卒業式と珠城りょうくんの任期とOGの夢組
こんにちは、くららです。

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106期生の音楽学校卒業式について

本日無事に106期生の卒業式&入団式が行われたようです。おめでとうございます!

恒例の予科生、本科生による「ブーケ渡し」の中止や、ご家族の出席が2人までに制限され、席の間隔はあけられ、校歌を披露する卒業生・在校生以外はマスクを着用していたそうです。厳戒態勢での式だったようですが、106期生たちの美しさ、素敵な笑顔は例年と変わりませんでした。
106期のキャッチコピーは「ONE TEAM」だそう。
初舞台が月組になるため、先日の文化祭のプログラムには、月組の珠城りょうさん、美園さくらさん、鳳月 杏さん、光月るう組長さん、夏月都副組長さんが音楽学校を訪問されて、106期生と一緒に写真を撮ったり、質問にこたえられたりしたことが掲載されていました。月組の6人からの106期生へのメッセージもありました。

106期生は、早速初舞台に向けて、お稽古開始でしょうか。ラインダンスだけでなく、日本物レビューへの出演もあるでしょうね。

珠城りょうくんの任期について

珠城りょう写真集「Be Myself」(DVD付)が発売されることが先日公表されて、「退団フラグ?」と言われています。
私は御園座で「赤と黒」の初日を観劇した時に、このブログにも記しましたが、何となく「遠くない時の終わりが近づいている」ことを感じました。

客観的にみて、トップスターには、大まかな既定の就任作数というものがあります。
現在の5組のトップスターの中では、一番の長期就任です。
名古屋のキャトレーブのポップアップショップ(2月4日(火)~3月4日(水)期間限定ショップ)で販売されているクリアファイル、ポストカード等では、5人のトップスターの真ん中にりょう君が位置していて存在感がありました。(クリアポスターでは、望海さんが真ん中でしたが)
月組トップスター就任作数

  作数  就任時
真琴つばさ(71期)  8作  研13
 紫吹 淳(72期)  5作  研16
 彩輝 なお(76期)  2作  研15
 瀬奈じゅん(78期)  8作  研14
 霧矢 大夢(80期)  5作  研16
 龍 真咲(87期)  8作 研12 
 珠城りょう(94期)    研9 

2000年以降、月組で8作以上就任したスターはいません。

他の組の9作以上就任スター

    作数  就任
花組 春野寿美礼(77期)  9作  研12
明日海りお(89期)  10作  研12
 
星組 柚希 礼音(85期)  11作  研11
 
宙組 和央ようか(74期)  10作  研13

珠城りょうくんの場合は、就任時研9で、誰よりも早期就任でした。
そのため、他のスターより就任期間が長くなる可能性は高いです。
しかし他の組の9作以上就任スターには、「長期就任の理由」がありました。

春野さん、明日海さんは、VISAのイメージガールでした。人気も特別ありました。
柚希礼音さんは、人気が高く、100周年の記念の年の「トップオブトップ」としての象徴でした。
和央ようかさんは、花總まりさんとのコンビ人気がとても高かったです。

4月24日が初日の『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』が、本公演7作目となります。
その次の8作目が退団作品となる可能性があるのかな?と思っています。

8作目作品は、予定では宝塚大劇場 2020年11月13日~12月14日
東京宝塚劇場のスケジュールについては、まだ公表されていませんが、東京公演のお正月公演になると思います。

年をまたいで退団公演は、凰稀かなめさんの退団公演でした。

『白夜の誓い —グスタフIII世、誇り高き王の戦い—』『PHOENIX 宝塚!! —蘇る愛—』

宝塚大劇場: 2014年11月7日(金)〜12月15日(月)
東京宝塚劇場:2015年1月2日(金)〜2月15日(日)

当時は宝塚大劇場で「タカラヅカスペシャル」を開催していたので、凰稀かなめさんが「大劇場でサヨナラをしたのに、また大劇場に登場しました」とご挨拶をされたことを覚えています。

珠城りょうくんについて思うこと

2017年1月、『グランドホテル/カルーセル輪舞曲(ロンド)』で、研9の早期抜擢で大劇場トップお披露目。
トップ就任が決まった時の心境について「トップスター・ロングインタビュー」で下記のように語っていました。

正直な気持ちで言いますと、素直に喜ぶことができず、すぐには首を縦に振ることができなかったですね。
経験が浅い、学年的なこと、色々なことがついてきていなくて、自分がトップとしてやれるのだろうかという不安。
喜ばしい方向に捉えてくれる人の方が少ないのではないか
素直には受け入れられなかった…

謙遜で冷静で洞察力が長けていると思います。
娘役としてベテランだった愛希れいかちゃんと、上級生の美弥るりかさんとの3人のコンビネーションで人気を博していきましたが、何かというとりょう君は、バッシングを受けやすい立ち位置にいて、気の毒に思っていました。
そんな中でも前向きに頑張っていらしたと思います。

『I AM FROM AUSTRIA』でのジョージ・エードラー役、今年の『赤と黒』ジュリアン・ソレル役は、持ち味を生かした好演だったと思います。
トップとしてのオーラにも満ちてきました。代表作になるでしょう。

宝塚は5組あって、どの組も平等に扱われなければならないと思います。
就任期間が長くなるほど、不平等に感じる方も多く、バッシングが増えるようにも…。

愛希れいかちゃんも美弥るりかさんも退団されて、珠城りょうくんは、一人でトップスターとして輝けるようになりました。
これから集大成として、痕跡を残していかれる時だと感じています。
さらに磨きがかかった「トップスター珠城りょう」を魅せてくれるのではないかと期待しています。

この就任時期の予想はあくまでも私の思い込みですので、間違っている可能性あります。おゆるしください

角和夫理事長宝塚歌劇団卒業生の組織化について言及

阪急阪神ホールディングスの代表取締役会長で、宝塚音楽学校の理事長である、角和夫氏は、下記のようなことを話されたようです。

宝塚卒業生を「夢組」として、舞台やイベントなどに出演する案は、今年1月の懇親会で、宝塚歌劇団の小川友次理事長が語っていた。角理事長はこの夢組プランについて「まだ正式には発表できないが」と前置きしたうえで「大学を卒業すると、大学院がある。宝塚を卒業後も、舞台に情熱を持った方を、きちんとした形で組織化したい」と踏み込んだ。
 2025年には「大阪・関西万博」が開催され、アンバサダーとして宝塚歌劇団も名を連ねる。「催し物もありますし、上質なショーも提供もしたい」と角理事長。さらには「(OGは在団期間の)長い短いはありますが、現役生と一緒かどうかわかりませんが、海外の方にも」と海外公演についても“夢”を披露した。引用デイリー

OG公演も楽しみに観に行っていますが、現役生の宝塚の舞台と宝塚を卒業したOGの舞台は別物だと私は思っています。
先日の紅ゆずる1st CONCERT「紅-ing!!」も、現役時代とお化粧を変え、OGであることを意識されたものでした。

「宝塚は夢の世界」、退団したらその夢から醒めてしまうことは、いつも感じていることです。
期間限定のタカラジェンヌだからこそ、意味がある。
大学を卒業すると大学院があるように、宝塚を卒業すると、「OGの夢組」がある?
詳しいことは語られていないので、何も言えませんが、「宝塚」と「OGの夢組」は、ファンの意識の中では別物だと思いますが、今後どのような展開をされていくのかは、興味津々です。

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