星組『ベアタ・ベアトリクス』配役とOG諸々
こんにちは、くららです。
星組、極美慎くん主演『ベアタ・ベアトリクス』バウホール公演の集合日だったようです。配役が発表されました。

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『ベアタ・ベアトリクス』配役

主な配役(波線上)

主な配役は、ロセッティの極美慎くんだけでしたが、今回リジー役小桜ほのかさんが追加されました。
ヒロインということですね。

タイトルの「ベアタ・ベアトリクス」は、ロセッティ(極美慎)の代表作の絵画で、ダンテが恋した女性ベアトリーチェを描いた作品です
そのモデルは、ロセッティの亡き妻のリジーです。
ロセッティはリジーと婚約して10年後に結婚しましたが、その2年後にリジーは薬(アヘン)の多量摂取で亡くなってしまい、その2年後に、ロセッティは彼女の死を悼んで「ベアタ・ベアトリクス」を描きました。

ロセッティは、リジーとの結婚前も後も、他の女性と遊び続けていて、リジーはそのことに苦しみ、さらにロセッティの子を死産したショックもあって、薬を大量に服用するようになって死んでしまいました。

そのリジーが、ヒロインで、小桜ほのかさんが演じられるのですね。

ロセッティの関わった人たち

公演解説の「ウィル」は、ウィリアムの短縮型です。
キャストには、ウィリアムが二人いました。

ロセッティの画学生仲間

ジョン・エヴァレットミレイ(神童)……天飛華音(102期、男役2?)

ウィリアム・ホルマン・ハント……碧海さりお(101期)

ロセッティたちは仲間を募って、通称「ラファエル前派」を結成。

ロセッティの愛した女性

ロセッティの派手な女性関係が有名で、愛人が幾人もいたようです。

ジェイン……水乃ゆり(102期 娘役2?)

ロセッティは、帽子屋につとめるリジーと恋に落ち、彼女の姿を描き始めます。

しかしエヴァレット(天飛)リジー(小桜)をモデルにして「オフィーリア」を描き、圧倒的な画力によって描かれた傑作作品だったので、ロセッティはエヴァレットに嫉妬し、リジーとの関係にも溝が生まれてしまいます。天飛くん演じるエヴァレットは、あの有名なミレイです。

そんな時、ロセッティ芝居小屋の女優ジェイン(水乃)に魅了され、彼女にモデルを依頼し、その絵が高く評価され、彼女に夢中になっていきます。

結局、ロセッティは婚約していたリジーと結婚し、ジェインはロセッティの弟子のウィリアム・モリスと結婚しましたが、ロセッティとジェインの不倫関係は続いていたため、リジーを苦しめました。

ロセッティの弟子で、ジェインの夫
ウィリアム・モリス……大希 颯(105期)

大希颯くんについて
105期同期の稀惺かずとくんと共に星組の若手男役ホープさんです。

新人公演で、大希颯くんは、前回、前々回共に極美慎くんの役でした。
稀惺かずとくんは、前回は天華えまくんの役、前々回は天飛華音くんの役でした。大希くんと稀惺くんは、競わされている感じです。
先に新人公演主演を射止めるのは、どちらでしょうか?

エフィー・ラスキン……瑠璃花夏(103期)

ラスキン(ひろ香祐)の元妻で、ラスキンが支援していた画家のジョン・エヴァレット・ミレー(天飛)と恋に落ち、ラスキンと離婚し、ミレーと再婚。
この「ラスキン・エフィー・ミレー」は、ヴィクトリア時代の三角関係事件として有名で、何度も演劇やオペラ、ドラマなどになっているそう。

天飛くんと関りのある役を瑠璃花夏ちゃんが演じるので、天飛くんの役も比重が重いのでしょう。

極美&小桜コンビ

極美・小桜コンビは。とても既視感があります。
先日まで上演されていた『めぐり会いは再び next generation』でも、極美慎くんと小桜ほのかちゃんは恋人関係でした。
3年前の全国ツアー『アルジェの男』でも、アンドレとアナ・ベル。ショーでもふたりのペアを何度が見た記憶があります。

宝塚では、男役さんの方が、娘役さんより学年が上であることが通常ですが、100期&99期ぺアで、ほのかちゃんが1期上の「姉さん女房」な関係は珍しいです。でも極美くんには、しっかりものの小桜さんとのペアが合っている気がします。

星組は、有沙瞳さん、小桜ほのかさんが別箱ヒロインのケースが多く、他の娘役さんにはなかなかまわってきません。

104期の麻丘乃愛さんが、このバウホール公演の千秋楽(9月19日付)で退団されるとのこと、残念です。

バウホール組の長は、とても若返って、95期のひろ香祐さんです。
全国ツアーも、トップの礼真琴さん、瀬央ゆりあさんの95期コンビが中心となることでしょう。
95期は本当に強いですね。

「ベアタ・ベアトリクス」が生み出されるまでの愛憎渦巻く人間模様を描きあげた挑戦的なミュージカル作品とのこと。
熊倉飛鳥先生の演出家デビュー作品が、どんなチャレンジ作品になるのか?楽しみです。

舞台『刀剣乱舞 禺伝 矛盾源氏物語』に綾凰華さん出演

◆既に発表済み
歌仙兼定:七海ひろき(89期、2019年退団、元星組)

大倶利伽羅:彩凪翔(92期、2021年退団、元雪組)

今年の5月に発表されていた、このお二人が主演なのでしょうね?

◆本日発表
7月に宝塚を退団された綾凰華さんがご出演!この役は金髪をなびかせたオスカルのような格好良さです。
一文字則宗:綾凰華(98期、2022年退団、元雪組)

山鳥毛:麻央侑希(94期、2019年退団、元星組)

姫鶴一文字:澄輝さやと(91期、2019年退団、元宙組)

南泉一文字:汐月しゅう(90期、2014年退団、元星組)

昨年退団された瀬戸かずやさんも!
光源氏:瀬戸かずや(90期、2021年退団、元花組)

今回の題材は源氏物語のようです。 男役さんたちが2.5次元の世界を素敵に魅せてくださるのでしょう。

七海ひろきさんは、退団後、2020年夏に『科白劇 舞台「刀剣乱舞/灯」改変 いくさ世の徒花の記憶』で 細川ガラシャを演じられました。

そして今度は『「刀剣乱舞」禺伝 矛盾源氏物語』で男役歌仙兼定です。(2023年2月に東京、大阪で上演)

七海さんは、退団後ファンのニーズに合わせて自己プロデュースされて、縦横無尽に活躍の幅を広げていらっしゃいます。
今回「刀剣乱舞」に元男役さんが出演することになったのも、七海さんの退団後の外部での活躍があってこそだと思います。

七海さんが退団されるまでは、元男役さんが男役として宝塚と関係の無い舞台に立たれることは、ほとんどありませんでした。

今回は第二弾の元男役さんの出演者の発表でしたが、今後男性の出演者も発表されるのでしょうか?

元娘役さんの出演者の発表があると、宝塚そのまんまになってしまって、ちょっと違うような気もします。

OG公演とは違う、新しい分野が切り拓かれていくような気がします。
こちらも楽しみです。

ミュージカル「ジキル&ハイド」に真彩希帆さん出演

石丸幹二さんと柿澤勇人さんがWキャストで主演を務めるミュージカル「ジキル&ハイド」のプリンシパルキャストが本日発表されました。

ルーシー・ハリス役
→笹本玲奈・真彩希帆

今まで、ルーシー・ハリス役は、マルシアさん、香寿たつきさん、濱田めぐみさん、笹本玲奈さんが演じられてきました。
今回、真彩希帆さんが加わられたことは凄いことだと思います。

2023年3月 東京都 東京国際フォーラム ホールC
4月に愛知・山形・大阪公演あり。

タカラヅカ・ライブ・ネクストについて

宝塚OGの受け皿として、タカラヅカ・ライブ・ネクストがありますが、それに頼ることなく、OGさんたちが独自に活躍されています。

一方、ライブ・ネクストもOG公演を開催されています。
峰さを理追悼チャリティコンサート『愛の旅立ち』が、バウホールで1回上演されただけで、その他の日時と日本青年館ホール公演が中止になってしまったことは、とても残念でした。どうかリベンジ公演があることを願っています。

そして9月にシアター・ドラマシティ30周年記念コンサート『Dramatic City “夢”』が、東京と大阪で上演されます。
そのチケットは11,500円と高額なので、ちょっとためらっていたら、宝塚の公演との抱き合わせ販売がされています。

(東京公演)+宝塚歌劇宙組 東京宝塚劇場公演 特別セット券販売
(大阪公演)+宝塚歌劇花組全国ツアー公演特別セット券販売

両公演のプログラム付でおトクだと思いますが、なかなか手に入りにくい宝塚のプレミアチケットとチケットが余っているOG公演の抱き合わせは、いかがなものかと思いました。

本来、ライブ・ネクストは、こういうために公演を上演するのでは無いと思います。ライブ・ネクストのイメージがやや下がり気味になってしまいました。(私の主観です)

8月から“値上げの嵐”です。宝塚も経済的に大変な状況の中、どこよりも安い大衆価格でチケットを販売して下さっていることは本当に有難いと思っています。
値上げも覚悟しておいた方が良いのでしょうね。

何よりも宝塚の公演が無事に上演できることを心から願っています。

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