明日海りおさんの『ポーの一族』妄想
こんにちは、くららです。
明日海りおさんが『ポーの一族』のエドガーを演じるのでは?と巷では盛り上がっています。

どういうこと?と調べてみたら、9日に発売の『週刊朝日』で、明日海りおさんご自身が「男役をまたやるかもしれません」と述べられた記事が掲載されていたのですね。
雑誌のweb記事の見出しも、元宝塚花組トップスター 明日海りおが表紙を飾る『週刊朝日』 「男役をまたやるかもしれません」というもの。
「男役をやるかもしれない」という言葉が、明日海さんの最高の当たり役「ポーの一族」エドガーをやるのでは?という妄想に転換されたようです。

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明日海さんの初仕事についての心配

初仕事は、ディズニー映画の声優のお仕事です。
ディズニーの実写版『ムーラン』主人公ムーランの日本語吹き替え。
(「ムーラン」は1998年にアニメ版が公開され、2020年は実写版です。)

ムーランは、男たちの戦に女の身でありながら参戦した、「東洋版ジャンヌ・ダルク」とも言える伝説上の男勝りな女傑です。
ディズニーの主役というと、受け身的に幸せを待ち続ける「ディズニープリンセス」が普通ですが、積極的に自分の道を切り拓いていくムーランは新しいプリンセス像です。
その新しいプリンセス像の声に、男役で多くのことを培ってこられた明日海さんが挑まれたということに、最善の初仕事を選択されたな、素晴らしいファーストステップだなと思っていました。

5月22日に公開予定でしたが、コロナ禍によって現時点では公開未定です。
ディズニー映画の観客数は限りなく多く、ブルーレイ、DVDでも販売され、動画配信もされ、そのうちテレビ等でも放送され…。大きな仕事です。

しかし一つだけ懸念事項があります。
この物語は中国の伝説『花木蘭』がベースになっていて、舞台は古代中国です。

新型コロナウイルスは、「中国が起源」と考えられ、中国に対して嫌悪感を抱いている人が実に多い現状です。
そんな中この映画が公開されて、多くの観客動員は望めるのだろうか、もしかして、公開が見送られることもあるのかも…。これは私の思いにすぎません。
初仕事で良い結果に繋がることを願っています。

明日海さん怒涛の雑誌掲載

ファンの方に教えていただいたのですが、次から次へと明日海さん掲載の雑誌が発売されたそうです。
・MAQUIA 5月号(3月21日発売)
・with 5月号(3月28日発売)
・Marisol 5月号(4月7日発売)
・TVnavi 6月号(4月24日発売)
・LEE 6・7月合併号(5月7日発売)
・BAILA 6月号(5月12日発売)
・TV station 11号(5月13日発売)
・CanCam 7月号(5月23日発売)
・CREA 6,7月号(6月5日発売)
そして、今回の明日海さんの麗しいお顔が表紙の「週刊朝日6月19日号」(6月9日発売)
全部で10誌!この「週刊朝日」で怒涛の雑誌掲載は最後だそうです。

コロナ禍が厳しくなってきた3月の終わりから、本屋さんに行けば、明日海さんの笑顔が掲載された雑誌に出会えてファン冥利につきた日々だったことでしょう。
外出自粛要請が出ていたので、本屋さんに行けず、通販で購入された方も多いかも。コロナ禍の中で、大きな心の潤いになったことでしょう。

記事から感じる次の大きなお仕事

「研音」という大きなプロダクションに所属されているので、驚くほど多くの雑誌に明日海さんが掲載されていました。
5月22日に公開予定だった映画のプロモーションもあったのでしょうが、次に何か大きなお仕事が待っているような気もします。これから何か発表があるのでは?

インタビューでは、現在を「第2のスタート」と位置付ける心境を語りながら、「男役をまたやるかもしれません」という発言もされていました。

編集の方が奇をてらって注目してもらおうと、「男役」部分を強調された書き方をされたのか?
本当に男役をするのか

私には判断できませんが、後者の「本当に男役をする」という流れにのって書いていきたいと思います。

『ポーの一族』大絶賛の林真理子さん

林真理子さんは『ポーの一族』を観劇されて、その宝塚ならではの作品の素晴らしさを「anan」や「文春」などで、興奮冷めやらない様子で大賞賛されていました。

林さんによると、その頃会う人ごとに、「ポーの一族見た?」「凄いよ」という声が飛び交っていたそうです。
宝塚ファンでは無かった女子の間で、“宝塚のポーの一族”絶賛旋風が起きたのですね。

私の知人は、クラッシック音楽が好きで宝塚のことを見下しているようなところがあったのですが、林さんの絶賛ぶりを読んでから、「ポーの一族って凄いらしいね。林真理子が大絶賛していたよ」と初めて宝塚の話題を私にふってきました。
それ以降も宝塚のことが話題になることが多くなり、一緒に花組公演を観劇しました。
そしてその後も時々観劇しているようです。

“宝塚のポーの一族”を観てみたかったようですが、明日海さんは退団されてしまいました。
大絶賛の公演が続けて行われないことも不思議がっていました。
宝塚は長期にわたって計画が組まれているので、大ヒットとなっても、なかなか次のスケジュールに組み込まれることはありません。残念ですね。

私が明日海さんの退団話を聞いた時にまず思ったのが、「ポーの一族」のエドガーの再演をやらずして退団されるなんて、なんてモッタイナイ!でした。

原作者の萩尾望都先生

昨年の「ポーの一族展」について
原作者の萩尾望都先生のデビュー50周年を記念して、「ポーの一族展」が、昨年の夏に東京で、秋に名古屋で、冬に大阪で開催されました
シリーズの新作や「ポーの一族」の原画や予告カットなど300点以上の展示とともに、宝塚コーナーが設けられて、花組公演で使われた衣装や舞台写真が展示されていました。
萩尾望都先生が宝塚の「ポーの一族」を、とても大切に思ってくださっていることを感じました。

演出の小池先生は、萩尾先生原作の漫画「ポーの一族」を読んで、舞台化してみたいという夢が、演出家を目指すきっかけの一つだったそうです。
小池先生は30年前に偶然、萩尾先生と隣り合わせることがあって、“ファンです”と声をかけて、お話をされたそうです。
そして、その初対面の時に「ポーの一族」の上演許可を萩尾先生からもらったとか。萩尾先生はその後あらゆる上演希望を断り続けられ、2018年に宝塚で「ポーの一族」の舞台かが実現したのです。(制作発表会のトークショーより)   

萩尾先生と小池先生には、深いご縁があったのですね。

小池先生の夢の実現

小池先生が30年に渡り構想を練っていた中、明日海さんと巡り合い、明日海エドガーいがいは考えられない!と確信されて、花組の舞台が実現しました。

明日海エドガーは漫画から抜け出したかのようで、さらに漫画よりも麗しく神秘的で、バンパネラそのものでした。
エドガーの学友など、少年役を演じていた人たちは、実年齢は明日海さんよりはるかに少年に近かったと思いますが、明日海エドガーが一番若くて瑞々しい少年に思えました。
もう私には、演じているエドガーではなく、どこからか舞い降りてきたエドガーとしか思えませんでした。

2年以上前に観劇したエドガーですが、今でもリアルに脳裏に浮かびあがります。それだけ印象的だったのです。

小池先生も原作者の萩尾先生も、明日海エドガーに対して、100%以上の満足だったのではないでしようか。

小池先生が長年あたため続け、満を持して上演された2018年の「ポーの一族」は、明日海エドガーの存在とともに、他のキャストも音楽もセットも衣装も、どれも素晴らしすぎて、大成功でした。

しかし明日海エドガーが完璧すぎて、他のエドガーが考えられない、という成功しすぎの失敗に陥ったように私は感じます。

『ベルサイユのばら』が宝塚の夢夢しい世界観に見事にマッチして、宝塚の宝になり、繰り返し上演される伝統の作品となりました。
『ポーの一族』も、ガラス細工のように儚く耽美で幻想的な、宝塚ならではの新しい世界観をみせてくれました。
しかし、明日海エドガーを中心に成立していた世界なので、明日海エドガーが欠けると、繰り返し上演することが難しいように感じるのです。

『ベルサイユのばら』が伝家の宝刀の如く、事あるごとに再演を繰り返していますが、『ポーの一族』は、そうなり得ない。

小池先生も、また萩尾先生も、そう感じられているのでは無いでしょうか?
初演で満点以上のものを見せてもらって、ハードルが上がりすぎたら、次には続きません。

明日海エドガーがあってこその作品だから、退団後は外部で

私のように「明日海エドガー」をもう一度見てみたいファンは、多くいるはずです。

早霧せいなさんは、退団された後、外部で『るろうに剣心』の舞台に、男役の剣心役で出演されました。
今は、小池徹平さんが剣心を演じられていますが、早霧せいなさんが宝塚で初演された時は、早霧さんの剣心しか考えられませんでした。
出演者は、早霧さんだけ男役で、あとの出演者は、リアル男子リアル女子だけでした。

「ポーの一族」も、リアル男子、リアル女子の出演者の中で、明日海さんだけリアルでは無い少年役がピッタリでは?
“バンパネラ”というリアルでない役なので、リアルでない少年の明日海さんがふさわしいと思います。

「るろうに剣心」も「ポーの一族」も小池修一郎先生の演出です。
外部の「ポーの一族」の実現するとしたら、最適の演出に変更されると思います。

外部の公演は宝塚の作品とは全く別物

宝塚で初めて上演されて、外部で上演され続けている作品として、まず思いつくのが、「エリザベート」「1789バスチーユの恋人たち」です。
私はそんなに外部の作品は観ませんが、この二つの作品は大阪に来れば観に行っています。
外部の作品は、宝塚の作品とは、全く別物だと思っています。

宝塚と全く違う世界観だからこそ、私には面白いです。

宝塚の世界観は宝塚だけのもの。
宝塚の世界でしか成立しないもの。
外部でそれに近づける必要など全くないと思います。

明日海さんの美意識

現役時代の明日海さんを見ていて、ご自分の意思を頑固なほどしっかり持っていらっしゃる方だと感じていました。
周りの言葉に動かされたり妥協される方ではありません。
もし「ポーの一族」でエドガーを演じられるとなったら、よりストイックに役をつきつめていかれると思います。
驚くようなスゴイエドガーが見れるのではないかと、勝手に妄想しています。

まだ何の発表もなく、妄想の中で書いてきました。
明日海りおさんは、美貌に恵まれているだけでなく、役者としての特別なセンスをお持ちで、並外れた努力もされる方なので、「ポーの一族」があっても無くても、今後も役者として嬉しい驚きを与え続けてくれる方だと期待しています。

今日の私の内容が、全くの妄想で終わったらごめんなさい。

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