取材写真がマフィアの凄み、望海風斗「ギャング史」新公時代から
こんにちは、くららです。
雪組「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の初日まで、あと半月!となりました。

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先日の望海さんのお稽古場情報でも順調にお稽古が進んでいるようです。
昨日「日経新聞」のwebでの公演を前にしたインタビュー記事を見たのですが、そこに写っている望海さんのお顔をはじめ全体の雰囲気が「マフィア」そのものなことに驚きました。
渋くて、ニヒルで、凄みがあって、只者ではありません。その道のひと。
宝塚ニュースでのおけいこ情報を伝える望海さんは、あやちゃん寄りだったのですが。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」に向けて役作りを完璧にされているのを感じました。
写真撮影の時に、役の雰囲気でと言われると、素化粧であっても、「マフィアのかおり」「ギャング」の雰囲気を醸し出せるのですね。流石です。

望海さんの男役としてのバイブルは「ゴッドファーザー」のDVD

以前に「男役としての一品」ということで、望海さんは映画「ゴッドファーザー」のDVDをあげていらっしゃいました。
勉強としてギャング映画を多く見てこられ「男役のバイブル」とのこと。
目線、目のやり方、手の持ち方など、参考書のように男役のロマンが詰まっているとのことでした。
今回の作品の原作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」も何度もご覧になっていたようです。
望海さんの今までの男訳史を振り返ってみると、マフィア関連と言いましょうか、「ギャング」がとても多いのです。

ギャングの帝王と言えば『アルカポネ』

今年の「20世紀号に乗って」の幕開き、望海さんがスカーフェイス(顔にキズ)でシカゴの駅を横切りました。
それは、4年前の『アルカポネ』と同じ原田諒先生の演出の作品で、コメディだったためのご愛敬シーン。
観劇している時に、そのことに気づいている方が少ないことに驚きました。

2015年5月に『アル・カポネ —スカーフェイスに秘められた真実—』(作・演出/原田 諒)は、望海さんの東上初作品として上演されました。
スーツ姿がバシッと決まっていて、スカーフェイス(顔の傷)が最高にクールでした。
根はいい人なのに、だんだんと悪の道に進み、マフィアの人として凄味が増していく感じが圧倒的でした。
溜息の出るような存在感と男役を超えた凄みと渋さのあったアルカポネのことは、忘れられません。圧巻の歌唱力も!
今まで宝塚で味わった事の無いスゴイものを見せてもらったと思いました。
しかし舞台上では『アルカポネ』そのものであった望海さんが、カーテンコールでは「素のあやちゃん」に戻ってご挨拶されるギャップの大きさにも惹かれました。

望海さんは、アルカポネを演じるまでに、多くのギャングを演じていました。

新人公演「アデュー・マルセイユ」のシモン

この公演は春野寿美礼さんの退団公演でした。次期トップは真飛聖さん。
そして新人公演では、春野寿美礼さんの役を朝夏まなとさん、真飛聖さんのシモン役を望海さんが演じました。
作・演出/小池修一郎先生でした。
1930年代初頭、アメリカで禁酒法が実施されていた時代。美しい港町マルセイユは、マフィアが支配するフランス一の犯罪都市。闇の世界ギャング社会、マルセイユの「夜の帝王」がシモン
本公演では、春野さん演じるジェラールの少年時代も演じていました。
この作品は2007年の秋公演でした。研5で「夜の帝王」とは。その後が暗示されているような。
12年後に小池修一郎先生のギャング役を再び演じられることは、御縁ですね。

『BUND/NEON 上海』-深緋(こきあけ)の嘆きの河(コキュートス)-

バウホール公演 主演・・・朝夏まなと 作・演出/生田大和(デビュー作品)
公演期間:2010年1月7日(木)~1月18日(月)
1930年代、上海マフィア青幇の大ボス杜月笙の部下青幇役を望海さんが演じました。中国版のマフィアのギャングです。

「ギャング」という言葉は、現在犯罪員、暴力団などに対して使われますが、望海さんの演じられてきたギャングは、禁酒法時代にアルコールに絡んだ飲食ビジネスをするギャング関連だったように思います。
今回の主人公ヌードルスは、望海さんが今まで演じてこられた「禁酒法時代のギャング」の集大成になるでしょう。
4年前のアルカポネで、既にそれまでの男役の概念を打ち破った男役でしたが、さらに「ギャング望海風斗」の男役像の幅が広がるのでしょう。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」

今回、ギャング映画の名作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の舞台化に挑まれます。
この作品のミュージカル化は世界初とのこと。脚本・演出は小池修一郎先生。

貧民街からギャングとしてのし上がる主人公ヌードルスを望海さんは演じます。
望海さんは作品の魅力を「移民として必死に生き、ギャングにならざるを得なかった男たち。人生のドラマが描かれている」と話されていました。

原作のギャング映画と宝塚がどのように融合するのかも、見ものですね。
そして雪組は、だいきほの歌ウマコンビがいますので、歌への楽しみも大きいです。

素晴らしい曲や時代の世界観に、どっぷり浸っております☆*。
そしてそして、第1幕ラストのヌードルスは必見ですよ♡♡私達だけ見ているのがもったいなくて、早く皆さまにも見ていただきたいです!!(引用:宝塚公式ホームページ稽古場 キャストボイス彩凪翔)

宝塚ニュースで「1幕ラストの望海さん」を奏乃組長がおススメされていましたが、翔くんも「私達だけ見ているのがもったいない」ほどのシーンなのですね。
楽しみのつまった公演となりそうです。

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