元星組お兄様七海ひろきさんが東京宝塚劇場で卒業された翌々日、同期の望海風斗さん主演の「20世紀号に乗って」のマチネ公演をご観劇でした。
その時にお隣に座って楽しそうにお喋りされていたのは、花組の花野じゅりあさんでした。
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花野じゅりあ姐さんという艶やかな呼び方がピッタリ
花野じゅりあさんも、現在公演中の花組東京公演の千秋楽4月28日にご卒業予定です。
組も学年も違うのにかいちゃんとご一緒に座られていたことは、少しびっくりしたのですが、卒業組同士という繋がりもあったでしょうね。
かいちゃんはもう男役もご卒業されたので「お兄様」という呼び方は無しですね。素敵なお姉さまにすでに変身されているかな?
花野じゅりあさんには、「上品な姐さん」という呼び方がピッタリだと思います。
宝塚での千秋楽の日は、退団者は白い洋服を着るのが当たり前の中、ピンクの素敵なパンツスーツをお召しになって颯爽とした男前の雰囲気を醸し出していらっしゃいました。
ピンクは花組カラーだから?迎合しない小粋さがお似合いになります。
舞台上で持つ退団者のお花も、シックな落ち着いた小さめのものでした。
千秋楽のご挨拶も「東京公演がございますので…」と短め。
このお姿に「姐さん」風味の粋さを感じました。
花野じゅりあさんの下級生の頃
くららは、元花組春野寿美礼さんの大ファンだったので、2001年から花組を良く見ていました。
じゅりあさんは初舞台が2000年の花組「源氏物語 あさきゆめみし/ザ・ビューティーズ!」、それからからずっと花組生でした。
中学卒業で入学されているので、同期の中でも本当にかわいさが際立っていました。
春野寿美礼さんがトップスターで活躍されていた頃のじゅりあさんは「かわい子ちゃん」として目立っていました。
後に春野さんの2代目の相手役となった桜乃彩音ちゃんとじゅりあさんは、二人で一緒にショーのシーンで活躍されていた頃もありました。
お顔の可愛さでは、じゅりあちゃんの方が数段上だったと思いますが、その後トップ娘役には桜乃彩音ちゃんが就任しました。
当時から花組は素敵な娘役さんの宝庫で、その頃から現在までいつも美しく可憐な花娘として、伝統的な花組の娘役の魂を牽引してこられました。
途中けがで休演が長引いた時は心配しましたが、以前のままの美しすぎるじゅりあさんが復活してきてくれた時は嬉しかったものです。
86期というと宝塚の中ではかなり上級生になりますが、花組ではいつも瑞々しく「美の象徴」のような方で、最後の公演『CASANOVA』でも幕開きすぐから圧倒的に美しいゾルチ夫人を演じていらっしゃいます。ダンスの名手でキレキレのダンスがいつも素敵でした。
桜一花さん、華城季帆さん、初姫さあやさん、華耀きらりさん、月野姫花さん、華月由舞さんら花組の娘役さんたちが次々に去っていかれ、
今回、桜咲彩花さん、仙名彩世さん、そして花野じゅりあさんと、花組娘役の重鎮の方々が去って行かれるのは、とても花組にとって大きな痛手になると思います。
研究しぬきながら伝承されてきた「花組娘役の伝統」を、桜咲彩花さん、仙名彩世さん、花野じゅりあさんらは、残っている花組の娘役さんたちに伝えてくださっていることと思います。
じゅりあさんのご卒業はとても残念ですが、いつまでも今の美しさを保っていかれるのではないでしょうか。
あさってから4月ですが、4月の終わりにまた宝塚には悲しい別れの時がきますね。寂しい2019年です。
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