ハウステンボス歌劇団 ピンチの真っ只中?!
こんにちは、くららです。
私はハウステンボスが大好きなので、年パスを保持していて時々訪れています。
そして「歌劇ザ・レビューハウステンボス(旧ハウステンボス歌劇団)」のファンです。
「即戦力の、男役10名・娘役10名募集!」が話題になっていますね。

ハウステンボスファンとして、現在の状況を説明していきたいと思います。

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「これからどうなるの?」と心配していた矢先の募集ニュース

コロナ禍で、ご卒業される方が相次いだため、見に行くたびに1チームの人数が減り続けていました。
特に男役さんの人数がとても少なくなっています。
有望だった2番手の夢月りくさんが昨年退団されたのも痛手でした。

さらに昨年トップに就任されたばかりの碧海澪さん突然の卒業発表先月ありました。
私の中では一番推しのトップさんだったので、かなりショックでした。
そんな中、ハウステンボスでの最後の公演を笑顔でつとめていらっしゃいます。

数日前には、福岡で公演中のチームシャインのトップスター青蘭そらさんが、喉の不調のためしばらく休演されると発表されました。(復帰時期未定)

もし宝塚でこういうことが起きたなら大混乱、大パニックだろうと思いますが、次々と考えてもいなかったことが起こっています。

しかし現在在団しているスターさんたちは、精一杯頑張って、素敵なパフォーマンスを魅せて下さっています。

「これからどうやって運営していくのだろう?」と心配していた所に、即戦力の団員募集ということでした。

宝塚音楽学校と同じような、舞台人を養成するハウステンボス歌劇学院があるので、即戦力の募集に?だった方もいらっしゃると思いますが、劇団員になる入口は2つあることが、宝塚との違いです。

今回の募集のような、オーディションで入団して、即戦力として活躍するオーディション組と、ハウステンボス歌劇学院で学んで入団する学院組です。

決してオーディション入団が異例な訳ではありません。
しかし、学院組からドンドンスターたちを輩出していく予定だったと思いますが、辞めていく人が多くて、予定が狂ってしまって、今回の即戦力募集と言う結果になったのでしょう。

ハウステンボス歌劇学院について

2014年5月に創設されました。
宝塚音楽学校と同じ、舞台人の育成を目的とした学校です。
1年制で、応募資格は18歳~23歳と幅があります。

卒業したら宝塚と同じように初舞台披露があります。(その後1年間は実習生とか)
創設当初は、宝塚OGの出雲綾さんが声楽の講師をされていました。残念ながら2年で辞められましたが、メディアにも取り上げられ注目されていました。

創設されて8年になりますが、昨年はじめて学院組の1期生ダブルトップスターに就任しました。碧海澪くん紫城けいくんです。
その他のチームのトップスターはオーディション組です。

この歌劇学院に多くの人が入学して劇団に入団されましたが、卒業していく方がとても多いのが現状です。

「宝塚おとめ」のような劇団員全員を把握できる媒体がないので、間違っているかもしれませんが、私のわかる範囲で初期の学院生たちのことを書き上げてみました。(間違っていたら、ごめんなさい)

【第1期生 17人入団】
wトップの紫城けいさん碧海澪さん、娘役の美華えりかちゃん天乃愛理ちゃんの4名が在団しています。
碧海澪さんがご卒業されるので男役は紫城けいさんだけになります。

【第2期生 13人入団】
男役は現在円悠くんだけだと思います。(以前に暁千星くんに雰囲気が似ていると書いたスターさん)
娘役は、月瀬彩花ちゃん、春妃那ゆめちゃん、 舞音帆乃佳ちゃん 宮まどかちゃんの4人だけかな?

【第3期生 19人入団】
男役さんは無しかな?
娘役さんは、花このみちゃん、美歌真凜ちゃん、…

【第4期生】
男役さんは一颯湊くんが活躍中。

全般に娘役さんは、比較的定着していますが、男役さんはなかなか定着していません。

一方オーディション組の方も活躍中。

今年は、第8期生が初舞台でした。
コロナ禍で学院の入学人数が減っています。

娘役さんにはチャンスがある
宝塚のように各組のヒロインを決めていないように思います。
前回は端役だったのに今回は「ヒロイン?」と驚くこともあります。

現在チームハートで上演している「天空の恋歌」では、ヒロインが月瀬彩花ちゃんで驚きました。初見の時は「いったい誰?」と戸惑ってしまいました。前は河童役をやっていました。

たくさんの娘役さんにヒロインのチャンスをまわすと、娘役さんの定着につながるでしょうね。

2番手の男役さんはブルーローズ在籍

ブルーローズの男役は、まず優雅さん。(宝塚出身、研ルイス、82期生、月組)
創設期から劇団を牽引されてきて、現在は理事という立場で、いろんなチームに特別出演されています。かつての轟悠さんのような位置です。

福岡県ご出身なので、福岡市に昨年新設された「歌劇ザ・レビューシアター」の舞台に立つことが多いです。

蘭香輝さん海夏人蒼馬さん円悠さん一颯湊さん4人は、ブルーローズ所属で各チームの舞台に出演されています。
各組2番手という立場でしょうか?

海夏人蒼馬くんが格好良い!

海夏人蒼馬
海夏人蒼馬くんは、オーディション組です。
昨年辞めた夢月りくくんと共にオーディション組のエース級。

当初は垢抜けていない感じもしていたのですが、年々格好良くなっていて、とっても目が惹かれるスターさん。
ほりが深いお顔立ちで、イタリアと日本のハーフの方だとか。

ビジュアル100億満点で、しかもバチバチと視線を飛ばして下さるキザさと粋さで、沢山のファンが虜になっている模様。

やや斜陽気味のハウステンボス歌劇団にとって、海夏人蒼馬くんの存在は曙光です!(次の星組公演のタイトルを文字って)

卒業日が決まっていない卒業

昨年チームフラワーのWトップの一人に初めての学院卒業生として就任した碧海澪くんは、ハウステンボスでの公演が始まる直前(5月17日)に退団が発表されました。

「Legendary Story ~王家を継ぐ者たち~」の千秋楽にご卒業なのですが、日程はまだはっきりしていません。

ハウステンボス内のミューズホールの舞台は、ハウステンボスのアトラクションの1つとして上演されているので、他との兼ね合いもあって、なかなかスケジュールが決定できないのでしょう。
今までの流れだと、千秋楽は多分9月の終わりかな?と思います。

退団理由は公表されていませんが、何かご事情があるのでしょう。
最後になる舞台を終始笑顔で一生懸命つとめていらっしゃる姿を見ると、理由など詮索せず、ご卒業後も幸せになって欲しいと思うだけです。

トップスターの退団が、公演が始まる直前の4か月前に公表されるなんて、宝塚では考えられない厳しい現実です。「えっ?!」と思いながらも受け容れ、楽しめる時を楽しむしかありません。

ファンの方の中には、「まだ卒業が続くのではないか?」という不安もあるようです。これで終わりであって欲しいです。

公演のサイクル

まず福岡の「歌劇ザ・レビューシアター」で上演された後に、ハウステンボス園内で約4か月間上演されます。ハウステンボス内では、2つのチーム上演中になります。

そして、屋外のアムステルダム広場の15分間のショー(午後2時~)にも、2チームのうちのどちらかが毎日出演されています。(こちらは写真撮影、動画撮影OK)

宝塚のように演目を短期でまわしていけないのは、経費など様々な理由があるのでしょう。こういうあたり比較すると、宝塚は本当に恵まれています。

ハウステンボス歌劇団では、福岡公演も含めると約半年間以上、同じ演目を見ることになります。

現在までのハウステンボス歌劇団の流れ

2013年7月、テント小屋から「ハウステンボス歌劇団」がスタートしました!
【私はこの情報を知らなかったので、前月の6月にハウスボスに行っていました。情報を知っていたら1か月遅らしたのにといまだに後悔しています。はじまり頃の歌劇団を見ることができなかったことが本当に残念。】

2014年1月、劇場「MUSE HALL」が誕生。
こけら落とし公演に、宝塚OGの鳴海じゅんさんもゲスト出演。

2014年9月、2チーム編成に発展。
「チーム光」トップスター:優雅さん・雪菜つぐみさん(宝塚歌劇団出身)
「チーム花」トップスター:伊織はやとさん・深佳さえさん(OSK日本歌劇団出身)

2015年4月終わりより、シアター形式に。それまではテーブルが設置されて、飲食しながら見る状況でした。このタイミングで前方は、有料席になりました。有料と言っても、500円席と1000円席です。

2016年1月  チーム名をチーム光(シャイン)とチーム華(フラワー)に変更。
2016年4月 3チーム編成に。
チーム心(ハート)
トップスター:愛那月ひかる、泉美匠、愛那結梨(宝塚OG 92期生)。
愛那月ひかるさん、泉美匠さんはオーディション組で、共に昭和音楽大学のミュージカルコースご出身です。

今回募集の即戦力には、音楽大学で学ばれた方たちも入るのだと思います。

現在のチーム

チーム華(Team Flower)
wトップ:紫城けいさん、碧海澪さん

昨年までOSK出身の伊織はやとさんと深佳さえさんがトップコンビとして活躍されていましたが退団されました。設立当初からのメンバーでした。

チーム凛(Team Heart)
愛那月 ひかるさん

チーム輝(Team Shine)
青蘭 そらさん

チーム奏(Team Happiness)
夕貴 まことさん

チーム翔(Team Wing)
泉美 匠さん
喉を傷めていらっしゃるため、「チーム翔(Team Wing)」は休眠中で、泉美匠さんがお一人で他のチームに特別出演されています。

ブルーローズ
優雅さんが筆頭の専科のような特別出演メンバーです。
2番手級の男役さんと娘役さんもいらっしゃいます。

歌劇団がハウステンボスを盛り上げている

4月のゴールデンウイーク前にハウステンボスに行きました。
長崎空港からハウステンボスへの夕方の路線バスは、通常はガラガラで(数人で)いつも乗っているのが申し訳なくなる状態なのですが、この日は半分ぐらい埋まっていて、「人気が復活したのかな?」と思いました。
しかしハウステンボスに着いても降りる人は少なく、その先の佐世保への帰省客が大半のようでした。結局ハウステンボスで降りた人はいつもと変わらない数人でした。

帰りの空港へのバスは、ホテルの無料送迎バスを利用しました。
本来は「ホテルヨーロッパ」や「ホテルアムステルダム」の高級な部屋に宿泊した人だけが利用できるものなのですが、空きがあると他のホテルの宿泊者も利用できます。図々しく利用させていただきました。

高級感のあるリムジンバスに乗せていただけるはずでしたが、利用者か私を含めてたった3人だったので、大きなタクシーのようなものに変わっていました。
いつもは賑わうバスなので、「たった3人の利用者」ということにビックリ。

一番閑古鳥が鳴いていることを感じたのは、閉園時間の午後9時のイベントに私一人しかいなかったことです。
平和プロジェクト
光の滝の巨大スクリーンに、世界各国のクリエーターによる、平和への思いを込めた映像が次々に映し出される「グローバルピースプロジェクト」。
アーチストたちの平和への思いのこもった映像の数々でした。
この時期に平和を願う映像を流すことは、とても意義があったと思いますが、1日に1回、しかもその翌日で終了するものなのに、その映像を見ていたのは、私ひとりでした。

私はそのすぐ近くのホテルに泊まっていたので帰りを急ぐ必要か無かったこともあります。
強い風も吹いていてとても寒かったのもあるでしょう。

そのガラガラぶりに「ハウステンボスは今後やっていけるのだろうか?」と心配になりました。
その後ゴールデンウィークのニュースでは、ハウステンボスの盛況ぶりを伝えていました。
決算報告では、黒字であったと社長さんが笑顔で話されていました。ヨカッタ!

コロナ禍でも劇団関連は大盛況
私の滞在期間、歌劇団関係だけには、お客さんが沢山集まっていて賑わっていました。
夜遅い公演でも、そんなの関係ない!
かえって夜遅いと、お仕事を終えた方が駆け付けられているようでした。

10年前に「ハウステンボス歌劇団」をつくったことは、本当に良かったと思います。
ハウステンボスの集客の要になっているように感じます。

「ハウステンボス歌劇団」にとっても、人材は宝だと思います。
沢山のファンがついていても、魅せてくれるスターがいなければ、どうにもなりません。
それで今回大々的に未来のスターの募集をかけられたのでしょう。

歌劇ザ・レビューハウステンボスという名称があるのに、「ハウステンボス歌劇団」と敢えて書かせていただきました。
名称はわかりやすく、言いやすく、書きやすいものが一番です。

歌劇ザ・レビューハウステンボスの大きな失敗は、名称を難しくしたことだと私は勝手に思っています。
わかりやすいことが一番!

これから、なんとか存続して、盛り上がっていって、沢山楽しませていただきたいと思っています。

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