こんにちは、くららです。
現在宝塚大劇場で上演中の雪組公演、お稽古中に奏乃組長が「びっくり和希」と「タカラヅカニュース」で紹介されました。それ以降、幕があがってからも、「びっくり和希」はずっと話題になっています。
その和希さんが、ラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』に出演されました。
和希さんと言えば造語が楽しいです。
和希さんの造語など、印象に残ったことをご紹介したいと思います。(詳しくはラジオをお聴きください)
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お芝居『Lilacの夢路』について
鬼の早替わり
和希さんは『Lilacの夢路』のお芝居でも、沢山踊っています。
集合日に、謝先生に和希さんが「先生、今回踊りますか?」とたずねたら
「踊るやろな」とこたえられたそう。
「ちょいちょい踊っています。最近はお芝居中で踊るということが無かったけれど、自分史では、久しぶりにお芝居で踊らせていただいています」
幕開けに、朝美さん、縣さんと3人で目のあたりに黒いシールをつけて、妖しく踊っています。
「役とは全く関係ない、ハインドリヒ兄さん(彩風)の夢の中の幻想で、皆さんを誘うと言うか不思議な空気感を出させていただいて」
「あそこから鬼の早替わりをして、出ています」
そう言われてみれば、幕開きの幻想シーンの後、彩風さんがいる客間に「兄さん、兄さん」とまず声だけが響いて聞こえてきて、しばらくして「兄さん」と言いながら和希さんが軍服姿で登場してきます。
最初の幻想の場面から、そんなに時間が経っていません。裏では「鬼の早替わり」だったのですね。
ゼロ距離感
ゲオルグ役は、5人兄弟の真ん中、3番目です。今までに無かったのでリアリティを求めながら演じているそうです。
「私の中のイメージというのは、俯瞰(ふかん)しているというか、やりとりを冷静に客観視していて、末っ子のヨーゼフ(華世京)のことを溺愛しています」
俯瞰という難しい言葉を使われていました。難しい言葉がスルッと出るのも、いっぱい読書をされているからかなと思いました。
「華世京としゃべりながら、人の話を聞いている時に兄弟だからこそのゼロ距離感、ピタッとくっついていても何の違和感もないというような部分がリアリティをもって出せたら良いなとやっています」
鉄でハモル日が来るとは
MCの木村三恵さんが、「彩風さん、朝美さんと3人で「鉄の歌」歌うのは宝塚史上初めてですね」と仰ると
「て~つっと、はもっていますからね。鉄でハモル日が来るとは!」と苦笑されていました。
軍服については、「久しぶりの軍服なので、ファンの皆様もが喜んでいらして、お手紙も沢山くださるのでそれも嬉しいなと思いながら、貴族としてのブルジョアのお洋服もあり、軍服もあるので有難いなと思っています」
謝先生の作品『黒い瞳』(2019年2月博多座)では、ストーリーテラーのトリオの一人で踊りをみせる役で、アクロバティックな「そんな技を果たしてできるだろうか?」と言うものを提示され、挑戦してクリアしたら、さらにプラスアルファで新しい課題が与えられるという刺激的な毎日のお稽古場だったそうです。
そういう経緯があるので、今回も軍人のナンバーで、急に床技が入ったり、サーベルをつけているのに床技に行ったり等、踊りのハードルが上がっていって、楽しく稽古されていたそうです。
どんな難しいダンスの技も、見事にクリアされるから、謝先生がどんどんハードルを上げていかれるのでしょう。そのお稽古を「楽しい」と表現されるのが和希さんらしいと思いました。
気になる娘の名はハンナちゃん
MC「気になる女性は?クリスマスにいますよね」
和希「そうなんです。可愛い子がいます」
クリスマスのシーンで、華純沙那さん(106期)とペアで踊っています。
MC「ゲオルグさん的には?」
和希「いい感じの子だと思っています。お互いいい感じじゃぁないのかな」
和希「強くて優しいゲオルグさんにもこういう子がいるんだって。しかも小さくて可愛いらしい華純沙那ちゃんが、ハンナちゃんというらしいんですけど」
和希「役名がついている訳ではないんですけど、お稽古場で名前何なの?と聞いたら、『ハンナです』っと」
MC「今後の二人にも期待みたいな」
和希「皆様の脳内で妄想していただいて」
ふたりの雰囲気がとっても合っていました。「妄想していただいて」と言うことなので、今度の和希さんの東上公演『双曲線上のカルテ』のヒロインのモニカは華純沙那さんに演じて欲しいなと思います。
ショー『ジュエル・ド・パリ!!』について
ロートレックはサウスポーだった
冒頭、真っ白な衣装のスターたちの銀橋シーンから始まります。和希さんはダービー帽とワイドパンツでロートレックに扮していらっしゃいます。衣装を「かわいい」と仰っていました。
それぞれがパレットを持っていて、空間に絵を描いていますが、なんとロートレックはサウスポーなので、左手で描く振りがついているそうです。慣れるまで銀橋で落としたらどうしようと思われていたそうですが、もう慣れたそうです。
芸が細かいのですね。サウスポーには気づいていなかったので、今度意識して観たいと思います。
クレオパトラの髪型は自分で考えた
話題の「びっくり和希」のクレオパトラのシーンを「ガラッと前の場面と雰囲気が違った異質な場面になっているので、楽しんでもらえれば」と。
「鬘とかも、先生に似合うやつでいいよって、言っていただいて、クレオパトラだったらストレートの長いやつでやってみようかなと思って、そしてインナーカラーとかも入れちゃおうかなと」
ピンク系のインナーカラーが動いた時に目を惹きます。髪にも体にも沢山宝石がついていて、クレオパトラが一番、この作品の中で「ジュエル・ド・パリ」のような気がします。
おへその飾り(シール?)についても聞きたかったですが、話題にあがりませんでした。残念!
中詰めスキャットは目からウロコまみれ
シャンソンメドレーの中で、美穂圭子さんと「ダバダバシャバダバ」とスキャットを歌っていらっしゃいます。
圭子さんが初歌稽古前に、「ダバダバ」つかいなどについて、それぞれのポイントをおさえて教えて下さって、目からウロコまみれだったそうです。勉強になることばかりだそうです。
美穂圭子さんと対等に歌い合える和希さん、そしてその歌のなんと心地よく素晴らしいことか。
1年前の星組『Gran Cantante!!』で、礼さんと美穂さんがデュエットされた時を思い出しました。
黒と白の場面が好き
「ここ最近のショーで、ガッツリ踊ることはあまり無かったと思うので、世界観が黒対白みたいな、面白い世界観だなあと思いながら、踊っています」
黒い衣装で、キレキレにガッツリ踊っている和希さんのダンスも見どころです。
2年後にもカンカンしているかも
カンカンの衣裳は、また早替わりだそうです。
和希さんは宙組『Délicieux!』(2021年)でもカンカンを踊っていました。
「宙組の上級生の方がたから、2年に1回カンカンしているねと言われて、また2年後にカンカンしているのかなと思って。もしかして私は2年後にもカ
冗談で仰ったのでしょうが、少しドキッとしました。同じ組でカンカンが続くことはないので、2年後にカンカンをするということは、組替をして、と言うことですよね。深く考えずに宙組の上級生の言葉を受けて話されたのだと思いますが…。
2年後も当たり前に在籍していることを前提に話されていたことは、嬉しかったです。最近なぜか96期生の方々が退団されていっています。
フィナーレナンバーの白燕尾も大好きで、シンプルな振りで「ザ男役」になっているので、踊ってて気持ちよく、今まで学んできたものを詰め込みたいという思いで踊っていらっしゃるそうです。
前回出演の大路りせさん
大好きで尊敬する和希さん。
いつもアドバイスを沢山いただいていて、今はそれを自分のものに出来るよう、ただただ精進してまいります。私も和希さんのように全力で頑張ります。
「ありがとうございます。新人公演主演おめでとうございます。私も嬉しかったです」
「私が組替する時に、この子はこれから生きていけるのだろうかってぐらい、すごくショックを受けていた様子を見ていたので、しっかりやるんだぞとか、私が伝えたものをりーちゃんがみんなに伝えてねと言いながら、雪組に来たんですけど、舞台とか見ていると自分の見せ方とか自分のやりたい男役というものを確立しながら頑張っている姿を見守りたいなと思っています」
大路さんがラジオ出演された時に、和希さんに向けて話されたメッセージは、今回紹介されたものより3倍ほど長かったですが、カットされていました。
中卒のため新人公演に出演できなかった期間があったので、大路さんが初めて新人公演に出演した時の役が、『シャーロック・ホームズ』の和希さんの G・レストレード警部役でした。その時に手取り足取り指導されたのでしょうね。
和希さんが雪組に行っても、大路さんは、「いつも沢山連絡させていただいて、すっごいアドバイスを、もうたくさんいただいていて」と仰っていました。
組替しても和希さんのことを慕い続け、アドバイスを受けて頑張っていらっしゃる大路さん。そんな中、新人公演の主演に抜擢されて、和希さんも嬉しかったことでしょう。
努力をし続け、いつも想像の上をいく素晴らしい舞台姿を見せ続けてくださる和希さん。その姿は下級生たちにも良い刺激や目標になっているようです。
和希さんの、独特の言葉のセンスも魅力的ですね。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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