緊急事態宣言と宝塚
こんにちは、くららです。
日曜日に月組の千秋楽の配信を見て感じたことと、1都3県に発令される「緊急事態宣言」について、書いていきたいと思います。

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月組の千秋楽の配信を見て感じたこと

珠城さんも月城さんも、頬がこけて、とてもお痩せになっていて…。
東京公演の千秋楽を迎えるまでのコロナ禍での心労は、計り知れないものがあったのだと思いました。
宝塚に帰って来て、たくさん食べてお肉も取り戻して欲しいと思います。
でも珠城さんは1月15日からバウホールで「珠城りょう 3Days Special LIV『Eternità』」があります。
もうすでに、お稽古でお忙しいかもしれません。

配信を見ていたら、日本物ショーの中で珠城さんだけ、お一人で歩き回っていらっしゃることに気づきました。
お芝居では、2役を演じているため、衣装替えの早変わりの連続で、舞台で演技している時以外は、ずっとダッシュで走り続けていらっしゃることと、フィナーレでも、あらゆるシーンに登場されて、踊るだけでなく、歌も何回か歌われて、その歌が息切れすることも無いことは、以前にブログに書いていました。

千秋楽の日も、限界まで頑張り続けられた上、何回ものカーテンコールの最後まで、笑顔いっぱいで、微塵たりとも疲れを見せられませんでした。トップスターとしての強靭な精神力と体力、威厳のあふれた風格に、ただただ感服感動しました。

ご挨拶の中で「私たちが必要かどうか思い悩んだ時もありました 」と仰っていましたが、必要不可欠な絶対的な存在です。
宝塚の公演が4か月余り休止した期間は、灯が消えたような寂しさでした。
そして、身を削ってまで、全身全霊で素晴らしい舞台を見せて下さる、珠城さんを始めタカラジェンヌから、どれだけ力をもらっていることでしょう。

以前に珠城さんが「舞台は不要不急」と口にされたのを聞いたことがありますが、ファンにとって「タカラジェンヌの魂が込められた舞台」は、その瞬間にどうしても必要なものだと思っています。(しかし「緊急事態宣言」下で、そんなことを言ってもいいのか、後で考えています。)

珠城さんは、退団発表をされた後に公演自粛期間になって、その時を通して、とても自然体に、素のままのご自分を表現され、朗らかになって、ますます素敵になられました。

少し前に「宝塚オンデマンド」を見ていた時に、珠城さんの過去の主演の公演のいくつかのパレードと、現在の公演のものとを、見比べることができました。
笑顔が全然違っていました。驚くほどに。そして肩の力が抜けていました。
重荷から解放されて、舞台を心から楽しんでいらっしゃることを感じました。

ご卒業される8月15日まで、お忙しい日々が続くと思いますが、朗らかに宝塚生活を楽しみながら、卒業していったいただきたいと願っています。

振りかかってきた1都3県の「緊急事態宣言」

本日東京など1都3県を対象として、政府は「緊急事態宣言」を8日に発令することが発表されました。(31日まで)
今のところ「劇場や映画館も対象外」とのことです。
都では、飲食店全般を対象に時短要請をして、協力金を店舗ごとに支払う意向のようです。
まずのターゲットは、飲食店!

東京など1都3県の公演は、予定通り行われると思います。
東京宝塚劇場で1月8日に幕を上げる「アナスタシア」は、上演される可能性が高いと思います。~2月21日
しかし「20時以降の不要不急の外出の自粛」も強く要請されているので、20時以降に終演する公演については、終演がはやまるよう、変更したりする可能性はあるかもしれません。

大阪での前例
12月3日に大阪府が大阪府民に対して医療体制がひっ迫していることから「不要不急の外出を控えるよう」赤信号を灯して呼びかけた時に、吉本興業は、午後7時以降の公演を自粛しました。

花組公演の行われる東京国際フォーラムは、東京都が関わっている会場なので、他の会場より、東京都の意向が優先される可能性はあるかもしれません。1月9日が初日。

GoToトラベルは、緊急事態宣言期間、全国的に中止になる可能性が高いと思います。

4月の「緊急事態宣言と違うところ」

4月は全国に対してでしたが、今回は1都3県に対してです。
「外出は控えてステイホーム」と強く呼びかけていることは、4月と同じです。
しかし、小中高校や大学など学校での教育活動は制限しない方針で、1月16日から始まる大学入学共通テストも予定通り実施される予定です。

遠征について
大阪府の吉村知事は、「緊急事態宣言出れば首都圏との往来自粛を」要請すると発言されています。
多分、他の都道府県も、大阪府に追随していくようなな気がします。
遠征がしづらい雰囲気にはなるでしょう。

日本では「自粛要請」に強制力がないので、公演が実施された場合、観劇するか、しないかは個人の判断に委ねられると思います。

こういう状況は、見る側には酷です。
そして、観客のため「夢と希望と元気を」と情熱を注いで舞台をつとめてくれる演者側にも酷だと思います。
かつて珠城さんが悩まれたように、純粋なタカラジェンヌたちを悩ますような状況には、なって欲しくないと思います。

「アナスタシア」は、東京での公演期間が長いので、1月31日までの「緊急事態宣言」期間は、中止になる可能性はあるかもしれません。

「緊急事態舞台芸術ネットワーク」について

昨年2月26日に、政府の突然の自粛要請を受けて以来、公演の中止延期が相次いで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、舞台芸術業界が危機的状況であるとの認識のもとに、緊急的に形成されたネットワークです

『緊急事態舞台芸術ネットワーク』は、舞台芸術全体が公演中止に追い込まれそうな時、もしくは追い込まれた時のみ活動するもので、趣旨に下記のような記述がありました。

表現方法の違いを越えて「ライブの舞台を通しての表現者」として、舞台芸術界がその緊急事態から脱却し、安全な状況で再開され再生していくために、互いに連携し協力し、情報を共有し合い、交渉事、会議などに臨んでいきます。引用緊急事態舞台技術ネットワーク

『緊急事態舞台芸術ネットワーク』に宝塚歌劇団も属しているので、そこの流れに従うかもしれません。

会場内、ロビーでの感染防止対策は、お喋りを控えることが、1番のようにも思います。そして観劇後、すぐに帰宅することかな。

コロナ禍の課題

一人一人がリスクを低減させるだけでなく、人の流れ、人と人との接触を徹底的に抑えることが、コロナの感染防止対策になります。

国全体に「緊急事態宣言」が発令されていた時のように、「可能な限り外出は控えてステイホーム」に務めていたら、感染は抑えられていくでしょう。
しかし、それを続けると、経済は死んでしまいます。
経済を回さなければと、人の流れ、人と人との接触に変化が無ければ、感染は抑えられません。

そのあたりのさじ加減が、難しいところです。

今となって、4月の「緊急事態宣言」は、やりすぎだったと言われていますが、再び1都3県に「緊急事態宣言」が発令されようとしている中、一人ひとりがどのように捉えたら良いのか、確実なこたえがありません。

理事長が新春インタビューで、「良い形で卒業できるように、全員で全力をあげて取り組んでいきたい」と仰っていました。
現在上演中の、雪組のサヨナラ公演は、宝塚で上演されているので、今回の「緊急事態宣言」は、今のところ関係がありません。関東からの遠征が問題になるでしょう。
関西は関東ほど感染が拡大していませんが、その先はまだ誰にもわかりません。

1日もはやく、感染拡大が止まって、医療に余裕がもて、安心して暮らせるようになることを願っています。

そして「明日への希望を輝きに変えて」くれる宝塚。
これからも様々な公演が無事に上演されていきますように。

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