トップスターは理事長が決める?
こんにちは、くららです。
今日はライブ配信で「幽霊刑事」を見ました。
トレンチコートの似合いすぎる珠城さんのイケメン度に益々拍車がかかり、メガネの鳳月杏さんとの掛け合いコンビぶりも最強で、「芝居巧者の月組」の笑いあり、涙ありのハートウォーミングな舞台でした。
カーテンコールでの珠城さんの弾けっぷりが今回も楽しく「これでもくらえっ!」の投げハートが名言として残りそう。

「ダル・レークの恋」も、「芝居巧者の月組」の舞台な上、カーテンコールでの月城かなとくんの意外な「一言トーク」が笑いをとっているようです。
本当に充実しきっている月組です。
次期月組トップスター・トップ娘役は誰だ?気になりますね。

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3月もあと10日で終わります。
雪組の望海風斗さんたちのご卒業日も近づいてきましたが、その前に宝塚の理事長さんの交代があります。
小川友次氏(64)が退任され、4月1日から木場健之氏(58)が就任されます。

小川理事長のインタビュー記事がネットに流れていたので読ませていただきました。


実に6ページにも渡る、内容が詰まったインタビュー記事でした

トップスターの人事は間違えてはならない

その中で驚いたのは、トップスターの選定も理事長の重要な仕事であるということです。
「トップスターの選定は最も悩むところ」とこたえていらっしゃいました。

理事長は、宝塚歌劇団の様々な決裁権を握っていらっしゃると思っていましたが、「トップスターの選定」が理事長によって行われていたとは思ってもいませんでした。

トップスターは常に主役を担い、演目の決定も左右する、宝塚の看板です。それにふさわしい条件は、芸が優れているのは当たり前で、やはり人として優れていないといけません。肉体的な強さはもちろん、組を背負いまとめるリーダーシップも求められる。先年、退団した花組トップの明日海りおは最後の日に『すべてかけてきましたと』言っていました。自分の全てを投げうってでも、宝塚に打ち込める情熱がある人が、トップになれるのだと思います。(中略)

それでも「トップスターの人事は間違えてはならない」と甘さを捨て、厳しい目で見、時間をかけて悩み抜くのだという。そうして判断を下した後は、部屋にある一三翁の写真に語りかけるのだそうだ。「『これでいいでしょうか』と報告するんです。本音を言えば一三翁のお考えを伺いたいのですよ」引用CEL (Vol.127)

この文書を読む限りは、決裁権にとどまらず、理事長自らが、時間をかけて悩み抜いて選定されているようです。

この6年を振り返っみる

2015年4月1日に、宝塚歌劇団理事長に就任されました。

それ以降にトップスターに就任したのは、以下の方々です。

2015年4月以降就任のトップスター

2015年5月11日付で、星組トップスターに北翔海莉就任。(2014年12月9日公表)

2016年9月5日付で月組トップスターに珠城りょう就任。(2016年3月15日公表)

2016年11月21日付で星組トップスターに紅ゆずる就任

2017年7月24日付で雪組トップスターに望海風斗就任。

2017年11月20日付で宙組トップスターに真風涼帆就任。

2019年10月14日付で星組トップスターに礼真琴就任。

2018年11月25日付で花組トップスターに柚香光就任。

2021年4月12日付で雪組トップスターに彩風咲奈就任予定。

北翔海莉さんのトップ就任は、2014年12月9日に発表されたので、その決裁権は前理事の小林公一氏にあったと思われます。

2016年3月15日に公表された、珠城りょうさんの月組トップスター就任は、小川理事長の選定であったと言うことでしょうか?
珠城さんは現在研13で、従来なら「これからトップスターに就任」してもおかしくない学年ですが、もうすぐ退団されます。
研9という若さでトップに就任されて、素敵な舞台を魅せ続けてくれましたが、現在のとても充実した舞台を見ると、もう少し後にトップに就任して、「これから」を観てみたかったというのが私の本音です。

しかし現在の月組のチームワークの良さは、珠城さんが4年半月組を牽引されてきたこその成果とも思えます。
「芸が優れているのは当たり前で、やはり人として優れていないといけません。肉体的な強さはもちろん、組を背負いまとめるリーダーシップも」と理事長さんが仰っているので、それらが揃っていた若い珠城さんに白羽の矢が立ったのもうなずけます。

礼真琴くんと柚香光くんは、若い学年で「2番手」になって、トップスターの紅さん、明日海さんの後を継いでトップスターに就任しました。
望海風斗さんと真風さんは、組替を経て2番手になり、トップスターの早霧さん、朝夏さんの後を継いでトップスターに就任しました。
この場合「トップスターの選定」というのは、半分以上は「2番手の選定」から始まっていると思われますが、このあたりも理事長の采配なのでしょうか?各組には、プロデューサーもいらっしゃいます。

「トップスターの最終的な選定」は、理事長なのでしょう。

トップスターの次にトップ娘役の選定も大切だと思います。

月組の次期トップコンビの選定は、小川理事長が既におすみでしょうね。

小川理事長さんは「現場主義」で、生徒との関りを大切にされていると、以前の記事によくあがっていました。

この記事の中には、小川氏が生徒の名前を出して話す口調に、娘のことを話すような温かさがあると書かれていました。
「親」と「子」のような信頼関係があるのでしょう。

しかし「トップスターの人事は間違えてはならない」と甘さを捨て、厳しい目で見、時間をかけて悩み抜いていらっしゃるのだそうです。

品格は舞台に表れ、どんなに端にいても品格のある人は光って、そういう人が舞台の真ん中に出てくるとも話していらっしゃいました。

長く宝塚を見ている私には、小川理事長が就任されてからの人事には、それまでのものと違うものがあったように感じています。
それが良かった面もあるでしょうし、そうでなかったところもあるでしょう。

4月1日から就任される木場健之氏は、また違うお考えをお持ちかもしれません。

コロナ禍の中、毎日薄氷を踏む思いをしながら(小川理事長の言葉)、舞台を上演して下さっています。
配信も積極的に行いコロナ禍の新たな需要にこたえてくださいました。
今後はさらに観客層を広げるために幅広い作品に挑戦をし、海外にも目を向けていきたいとのこと。

新しい理事長さんにも、明るい未来を目指すこれらのチャレンジ精神は受け継いでいかれることと思います。

「明日への希望を輝きに変えて」が宝塚の2021年のキャッチフレーズです。
これからも宝塚には、夢と希望がいっぱいあることを信じています。

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