星組トップコンビを過去のデータから検証
こんにちは、くららです。
月組雪組と続けてきた、「歴代トップコンビ」の組み合わせについて、今日は星組について書いていきたいと思います。

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歴代星組トップスターコンビ

昭和のベルばらで活躍された鳳蘭さんから取り上げました。鳳さんのダブルトップの時代は入れていません。

鳳蘭(星組出身)

・固定ヒロイン不在

鳳蘭・フェルゼン初風諄・マリーアントワネット『ベルサイユのばらⅢ』が有名ですが、初風諄さんは月組生で、星組には特別出演でした。
その星組公演で初風さんは退団予定でしたが、8月の月組東京公演『ベルサイユのばらⅢ』が退団発表の後に決まり、退団を延期して月組公演で退団されました。
異例の退団延長

『ベルサイユのばらⅢ フェルゼンとアントワネット編』のアントワネットというと、初風諄さんしか考えられないので、初風諄さんの退団延期を見込んでの月組『ベルサイユのばらⅢ』だったのだと思っていました。
しかし調べてみると、星組公演で退団することに対して、月組生たちから「月組生である初風諄さんを月組から送り出してあげたい」と声があがって、歌劇団が異例の退団延期・月組公演出演を認めたので、月組での退団になったそうです。

初風諄さんでなかったら、誰が「マリーアントワネット」を演じる予定だったのでしょう。想像がつきませんね。

・遥くらら(星組出身、TBSのポーラテレビ小説『加奈子』の主役に出演後、男役だったのに鳳蘭の相手役に抜擢。その後星組トップ娘役に就任)

※(*_*)

抜擢当初の遥くららさんの歌が歌えない度合いは、歴代の歌が苦手な方の中でも上位に入ると思います。
歌のシーンになるとビックリ・ガッカリする度合いが高かったですが、お芝居が上手なので、舞台にひきこまれていきました。
遥くららさんを相手にすると、鳳さんの包容力が最高点に達して、格好良さも倍増。
歌えないからときっていたら、鳳&遥コンビも、麻実&遥コンビもありませんでした。
そして遥くららさんも歳月をかけて、歌が少しずつ上達していきました。

瀬戸内美八(花組出身、月組で活躍、星組にトップ就任1作前に異動)

・遥くらら(星組出身、鳳蘭退団後、瀬戸内と1作だけ組んでテレビ出演後、雪組に組替して麻実れいの相手役として雪組トップ娘役に就任)
・東千晃星組出身雪組に組替して汀夏子の相手役として雪組トップ娘役に就任後、星組に組替後テレビ出演して、遥の組替後星組トップ娘役に就任。)
・姿晴香花組出身、組替と同時に星組トップ娘役に就任)

遥くららさんと東千晃さんのスライドについては、雪組編で書きました。時期がずれていたので後から「遥くららさん⇔東千晃」というトップ娘役同士のスライドに気付きました。

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峰さを理(星組出身)

姿晴香(1作目2か月だけ)
・南風まい星組出身
ダブル娘役トップ体制
湖条れいか(星組出身61期)&南風まい(星組出身65期)

ダブルトップ体制について

峰さんのトップ披露作品『アルジェの男』では、前任のトップ娘役姿晴香さんが、ヒロインのサビーヌを演じて退団されました。(宝塚大劇場公演のみの演目)
2作目『祝いまんだら』/『プラスワン』から、南風まいさんが研5でトップ娘役に就任しました。

南風まいさんは、実力派の杜けあきさん春風ひとみさんがいる65期生の首席美声で歌唱力が抜群でした。
しかしカツラやアクセサリーの手入れなどが苦手で、娘役としてはがさつな面があって、娘役力という点では、今一歩だったようです。

2番手娘役だった4期上の61期生の湖条れいかさんは、可憐で娘役力が高く、下級生の頃は新人公演やバウホール公演でヒロイン役を幾度も演じていました。
『プラスワン』の1場面で、トップスターの峰さを理さんの相手役を務めたことが好評だったことと、その頃2番手男役の山城はるかさんの主演のバウホール公演『ラプソディ・イン・ブルー』でのヒロインを演じて注目されました。

3作目の『我が愛は山の彼方に』では、ヒロインの万姫には、湖条れいかさんが抜擢され、それ以後は南風さんと共に正式なトップ娘役として、ダブルトップ娘役体制になりました。
トップの峰さを理さんと作品に合ったヒロインとして、湖条れいかさんの方が適していたのでしょう。

大らかな明るさが魅力で実力派南風さんと、しっとりとした娘役らしい可憐さビジュアルが魅力の湖条さんという、持ち味の全く違う二人がトップ娘役を務めました。
(後に、明石家さんまさんが、トップ娘役時代の湖条さんの大ファンだったことを、「痛快!明石家電視台」で話されたこともありました。笑福亭松之助師匠が宝塚ファンだったことから、若い頃から宝塚をよく御覧になられていたそうで、月組トップ娘役時代の黒木瞳さんのファンでもあったそう。2015年2月23日放送)

一足先に湖条さんが退団されて、その後は南風さんがそのまま、単独のトップ娘役を務めました。

不仲説について
噂では、峰さを理さんと南風まいさんが不仲だったため、ダブルトップ娘役体制になったと言われたりしていますが、全精力をかけて素晴らしい舞台をつくろうとしているタカラジェンヌに、そんな私情はからまないと思います。特に宝塚は上下関係がはっきりしているので、不仲ということはあり得ないでしょう。

峰さを理さんがトップに就任する時に、その相手役に前任の姿晴香さんが2か月だけ残って務めたのも、南風まいさんでトップ娘役としてスタートするには、時期尚早であり、決めかねたところもあったのでしょう。

南風まいさんにとって、単独トップが1作だけで、次からダブルトップ娘役体制になったことは、挫折感もあったと思いますが、着実に娘役力を向上させていって、湖条さんが退団後に、単独の娘役トップに返り咲いた時には、素晴らしい峰さんの相手役でした。
さらに、次の日向薫さんの相手役を3作つとめられました。
トップ娘役に、1983年11月30日~1988年12月31日、約5年間就任されました。

その後トップ娘役の選考に変化があった?

この後、「ダブルトップ娘役体制」はとられていません。
「ダブルトップ娘役体制」はやはり良くなかったと反省して、慎重にトップ娘役を選ぶようになったのでしょう。

トップスターに一番合う娘役を選ぶという方針になったように感じています。
そのため、優秀な娘役さんがいても、「トップスターに合う娘役であること」が第一条件になったように思います。

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日向薫(月組出身)

・南風まい
・毬藻えり(星組出身)

紫苑ゆう(星組出身)

・白城あやか(花組出身)

麻路さき(月組出身)

白城あやか(花組出身)
・月影瞳花組出身星組に組替、1作のみ麻路さきの相手役として星組トップ娘役に就任後、轟悠の相手役の組トップ娘役に就任。)
・星奈優里(星組出身、雪組に組替して活躍後、麻路さきの相手役として星組トップ娘役に就任。)

稔幸(星組出身)

星奈優里(星組出身雪組に組替して活躍後、麻路さきの相手役として星組トップ娘役に就任。)

香寿たつき(花組出身→雪組→花組→雪組→専科

・渚あき雪組出身、花組で活躍後、香寿たつきの相手役として星組トップ娘役に就任

中国公演『蝶・恋』/『サザンクロス・レビュー・イン・チャイナ』(上海・北京・広州)では、檀れいさんが娘役の主要な役どころを務める。

※(*_*)1

彩風咲奈ちゃんの相手役が朝月希和ちゃんと発表されたことも驚きでしたが、研14の渚あきさんがトップ娘役に就任という発表があった時は、朝月希和ちゃんの驚きどころではありませんでした。
振り返ると大人の香寿&渚コンビも、良かったと思います。

湖月わたる(星組出身→宙組→専科

・檀れい(月組出身、月組トップ娘役就任前に1年弱雪組を経験して、月組トップ娘役に就任専科に異動して、湖月わたるの相手役として星組トップ娘役に就任)
・白羽ゆり(月組出身雪組で活躍後、檀れいのサヨナラ公演から星組に組替して、その後星組トップ娘役就任。湖月退団後、水夏希の相手役として雪組トップ娘役に就任。)

※(*_*)2

香寿たつきさんの退団公演『ガラスの風景』/『バビロン -浮遊する摩天楼-』 を観た人は、安蘭けいさんが次期星組トップスターとほぼ思ったはずです。
私も信じて疑っていなかったので、次期星組トップと湖月わたるさんが発表されたことは、驚きでした。
しかも7作も演じられて、「安蘭けいさんは?」と心配し続けていました。

トップスターに就任するのは運とタイミングなので、「就任が遅いな」と見守り続けることも、長くスターを応援できる醍醐味でしょう。

安蘭けい (雪組出身)

・遠野あすか(宙組出身、花組で活躍後専科に異動し、安蘭の相手役として星組ップ娘役に就任。)

♪歌ウマコンビ。(歌唱力が抜群なコンビは、なかなか誕生していません。)

柚希礼音(星組出身)

夢咲ねね(月組出身星組で活躍後、柚希の相手役として星組トップ娘役に就任)

最長任期コンビ、11作、約6年間。

北翔海莉(月組出身、宙組、専科)

妃海風 (星組出身)

北翔さんが専科に異動してからの、3拍子揃った活躍はSNSでも大評判でした。
宝塚ファンたちの絶賛の声が、トップスター就任というイレギュラーを実現させたのでは?と思っています。
歌ウマコンビの尊さも、北翔&妃海コンビが味合わせてくれました。それが望海&真彩コンビに続いていますね。

※(*_*)

次期星組トップスターは、紅ゆずるさんだろう、と信じて疑っていなかったので、北翔さんが星組次期トップスターと発表された時は大仰天でしばらく放心状態でした。北翔さんは就任されるなら月組かな?と思っていました。あの仰天は忘れられません。
今となっては、この流れで良かったと思っています。

紅ゆずる(星組出身)

・綺咲愛里 星組出身

礼真琴(星組出身)

・舞空瞳花組出身、トップ就任1作前に組替)

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終わりに

歴代星組トップスターコンビの軌跡も、いろいろと驚くことの連続でした。
とても驚いたことは、※(*_*)であらわしました。
発表当時、ビックリ仰天したことも、振り返ってみてみれば、「それで良かったのだな」と思います。

これからの宝塚も、ビックリ仰天※(*_*)が続いていきそうですが、結果論としては「それで良かった」になっていくのでしょうね。そうであって欲しいです。

はてさてこれからどんなビックリ仰天※(*_*)ニュースが発表されていくのか、楽しみですね。

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