トップ娘役の重責と覚悟と努力について
こんにちは、くららです。

今週から梅田に花組旋風が吹きます。

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まず25日(水)から29日(日)まで梅田芸術劇場メインホールで
花組新トップコンビ柚香&星風のお披露目公演『哀しみのコルドバ』『Cool Beast!!』!

次に、9月2日(木)からは梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで水美舞斗さん主演『銀ちゃんの恋』

8月16日(月)に初日の幕が開いたKAAT神奈川芸術劇場での『銀ちゃんの恋』は、本日が千秋楽になります。
とってもとっても評判が良いですね。

23日は花乃まりあちゃんと華優希ちゃんが仲良く「銀ちゃんの恋」を観劇されたようです。
花乃ちゃんのインスタに、お二人がマイティのポスター前でマスク姿で撮った写真がアップされていました。
華ちゃんは7月4日に退団されたばかり。現役時代のままの可愛い笑顔でした。(お顔の半分以上はマスクでしたが)

明日海りおさんと4人の相手役さん

お二人は共に明日海りおさんの元相手娘役さん。
5年半にわたってトップスターだった明日海さんには、蘭乃はなさん、花乃まりあさん、仙名彩世さん、華優希さん4人の相手役さんがいます。
蘭乃さんと花乃さんは春の「エリザベート・ガラコンサート」で明日海トートの相手役シシィをつとめられました。
明日海さんは退団後3人のどの相手役さんとも仲良くされています。

そして4人目の華ちゃんが退団される否や、10月10日~31日の東京建物Brillia HALLの『マドモアゼル・モーツァルト』で共演と発表されました。
華ちゃんが演じるのは明日海さんの妻のコンスタンツェ役なので、こちらも相手役さん、ヒロインと言ってよいのかな。

華優希ちゃんの初メディア出演でトップ娘役の覚悟を知る

『マドモアゼル・モーツァルト』に関連しての華ちゃんの退団後初インタビュー雑誌VOCEに掲載されweb記事があがっていました。

私が最も驚いたのは、華ちゃんの下記の言葉です。

トップ娘役に就任してから実家には一度も帰っていなかったんです。
実家に帰るとゆるんでしまうというか。気持ちが甘えてしまうので、退団するまでは帰らないとトップ娘役に就任した時から決めていたんです。引用VOCEweb

2019年4月29日、「CASANOVA」で仙名彩世さんが退団されて、その翌日から花組トップ娘役に就任しました。
そして退団されたのが2021年7月4日2年と2か月のトップ娘役就任期間です。

華ちゃんのご実家は京都です。
京都の街中であれば、阪急電車でもJRでも、宝塚駅から1時間半以内だと思います。気軽な距離の近さです。

途中コロナの自粛期間もありました。
音楽学校生たちは実家に帰っていたと聞いていたので、生徒さんもご実家が近い方は帰られていたのかな?と勝手に私は思っていました。

20代だと実家に帰れば、のんびり過ごすことができるでしょう。
家族にお話しを聞いてもらったり、家族の中で癒される機会は多いと思います。

しかし実家に帰るとゆるんでしまう、気持ちが甘えてしまうという華ちゃんのトップ娘役としての覚悟は、特別なものだと感じました。
まるで修行僧のような志です。

華ちゃんほど、歌やダンスの技術面で叩かれたトップ娘役さんはいませんでした。
しかし努力一筋で、苦手を克服しようとしていることは、舞台の姿から感じることができました。

退団会見では、「最後の日まで精進して、一つひとつの課題に取り組みたい」と話されましたが、その言葉通りに、最後の日まで舞台技術の向上に挑み続けて、進化し続けている華ちゃんの姿がありました

大千秋楽の配信を見て、全身全霊で娘役としての有終の美を飾っていた華ちゃんの精神力と根性に感服しました。

インタビューでは、退団してご実家に戻って、ホッとして、ピリピリしていた気持ちがほぐれるのを感じたと話されていました。

「トップ娘役をつとめる」と言うことは、そこまでのギリギリの所に自分を追い込んで、ピリピリとした緊張感の中で頑張っていくことだったのかと、私はトップ娘役の重責をあらためて思い知りました

もう一つの華ちゃんの印象的な言葉は

私が何をするか決めるときは、「命を懸けて臨めるか」で決めます。
この先色々なことに挑戦してみて自分が何を好きなのか、何をやっていきたいのか、見つけていきたいなと思っています。自分がやると決めたことは本気でやっていきたいし、そこでちゃんと命を懸けて臨めるかを見極めていきたいです。中途半端にならないようにちゃんとやっていきたいって考えています。引用VOCEweb

この言葉にも、華ちゃんの特別に強い意志を感じます。

宝塚生活も華ちゃんは命を懸けて臨んでいたのだと思います。トップ娘役に抜擢されてからは、それこそ命懸けの日々だったのでしょう。
そしてこれからの女優生活もその覚悟で挑まれるのですね。

沢山の可愛い華ちゃんの写真が掲載されていましたが、目の奥に強い意志があらわれているショットがありました。
華ちゃんの魅力は、可愛いのに特別な眼力があることです。それが華ちゃんの意志の強さのあらわれです。

華ちゃんはスゴイ女優さんになっていくような予感がします。

美園さくらちゃんのトップ娘役としての努力について

華ちゃんの話を読んでいて、前回ご紹介した美園さくらちゃんのカフェブレイクで話していた言葉を思い出しました。

美園さくらちゃんへの質問
トップ娘役として約2年半ですけど、どんな感じでしたか?
自分に無いものをいかに補うことができるのか、挑戦の日々ですね。
1日たりとも気が抜けた日がないかもしれないくらい、どうやって自分を進化させることができるか、まるで自分を実験台にしているかのような感覚でした。

トップ娘役に就任するということは、1日たりとも気が抜けた日が無いくらい、自分を進化することに挑戦し続ける日々だったようです。

宝塚大劇場での退団のご挨拶では、「眩い舞台を創り上げるためその輝きにふさわしい努力を求められる」と話されていました。

元々技術力が高いさくらちゃんだと勝手に思っていましたが、その陰にはトンデモナイ努力が積み重ねられてのものだったのですね。

今までトップスターの重責はひしひしと感じていましたが、選ばれたトップ娘役にも相当な重責があることを、華優希ちゃんや美園さくらちゃんの言葉を通して、あらためて感じました。
他のトップ娘役さんたちも、過酷な努力の中で頑張られているのでしょう。

どのトップ娘役さんも、就任してからの進化には目を見張るものがあります。どんなに努力を重ねられているのでしょう。

それだけの覚悟と努力を重ねて「トップ娘役」という重責を全うされていることに、もう少し敬意の気持ちを持たなければとも思いました。

トップ娘役の学年について

年々トップ娘役に求められる技術力が高くなっているのを感じます。
昔は「トップ娘役さんは可愛ければ良い」という感じもありましたが、今はそれでは許されません。
特にSNSによって、ファンの声が拡散されるので、トップ娘役さんに求めるハードルが高くなっている感じがします。

男役は、「男役10年」という言葉があるので、それまでのある程度の熟成期間があります。

しかしトップ娘役は、通常若い学年で就任していました。

華優希ちゃん、美園さくらちゃんともに研6でのトップ娘役就任でした。
星風まどかちゃん、舞空瞳ちゃんは研4、潤花ちゃんはギリギリ研5の就任でした。

現在コロナ禍という更なる精神力が求められる状況なので、経験値を重ねている朝月希和ちゃん、海乃美月ちゃんがトップ娘役に就任することがふさわしいということも理解できるように思いました。

様々な外部の公演で感染者が出て舞台が中止に追い込まれていますが、宝塚の舞台では感染者が出ていません。その陰では涙ぐましい感染防止のための努力がされているのだと思います。

そんな中でも技術の向上のための努力を怠らず、素晴らしい舞台を提供してくれているタカラジェンヌたちへの感謝の心も忘れてはならないなと改めて思いました。

これからも、宝塚の公演が予定通り無事に上演されていくことを心から願っています。

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