雪組トップコンビを過去のデータから検証
こんにちは、くららです。
月組の歴代トップコンビについて書いたら「懐かしい~」と喜んでいただいたので、今回は「歴代の雪組トップコンビ」について書いていきたいと思います。
雪組の現在のトップコンピ「望海風斗&真彩希帆」は、真彩ちゃんの組替によって、最高の組み合わせのコンビが誕生しました。
よくぞ二人を組み合わせて下さったと、その尊さに感謝しかありません。
過去においても、雪組では、うなるほど素敵な組み合わせのトップコンビたくさん誕生しています。

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歴代雪組トップスターコンビ

昭和のベルばらで一世を風靡した汀夏子さんから取り上げました。汀さんのダブルトップの時代は含めていません。

汀夏子(雪組出身)

高宮沙千雪組出身、声楽専科へ異動)
東千晃(星組出身、汀の相手役として雪組へ組替して雪組トップ娘役に就任。星組に組替してテレビ出演後、遥くらら雪組異動後に、瀬戸内美八の相手役として星組トップ娘役に就任)
固定ヒロイン不在(サヨナラ公演は、花鳥いつきさんが1作のみヒロインに抜擢。)

花鳥いつきさんについて
関西テレビで毎週土曜日の夕方に、宝塚バウホールで収録したミュージカルドラマ「はいからさんが通る」を放送していました。【1979年4月7日~1979年8月25日】
その時に、主演の花村紅緒役を演じていたのが、花鳥いつきさんです。
娘役スターというよりとても庶民的な雰囲気の娘役さんでした。
汀夏子さん退団後も中堅娘役として長く在団されていました。
トップスターのサヨナラ公演でヒロインを演じても、トップ娘役としてカウントされないのが、昭和の頃のおおらかさでしょうか。

麻実れい(星組出身)

遥くらら(星組出身、鳳蘭の相手役として星組トップ娘役に就任。後任の瀬戸内美八の相手役をつとめた後、テレビ出演して、麻実れいがトップに就任する時に、相手役として雪組に異動して雪組トップ娘役に就任)
固定ヒロイン不在(サヨナラ公演は一路真輝がヒロインに抜擢)

東千晃さん遥くららさんは、星組⇔雪組 をスライドすることで、2組のトップ娘役をつとめています。
タイミング合わせに、就任前は二人ともテレビ出演をすることで、トップ娘役就任時期を調整していました。

当時はTBSでも連続ドラマ小説が放送されていて、そのヒロインをつとめた遥くららさんは、鳳蘭さんの相手役に抜擢されて大型娘役として大成功しました。
その後、鳳蘭さんとタイプが似ている麻実れいさんの相手役になって、「ゴールデンコンビ」として人気でした。

「汀夏子&東千晃」コンビは途中で東さんが星組に異動したことで解消してしまいました。
その後東さんは、遥くららさんのテレビ出演によって空いた「瀬戸内美八さんの二人目の相手役」に就任されました。
当時は、トップスターに合う娘役が柔軟に調整されて選ばれていました。
トップ娘役が専科に異動するということも普通にあって、高宮沙千さん上原まりさんがそうでした

平みち(花組出身)

神奈美帆(花組出身)

平みち&神奈美帆コンビは、華のある神奈美帆ちゃんによって平みちさんの持ち味がいかされた、最高の組み合わせでした。
新人公演のヒロインを経験していなかったものの、池田銀行のイメージガールに就任していたので、トップ娘役候補として大切に育てられていたのだと思います。
突然トップ娘役に就任して、組全体を輝かせて、人気もあげて、神奈美帆ちゃんのトップ娘役としての貢献度はすごかったと思います。
素敵な娘役さんが新たに加わると、こんなにも組が素敵になるのだと、一番感動した「トップコンビ」のマッチングでした。

杜けあき(雪組出身)

鮎ゆうき雪組出身、男役から転向)
紫とも雪組出身月組に組替して活躍後、鮎ゆうきの後任として組替して雪組トップ娘役に就任)

一路真輝(雪組出身)

紫とも()
花總まり(星組出身トップ娘役就任1作前に雪組に組替)

紫ともさんは、一路真輝さんのトップ2作目の作品で退団されましたが、その公演は花總まりさんの台頭によって、トップ娘役の座を組替してきたばかりの花總さんに譲ったかのような印象をファンに与えるものでした。
今から考えると、当時から花總まりさんが娘役として大物だったということでしょうか。

高嶺ふぶき(雪組出身)

花總まり(星組出身)

轟悠(月組出身、その後専科へ異動)

花總まり(星組出身、宙組誕生とともに宙組へ組替)
・月影瞳(花組出身、星組では1作だけトップ娘役就任。宙組誕生によるトップ娘役シャッフルで雪組に)

絵麻緒ゆう星組出身、専科に異動後、雪組に組替して轟悠サヨナラ公演に出演後1作トップに就任。)

紺野まひる雪組出身、期待の娘役さんだったのに、絵麻緒さんと共に1作で退団)

朝海ひかる(花組出身、宙組を約1年間経験して雪組に組替)

舞風りら(花組出身)

水夏希月組出身、花組、宙組を経て、雪組に組替)

白羽ゆり(月組出身、雪組を経て、星組トップ娘役就任1作前に異動して、湖月わたるの相手役星組トップ娘役に就任。湖月退団後組替して、雪組トップ娘役に就任。)
愛原実花(雪組出身)

音月桂(雪組出身)

1作目固定ヒロイン不在(舞羽美海/夢華あみ)
舞羽美海(雪組出身)

壮一帆(花組出身、雪組、花組を経て、トップとして雪組に異動)

愛加あゆ(雪組出身)

早霧せいな(宙組出身)

咲妃みゆ(月組出身)

望海風斗(花組出身)

真彩希帆(花組出身星組を経て、トップ娘役就任1作前に雪組に異動)

彩風咲奈(雪組出身)

朝月希和(花組出身雪組で活躍後、花組に戻ったばかりで、トップ娘役就任1作前に雪組に異動予定)

こうしてみると、雪組生え抜きのトップスター&トップ娘役は、とても少ないです。
そもそもトップ娘役が、他の組から抜擢されて異動してくるパターンがとても多いです。そうだからこそ、「ゴールデンコンビ」が誕生するのでしょう。

雪組の人気のコンビ

雪組の人気のコンビは、娘役の組替によって誕生しています。

私が素敵な「ゴールデンコンビ」だと思うのは、

・麻実れい&遥くらら

・平みち&神奈美帆

・早霧せいな&咲妃みゆ

・望海風斗&真彩希帆

それぞれのスターの持ち味を輝かせあえる、相乗効果で魅力が増すコンビの組み合わせだと思います。

次期雪組トップコンビについて

彩風咲奈&朝月希和コンビは、思ってもいなかった組み合わせでした。
意外性という点では100点満点だったと思います。
どのような今後になるのか楽しみです。
また意外な結末もあるのでしょうか?

そして、将来性がある娘役として、期待されている夢白あやちゃんが、雪組に組替したことは、この先何か計画があるようで、興味深く思っています。
経験値を重ねるためだけで、また先に他の組に異動する可能性もあるのでしょうか。

組替を考えるのは、誰?

雪組のプロデューサーでしょうか?
組替えなども、各組のプロデューサーの手腕にかかっているのでしょうか。

以前にやり手の「エリザベート」初演の雪組プロデューサーという記事を書いていました。


あの時代に「死神」が主演の「エリザベート」を宝塚で上演しようと企画された雪組プロデューサーは、とても先見の明がある方だったと思います。

プロデューサーにも任期があるので、それぞれのコンビを誕生させたのは、同じ方では無いでしょうが、宝塚のプロデュース力は本当に素晴らしいと思います。

コロナ禍という大変な時を迎えて、「どのようにカジ取りをしていくか」は、とても大切だと思います。
「エリザベート」を初上演した雪組プロデューサーのように、ファンがアッと驚きながらも楽しみが尽きない宝塚をプロデュースしていただきたいと思います

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