「I AM FROM AUSTRIA」への期待と宝塚愛
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『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』の、主演ふたりの最後のキャストボイスが公開されました!
珠城りょうくんによると、稽古終盤で、残すはフィナーレナンバーの振り付けのみだそうです。
一本ものだから、豪華なフィナーレがつくのでしょうね。楽しみです♪
美園さくらちゃんによると、音楽監督のマイケル・リードさんからも直に指導されているそう!本場オーストリアの方なのかな?
『I AM FROM AUSTRIA』は流れてくる様々なナンバーだけでも、音楽が素晴らしく、「エリザベート」や「モーツァルト!」などの数々の大ヒットミュージカルを生み出したウィーン劇場協会の最新、大ヒット作なので、音楽だけでも感動の連続、大いに期待できそうです。

「ウィーン満喫ふたり旅」より

ストーリーについては、スカステの特別番組「ウィーン満喫ふたり旅」で脚本家の方が語っていたことが、わかりやすかったのでご紹介します。

エマ(美園さくら)と言うキャラクターは、物語序盤だとあまり感じの良い人ではありません。ホテルに対して不満ばかりだし、常に機嫌が悪い。
でも物語が進むにつれてエマが親切で心温かい人だということがわかってきます。
故郷も家族も捨てたエマにとっては女優として成功することだけが全てだったのに、オーストリアに帰ってきて女優としてのキャリアだけが全てではないことに気づきます。そこが大事。
ジョージ(珠城りょう)と言うキャラクターは、エマと対照的でウィーンを離れたこともなければ、両親から離れたこともない。ジョージは家族関係やホテル経営の問題を抱えていますが、エマとの出会いによって、彼も成長していきます。
それからこの作品には現代的なテーマが多く込められています。
グローバル化が進む中で自分の故郷アイデンティティーが曖昧になっている事もそうですし。サッカー選手のパブロ(暁千星)と言うキャラクターのフェイクニュースもそうですね。
他にもエマのマネージャーリチャード(月城かなと)のお金の問題も、とても現代的なテーマだと思います。

“故郷、家族、愛を感じられる、お菓子のような可愛いミュージカルです”と風間柚乃くんのキャストボイスにありました!
家族の愛、男女の愛、故郷への愛など、愛に溢れた、心温まるミュージカルのようです。

「適当な珠城りょう」?

珠城りょうくん演じるジョージは、ホテルの御曹司で、27歳のチャラチャラした「一人息子」の青年
りょうくんの素の部分を存分に出して「適当な珠城りょう」という新ジャンルを開拓されると言っていました。
真面目にしか見えない、りょうくんの「素の部分」がチャラい?と思いましたが、ご自身の判断では、そういう面ももっているのでしようね。
どんなチャラ男になるのか?楽しみです。
最近のりょうくん、お顔がさらにシュッとして美しくなられたと思います。
今まではトップスターと言いながらも、一人だけで真ん中を務めるという感じではありませんでしたが、今回は一人で真ん中の本公演!
トップスターとして輝きや魅力の新境地を魅せてくれるのでは?と感じています。

ありちゃん(暁千星)の殻破り男役チャレンジ

ありちゃん演じる パブロはゲイ設定。サッカー選手のスーパスターで、マッチョマッチョの筋肉イケメンで、女性本能をくすぐる男グサさがあるそう。(BY りょうくん&るうさん)
髪型だけでも後ろ結びの今まで見た事のないもので、顎鬚までついています。

『私が今回演じるパブロは、今までに演じたことがないような役ですが、殻を破って頑張ります!!』(暁千星キャストボイス)

「どんなありちゃんパブロ」に会えるのか?
「マッチョマッチョ」という 男らしいタイトルの ダンスナンバーがあるそう。ありちゃんのナンバーかと思いきや。『「MACHO MACHO」の振りが付きました。三井先生の振り付けで、お客様も参加できるような楽しいナンバーになっています。』と風間柚乃くんのキャストボイスにありました。
「マッチョマッチョ」のダンスナンバーに興味津々ですが、「男役」として殻を破った新しいありちゃんがとにかく楽しみです。

女優エマのマネージャー・リチャードの月城かなとくん

怪我からの復帰第一番のれいこちゃんの舞台姿が楽しみ。
ハリウッドから来ている、一人毛色がちがう人のようで、起伏の激しい人のよう。
エマに翻弄される役かな?と思いきや、「お金の問題」を抱える悪いやつ?
「ああいうれいこも新鮮」とりょうくんが言っていたので、今まで見た事のないれいこちゃんに出会えるのかしら?
ニヒルな悪役?でもいつものようなコメディタッチな部分も感じられる。
想像がつかないところが楽しみ。最近「カッコイイれいこちゃん」不足なので。

ジョージの親友 風間柚乃くん、ようやく等身大の役

「チェ・ゲバラ」では、専科の轟悠さんと渡り合うような重厚な役でしたが、今回はそのまま演じられる青年のボーイのフェリックス役。
しかし、光月さん演じる高齢の「コンシェルジュのエルフィー」の悪友というのが、何だか不思議。

ちなつ(鳳月杏)のお父さん

花組から戻って1作目の「ON THE TOWN」で月組の人にしか見えませんでしたが、本公演はさらに月組に溶け込んで、みんなをパワフルに引っ張っていらっしゃるのでしょう。
息子・ジョージーのよき理解者。温かい少々親ばかな父親像が既に目に浮かびます。

観劇する前から「ザッハトルテ」を食べています。
観劇すると、さらに食べてしまいそう。
この公演に関係なく、「ザッハトルテ」は私の好物で、秋になるとチョコレートが溶けなくなるので、絶好のザッハトルテの食べ時だから。

組長 光月るうさんの女役

ウィーンオリジナル版では、とても目立つ存在感を見せていた「コンシェルジュのエルフィー」、とてもご高齢の方が演じていらっしゃいました。
年季の入った、ホテルのことなら誰よりも詳しい主のような古株のコンシェルジュ役。宝塚版では、どのくらいの年齢なのか?とてもスパイスのきいた役になりそう。

宝塚愛はみんな一緒

雪組で「エリザベート」が初めて宝塚で演じられる時も、「トップスターが死神なんて!」など外野の声がいろいろとうるさかったように記憶しています。
私自身もそういう気持ちをもっていました。
しかし実際に幕が上がると大絶賛!

『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』についても、いろいろな意見があるようです。
スカステのこの公演のための特別番組「ウィーン満喫ふたり旅」も、私はとても楽しく見て、舞台への期待が膨らみました。
そしてこの公演が「エリザベート」のように、宝塚に新しい風を吹かせてくれるのでは?と期待しています。

感じ方や感性は、みんなそれぞれ違って当たり前だと思っています。
こうしてブログにいろいろと私は書いていますが、「違うよ」と思っていらっしゃる方も沢山いらっしゃると思います。
「好み」の分野で、万人共通なことは、無いと思います。

ひとつだけ真実なことは、タカラジェンヌたちは、「お客様が喜ぶ舞台を届けたい」と、肉体的にも精神的にも大変な中、最高の舞台にしようと精一杯かんばってくださっていること。

ファンは、そういう宝塚を愛していること。

それは全組共通するものです。
全組が好きな私は(好きな度合いは組によって違います)、そういう宝塚を愛し、「夢の世界」を満喫させてもらえることを、心から感謝しています。

月組の初日のチケットも宝塚友の会でゲットできました。
退団公演に心は持っていかれ気味ですが、来週の月組の初日も楽しみにしています。

『1789 -バスティーユの恋人たち-』もはじめは評判は今一つでしたが、幕が開いてから大評判になりました。
『I AM FROM AUSTRIA』もそうなる予感がしています。

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