SNS全盛時代の「規格外のスター」朝美絢
昨夜の「FNSうたの夏まつり」に雪組スターの出演は、とても楽しめ、「宝塚の素敵さ」を世間に伝えることもできましたね。

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雪組で『エリザベート』が観たい!

『エリザベート』の「闇が広がる」の望海さんは、低音パートのためか、いつものだいもんの声量を感じられなかったのは少し残念でした。
(その低いパートさえ歌えることがスゴイのですが。)
「薄化粧」のだいもんの美人度が、トートの冷たい雰囲気と相まって素敵でした。「男役化粧」では、お顔の美しさが半減してしまうのが、だいもんの残念なところ。
願わくば雪組で「エリザベート」を上演して欲しい、だいもんのトートが観てみたいという願望が湧いてきました。(現実的には難しいのかな?)

DA PUMPとのコラボの「U.S.A.」が最高

そして何といっても、DA PUMPとのコラボの「U.S.A.」が最高でした!
DA PUMPの方々と比べると、『Music Revolution!』の衣装に身を包んだスラッとした雪組の男役さんたちがカッコ良すぎて、脚の長さは見た目2倍以上。
全く異なるコラボで、新しい宝塚の魅力もDA PUMPの魅力も発見できました。
DA PUMPと宝塚男役で、「U.S.A.」を踊るという企画をされた方がスゴイ!と感動しました。

その中でも真ん中の彩風咲奈ちゃんは、超絶な脚の長いスタイルの良さと、魅せ方で、咲ちゃん爆弾を放ちました。
「2番手咲ちゃんのブレイクの時」を感じました。
以前に「ブレイクできない彩風咲奈!望海風斗が心配中?」という記事を書いてごめんなさい。

そして何と言っても「FNSうたの夏まつり」で爆発したのは、朝美 絢
長時間お名前が「トレンド入り」していました。J-CASTニュースの記事にまでなっていました。


「顔の良さ」がここまで反響を呼ぶとは、スゴイですね。

「御曹司」として劇団につくられるスター

彩風咲奈ちゃんのように「御曹司」として、宝塚に入団時から路線を進むのが宝塚のポピュラーなスターの道です。
音楽学校の「文化祭」の芝居の主演経験者(男役2人 娘役2人)が、その後新人公演の主演をしている場合も多い。
長年スターの育成に関わっている関係者は、スターになる素質のある生徒を見抜く力があるのだと思います。
研1で一人だけ「初詣ポスター」に選ばれますが、その起用者がトップスター、トップ娘役になる割合もかなり高いです。

自らスターとして花開いていくスター

宝塚に入団して研鑽していくうちに、路線に乗っていく。
研7までの「新人公演」で主演を演じることが「路線」の第一条件
「バウホール公演」主演をすることが、「路線」の第二条件
「東上公演」主演をすることが、「路線の」第三条件

95期スターの中で、礼真琴君、柚香光君がトップ就任予定で、月城かなと君が2番手予定。
95期で上の第二の条件まで満たしているのが、水美舞斗君朝美絢君瀬央ゆりあ君桜木みなと君。

95期の4人は「魅せ方」を心得、努力する中で個性と技術と魅力を磨き、まだまだ花開いていく時だと思っています。
現時点で「固定スター」を決めてしまわず、今しばらく「95期の競い合い、励み合い、成長する」過程を見守りたいと願っています。

朝美絢君について

朝美絢君の場合、2017年3月放送の「FNSうたの春まつり」に月組メンバーとして出演した時も、「左後ろの人」としてとても話題になるほど目立っていました。
今回も宝塚ファンを越えた所で大きな反響をえたことは、この「スターレース」に影響があって当たり前だと思います。

時代はドンドン変化してきて、「SNS全盛」で大きな影響力がある今の時代は、「今まで通り」の規格にそわないスターが誕生しても良いと思います。
宝塚の伝統を引き継ぐ「御曹司」スターも良いですが、そうでないスターも大歓迎したいです。

10月13日で退団される紅ゆずるさんも、新人公演のラストチャンスに主役を演じ、「紅5」をスカイステージの番組で放送したことや、MCをしたことで多くのファンを獲得してトップスターに昇りつめた「規格外のスター」です。

朝美絢君の場合、組替えの時点で正当路線では無かったのかもしれませんが、雪組に組替え後『ひかりふる路』でのサン=ジュストの快演をはじめ、『義経妖狐夢幻桜』バウ主演など、押し出しが強く歌唱力も芝居力も向上し続け個性も光っています。
整った美形のお顔から醸し出されるジャニーズ風のアイドル的な雰囲気も魅力的です。
もうすぐ東京公演の幕があがる『壬生義士伝』の斎藤一役も、芝居が巧みで「俺様」的な個性が際立った素晴らしさでした。
舞台の上の姿が別に規格外ではありません。

アイドル的な人気を誇る、あーさのような「今までの宝塚では規格外」のスターにも、とても魅力を感じます。

多様性の時代に多様性にこたえるために現在宝塚には「5組」あるのだと思います。
今回のあーさ旋風をみて、新しいスターのあり方も面白いなと感じました。

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