花組『元禄バロックロック/The Fascination!』初日
こんにちは、くららです。
花組公演特別メニューも公開されて、いよいよ花組初日です。

予習をかねて、タカラヅカニュースやキャストボイス、歌劇誌の座談会から、内容について、自分用にまとめてみました。

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『元禄バロックロック』について

谷貴矢先生の大劇場デビュー作です!

エドはエドでも江戸にあらず、鎖国をしていなかった「エド」が舞台。
谷先生お得意のパラレルワールドの奇想天外なお話のよう。
『出島小宇宙戦争』では、このパラレルワードについていけませんでしたが、今回は大劇場作品なので置いてきぼりにならないと信じています!

このお話のキーアイテムは、時を戻す時計

クロノスケの柚香光さんは絶えず、大きな時計を携えている時計職人

タイムリープ!登場人物像たちが時空を超える!?

柚香光さんによると、「最後は、どハッピーエンドな作品」とのこと。

ラブストーリーやハッピーエンドから縁遠いイメージの「忠臣蔵」をベースに、見たことのないテイストで新しいストーリーが展開していって、ピュアなラブストーリーになるそう。

歌劇誌の座談会では、「ピュア」と言う言葉が何度も何度も出ていました。谷先生のお好きなワードのようです。

登場人物たち

時計職人のクロノスケ(柚香光)
二面性のある人物
・元赤穂浪士で、侍魂、誠実さを持ちながらも、
・人間の弱さ故に堕落に引きずりこまれている。

賭場の主のキラ(星風まどか)
・コウズノスケの隠し子
可愛いまどかちゃんが「賭場の主」という設定が何とも。

「ラッキーこいこい」というパワーワードが既に出現。
Kaori alive先生の振り付けの中に、「ラッキーこいこいポーズ」があるそう。

江戸幕府側
江戸幕府の高家コウズノスケ(水美舞人)
・赤穂浪士クラノスケたちの仇。
・キラの父親。
現実の人間くさい、野望を持った男。
ポスターでも素敵なイケおじ姿でした。憎まれ役のようです。
しかしラストはそうでは無い模様。ケイショウインとの愛がカギ?

おタマことケイショウイン(美風)
・コウズノスケと過去のラブストーリーがある。
・将軍ツナヨシ(音くり寿)の母。
・ラストはピュアな愛に繋がる?

将軍ツナヨシ(音くり寿)
勢いのある台詞、歌、演出、大きく表現。
過激な発言、将軍としての孤独寂しさ、人間味に溢れている。
史実通り将軍・ツナヨシの犬も登場。しかし谷先生ならではのフィクションにテイストを変えているそう。

・ヨシヤス(優波)
・くノ一……カエデ(美羽愛)、ツバキ(星空美咲)

赤穂側
タクミノカミ(聖乃)
導入、語り部も担われているようです。

クラノスケ(永久輝) 
赤穂浪士の中心、その中で主人公的な存在。
人との芝居の中で顔の見え方の違い、得体の知れなさ、底の深さがある。
奥底に絶対曲げられない志、想い、ピュアなラブがある。

赤穂浪士ゲンゴエモン(帆純)
復讐心 根底にある殿への想い忠義。

赤穂浪士ソウエモン(一之瀬)
エドからの手紙を運んでくる骨太な浪士。

プロローグから最高?
Kaori alive先生先生の振り付けの幕開きが「バロック!」という格好良さだそう。プロローグでこのストーリーのエドの世界観がたっぷり味わえるとか。ポスターの衣装、かつらが既に独特の世界観を魅せてくれています。加藤真美先生がお芝居、ショーともに衣装を担当されています。

見どころ
・華やかな大立ち回り
・柚香光くんの一騎討ち、お相手はマイティ?

バロックと音楽のロックと忠臣蔵を掛け合わせ、登場人物たちのソウルがロック。
時計のクロックとロックとバロックを掛け合わせて『元禄バロックロック』。

なんだか良くわかりませんが、楽しい作品のようです。
谷先生ワールドに何とかついていきたいと思います。

雪組、星組のように2回めからやっと理解できるような、深く理解するためには足を何度も運ばなければならないような話ではありませんように。

ショー『The Fascination(ザ ファシネイション)!』について

花組100周年を祝うショーなので、従来より10分長い65分間のショー。

全て花にちなんだ曲で、花をテーマにした華やかなダンシングショーのようです。

プロローグ
れいちゃんが最初に銀橋に飛び出してきて、まず一人で歌うところから始まり。
制作発表会で鮮やかなピンクの衣装に身を包んで、主題歌「ザ ファシネイション」を心弾む軽快なリズムで歌われていましたね。多分そういうシーンになるのかな?と勝手に推測。

次に新トップコンビ、柚香光&星風まどかちゃんの歌の披露シーン。

そしてピンクの衣裳のスターたちが次々に歌い継いでいくようです。

振り付けは、花組出身御織先生
れいちゃんによると「メイド・イン・花組」という花組らしさ満載の雰囲気だそう。
話を聞くだけでワクワクします。

御織先生が花組でダンサーとして頑張っていらした頃のこと覚えています。64期生で秋篠美帆さん、ひびき美都さん、紫苑ゆうさんらが同期で、1989年に退団されました。

プロローグの最後は、永久輝せあさんの歌。
お洒落でjazzぽい曲に初挑戦だそう。

第二章『Fascination Musical』
“酒とバラの日々”のメロディーを少し使った水美さん中心のクールな男女の場面。
男役は、ストライプの王道スーツにハット。

ジャズだけど冷たく乾いた、氷の世界に花が咲いているイメージだそう。
甲斐先生の音楽、西川卓先生振り付け。

第三章 花の伝説(1)
まどかちゃんを中心に、食中花をテーマにした「ペルーの花」。

食中花……柚香光
蝶……星風まどか

ラテンぽい雰囲気の曲調で、パーカッションのリズムにのせて、れいちゃんががまどかを、追って逃げて食べる?
SFチックな音も入って、妖しく危険な香りのトップコンビのシーンのよう。

聖乃さんもこのシーンに出演。
西川先生振り付け。

この後は『フォーエバー!タカラヅカ』の名シーンをオマージュ
1988年大浦みずきさん主演『フォーエバー!タカラヅカ』をオマージュしたシーンが数々あるようです。この公演はニューヨーク公演の試作ということで、英語の歌が多いのと、素敵なダンスシーンが沢山あったことが特徴でした。

第四章 花の伝説(2)
「ミモザの花」
・士官……永久輝せあ
・フランスの娘……音くり寿

ロマンチックな士官と士官と娘の初恋を描くシーン。

『フォーエバー!タカラヅカ』では、士官は朝香じゅんさんでした。
娘役の歌は組長の宝純子さん。
音くり寿ちゃんは、音楽学校の「秋の音楽会」で歌った経験があるそうです。

『フォーエバー!タカラヅカ』では、歌とダンスは違う方が担当されていましたが、今回は音くり寿ちゃんが両方担当されるのかな?

沢山のカップルたちと妖精もいる温かくハートフルなシーンだそう。
飛龍さんも軍服で出演されていて、下級生まで大活躍のナンバーになっているそうです。

竹内先生音楽、AYAKO先生振付。

中詰め
すみれに縁のある曲ダンスアレンジしたナンバー

音楽竹内先生、振り付けKAZUMI-BOY先生。

まどかちゃんからスタート。
KAZUMI-BOY先生の振りが、このドレスでそんなに踊るか?というハードなものだそうで、リズムを身体で奏でる振りは、楽しいようです。
娘役の衣装の胸元にはすみれの花がついているそうです。

『「宝塚の娘役さん」という、花の道の銅像の女性が踊り出した感じ』だと、れいちゃんが言っていました。

柚香光さんも、男役さんたちと「すみれの花咲く頃」を踊るようです。

中詰めは中村一徳先生の演出なので、下級生にまで見せ場があり、みんなが生き生きと踊り狂う姿に上級生が思わず拍手したそうです。
みんなの顔が見える演出は、中村先生ならではの良さですね。

全員で踊る「召しませ、花を」の歌詞の所は、アレンジも素敵だそう。

中詰後 第6章A「オマージュ(1)」
高翔組長のMCで、昔を振り返る。

『フォーエバー!タカラヅカ』の「ピアノファンタジー」より、ピアニストと鍵盤のロケット

大浦さんのところを聖乃さんで。英語の歌に挑戦。

第6章B「オマージュ(2)」
「ピアノファンタジィ」より「Rhapsody in Blue」を使った鍵盤ダンサーの名場面。

大浦さんの踊るピアニスト役を柚香光さん。大役です!

真っ白な燕尾の男役と黒燕尾ダルマの娘役数人で、白鍵と黒鍵を表現。

御織先生も出演されていたそうです。
ひびきさん、安寿ミラさん、瀬川佳英さんなど、名ダンサーさんたちが活躍されていた素晴らしいダンスシーンでした。

まどかちゃんをはじめ、水美さん、永久輝さんも出演されるでしょうね。

第6章C「オマージュ(3)」
花組主題歌メドレー
★ 『EXCITER!!』初演2009年
真飛聖さん主演後、何度花組で再演されたでしょうか?
テンションが上がる花組らしい作品です。

★「マイアイドル」1968年
那智わたるさん、麻鳥千穂さん、甲にしきさんたちがご出演。
流石にこの作品は私は知りません。
甲にしきさんは現在東京宝塚劇場支配人をされています。

★「ララフローラ」1984年
高汐巴さんトップお披露目、大浦みずきさん、若葉ひろみさんたちがご出演。

★ラストは「心の翼」を大合唱。
1985年高汐巴さん主演「テンダー・グリーン」の主題歌。
大浦みずきさん、秋篠美帆さんたちがご出演。

「心の翼」は、現在梅田芸術劇場で上演されている花組月組100周年をお祝いする『Greatest Moment』でも、「花組の歌」として元花組生たちが全員が集結するシーンで歌われています。
みんなで思いと声を合わせて、大切に歌われていました。
『EXCITER!!』もショー作品の中で瀬戸さんが歌われていました。

フィナーレ
「エーデルワイス」 飛龍つかさ、星空美咲
和海、羽立が歌い継ぎ。
「エーデルワイス」の日本語詞は、大浦みずきさんのお父様の阪田寛夫さん。

そのダンスアレンジを、星風まどかと娘役8人で、振り付けAYAKO先生。

柚香光と娘役シーン
映画「ひまわり」の音楽を使って、平澤先生振り付け。
れいちゃんは娘役さんを沢山引き連れて踊るのは初めてだそうです。

この後、男役の黒燕尾ナンバー

「情熱の花」(1959年にザ・ピーナッツの歌)で、皆で歌い継ぎ
振り付け西川先生。

トップコンビデュエットダンス
「薔薇のタンゴ」(ベルばらとは全く関係なし)
薄緑の衣装、AYAKO先生振り付け。
バンドネオン、バイオリンソロの入った世界観の曲。

れいまどのために新しく振り付けたデュエットダンスは今回が初めてです。
2人のタンゴは見ごたえがありそう。

パレード
竹内先生音楽、AYAKO先生振り付け。

パレードの最大の関心は、マイティ(水美)の二番手羽根ですね。
来年の「スターカレンダー」にも掲載されていますし、朝美殉さんに続いて背負われるのではないでしょうか?

そしてひとこちゃん(永久輝)は三番手羽根?背負われるかもしれませんね。

書いていて聖乃あすかさんもとても活躍されているように思いました。
階段の一人おりはされるでしょうね。

中村一徳先生のショーはみんなの顔が良くみえる!
星組のショーでは、ほとんど銀橋が使われませんでしたが、中村先生はたっぷり銀橋を使われるようです。

研1の方から、みんなの顔が次から次へ見える構成も、中村先生のショーならではの温かさです。

とっても豪華!
プロローグも中詰も、「花組のタカラヅカスペシャル?」と思うくらい豪華だそうです。
「三井住友VISAカード シアター」と協賛もついているので、衣装も装置もひと際豪華でしょうね。

『Greatest Moment』のOG公演は本当に素晴らしかったのですが、衣装と装置の豪華さは宝塚だけです。OG公演では味わえませんでした。現役生で特別出演していた凪七さんと紫門さんの衣装だけキラキラと煌びやかに輝いていました。

2021年の宝塚大劇場を締めくくる花組公演です。
コロナで花組は残念な思いを重ねられましたが、華やかで いろんなお祝いムードに溢れた幸せな公演になりそうで、とっても楽しみです!

観劇後また感想を書きたいと思います。

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