芹香斗亜さんの本音と宙組
こんにちは、くららです。
今度の宙組の新人公演のヒロインは、美星帆那(みせいはんな)さんです。
美星さんのお名前は、たしか最近芹香さんの記事で読んだはずだと思って、探してみました。

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「+act. 2023年2月号」芹香さんの記事

今年の1月12日発売の「+act. 2023年2月号」「Takarazuka Actors Spirit」に、グラビアとインタビューが掲載されていました。とても美しい花のプリントが入ったシャツをお召しでした。

光を放つタカラジェンヌの役者魂を紐解くとして、「Takarazuka Actors Spirit」が隔月連載されています。

丁度1月9日に宙組に文春砲が落とされて、そちらに注目が集まったので、この芹香さんの記事はそれほど話題になっていませんでした。

美星帆那さんとのエピソード

今は大勢で集まったり食事をするのが難しいので、組長さんのご提案みんなで楽屋裏でハロウィンの仮装をしたそうです。

ハロウィンの頃は、『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』の東京公演中でした。(東京公演:2022年10月15日(土) ~11月20日(日))

それぞれが全力で仮装して、それが本当に面白かったそうで、こんなにも宙組には面白い人が揃っているんだぞと、自慢したい気持ちになるぐらいだったそうです。

芹香「ちなみに私は『SPY×FAMILY』のアーニャの仮装をしたのですが、宙組で1番小さな娘役と言われている美星帆那ちゃんまさかのアーニャかぶり大きなアーニャと小さなアーニャがバッティングすると言う、世にも、不思議な事件を巻き起こしてしまいました」と楽しそうに話されていました。

大きなアーニャと小さなアーニャ姿を想像するだけでも、とっても楽しいです。

芹香さんの宙組次期トップスターとしての思い

芹香「宙組には、みんながリラックスして力を発揮できる空気があり、それは私も大切にしていきたいと思っています。下級生には、自分の経験や知識を惜しみなく届けたい。答えを出せるのは自分でしかないのですが、迷ったり悩んだ時の道標になったらいいなって。

後はちゃんと叱ることができる上級生でありたいです。私自身、上級生に叱られながら成長しました。でも、叱るのは愛情があるからこそできることですよね。本音を言えば見過ごしてしまう方が簡単ですが、ちゃんと叱ってくれる。そんなたくさんの愛に支えられて、今の私がいるので、今度はそれを私が下級生に届けていきたいです」

このインタビューが載った雑誌が発売された時は、芹香さんが宙組次期トップスターとは発表されていませんでしたが、これを読んで次期トップスターは芹香さんに違いないと確信しました。既にほとんどの方が確信されていたと思いますが。

「宝塚カフェブレイク」での芹香さんのお話

「+act. 2023年2月号」のインタビューも、「宝塚カフェブレイク」の出演も、東京公演中で、ほぼ同時期のものだと思います。

「芹香8」8の質問の中で、印象的だったことをあげてみます。

Q キキちゃんの忘れられない一言は?

「いつになったら本気出すの?」と花組時代に上級生から言われた言葉だそう。

その時自分では本気のつもりだったけど、「本気に見えていなかったんだ!」と冷や汗とガーンとショックだったそうです。

今となっては、それを言うにもかなり考えてくださったと思うし、その言葉が合ったから火がついて、これじゃぁ足りないのだと思えて、ほんとうに有難かったなと思っていらっしゃるそうです。

そうやって敢えて言ってくださることが、「宝塚の良いところだな」と年を重ねるごとに思い、成長に繋がっていくなと思っていらっしゃるそうです。

だからこそ、「ちゃんと叱ることができる上級生」になりたいと思っていらっしゃるのですね。

Q 今一番自慢したいことは?

「自慢したいぐらい、毎日楽しいです」

このこたえは「トップスター前だから?」と番組を見た時は単純に思いましたが、
「+act. 2023年2月号」のインタビューを読んで、もっともっと深いものがあったのだなと思いました。

男役17年目を迎えようとしている今、様々な経験を積んできたからこそ、充実感を抱いていらっしゃるようです。

「+act. 2023年2月号」で語られていたこと

男役としての武器は?「経験」
2度の組み替え経験し、幅広い役を演じてきた。
その全ての経験が宝であり「自分の血となり、肉となっている」

コロナ禍の経験
公演が休止になり、悔しい思いもしたが、改めて自分としっかり向き合う良い時間になった。
そこで自分の心と体を見つめ直して始めたのが瞑想
瞑想を始めて頭の中がクリアになり、今の自分に何が大事で、何が気になっているのか、何から解決すべきなのか、頭の中を整理整頓することが出来るようになった。
慌ただしく過ぎ去る日々の生活も優先順位が決まり、丁寧に送れるようになり、舞台にもより集中できるようになったそうです。

集中できるようになって、より楽しみながら舞台に立てるようになったそうです。
頭の中で考えてしまう癖があったそうですが、今では息を吸って吐くように気持ちを言葉にできるようになり、その方が魅力的に響いていると思えるそうです。

改めて学び直した「ヴォイスワーク」を通して、そんな新たな気づきにも出会って、“考えるな感じろ”それがこ最近の芹香さんのテーマだそうです。

このインタビューやテレビの撮影をされた頃は、次期宙組トップスター就任の内示も受けていらしたのだろうと思います。通常なら不安な思いが先行しやすいですが、「自慢したいぐらい、毎日楽しいです」と話せるのは、経験を積み重ねた男役さんだからこそだと思います。
特に2番手男役の経験は、今後の宝になります。

その期間が約8年あったので、芹香さんのトップスターとしての輝きや充実ぶりは、素晴らしいものになると大いに期待しています。

真風さんに対しての思い

芹香「真風さんは、私に男役のイロハを教えてくださりました。

音楽学校では、1学年上の上級生として指導してくださり、私が最初に配属された星組でも、同じ時間を過ごし、男役の基礎を愛ある厳しさで叩き込んでくださった。

その後、真風さんがトップスターに就任なさったタイミングで、私が宙組へと組み替えになり、そこでもまた、隣でたくさんのことを学ばせていただきました。

それだけに、いろいろな思いが押し寄せてくるのですが、今あるのは“幸せな気持ちでご卒業していただきたい”と言う強い思いです。

感慨深くなる瞬間もありますが、それよりも笑顔で。

宙組の楽しく自由な空気そのままに楽屋では、真風さんを思いっきり笑わせる、それが私の務めだと思いながら…ともに過ごせる残り少ない時間を大切にしたいと思っています」

期せずして宙組に文春砲が放たれましたが、芹香さんの話を聞くだけでも、報道と随分違います。文春砲なんかに臆すること無く、宙組生が一致団結して、真風さん、潤花さん、寿組長さん、秋音光さん、紫藤りゅうさん、澄風なぎさん、湖風珀さんの7名が、『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』の大千秋楽(6月11日)に幸せに退団されていきますように。

そうなるように、芹香さんも頑張ってくださることでしょう。

天彩峰里さんの稽古場情報

『カジノ・ロワイヤル』の稽古場情報の前半が、真風さんと寿組長によって紹介されました。

プロローグは、ポスターのイメージ通りの、KAORIalive先生振付の「ザ・ボンド」のこうして欲しいが詰まった格好良いプロローグだそうです。お稽古場でキャァーという歓声や拍手が思わず沸き起こるほどだったとか。客席でもそれ以上の反響になることでしょう。

映画では無く小説を元にした小池先生のオリジナル作品で、大分喜劇色があるとか。アクションや闘うシーンも多い、エンターテインメント性の高い作品だそう。「オーシャンズ11」のようなワクワクと楽しめるの作品のように感じました。

芹香さん演じるル・シッフルはナイトクラブの経営者とetc。
敵役としての集大成を魅せてくださると思います。

天彩峰里さん演じるアナベルは、ル・シッフルの元愛人で、現在は片棒。
桜木さん演じるミシェル・バローを手玉にとったり、強くて色っぽい女性だそう。
「007」の中に必ず一人は出てくるような、ボンドガールになっても良いようなイメージの強い女性とまこと。
「稽古場で頑張って取り組んでいるので、楽しみにしていただければ」という寿組長さんコメントもありました。
みなさんが天彩さんのことを心配されていたので、こうしてコメントしてくださったのでしょう。
天彩さんのキャストボイスも、桜木さんとともに公表されました。天彩さんの活躍も楽しみです。

真風・潤コンビのサヨナラ公演は、とっても充実した楽しい作品になりそうで、とても楽しみです。
そしてその後宙組を継ぐ芹香さんも、とっても良いトップスターさんになっていかれそうです。

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