ベルサイユのばら45観劇日記
「ベルサイユのばら45」を2回観劇してきました。今日の日曜日が大千秋楽ですね。

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「ベルサイユのばら45」を厳選して2公演観劇しました

トーク&ソングコーナー2月18日「1974年初演A 初風諄・榛名由梨・安奈淳」2月23日「1975年雪組 初風諄・汀夏子・麻実れい」。トークコーナーを中心に選んだので、他のシーンは重複している所も多かったです。

幕開きは宝塚の「ベルサイユのバラ」そのもの。
オーケストラによる重厚な鐘が鳴って、ミラーボールがまわって、軽快な音楽と共にピンクのバラ仕様の舞台の幕があがります。
そして小公子のまわりに可愛い小公女たち。
「ごらんなさい、ごらんなさい、ベルサイユのば~~ら♪」
昔と違わないこの光景で「ベルサイユのバラ」へのハートスイッチがオンになります。
小公子は麻尋えりかさんでした。可愛くて気品があって、小公子そのものです。

麻尋えりかさんについて
現役時は、麻尋しゅんさん。星組紅ゆずるさんと同期。星組配属時から路線スターさんで新人公演の主演もはやくからされていましたが、紅さんが新人公演主役をされた後2009年に退団されました。小公子役がぴったりの麻尋えりかさんの純粋無垢な若々しさには驚きました。花組期待の路線男役で「ポーの一族」で退団した矢吹世奈さん、望海風斗さんと同期の蓮城まことさんも出演されていますが、かなり年上の麻尋えりかさんが選ばれたということは、それだけの逸材。ダンスの場面でもキレキレのダンスで目立っていました。

懐かしい宝塚の「ベルサイユのばら」の舞台そのままのプロローグが進んでいきました。
緒月さんと華形さん中心に全公演出演のOGさんたちで、「愛あればこそ」。
(OGさんなのに現役生と違わない素敵さスタイルの良さカッコ良さ…タカラジェンヌは「夢の世界」で生息するから、その後老いが逃げていくのか(笑)?この疑問は、その後の元トップスターさんたち皆さんたちの登場でも思ったことで、常日頃から思い続けていることです。)

汝鳥伶さんが進行役。(一番初めの昭和の月組ベルばらにも出演した「ベルばら最多出場者」だそうで、最近の「台湾公演ベルサイユのばら」でもメルシー伯爵を演じられていました)

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歴代ポスターで辿る「ベルサイユのばら」

ベルサイユのばらポスター1
スクリーンが降りてきて、まず歴代のポスターが次々に映し出されて行きました。

大劇場で上演された「ベルサイユのばら」のみが対象だったのですが、なぜだか最後は台湾公演の「ベルサイユのばら」のもので終わりました。

ポスターには、その当時の時代背景が映し出されています。
一番はじめの月組の「ベルサイユのばら」は、一本ものではなく、「秋扉抄」と併演で、原画もポスターに載っていました。この時はこの作品がこれほど大きな意味のある作品になるとは思わなかったでしょう。原画を載せていたのは原画ファンを意識したのでしょうね。

それが大ヒット作品となって、2作目からは原画の掲載も無く、1本立ての大作となっていきました。
平成のはじめの4組は各組への特出スターが、ポスターの中でも主演のスターに近い大きさで写っていました。
ベルサイユのばらポスター2
その後も「ベルサイユのばら」というと各組のスターが特別出演していましたが、段々と特出者のサイズが小さめになり、最後の方は「切手枠」と言われるものになっていました。

2000年のはじめの頃は横尾忠則さんのポスターを取り入れていたので、「ベルサイユのばら」もそうで、ポスターだけでも、宝塚のポスターの変遷をくみとることができて、懐かしかったです。

ポスターに載っている「オスカル」「アンドレ」「フェルゼン」「マリーアントワネット」どなたも素敵で輝いていました。「ベルサイユのばら」に対するそれぞれの思い入れと共に最高に良い姿がポスターとして残っているのだと思います。

(「ベルサイユのばら45」の会場に、各年代のポスターやプロマイドが展示されていたのですが、それらは撮影不可でした。撮影していたら係の方が注意しに飛んでこられていました。撮影しても良いのは、原画の等身大のポスターだけでした)

ポスターには、ロザリーも写っていますが、今回の「ベルサイユのバラ」では、「オスカル」「アンドレ」「フェルゼン」「マリーアントワネット」を主役ととらえ、その4役を演じた歴代トップ男役、トップ娘役を日替わりで特別出演にしています。

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昭和の舞台映像の名場面集

その後はNHK提供の昭和の「ベルサイユのばら」の舞台映像が映し出されていきました。
初風淳さん、鳳蘭さんのプロローグ、榛名由梨さんと安奈淳さんの膝枕シーン、汀夏子さんと麻実れいさんの毒殺未遂シーン、今宵一夜シーン…」
(記憶が間違っていたらごめんなさい)

懐かしい名場面を思い出したところで、トーク&ソングコーナーとなりました。

「昭和のベルばらといえばまずこの方!」と紹介され初風諄さん「青きドナウの岸辺」を熱唱されました。
マリーアントワネットの扮装はされていませんが、王妃そのものの気品で歌唱力に圧倒されます。
お年は77歳だそうですが、現役時代と全く変わらない声量、豊かな表現力、包み込むようなあたたかさ。

初風諄さんは両日ともご出演で変わらない美声に感動、トークではあたたかいチャーミングなお人柄が魅力的でした。

トーク&ソングコーナー「1974年初演 初風諄・榛名由梨・安奈淳」2/18

安奈淳さん歌唱力では現役時代から定評があったおとみさん。それから時が経ちご病気になり3回も危篤と言われたそうです。そういう中から生還されステージで歌われている「愛の巡礼」にはジーンと伝わってくるものがあり、オスカル様の歌う「愛の巡礼」ではなく安奈淳の心を打つ「愛の巡礼」でした。
「白髪女子」というのが流行していますが、人生の年輪にそった素敵な髪形の安奈淳さんにはまだまだ活躍して皆を励まし、元気にしていただきたいと思いました。

榛名由梨さん1回目の月組でオスカルを演じ一大ブームを残し、2回目の花組ではアンドレを演じ、アンドレをもベルばらの主役にした、ベルばらの一番の貢献者です。ちょうどベルばらが上演された頃がスターとしても乗りに乗っていた頃で、細い鼻筋の通ったスッとした顔立ちのプロマイド写真など、眺めながら憧れつづけていました。
榛名さんは年相応の一般女子と同じ体型変化をされていて、おおらかな人柄も安心感があって好きです。
当時は宝塚の歌唱力はそれほど重視されていなかったため、お上手ではありませんでしたが、しょーちゃんも退団後歌唱力が上がられたたと思います。「白ばらの人」を歌われました。
私が地方公演でファンになったのは、花組のオスカル・アンドレ編だったので、このお二人の歌を聞くことができただけで。感極まるものがありました。このお二人が地方公演にいらしたからこそ、「ベルサイユのばら」に「宝塚」に出会えて、本当に良かったです。

トーク&ソングコーナー「1975年雪組 初風諄・汀夏子・麻実れい」2/23

麻実れいさん黒い長髪に黒燕尾のようなお衣装が良くお似合いで、現役の男役さん時代と全く変わらないカッコ良さでした。
お芝居の人としてご活躍中なので歌われるのは久しぶりだと思いますが、歌までお話されているように凄く説得力があり「白ばらのひと」を歌われました。かすれた声さえすごく魅力的で心が揺さぶられます。
退団後麻実れいさん独特の世界観をつくってご活躍中で、「遠い彼方の方」と思っていましたが、務めていた舞台が終わると、こうして宝塚関連の催しにも参加してくださって、「変わらぬ麻実れいさん」が感じられて嬉しかったです。

汀夏子さん白いきらびやかなスーツで「ばらベルサイユ」を歌われました。「あぁこの歌い方!」ジュンコ節と言うのでしょうか、昔私の脳裏に染み付いていた記憶が呼び覚まされ、懐かしさに涙が出そうでした。曲の間ではダンスをされ、流し目を送り、あの時と変わらないサービス精神旺盛のじゅんこさん。このとびっきりの貫くような明るさ、絶対性が気弱な私は大好きでした。いつまでも輝いてくれていると、元気でいることができます。72歳だそうですが、「スター」として輝いてくださっていて嬉しかったです。

トークコーナーは、とても楽しい物でした。書き綴ったら長くなるので、次のブログで詳しく書きますね。

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平成初期「ベルサイユのバラ」(1989年~1991年)コーナー

平成になってから4組で共演された「ベルサイユのばら」の映像が映し出されます。
この映像の中で一番心に残るのは、今は帰らぬ人となられた大浦みずきさんのフェルゼン。
高貴で熱血漢のある青年貴族フェルゼンがびったりでした。
実際の舞台では特別にダンスのシーンが用意されていましたが、映像には映し出されていませんでした。

その当時のソングは、2回とも杜けあき・紫苑ゆう・日向薫でした。

杜けあきさん「心の人オスカル」の安定感。このコーナーは自前の衣装だと思うのですが、アンドレっぽいお衣装をまとっておられて、アンドレそのままでした。
杜けあきさんの包容力と実直さはまたアンドレそのままのように感じます。

紫苑ゆうさん
1回目は「結ばれぬ愛」2回目は「愛の巡礼」を歌われました。
舞台に出てきただけで漂うロイヤル感が凄いです。空気までロイヤルにして、こういう素晴らしい方に指導されているから、宝塚の音楽学校の卒業生、つまり宝塚歌劇団の生徒さんたちは、品があるのでしょうね。
豪華な白にゴールドが入ったパンツスーツをお召しになっていて、お隣の方が「あれは衣装やろ、あんな自前の服はないやろ」といろいろとお考えになっていました。
紫苑ゆうさんが身に着けると、普通の私服も衣装のごとく豪華で華やかにみえるのでしよう。これが「華」というものでしょう。
今回のように時々ステージに立って、タカラジェンヌの凄さを魅せて、後進の励みになっていかれるのでしょう。

日向薫さん
日向薫さんは「ばらのスーニベール」を歌われました。
トップスターとして二番手の紫苑ゆうさんに負けないロイヤル感や華を放ちつづけた方ですから、現在も変わらず輝いておられました。
現役時代と変わらない、脚の長さ、スタイルのよさには、驚くばかりです。失礼ながらお歳を調べると還暦を越えていらっしゃいました。

ただただタカラジェンヌのお化けのような若さ、素敵さには、圧倒されるばかりです。

日向薫さんから、みんなで「愛あればこそ」を歌いましょうと声をかけられ、昭和と平成のレジェントたちが舞台上に戻ってこられて歌われるのですが、誰も歌うことなく、素敵なスターさんたちに目がくぎ付けになっていました。
こんな素晴らしい方々と一緒に歌うなんて恐れ多すぎて…

ベルばらコスチュームでのダイジェスト版

小公女と小公子による幕開けがあり「ふたたび、ばらは咲きました♪ふたたび、ばらは咲きました♪」
まず2組の「オスカルとアンドレ」が登場して歌い、フェルゼンが歌いアントワネットが歌うと言うプロローグののち、2つの「オスカルとアンドレ」の名シーンが再現されて行きます。

1つめ「オスカルとアンドレ」ダイジェスト

オスカルが「わが名はオスカル」を歌い、アンドレが「白ばらの人」をうたい
「俺たち間抜けな英兵隊」が歌われた後、荒くれ集団に衛兵隊のオスカルが着任し、皆で心が通い合って「わが祖国フランス」を歌うというシーンです。
アランは元宙組緒月遠麻さんです。緒月さんは、華形さんと同じようにプロローグやフィナーレで歌唱のシーンもあり、全公演出演OGの中では一人だけ目立って活躍されています。

1回目 オスカル:朝海ひかる アンドレ:湖月わたる
2回目 オスカル:稔幸    アンドレ:湖月わたる

2つめ「オスカルとアンドレ」ダイジェスト

「人は皆幸せに」をオスカルが歌い、「愛するもののために」を華形ベルナール、花陽みくロザリー中心に民衆がうたい、革命に進んでいきます。
橋の上で「心の人オスカル」をアンドレが歌い、バスティーユ攻撃のシーンになり、オスカルが倒れ、
「オスカール、オスカール」とアンドレの声が響き渡り、幕が上がると階段の途中でアンドレが待っていて、そこにオスカルが駆け寄り二人で「愛あればこそ」を歌います。そこで1幕は終わりとなります。
「ガラスの馬車」が出てくることを想像しましたが、それは無かったです。
幕開きの場面だけ舞台装置が、本場宝塚のものと同じように「ベルサイユのばら」らしく凝っていますが、他は背景画等だけで、舞台装置はそれほど凝っていませんでした。
でも初風さんがトークの中で、階段だけで500個全部で6000個の電球が使用されているそうです。ミラーボールも昔はただまわって光を放つだけでしたが、今回の幕開きのミラーボールは舞台と会場全体に光を放って、色も加わっていました。より幻想的なムードをたかめてくれていましたが、これが昭和とは違う技術の進歩ですね。

1回目 オスカル:稔幸    アンドレ:水夏希
2回目 オスカル:朝海ひかる アンドレ:水夏希

稔幸さんは、現在舞台から遠ざかっておられますが、(映像では出演されていて、大人気だった「大恋愛」にも、患者の役で少しご出演されたとのこと)現役時代と変わらず、ダンスが素晴らしかったことに驚きました。バスティーユのオスカルのダンスはとてハードなものです。しっかり脚が高い位置まであがっていました。

朝海さんのプログラムでのコメントは「今回、扮装でオスカルを演じると聞いた時は、正直勘弁してと思いました(笑)」とありましたが、全く違和感のない素敵なオスカル様でフェアリー的な雰囲気がオスカルにピッタリです。
私がオスカル役者だと思っているのは、涼風真世さん、朝海ひかるさん、凰稀かなめさんです。

第二部フェルゼン・アントワネット ダイジェスト

再び小公子たちが登場しますが、今度は暗い雰囲気で「嵐は、嵐は…」と暗い幕開けになります。
「愛の怯え」をマリーアントワネットが歌い、「愛の面影」をフェルゼンが歌います。
そして民衆たちが「王妃を死刑に」を歌います。ソロの毬乃ゆいさんの歌唱が迫力あって素晴らしいです。
マリーアントワネットを助けにいこうとフェルゼンが「駆けろ、ペガサスの如く」を歌います。馬車は無く、鞭だけ持って。
牢獄の中では、カペー未亡人が汝鳥伶メルシー伯爵と再会しステファン人形を渡され別れたところに、フェルゼンがあらわれて逃亡の説得をします。
しかしアントワネットは毅然とした態度で断頭台に向かい、フェルゼンの悲しみで幕をとじます。

1回目 フェルゼン:和央ようか  アントワネット 白羽ゆり
2回目 フェルゼン:和央ようか  アントワネット 星奈優里

白羽ゆりさんの美しくて気品があって、たおやかな王妃さまが本当に素晴らしくてよかったです。歌もお芝居も情感がこもっていて、現在の宝塚でこのように完璧なアントワネットを演じることができる方はいないと思います。現役時代よりさらに年を重ねられてアントワネットの完成度があがったのではないでしょうか。
退団後芸能界でご活躍ですが、なかなか大きな花がさかないのは残念だと思います。白羽ゆりに特別な活躍の場が与えられない芸能界は、「運」も大きいのでしょうか。
宙組期待の娘役夢白あやさんにとても面影が似ています。夢白あやさんも白羽ゆりさんのような素敵な娘役に成長されていくといいですね。

今回ダイジェスト版のマリーアントワネット役は、白羽ゆりさんと星奈優里さんだけです。
はじめに白羽ゆりさんのアントワネットを観て、星奈優里さんは比べられて気の毒だなと感じました。
しかし実際に観てみると、とても気品があり、情感がこもった素晴らしいアントワネットでした。映像などで見ると、お姫様役者の白羽ゆりさんに軍配があがりますが、芝居力では負けていません。現役時代は「ダンスの人」という印象が強く、退団公演も「ベルサイユのばら」でしたが、オスカルとアンドレ編だったため、アントワネットの比重が軽く、今回のようなアントワネットのお芝居の場面は無かったと思います。退団後も舞台でずっと活躍され続けて実力をつけていかれたのだなあと驚きました。

和央ようかさんフェルゼンも素敵で涙を流して熱演されていました。フェルゼンを演じる役者が湖月わたるさんと和央ようかさんだけで、その中でも段違いに和央ようかさんが多かったので、白羽ゆりアントワネットの日は湖月わたるフェルゼンとの組み合わせがもう少し観たい気がしました。

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豪華なフィナーレ

汀夏子さん「情熱のルンバ(ジェミニ)」

2回目にレア開催の「情熱のルンバ(ジェミニ)」を観ることができました。
雪組初演フィナーレナンバーの「情熱のルンバ(ジェミニ)」で、初演のみに演じられた貴重なものですが、好きだった方も多いので、レアバージョンとして上演されたのでしょう。(大阪公演では 2/23(土)12:00、2/24(日)12:00の限定)
私のように(ジェミニ)が観たくて、その日を選ばれた方が多いのか、その場面になるや手拍子が大きく入って、ステージ上の汀さんだけでなく、客席もオオノリでした。

昭和の時代は「掛け声」も許されていて、自然に掛け声が入っていましたが、今回の「ベルばらのばら45」では、開幕してから異例の「掛け声はやめてください」通達が出ていました。しかし汀さんの(ジェミニ)に対しては、「じゅんこさ~ん」という掛け声が聞こえてきました。レアなステージですから、大目にみてもらって。

72歳で軽やかにかっこよく踊れるじゅんこさん。じゅんこさんが元気だと、まだまだ若輩になってしまう私も元気でいられるような気がします。

「小雨降る径」

1回目 朝海ひかる&水夏希
2回目 朝海ひかる&水夏希

雪組同士の息があった「小雨降る径」でした。

薔薇のタンゴ

2回とも湖月わたるさんセンターの男役群舞「薔薇タン」でした!
ダイナミックでキザリが素敵で変わらず愛嬌があって。
エネルギーを投げかけてくれる「星組魂」が大好きです。

「ボレロ」

1回目 稔幸&朝海ひかる
2回目 稔幸&星奈優里

1回目は朝海ひかるさんは、「薔薇のタンゴ」にも「ボレロ」にも女役としてご出演で、ダイジェスト版ではオスカルとしても大活躍。スゴイです。
2回目にみた星組トップスターコンビの「ボレロ」が息もあって、迫力があって技術力も高くて最高でした。

稔幸&星奈優里のデュエットは定評がありました。お二人の退団公演は「ベルサイユのばら」で、稔幸オスカル、星奈優里アントワネットとペアの役ではありませんでしたが、フィナーレはお二人のデュエットダンスがありました。2人を知らないファンからみたら、なんでオスカルとアントワネットが?という組み合わせだったでしょうが、退団公演でここでしか二人が組めなかったことは残念でしたが、とても素敵で今でも心に残っています。
そして17年たって再び二人の素敵なデュエットダンスが観れて、稔幸さんは退団後すぐにお母様になられたのに。そんな時間に関係なく17年のまま、いやそれ以上に濃厚なダンスができるお二人は素敵すぎます。感無量でした。
OG同士とは言え、やはりかつて役で関りがあったり、気心が知れていた方がやりやすいのでしょうね。

壮一帆さん特別出演
2月18日は壮一帆さんが「フェルゼン」として出演し、「愛に帰れ」を歌われました。
舞台でご活躍中で、出演している舞台の休演日でのご出演だそうで。
現役時代よりも美しさに磨きがかかっているので、現役時代のフェルゼンの姿もよりも素敵に見えました。
カーテンコールでは、大阪出身で1日だけ出演ということで初風さんから挨拶を振られていましたが、錚々たるOGの中では超下級生になるので、下級生として恐縮している雰囲気が普段の堂々としている壮さんとはかけ離れていて、面白く可愛かったです。

最後初風さんがエトワールをつとめて締めていらっしゃいましたが、ほんとに圧巻でした。
最上級生の初風さんのおだやかな雰囲気に包まれた「ベルサイユのばら45」で心地よい感動と懐かしさを味わうことができました。
懐かしい曲をたくさん聞いたので、1回目を観劇した時からずっと、私の中ではベルばらの様々な曲が巡っています。

書くと長い私の癖が出てしまいました。超長文失礼しました。これからは長文は自嘲します。

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