結婚では逆質問の月城かなと退団会見
こんにちは、くららです。
昨日の和希そらさん退団発表で、宝塚ファンの中で激震が走りました。「X」でもとっても惜しまれる声があふれています。
一晩おいても私自身も、まだまだどんよりした気持ちで、今朝の「タカラヅカニュース」冒頭の「退団者のお知らせ」に和希さんの写真が映っただけで涙があふれてきました。

昨日は月組トップコンビ月城かなとさん海乃美月さんの退団会見があり、本日のタカラヅカニュースで放送されました。

本来ならば、昨日はお二人の退団会見で盛り上がる予定でしたが、和希さんの退団のニュースが全ての話題をかっさらっていった感があります。

スポンサーリンク



月城かなとさんの会見

白系スーツ、白いシャツに黒い柄のストールを着けて、月城さんは晴々とした清々しいお顔で会見に臨まれていました。やはり月城さんはお美しい。

そして月城さんの素直な思いがあふれた温かい会見でした。

「最後まで男役としてまっとうしたいと思います」とまず最初に語られていました。

Q 退団を決意したのは?

「トップになるというのは、月組を繋いでいく役割をいただいたんだということを就任の時に思いまして、早い段階で5作でと決めていました。自分の中でゴールを決めて、自分が出来る限り月組を良い状態にして、これからもその先も月組がみなさんに愛していただけるようなトップスターになりたいなと思いました」

就任当初から5作と決めていらしたのですね。コロナ前は「5作が通常任期」でした。

月城さんの目標通り、月組を良い状態にもっていかれた功績は大きいと思います。

Q 月組生へ伝えた時…

「月組のみんなには「フリューゲル」「万華鏡百景色」の宝塚大劇場公演の前楽の9月23日(土)の終演後に伝えました」

「はやいうちからゴールを決めて走ってきた分、自分がこんなに寂しかったり、言うのが辛かったりするのだなと言う、自分の気持ちにも驚いていました。一人ひとりの顔を見ると泣いてしまいそうだったので、明るくみんなには伝えました」

24日の千秋楽公演の配信を見ましたが、その前日にみなさんに伝えていらしたのですね。チームワークの良い月組がさらに月城さん中心に一つになっていたように思いました。

「みんなのお陰で今までやってこれたという気持ちを、卒業までに全員にしっかり伝わるように、日々過ごしていきたいなと思っております」

「全員野球」を掲げていた月城さんらしいお言葉でした。

スポンサーリンク



Q 相手役海乃美月へ伝えた時

「昨年の「グレート・ギャツビー」公演中に、私は5作でと考えていますと伝えて、でも、彼女には彼女の人生があるから、自分で良く自分の人生を考えて、自分のタイミングで一度考えてみてほしいと伝えました」

「今回の公演のお稽古が始まる時に、『一緒に退団させていただきたいです」と伝えてもらいました』

3作目のショー『Deep Sea-海神たちのカルナバル-』(2023年2 – 4月)は、「海」の入ったタイトルやスターカレンダーの掲載月から「海乃さんが3作目で退団?」という噂が流れましたが、退団されませんでした。その後月城さんに慰留されたのでは?と噂が流れていましたが、その噂は嘘だったのですね。

宝塚はやはり「トップスターありき」で進んでいくようです。

月城さんから退団の時期を告げられて海乃さんは、約1年間熟考されたのですね。それも意外でした。

年度賞の「優秀賞」が海乃さんに贈られなかった理由
月城さんはお稽古中(2023年7月4日~)に、海乃さんが一緒に退団したいと告げられたようです。海乃さんが劇団に伝えたのもその頃でしょうか?進退がはっきりしていなかったので、年度賞の「優秀賞」を受賞されなかったのでしょうか。

昨年4作トップ娘役をつとめた潤さんが受賞されたのに、今年5作トップ娘役をつとめる予定の海乃さんに贈られない事が不思議だったので合点がいきました。

月城さんは、今夜、ロマンス劇場で』のポスターは映画の構図でつくりたいと自分から申し出たと話されたり、今までもわりと踏み込んだお話をされていました。

作数についての海乃さんとの関係も、はっきりしておきたかったのでしょう。正直なれいこさん。

Q 相手役海乃美月について

「自分自身も、退団公演の千秋楽の日に、どんな景色が見えるかまだ想像がつかないので、そこまでお互い役だったりを追求していきたいなと思いますし、最後の最後にやり切ったと思えれば良いかなと思っているので、それまでは今までと変わらず、いろんなことを追求して、ずっと同じ景色を見て来たわけですけど、最後に良い景色が見れるように一緒に頑張っていきたいと思います」

海乃さんの個人的なことについては語られませんでした。

トップスター、トップ娘役というのは、ビジネスコンビです。

ラブラブ度が売りのコンビもありますが、月城さんはあくまでもトップスター&トップ娘役は舞台で同じ景色を見る関係性と考えていらっしゃるようです。

その冷静なあっさり感も月城さんの売りだと思います。

スポンサーリンク



Q 退団を惜しむ声も多いですが…

「そんなふうに思ってもらえるように自分がなるとは、入団した時は想像もしていなかったので、それを下級生の自分に伝えてあげたいです。こうやって、もっと見たいと思ってもらえるような男役に少しでも近づけているのかな。最後まで男役として追及してまいりたいと思いますので、退団公演の千秋楽のその日にも、やっぱりもっと見ていたかったと、思っていただけるように、舞台に邁進したいと思います」

Qファンの方へのメッセージ

「最後まで月組生として、月組の長い歴史の一部としてどのように過ごしていけるか、月組生としていることが大事かということを、千穐楽のその日まで考えながら、胸を張って月組生として卒業できるように、最後まで頑張りたいと思います」
立って笑顔でお手振りをされている姿がしばらく流れていました。

月城さんは月組を繋いでいくトップスターという責任をとても感じて、月組生ということを常に意識していらっしゃいます。

最近「芝居の月組」と言う言葉もよく使われています。

月城さんの月組への厚い思いは、この先も受け継がれていくと思います。

スポンサーリンク



お茶目な逆質問の月城さん

聞き耳ポーズの女性
「ご結婚のご予定は?」と恒例の質問をされると、月城さんは「結婚の良さは何ですか?」と笑顔で聞き耳ポーズ逆質問されたそうです。

質問された記者の方は、タジタジだったことでしょう。

流石、月城さん!

宝塚の退団記者会見で「ご結婚のご予定は?」は恒例ですが、結婚の予定があっても在団中は公の場で決して口にされることはありません。大昔はあったと記憶していますが。
バカバカしい愚問に、愛嬌ある逆質問をして 煙に巻いて一矢を報われました。

海乃美月さん退団会見

白いロングワンピース姿で会見に臨んだ海乃さん。

「最後の日まで私らしく、月組の皆さんと、月城さんと共に全力で舞台にまい進してまいりたい」と語られました。

月城さんは、海乃さんにとって「人生の師匠のような存在」だと話されていました。
「卒業までの残り9カ月はれいこさんからいただくひと言ひと言を、自分の人生の糧にしていきたいと思います」

月城さんは海乃さんを「同士」と思い、海乃さんは「師匠」。
二人の関係性がよくわかります。

トップ娘役さんの退団会見では、トップスターさんからプレゼントでもらったアクセサリーを身に着けてきて披露されたりしますが、今回は無かったようです。

多分月城さんの方から、「披露しなくていいでしょ」と言われたのかなと勝手に憶測。

以前の宝塚のトップスター・トップ娘役は、月城・海乃コンビのように、ビジネスライクな関係性が普通でした。

それがスカイステージの番組で、コンビ売りを魅せるようになって、娘役さんのお慕い芸が舞台を離れた公的な所でも当たり前になってきていました。
雪組の早霧せいな・咲妃みゆコンビの頃が顕著でした。それからしばらく続いて行ったような。

花組の柚香光・星風まどかコンビのように、本当に仲良しの所もあるでしょうが、それぞれコンビの関係性は違います。

月城・海乃コンビのように、舞台の上で名コンビぶりを見せてくれるだけで十分だと思います。

月城さんの周りに媚びず自然体な所は、素敵です。

月城さんは芸能界に進まない可能性もあるかも?と思っていましたが、会見の匂い立つような美しさを見たら、今後活躍されていくだろうなという思いになりました。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

スポンサーリンク