私の宝塚ファンとしての特長はファン歴が長いことです。
昭和の「ベルばらブーム」の時からのファンなので、もう「化石」に近いのかも。
一応応援している方はいますが、宝塚の舞台を観ると、どのスターも「素敵!」とファンになる、典型的な「ミーハー」派。
関西在住なので、全組、大劇場を中心に、他の公演も観れる範囲でできるだけ見て、宝塚を楽しんでいます。
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歌、ダンスの技術力が高く無いとスターになれない??
そして最近違和感を感じているのは、技術不足のスターが叩かれ続けていること。
実力派のスターの舞台も好きですが、ビジュアルで夢を魅せてくれるスターも大好きです。
歌が今一歩でも、ダンスが今少しでも、スターのオーラがあり華があり、現実を忘れる夢の世界を魅せてくれるスターの存在は、「夢の世界の宝塚」には必要不可欠だと思っています。
私は紅ゆずるさんが大好きです。しかし紅ゆずる&綺咲 愛里 コンビニ対しての「実力ナシ」バッシングはすざまじい。
そして横浜アリーナ『恋スルARENA』が、明日海りおさんとのお披露目公演となった華優希ちゃんへのバッシングも。
華ちゃんの場合、可愛い、可憐、メルヘン、夢夢しい、まさにプリンセス、ヒロインらしい、と擁護派も多く、今回は意見が二極化しています。
華 優希ちゃんについて
私はライブビューイングでしか『恋スルARENA』を見ていませんが、大きな会場での「大スター明日海りおのヒロインとしての披露の場」は大緊張でしかなかったでしょう
そんな中、決して上手では無かったですが、良く頑張っていたと思いました。
器用でないからこそ、守ってあげたい可憐な可愛いヒロインという存在なのだと思います。
星組の舞空瞳ちゃんなら技術的に優れ肝もすわっているようなので、こういう大きな会場でも過不足なく実力を発揮して喝さいを浴びるのでしょう。
しかし宝塚がこうした大きなコンサートをするのは異例中の異例。
華ちゃんに求められているのは、通常の舞台で可憐なヒロインを演じることだと思います。
『はいからさんが通る』と『ポーの一族』では十分に役として魅せる結果を残しています。
2017年『邪馬台国の風』での新人公演初ヒロイン:マナ役は、歌も歌えていました。
新人公演の主演者二人が出演する『ステージトーク花組』で身近で話を聞いたりしましたが、ヒロインらしい娘役さんだと感じました。
世間のバッシングは否が応にも本人に届きます。
このバッシングに萎縮してしまわず、『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』で華ちゃんらしいシャーロットを演じて、明日海りおさんのサヨナラ公演に素敵な花を添えて欲しいと思います。
明日海りおさんも、華ちゃんを「娘役」として育てることをご自分の重要な務めの一つと思っていらっしゃるでしょう。
舞台の上では、華ちゃんとの関係性が、明日海りおの新たな魅力を引き出して、進化し続ける男役の集大成になると思います。
実力派の舞台もビジュアル派の舞台も素晴らしい
「天は二物を与えず」と言いますが、宝塚においても「舞台に立った時のビジュアル」と「歌唱力」両方を兼ね備えているスターは、ほとんどいません。
この二物を与えられている貴重なスターが、明日海りおさん。だからこそ準トップ時代もあり、長くトップスターをつとめられました。
望海風斗さんはとても美しい方で、類の無い圧倒的な歌唱力と芝居力、ダンスの技能をお持ちですが、舞台でのビジュアルは最高に良いとは言えません。
舞台の満足度は非常に高いので、私は望海さんの舞台をひたすら観に行きます。
でも「誰のファンか?」と聞かれると、紅ゆずるさん、とこたえます。(矛盾していますね(笑))
3拍子揃った実力派の北翔海莉さんが星組トップスターになった時から、宝塚での実力重視の流れが出来たと思っています。
美しい方でしたが、舞台に立った時のビジュアルが最高とは言えませんでした。舞台の満足度はとても高かったです。北翔さんの舞台もひたすら通っていました。
次期星組トップスターの礼真琴君も、3拍子飛びぬけた実力を持っていますが、ビジュアルが最高というわけではありません。
5月に行われた星組全国ツアーの満足度はとても高く、わざわざ札幌まで足を運びましたが、「観れてかった」と感動しました。これからも完成度の高い舞台を魅せてもらえるだろうと期待しています。
私は、実力派の舞台も好きですし、ビジュアル派の舞台も好き。
実力派の舞台の方が完成度が高くて満足度が高いとは思っています。
しかし、宝塚が実力派だけの舞台になることには、頷けません。
今までの長い宝塚の関りの中で、いろいろなスターがいて、それぞれの魅力に魅了されてきました。
紅ゆずるさんが10月13日で退団されてしまいます。
その後もビジュアル重視のトップスターも存在して欲しいと思っています。
人の好みはそれぞれ
人の好みはそれぞれです。好みの範疇のものを他人が叩くことではありません。
横浜アリーナ『恋スルARENA』で、華優希ちゃんを可愛い、素敵、応援したいと思った人も多いと思います。
そういうヒロインを観たいファンもいるのです。
華ちゃんだって人間。繊細な心をもっています。
華優希ちゃんをバッシングするあまり、華優希ちゃんが委縮して本来の華優希ちゃんでなくなってしまったら大変です。
タカラジェンヌがみんな「強靭なメンタル」を持っているわけではありません。
華ちゃんは、明日海さんのヒロイン役を精一杯つとめようと努力されていると思います。
明日海さんは、そんな華ちゃんを応援しながら、最後の舞台を有終の美で飾られるでしょう。
宝塚は5組あって、それぞれが違うのが魅力
柚香光君のスター性は素晴らしく、今までにいなかったスターなので、トップスターになって、新しいスター像を魅せてもらいたいと思っています。
実力派の望海風斗さんの舞台も、まだまだ可能な限り魅せていただきたいと願っています。
全組観劇派なので、それぞれの組が特色があるほど面白いです。
そして「実力主義」というなら、トップスターにならなくても、優れた実力のあるスターには、目立つ活躍の場を与えて欲しいと思っています。
その筆頭がこのブログでたびたび書いている和希そら君!
スカステで、『Brilliant Dreams「和希そら」~stage~が』7月1日23:30が放送されます。
「カフェブレイク」にも出演しますし、これから活躍されていくことを期待しています。
最近宝塚ファンの中で「実力主義論」が強くなってきていますが、トップスターに限らず、実力者を重用する舞台になることを願っています。
そうすると、たとえトップスターに歌の力が欠けていても、全体の舞台として成り立つでしょう。
5組あるので、組によって、それぞれのスターの構成があっても良いのではないかな、と思っています。
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