こんにちは、くららです。
本日は花組午後3時半公演を見て来ました。
三井住友カードと宝塚友の会の共同開催でした。
フィナーレ前の聖乃くん中心の若者たちの「To the Future」は、掛け声合戦でした。
「みついすみとも!」「カード!」「たからづか!」「とものかい!」と掛け声が引き継がれていって、最後は聖乃さんの「きょうどうかしきりっ!」
激しいダンスの中、律儀に掛け声をあげる若者たちの熱さに感動!
このシーン、初日の頃は熱さが足りないかなと感じていましたが、若い熱さがみなぎっていました。
そして「巡礼の年」のお芝居も!
観る度にお芝居の深みが増していきました。
初日の頃は、各シーンの見た目は綺麗だけれど、「ブツ切り」感がぬぐえませんでしたが、出演者たちの感情表現が深まって、ジーンとドンドン伝わってくるようになって印象が変わりました。
シーンの流れも段々とまとまっているように感じられるように。
さらに東京で上演されると、もっとよくなることでしょう。
東京で初めてご覧になる方は、この作品のどこがわかりにくいの?と思われるかも。
雑誌【ミュージカル7月・8月号】を買ってきました。愛宝会の2021年度の賞が掲載されていました。
スポンサーリンク
愛宝会四賞について
愛宝会とは、政界や財界など社会的地位のある男性ファンで構成されている宝塚ファンクラブ(後援会)です。
宝塚歌劇団とは関係ない非公認のファンクラブですが、67年の歴史があるので、とても意味がある賞のように私は感じています。
愛宝会の4つの賞の受賞者については、毎年雑誌「ミュージカル」に掲載されます。(ミュージカル出版社発刊)
・すみれ賞(新進娘役)……星空美咲
・野菊賞(演技)……高翔みず希
・さくら賞(ダンス・舞踊) ……和希そら
・鈴蘭賞(歌唱)……有沙 瞳
賞の名前を見るだけでは、把握しにくいですが、これまでの受賞者を見ると、その賞の傾向がわかります。
過去10年間の受賞者を掲載してみました。
すみれ賞(新進娘役)…星空美咲(105期)
すみれ賞……研3の新進娘役への賞(前年度)
この賞だけは、対象の期が限定されています。
・2011年度 実咲凛音(95期)
・2012年度 咲妃みゆ(96期)
・2013年度 城妃美伶(97期)
・2014年度 有沙瞳 (98期)
・2015年度 彩みちる(99期)
・2016年度 星風まどか(100期)
・2017年度 結愛かれん(101期)
・2018年度 舞空 瞳 (102期)
・2019年度 夢白あや(103期)
・2020年度 きよら羽龍(104期)
105期の娘役の中では、頭一つ抜けて抜擢されている星空美咲ちゃんが受賞されています。とっても納得ですね。
過去10名のうち、4名がトップ娘役に就任しています。(トップ娘役はピンクで表示)トップ娘役に就任しなかった娘役さんも、極めてトップ娘役の可能性が限りなくあった(ある)方ばかりです。
夢白あやちゃんもきよら羽龍ちゃんも、現在トップ娘役に近い位置にいます。そして今回受賞した星空美咲ちゃんもそうですね。
野菊賞(演技)…高翔みず希
高い演技力が評価された方に送られる賞です。
2011年度 桜 一花
2012年度 寿 つかさ(組長)
2013年度 美城れん(専科)
2014年度 星条海斗(専科)
2015年度 純矢ちとせ
2016年度 美弥るりか
2017年度 愛月ひかる
2018年度 瀬戸かずや
2019年度 天寿光希
2020年度 光月るう(組長)
今回受賞した高翔さんは、2022年2月7日付で花組組長から専科へ異動されました。
異動後も引き続いて、現在の花組本公演、その後の花組全国ツアーにもご出演です。
過去に上級生2番手退団の美弥るりかさん、愛月ひかるさん、瀬戸かずやさんが受賞されていました。
3人の例から、「野菊賞」は、高い演技力が評価されると共に、トップ路線外を意味しているように受け止められる部分もありました。
多分そんなことは意味していないのでしょうが…。
さくら賞(ダンス・舞踏)…和希そら
さくら賞……ダンス・舞踊賞
2011年度 早霧せいな
2012年度 蘭乃はな
2013年度 朝夏まなと
2014年度 愛希れいか
2015年度 柚香 光
2016年度 宇月 颯
2017年度 珠城りょう
2018年度 礼真琴
2019年度 水美舞斗
2020年度 舞空瞳
屈指のダンサーに送られています。
トップ娘役の受賞者は、蘭乃はなさん、愛希れいかさん、舞空瞳さん、大納得です。
鈴蘭賞(歌唱)…有沙 瞳
鈴蘭賞……歌唱賞
2011年度 北翔海莉
2012年度 末涼亜希
2013年度 望海風斗
2014年度 明日海りお
2015年度 礼 真琴
2016年度 朝夏まなと
2017年度 真彩希帆
2018年度 月城かなと
2019年度 鳳月杏
2020年度 音くり寿
歌上手さんに送られています。
ここ10年で、さくら賞と鈴蘭賞の両方を受賞したのは朝夏まなとさんと礼真琴さんです。(朝夏まなとさんのお名前を書き忘れていました。お詫びいたします。)
宝塚歌劇団が選出の年度賞について
愛宝会の賞は、宝塚歌劇団が非公認の団体の賞と書きましたが、歌劇団が毎年選出して発表する賞があります。それが年度賞です。
「歌劇誌」の8月号に掲載されます。後20日ほどでわかりますね。
優秀賞 真風涼帆、星風まどか
努力賞 汝鳥 伶、彩風咲奈(2回目)、月城かなと(2回目)、和希そら(2回目)、永久輝せあ
新人賞 該当者なし(2020年4月~2021年3月の該当期間に新人公演は開催できませんでした)
アーティスト賞 寿つかさ、有沙瞳
団体賞
・『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』(月組)「月の巻」出演者全員
・『シルクロード~盗賊と宝石~』(雪組)「中国 蒼く燃え立つ 緋き夜」出演者全員
特別賞 松本悠里、轟悠
奨励賞 該当者なし(劇団レッスンに励んで出席した人が受賞されますが、劇団レッスンのお休み期間があったため受賞者はいないのでしょう)
アーティスト賞は、2019年度より新設された賞で、過去1年間、歌唱・舞踏・演技いずれかの分野で、特に秀逸な技術力あるいは芸術性を発揮した人に贈られます。
初年度は音くり寿さんに送られていました。そしてその次は有沙瞳さん。
この流れは、愛宝会の鈴蘭賞と同じです。
トップ娘役に就任されなくても、こうして賞で評価されることは凄いことだと思います。
本日花組公演を観劇して、音くり寿さんの3拍子揃った実力に圧倒され続けました。
初日の頃は歌声が少しかすれていて心配だったのですが、見事に乗り越えられ圧巻の美声を聞かせてくださいます。
千秋楽が近づいて来て、さらに迫力が増しているような。
一緒に退団される飛龍つかささんもそう。
難しい役なのに、とっても心情が伝わってきます。
この二人の素晴らしさに感動すればするほど、退団が残念で仕方ないですが、お二人とも新しい活躍の場が待っていることでしょう。
くり寿ちやん、つかさくんに続くスターさんが誕生していくと良いですね。
本日は貸切公演なので、最後に柚香光くんのご挨拶がありました。
「あと3回、心をこめて大切に…」と話されていました。
千秋楽まであと3回となりました。
無事完走できますように。
初日の翌日も貸切公演で、れいくんのご挨拶がありました。
その時から重い羽根を背負っているのに、腰を折りながら、カーテンが降り切るまで、お手振りをされていました。
1回1回の客席との出会いを本当に大切にして、舞台をつとめていらっしゃることが伝わってきます。
舞台に立つ喜びに満ち満ちていらっしゃるので、東京公演の千秋楽まで完走できて、トップスターとして東西完走の悲願を何とか達成できますように。
とっても気がはやいですが、幕が降り切るまで手を振られている姿を見ながらそう思いました。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。
スポンサーリンク