こんにちは、くららです。
愛月ひかるさんのサヨナラ公演となる星組東京公演がはじまりました。
本日はスカイステージで、愛月ひかるサヨナラ特別番組「不滅の愛をあなたに…」の初回放送があります。
退団まであと1ヶ月になってしまいました。あっという間に千秋楽を迎えそうです。
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愛月ひかるさんと真風涼帆さんは深い仲
20日に発売された「宝塚グラフ12月号」には、愛月ひかる退団特集がありました。
愛ちゃんが選んだ対談相手は、宙組トップスター真風涼帆さんでした!
愛ちゃんにとって、対談相手は真風さん一択しか無かったそうです。
星組では落ち着いた「先輩」の顔の愛ちゃんですが、真風さんと2人で撮った写真は、とろけるような笑顔でデレっとした可愛い「後輩」の顔そのものでした。
いつも愛ちゃんを気遣っていた真風さん
92期、93期と二人は1期違いです。
意外にも二人の出会いは、共通の知り合いの方がいたことから、愛ちゃんの音楽学校受験前からでした。
愛ちゃんの音楽学校受験の時には、予科生の真風さんが控室の愛ちゃんに会いに来て、面接会場まで送ってくれたそうです。その頃からの仲だったのですね。
晴れて愛ちゃんが音楽学校に入学して予科生になると、愛ちゃんの失敗が多くて本科生に怒られてばかり。
真風さんが愛ちゃんをこっそり呼び出して、「何をしたの?大丈夫?」と心配するほどだったそうです。
愛ちゃんの初舞台は、当時真風さんが所属していた星組。
また愛ちゃんは一期上の真風さん達に迷惑をかけてばかりいたそうです。
二人は組は別でしたが、真風さんの宙組の仲良しの同期と愛ちゃんが仲が良かったので、愛ちゃんはどんなことでも真風さんに相談していたようです。
新人公演の主演が出来なくてメソメソしている愛ちゃんに、「本役さんに失礼だ!」と説教されたことも。
そして真風さんが宙組に組替えになって愛ちゃんはとても嬉しかったそうですが、そこには怒られてばかりの愛ちゃんがいて、真風さんによると「素直すぎて、不器用すぎて、大変だった」そう。
星組で良き兄貴として、愛ちゃんは組子みんなから慕われていますが、宙組時代は素直すぎで不器用で大変な時代もあったのですね。
真風さんは表面を見るのではなく、愛ちゃんの内面をみて理解していたので、二人の間には深い信頼関係が築かれていたようです。
愛ちゃんの専科異動
真風さんが宙組のトップスターとなって、宙組生として真風さんを側で支えていたいと思っていたのに、愛ちゃんが専科に移動することになりました。
愛ちゃんがショックだったように、真風さんも愛ちゃんの専科異動が自分の事のようにショックで寂しかったと話されていました。
最後の舞台は博多座の真風さん主演の「黒い瞳」でした。
プガチョフの愛ちゃんが、ニコライの真風さんに向かって
「今度はいつどんな形で会えるかな、俺たちは」と言った後、抱き合って別れる場面がありました。
愛ちゃんは、専科生になったら次に舞台に立てるのはいつだろうという不安もあったので、このシーンに運命的なものを感じて、次に踏み出す勇気がわき、前向きになれたそうです。
トップスターとしての辛い立場
愛ちゃんの専科異動について、真風さんはトップスターだったので、ストレートに感情を表面に出すことは出来ず、まず組全体を統率していくことが第一優先で辛かっただろうなと思います。
愛ちゃんにとっては、そんな真風さんと深い絆で結ばれていることが支えだったと思います。
真風さんは大人で冷静な方ですが、その実、人情味あふれる温かさをお持ちで、いろいろな局面を乗り越えてこられたのだと思います。
80人の組子を統率していくには、一人ひとりの心を思いやりながらも、一つにまとめていく人間力がとても必要とされますね。
専科異動から道が開ける
愛ちゃんは、専科に異動して学んだことが今の自分にとてもいかされていると、ディナーショーで語られていました。
真風さんも
「今の愛ちゃんの舞台を観ると、異動で培ったものが確実に力になっているって分かるんだよね」と。
この対談の時は、愛ちゃんのサヨナラ公演を観に行くと退団を実感してしまうから、現実逃避でまだ観たくないと話していらっしゃいました。
その後宝塚大劇場でご覧になったようです。
舞台上の愛ちゃんも客席の真風さんも、万感の思いでいっぱいだったことでしょう。
愛ちゃんは、グラフのインタビューで
星組への組替えが決まった時点で、「3作品と終わりを決めて全力で臨もう」と決めていたそうです。ゴールが見えているからこそ一瞬も手を抜かず頑張れ、在団している時に“輝き“と言うか何かを残せればと思われたそう。
そしてその通り、「ロミオとジュリエット」の死が大好評で大きな爪痕を残され、サヨナラ公演も誰も真似のできない集大成を見せてくださっています。
「エリザベート」でルキーニを演じた時は小池先生からはダメ出しばかりでなかなか評価されなかったそうですが、「ロミオとジュリエット」では小池先生は死もティボルトも絶賛されていました。愛ちゃんはこのことが何より嬉しかったでしょうね。
「やっぱり私はここだったんだ。最初から決まっていたのかも」と感じるほどに私らしい作品で最後を迎えられて幸せです。と話されていました。
マイナスがプラスに
「愛月ひかる専科異動」は、愛月さんにも真風さんにも大きなショックなことだったように、ファンにとってもそうでした。
こんな明るい結末に繋がるとは思ってもいませんでした。
宝塚の人事は、時に非情と思えることもありますが、終わってみなければわかりません。
ただし愛ちゃんのトップスターを願っていたファンの方には残念な思いがあるかもしれません。
こればかりはトップスターの人数は限られているので仕方ないですね。
宙組の全国ツアーについて
宙組の全国ツアーは、今日は真風さんの出身地熊本で、大盛り上がりだったようです。
「熊本は良かとこねー!熊本最高ばい!」
と真風さんがご挨拶で話されたようです。
やはり方言で地名と最高が入るのですね。
そしてショーの中詰の真風さん、桜木さん、瑠風さんの客席へのささやきは、全員ご当地versionだったとのこと。考えるのは大変でしょうが、楽しいですね。
今回の全国ツアーは、全国ツアーの経験の無い若手さんが多いので、トップスターの真風さんは大変だと思いますが、頑張っていらっしゃいます。
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