公演『ME AND MY GIRL』鼎談が掲載されていました。
三木先生が、初めてこの作品を任されたのが阪神淡路大震災があった年で、落ち込んでいた時期に明るい作品を上演したことが強く残っていると語られていました。
宝塚全体が落ち込んでいる今こそ、『ME AND MY GIRL』でハッピーになれたら。
宝塚は皆を幸せな気持ちにするために存在してくれています。

新生宙組公演『PAGAD(パガド)』。芹香さん演じるジョゼフはダークヒーローですが、本当の愛に目覚めます。そこに焦点をあてて観た2回目は印象がとても変わりました。観れば観るほど深まりがある良作だと私は思いました。
『Sky Fantasy!』は、何度でも通いたくなるハイテンションで爽やかなショーでした。
宙組公演の再開も待っています。

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