こんにちは、くららです。
本日は「宝塚GRAPH８月号」の発売日です。
昨年は「歌劇８月号」に年度賞が掲載されていましたが、今年は「宝塚GRAPH８月号」に掲載されていました。(P94「宝塚通信」)
昨年より少しだけはやく、年度賞について知ることができました。
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2021年度年度賞について
年度賞とは、宝塚歌劇団が選出し、年度ごとに発表する賞です。
2021年度は2021年4月～2022年3月の公演が対象です。
優秀賞 柚香光(花組)、礼真琴(星組)、潤花(宙組)
(トップスター、トップ娘役に送られる賞です。)
努力賞 夏美よう(専科)、鳳月杏(月組、2度め)、芹香斗亜(宙組、3度め)、水美舞斗(花組)、朝美絢(雪組、2度め)、天彩峰里(宙組)
芹香さん、水美さん、朝美さんは東上公演主演、天彩さんは東上公演ヒロインをつとめられました。
鳳月さんは、昨年度月組の３番手、２番手として大活躍されたからでしょう。
アーティスト賞 若翔りつ(宙組)、風間柚乃(月組)
過去1年間、歌唱・舞踏・演技いずれかの分野で、特に秀逸な技術力あるいは芸術性を発揮した人に贈られる賞です。2019年度より新しくできました。
若翔さんは『夢千鳥』の笠井宗重役と『NEVER SAY GOODBYE』の市長役が演技、歌ともに秀逸でした。
風間さんは『LOVE AND ALL THAT JAZZ』（バウホール）で主演をつとめられ、雪山での演技と歌が秀逸でした。
お二人は、多分これらの役でアーティスト賞を受賞されたのかな？と思います。
2019年度アーティスト賞:光月るう(月組組長)、音くり寿(花組)
2020年度アーティスト賞:寿つかさ(宙組組長)、有沙瞳(星組)
新人賞 礼華はる(月組、101期)、縣千(雪組、101期)
礼華さんは、『桜嵐記』と『今夜、ロマンス劇場で』 の２回にわたる新人公演の主演の評価でしょう。
縣さんは、『ほんものの魔法使』の２番手モプシー役、『CITY HUNTER』新人公演の主演、『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』バウホール主演の評価でしょうか。
団体賞 花組「The Fascination！」 第5章The Fascination Flower～第6章オマージュ、該当場面の出演者全員
団体賞 星組「モアーダンディズム！」第2章ミッション 該当場面の出演者全員
特別賞、奨励賞 該当なし
今までの年度賞
優秀賞について
優秀賞は、トップスター、トップ娘役に贈られています。
2021年度：柚香光、礼真琴、潤花
2020年度：真風涼帆、星風まどか
2019年度：珠城りょう、真彩希帆
2018年度：望海風斗、綺咲愛里
2017年度：明日海りお(2度め)、愛希れいか(2度め)
2016年度：早霧せいな(2度め)、朝夏まなと
2015年度：北翔海莉 、咲妃みゆ
2014年度：早霧せいな 、実咲凜音
2013年度：壮一帆 、愛希れいか
2012年度：凰稀かなめ 、龍真咲、夢咲ねね、明日海りお
2011年度：蘭寿とむ 、音月桂 、蘭乃はな
2010年度：霧矢大夢 、蒼乃夕妃 、野々すみ花
全般に就任順に受賞している感じですが、潤花ちゃんはトップ娘役に就任して早々に受賞しています。先に就任している舞空瞳ちゃんはまだです。
トップ娘役の就任期間が短かった花組の花乃まりあさん、仙名彩世さん、華優希さん、月組の美園さくらさん、雪組の愛原実花さん、舞羽美海さん、愛加あゆさん、星組の妃海風さんらには送られていませんでした。(漏れがあるかもしれません)
潤花ちゃんは該当年度に『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』でトップ娘役としてデビューして、その初年度に優秀賞が送られているのは、珍しい例です。
男役では紅ゆずるさんは特別賞を受賞されたためか、タイミングが合わず優秀賞を受賞されていません。
努力賞について
2021年度: 夏美よう、鳳月杏(2度め)、芹香斗亜(3度め)、水美舞斗、朝美絢(2度め)、天彩峰里
2020年度: 汝鳥 伶、彩風咲奈(2度め)、月城かなと(2度め)、和希そら(2度め)、永久輝せあ
2019年度：朝月希和、海乃美月、朝美絢、愛月ひかる、芹香斗亜(2度め)
2018年度：凪七瑠海、瀬戸かずや、鳳月杏、月城かなと、瀬央ゆりあ、星風まどか
2017年度：美弥るりか(2度め)、天寿光希、彩風咲奈、柚香光、和希そら
2016年度：悠真倫、望海風斗(2度め)、芹香斗亜、仙名彩世、礼真琴
2015年度：美城れん 、紅ゆずる(3度め)、 美弥るりか、真風涼帆(2度め)
2014年度：一樹千尋 、望海風斗、 珠城りょう、妃海風
2013年度：悠真倫 、北翔海莉、 星条海斗、夢乃聖夏、朝夏まなと、真風涼帆
2012年度：華形ひかる 、緒月遠麻 、沙央くらま、紅ゆずる(2度め)
2011年度：涼紫央 、桜一花 、早霧せいな 、白華れみ 、舞羽美海
2010年度：風莉じん 、憧花ゆりの 、紅ゆずる 、明日海りお 、蘭乃はな
新人賞について
2021年度：礼華はる、縣千
2020年度：該当者なし
2019年度：潤花、瑠風輝
2018年度：風間柚乃、聖乃あすか、舞空瞳
2017年度：暁千星、有沙瞳、華優希
2016年度：水美舞斗、永久輝せあ、星風まどか
2015年度：月城かなと 、桜木みなと 、海乃美月
2014年度：柚香光 、綺咲愛里
2013年度：珠城りょう 、礼真琴、 咲妃みゆ
2012年度：愛月ひかる 、芹香斗亜
2011年度：実咲凜音 、愛希れいか
2010年度：真風涼帆 、舞羽美海
2009年度：凪七瑠海 、望海風斗
2008年度：明日海りお 、羽桜しずく 、蒼乃夕妃
2007年度：朝夏まなと 、野々すみ花 、龍真咲
2006年度：夢咲ねね 、早霧せいな
2005年度：桜之彩音
新人賞を受賞している、トップスター、トップ娘役は、とても多いです。(トップスターは青字、トップ娘役はピンク字にしました)
「新人賞」が受賞できなかったスターは、その後努力賞を受賞されています。
特別賞
2019年度：望海風斗
2018年度：紅ゆずる、明日海りお(２回め)
2015年度：明日海りお
2013年度：100周年に関連する生徒全員
2012年度：柚希礼音
海外公演を主演したトップスターには、その年度の特別賞が贈られています。
団体賞
2021年度：花組、星組
2020年度：月組、雪組
2019年度：花組、雪組
2018年度：雪組、星組
2017年度：花組、雪組
2016年度：花組、月組
2015年度：花組、月組
2014年度：花組
2013年度：月組
2012年度：宙組、星組
2011年度：星組
2010年度：宙組、星組
2009年度：星組、宙組
2008年度：星組
海外公演を行った組には、その年度の団体賞が送られています。
宙組は2012年度に受賞してからそれ以降団体賞を受賞していません。
全組見ていますが、組によっての差は感じられませんが、受賞歴が組によって結構偏っていますね。
路線スターたちの受賞歴
95期までのスター
・鳳月杏 努力賞を、2018年度、2021年度と２回。
・芹香斗亜 2012年度新人賞、努力賞を2016年度、2019年度、2021年度と3回。
・水美舞斗 2016年度新人賞。2021年度努力賞。
・朝美絢 努力賞を2019年度、2021年度と２回。
・瀬央ゆりあ 2018年度努力賞。
・桜木みなと 2015年度新人賞。
95期以降のスター
・和希そら(96期) 努力賞を2017年度と2020年度と２回。
・永久輝せあ(97期) 2016年度新人賞、2020年度努力賞。
・暁千星(98期) 2017年度新人賞。
・瑠風輝(98期) 2019年度新人賞。
・風間柚乃(100期) 2018年度新人賞、アーティスト賞。
・聖乃あすか(100期) 2018年度新人賞。
・礼華はる(101期) 2021年度新人賞。
・縣千(101期) 2021年度新人賞。
娘役さん
・有沙瞳(98期) 2017年度新人賞、2020年度アーティスト賞。
・音くり寿(100期) 2019年度アーティスト賞。
・天彩峰里(100期) 2021年度努力賞。
こうして過去の受賞歴までたどると、推されているスターさんがわかりますね。
トップ娘役さんは、新人賞を受賞して、そんなに期間をおかずにトップ娘役に就任される傾向がありました。
| 2016年度新人賞受賞の星風まどかちゃん → 2017年11月20日付で宙組トップ娘役就任。 2017年度新人賞受賞の華優希ちゃん → 2019年4月29日付で花組トップ娘役就任。 2018年度新人賞受賞の舞空瞳ちゃん → 2019年10月14日付で星組トップ娘役就任。 2019年度新人賞受賞の潤花ちゃん → 2021年2月22日付で宙組トップ娘役に就任。 2019年度努力賞受賞の朝月希和ちゃん → 2021年4月12日付で雪組トップ娘役に就任。 |
夢白あやちゃんは新人賞を受賞していませんが、多分雪組のトップ娘役に就任されるのでしょう？
コロナ禍によって今までと状況が変わっている点もあると思いますが、路線スターとして活躍するスターさんは、様々な年度賞を受賞する傾向にあります。
先日「レビュー本のスター23名」を取り上げましたが、全員年度賞を受賞していました。縣千くんは今回の受賞でした。
いろいろと受賞に意味があるように思いました。
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