ロイヤル 澄輝さやと
くららが毎公演何回も熱心に観劇するようになったのは2013年からです。
2013年3月宙組『モンテ・クリスト伯/Amour de 99!!-99年の愛-』で、新聞記者のイケメン王子さまを見つけました。
「あのイケメンは誰だ」と調べたら、澄輝さやとさんでした。ショーの時の横顔も特別美しい。

スポンサーリンク



澄輝さやとに毎朝あえる楽しみができた

その直後、澄輝さやとさん主演の新人公演『クラシコ・イタリアーノ』がスカイステージで放映予定だったので、じっくり見て、「何て美形なのだろう!」とすっかりお気に入りのスターさんになりました。

7月からスカイステージの第2期スカイ・ナビゲーターズとして、綾瀬あきなさんと出演されるようになり、爽やかなイケメン王子様の週が楽しみになりました。

少し裏覚えですが、小池先生から「きみ紅君に似ているね」と言われ、紅さんにアドバイスをもらうように言われたとか仰ってたのが印象的でした。
私の好きになるイケメン路線に、紅ゆずるさんも澄輝さんもいるので、それが小池先生を通してもリンクして、「やっぱり正統派の美形よ」と頷いたことを覚えています。

澄輝さやとをたとえるなら

正統派美形男役。
端麗な顔立ち。
微笑んだ顔がやさしい。
小顔でスラリとした長身。長い手足。

紅ゆずるさんと違う所は

澄輝さやとさんは、いつも爽やかで、ロイヤル感がいっぱいなところ。

「ロイヤル」=澄輝さやと

高貴な顔立ち。全身から漂う気品とオーラ。
そして「爽やか」という言葉がピッタリ!

しかし、澄輝さやとさんのその後の役付きは今一歩でした。
舞台の上ではいつも素敵に輝いていましたが。特にショーの時は。

『New Wave!-宙-』の主演

忘れた頃に上演される『New Wave!』(前回のページでしつこいほど、紹介しています)

2015年2月に『白夜の誓い/PHOENIX 宝塚』で凰稀かなめさんが退団され、
新生宙組が「トップハット」でお披露目公演となる時に
バウホールでの『New Wave!-宙-』の主演に澄輝さやとが抜擢されました。

それまでの花組、月組は複数人を主演とする体制だったのに対して、宙組の場合は「主演・澄輝さやと」と明記され、先行画像も一人写り。
大劇場公演でも別箱公演でも、なかなか良い役がつかないし、中堅男役なのに、
特別に澄輝さやとだけ、それまでの『New Wave!』とは違う、主演と言う言葉の特別扱いに正直驚きました。
「澄輝さやとは宙組の有望スターなんだ」と思いを新たにしました。

しかし舞台を観ると、いつもの「爽やか澄輝さやと」がロイヤルに真ん中をつとめていました。
『New Wave!-宙-』は、みんなでつくりあげるショーだから、
真ん中の熱量不足を感じながらも、いつでも、どこまでもロイヤルなのが澄輝さやとだと思いました。

勝手に熱さ不足を感じ、じれったく思ったが

2年上の七海ひろきと1年下の真風涼帆がトレード組替えになって、
2015年6月からの『王家に捧ぐ歌』では、1期下の真風涼帆が2番手になりました。
その『王家に捧ぐ歌』の頃より、熱いもの、エネルギッシュさを少しずつ澄輝さやとから感じるようになりました。

「エリザベート」では高貴なルドルフがピッタリで、儚げさも天下一品でした。
「バレンシアの熱い花」全国ツアー公演のロドリーゴ・グラナドスも高貴な役なので、ピッタリ。

2017年の『王妃の館』での近藤誠は、全くロイヤルとは反対の役でしたが、品を崩すことなく良い味を出していました。
昨年1月の『不滅の棘』も初演春野寿美礼さんの時は2番手瀬奈じゅんさんが演じられたアルベルト役で、とても深みがあってよかったです。
『天は赤い河のほとり』では、エジプト皇后・ネフェルティティ役で、凛とした美しさ、威厳のある存在感が絶品でした。

高貴で気高い、ロイヤル感においては、澄輝さやとの上にいく人はないでしょう。

誰もが番手の向上を目指しているわけではない

澄輝さやとさんは、宝塚のスターとして上に昇りつめようとか考えない、別格の高貴な存在の方なのだなと段々とわかってきました。
貪欲に上を目指していないのです。
ニューウェーブでも、真ん中の有望スターの位置なのに「なぜ?」とくららは勝手に思っていました。
しかし誰もがみんなが番手が上がって主要なスターになることを目指しているわけではないと気づいたのです。

これは頑張らないという意味ではありません。
自分の役どころに対しては、貪欲に努力して頑張っていらっしやいます。
宝塚の番手は限られた数しかありません。その限られた数にくいこもうとしない、そういうジェンヌの存在の方が大半です。

「置かれたところで咲きなさい」という言葉がありますが、澄輝さやとはロイヤルに自分らしく精一杯咲いています。
ファンは大きな役がついての開花を望みますが、皆が大きく花開いていかなくても、その人の存在感が宝塚の舞台の価値をあげます。
澄輝さやとはロイヤルに舞台に存在し、心のある役をこなしているだけで、十分なのだと思うようになりました。

そして宝塚に無くてはならない品格を存分に持ち合わせている澄輝さやとさんは、ずっと宝塚で咲き続けてくれると思いこんでいました。
だから、昨日の退団発表はとても残念でショックでした。

ロイヤル91期トリオ

ロイヤルというと、91期生の月組の紫門ゆりやさん、星組の天寿光希さんもロイヤルですね。
このお三方を、ロイヤル91期トリオと言うそうです。
本当に品のあるロイヤルな素敵な方々ですね。

そして、91期娘役、音波みのりさんも、品格があっていつも素敵に輝いています。
全国ツアーの「アルジェの男」のチケットが無くてあきらめていましたが、札幌に温泉旅行をかねて観劇にいくことにしました。
(おとくな旅行計画を練るのが趣味なので、今回も驚きの低価格で行きます。またブログで紹介しますね)
話は戻して、音波みのりサビーヌが楽しみです。

宝塚の大きな変革の中で、この91期のロイヤルな方々まで去っていってしまわれないように願うだけです。

宝塚は若手スターを見つけて、その成長=番手が上がっていくことを見守っていくことが、ファンの醍醐味だと言われます。
しかし澄輝さやとさんのように主役級のスターにならなくても、「別格スターとして凛として輝いているスター」を見守るのも楽しいですね。

ポチッと応援していただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村