こんにちは、くららです。
一昨日の帝劇の『ガイズ&ドールズ』突然の中止発表から一夜明けて、公演中止期間延長のお知らせがありました。
6月28日~7月6日まで、なんと11日間も中止です。
絶句してしまいました。
ご出演者の皆様と、チケットをお持ちの方々のお気持ちを考えるととても辛いです。
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公演中止について
『ガイズ&ドールズ』について
私は1回だけ観劇しましたが、今まで観劇した中では最高の『ガイズ&ドールズ』だと思いました。
適材適所のプロの役者さんたちの躍動的な活躍と最高の演出と舞台機構などなど。本格的な本物を見せてもらったと大感動しました。
なかなか手に入りにくいプレミアチケットになっていたことも頷ける貴重な作品です。
そんな貴重な公演が11日間も中止になるなんて、悔しいというか本当に複雑な気持ちで、モヤモヤとした思いが続いています。(私の観劇予定は無いのですが)
帝劇での公演は、残り3日、4公演しかないです。
どうかこの4公演は無事に上演できますように。そして博多座公演も。
『千と千尋の神隠し』について
同じく大人気の名古屋御園座での『千と千尋の神隠し』の公演は、土曜日のお昼の公演が開演直前に中止になりました。
みんな座席に座ってワクワク幕が上がるのを待っていたら、スーツ姿の男性が出てきて「関係者にコロナ陽性者が出て本日は中止になりました」と言われたそうです。
客席の皆さんの落胆はどれほどのものだったでしょうか。
そして6月25日の夕方公演、26日の昼公演が中止になり、28日の昼と夕方の2公演中止も追加で発表されました。
こちらの公演も大人気で、チケット争奪戦に勝って、プレミアチケットを手にした方たちが、コロナで泣く状況になってしまいました。
土日の名古屋での公演なので、遠征した方も多かったことでしょう。
本当に突然の中止は酷ですね。
陽性反応が出た方の謝罪文
さらに悲しかったのは、陽性反応の出た出演者さんがTwitterで謝られていたことです。
「本当にごめんなさい」ではじまって「本当に本当にごめんなさい」で終わっていました。
感染対策は神経質なほど徹底されていたそうです。
悔しくて悲しくて、やり切れないお気持ちとのこと。
何ひとつ悪く無いのに謝り続けていらして、本当にどれだけお辛いお気持ちかが、切々と伝わってきました。
1日もはやくお元気になられることを願っています。
(陽性反応が出ただけの場合もあります。)
どうか心の痛みを負われませんように、ご自分をせめないでいただきたい。お気持ちが解放されますように。
コロナ禍の中で、舞台芸術業界が危機的状況であるとの認識のもと、緊急的に形成されたネットワークが「緊急事態舞台芸術ネットワーク」です。
しかし公演関係者に陽性反応が確認されたことで公演を中止するという措置は、「緊急事態舞台芸術ネットワーク」を通して横並びになっていることで、より強制的な対応を取らざるを得ない状況になっているように私には思えます。(私の勝手な憶測かもしれません)
いつまでこんなことで公演中止が続いていくのか?
演劇界はコロナ禍3年目になっても何も変わっていません。
街を歩けば、コロナ以前に戻ったかのような人混みです。そしてみんな普通に話しています。
外を歩く時は熱中症対策のためにマスクを外すようにというお達しもまわっています。
現在参議院の選挙期間なので、人混みの中で選挙活動が盛んにされています。
密集も大声も問題無いのか?
世の中は、平常運転に戻りつつあります。
なのに、演劇界は今なお、コロナ禍真っ只中です。
どうして舞台関連だけは、新型コロナウイルス感染症のPCR検査をして、陽性者をあぶりだして、公演中止という厳しい措置をとらなければならないのでしょうか?
演劇界だけ、コロナ禍の厳しい状況から抜け出せていないのは、おかしいと思います。
公演中止の時の収支は?
公演中止になると、チケット代が払い戻してもらえますが、いつも主催者側の懐具合が心配になっています。
チケットを払い戻した分の補填などが、国などからされているのでしょうか?
現在のように、何ら国からの宣言が出されていない場合は、補填は無いのでしょうか?
それらの補償が何もないなら大変な赤字だと思います。
開催できても中止になっても、公演にかかる経費は、ほぼ同額だと思います。
そこに、中止になった分のチケット代金がマイナスになるなら、主催者側にとっては、本当に残酷なことです。
利益を生み出すために公演は開催されていると思います。
当たり前に利益が発生するシステムでなければなりません。
公演中止が当たり前に起こるなら、舞台は経済的に成り立たなくなります。
出演者の出演料
また以前に、外部の公演の出演者たちは、公演の上演日数に応じた出演料が支払われると聞いたことがあります。
稽古に稽古を重ねて、公演中止によって、日数計算で出演料が減っていくなら、たまったものではありません。
生きていくために、舞台の報酬は、欠けなく受け取る権利があると思います。
だから、公演中止が当たり前のように起こってはダメなのです。
その点、宝塚歌劇団の生徒さんは、公演の上演有無にかかわらず、給与として支払われるのでしょう。
しかし幾ら給与が支払われると言っても、公演のために全精力を傾けてお稽古を重ねられたのに、中止になってしまう無念さは、ご本人たちにしかわからない筆舌に尽くし難いものだと思います。
我慢には限界がある
公演のために、厳しい感染対策をされていると思います。
しかし何事にも限界があります。
そういう厳しい生活をいつまでも続けていけるものではありません。
タカラジェンヌは青春をかけて宝塚生活を送っていらっしゃいます。
その青春が厳しい制限の中にずっとあるなら、気の毒です。
世の中の人と同じ青春を味わっていただきたい。
現在は宝塚ではどの組の公演も予定通り上演されています。
しかし、いつ自分たちの公演が中止になるかわからない、という大きな不安の中にいらっしゃると思います。
不安と隣り合わせの生活をずっと続けるのも、タカラジェンヌの青春にふさわしくない!
演劇関係者だけが、特別に我慢を強いられ、理不尽な思いをし続けておられます。
何とかならないものか
現在感染者数は微増しています。
これからも検査をすれば陽性者が判明することは、続いていくと思います。
その度に「公演中止」ということになってしまう?
この状況をいったいいつまで続けていくのでしょうか?
何とかしなくてはならないと思います。
誰かが声を上げて、現在の状況を変えなければ!
2年以上経っているにも関わらず、コロナを特別な疾病とみなしていることが問題だと思います。
やはり、感染症の分類の見直しが必要かと。
コロナ前の世の中に戻そうと呼びかけながら、このあたりに手を加えていないのは、行政の不作為としか言いようがありません。
一方、コロナの後遺症で、苦しんでいらっしゃる方がいらっしゃるのも事実です。
コロナを侮ってはいけません。
しかし『風邪は万病の元』という言葉があります。
風邪が万病を直接引き起こすわけではありませんが、時には様々な病態と関わってくることもあります。
コロナも決して侮れないものですが、やはり風邪の一種。
『風邪は万病の元』という意識を常にもっていれば、何とか対処していけるのでは?
(高齢の方、持病をお持ちの方は特別に用心しながら)
舞台では、常に代役をしっかり設けておくことも得策でしょうか。
リベンジ公演の成功を!
『ODYSSEY(オデッセイ)』について
彩風咲奈さん主演の国際フォーラムで今年1月上演予定だった『ODYSSEY(オデッセイ)』は初日に中止が発表されて、お蔵入りになっていました。
舞台稽古を終えていたのに初日の幕が上がらないなんて、どんなに悔しく辛かったことかと思います。
それがこの夏、梅田芸術劇場で上演されます。
まさにリベンジ公演です。
どうか完走できますように。
『心中・恋の大和路』について
和希そら君は『ODYSSEY(オデッセイ)』で雪組デビューを飾る予定でしたが、公演が中止になってしまいました。
そして昨年バウ主演『夢千鳥』は、4日間上演した後中止になってしまいました。
『心中・恋の大和路』は、和希そら君のリベンジ公演だと思っています。
どうか完走できますように。無事に千秋楽を迎えさせてあげたい!
現在宝塚では予定通り公演が上演できています。
どの組も全公演完走できますように!!
そして今後、演劇界のどの公演も、無駄に公演中止に追い込まれることかないように、状況が変わっていくことを切に願っています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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