こんにちは、くららです。
「宝塚グラフ」は、今年で創刊85周年を迎えたそうで、6月号には特別企画として、80周年以降の雑誌の歴史が掲載されていました。
「トップ娘役さんと有望娘役さん」コーナーは、既に2016年からありました。
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「宝塚グラフ」娘役コーナー掲載者の推移
その掲載者の推移を見ていたら、興味深い変化がありました。
この5年間の「娘役さんコーナー」の掲載者を書き上げてみました。
トップ娘役さんのお名前は除きました。()は、その月に二人掲載されていた時です。
トップ娘役さんは必ず一人掲載されているので、月に「一人掲載」と「二人掲載」では、格が違うようです。
赤色は、初登場。
2016年「ふわり」
早乙女わかば、伶美うらら、(海乃美月、有沙瞳)、(城妃美怜、星風まどか)、(星乃あんり、真彩希帆)
2017年「flolish」
(伶美うらら、有沙瞳)、(海乃美月、彩みちる)、(早乙女わかば、城妃美怜)
2018年「美ほどき」
有沙瞳、星南のぞみ、海乃美月、城妃美怜、(彩みちる、華優希)、(遥羽らら、美園さくら)
2019年「Darling」毎月1人、12月のみ2人掲載。
海乃美月、天彩峰里、彩みちる、華優希、遥羽らら、舞空瞳、有沙瞳、城妃美伶、星南のぞみ、星蘭ひとみ、(潤花、夢白あや)
2020年は「A Girl!!」
有沙瞳、(遥羽らら、天紫珠李)、(天彩峰里、潤花)、(音くり寿、夢白あや)、(朝月希和、星南のぞみ)、海乃美月
海乃美月さん、有沙瞳さん、城妃美怜さんの3人は、2016年から掲載されていました。当時から有望娘役さんです。2018年から海乃美月さんと有沙瞳ちゃんは一人掲載で、不動です。
彩みちるさんは2018年から掲載されていましたが、2020年は掲載されませんでした。
雪組トップ娘役の朝月希和さんはトップ娘役就任が決まった2020年に初掲載で、しかも二人掲載りでした。
やはり計画外のトップ娘役就任だったのでしょうか。
なんとなく、それまでの娘役さんの力関係がわかりますね。
今年の3月に、昨年の「A Girl!!」に掲載された娘役さんは、「A Girl!!」キャンバス風のアートボードが発売されました。
娘役さんのグッズはあまり発売されないので貴重です。
今年は「Decore」というタイトルで掲載されています。
このコーナーに掲載されることは、有望娘役さんとしてのステイタスでしょう。
2021年「Decore」の掲載者
2月 舞空瞳
3月 真彩希帆(退団)
4月 華優希(退団予定)
5月 星南のぞみ・音くり寿
6月 遥羽らら(退団予定)・夢白あや
7月 美園さくら(退団予定)
あと5か月分の枠で、星風まどかちゃん、朝月希和ちゃん、海乃美月ちゃん、潤花ちゃんは一人掲載されるでしょう。
残りは1か月分の枠になってしまいます。有沙瞳ちゃん、天紫珠李ちゃん、天彩峰里ちゃんかな?
2020年レビュー本に掲載されたトップ娘役候補
「美しさのヒケツ教えて!」に掲載された娘役さんは、別箱のヒロイン経験者のトップ娘役候補さんでした。
花組・朝月希和(96期)、音くり寿(100期)
月組・海乃美月(97期)
雪組・星南のぞみ(98期)、彩みちる(99期)、潤花(102期)
星組・有沙瞳(98期)
宙組・遥羽らら(98期退団)、天彩峰里(100期)、夢白あや(103期)
「トップ娘役」に選ばれた3人(赤字)は、このコーナーの掲載者でした。
天紫珠李ちゃんは、別箱の明確なヒロイン(波線上)の経験が無いので、この中に入っていませんでした。
昨年、小桜ほのかちゃんは、轟悠さん主演の『シラノ・ド・ベルジュラック』で東上ヒロイン(波線上)を経験しました。
今度のレビュー本では、この路線娘役のコーナーに掲載されるでしょう。
「ほんものの魔法使」で東上ヒロイン(波線上)の野々花ひまりちゃんもかな?
各組の娘役2番手は?
花組 音くり寿(100期)
月組 天紫珠李(101期)
雪組 夢白あや(103期)、(野々花ひまり・99期)
星組 有沙瞳(98期)、(小桜ほのか・99期)
宙組 天彩峰里(100期)
新しい東上ヒロインの野々花ひまりちゃん、小桜ほのかちゃんは、組替ということもあるのでしょうか?
再演作品と「上級生娘役」について
雪組 彩風咲奈(93期)・朝月希和(96期)は、3期違いです。
6月2日から始まる雪組全国ツアー、お芝居は大浦みずきさん&ひびき美都さんのサヨナラ公演『ヴェネチアの紋章』の再演。
ショーは、剣幸さん&こだま愛さんのサヨナラ公演の作品『ル・ポアゾン 愛の媚薬』の再演です。
この2作品の特徴は、サヨナラ公演で当時演じていた娘役さんが高学年だったことです。
月組の剣幸さん(60期)&こだま愛(66期)さんコンビについて
この二人のコンビの前任は、大地真央(59期)&黒木瞳(67期)コンビでした。
大地さんから1期下の剣さんへ引継ぎ。
(実年齢は大地さんが中卒で、剣さんが高卒のため、剣さんの方が年上でした)
黒木さんから1期上のこだま愛さんへ引継ぎ。
(実年齢は黒木さんが高卒で、こだまさんが中卒のため、こだまさんの方が年下でした)
ふたりは、研12と研6でトップに就任しました。
サヨナラ公演は研17と研11でした。
このコンビのサヨナラ公演の『川霧の橋』が秋に月組で、『ル・ポアゾン 愛の媚薬』がもうすぐ雪組で再演されます。
こだまさんが研11で演じた作品を
雪組で研12の朝月希和さんが、
月組で研11の海乃美月さんが演じます。
高学年の娘役さんだからこそ、当時上級生が演じていたアダルトな魅力を出せるのでしょうか。
大浦みずきさん(60期)&ひびき美都さん(64期)コンビについて
このコンビの前任は、高汐巴(58期)&秋篠美帆(64期)でした。
秋篠さんとひびきさんは同期間での、トップ娘役の引継ぎでした。
ふたりは、研14と研10でトップに就任しました。
サヨナラ公演は、研18と研14でした。
当時研14でひびきさんが演じたショーの役を、研12の朝月さんが演じるのは妥当でしょう。
熟練のトップコンビの後の娘役の急激低年齢化
月組の剣幸さん(60期)&こだま愛(66期)の後任について
涼風真世(67期)&麻乃佳世(74期)と、一気に若返りました。娘役さんは8期も。
麻乃佳世さんは、研4でのトップ娘役就任でした。
娘役トップは、朝凪 鈴(68期)さんかな?と思っていましたが、6期下の麻乃佳世さんでした。
74期生の3人娘「森奈みはる・白城あやか・麻乃佳世」推しがありました。
大浦みずきさん(60期)&ひびき美都さん(64期)の後任について
安寿ミラ(66期)&森奈みはる(74期)と、一気に若返りました。こちらも娘役さんは10期も。
上記の74期生の3人娘の中のおひとりです。
森奈みはるさんは、研4でのトップ娘役就任でした。
トップ娘役候補だった71期の華陽子さんは、トップ娘役になりませんでしたが、舞台では活躍されていました。
61期の朝香じゅんさんは、大浦さんがトップの2番手でしたが、大浦さんのサヨナラ公演の1作前で退団されました。
剣幸・こだま愛コンビも、大浦みずき・ひびき美都コンビも、アダルトな魅力が売りでしたが、その後任は急激に若返りました。
「歴史は繰り返す」では無いですが、2組の娘役さんが上級生で就任することから、その後急激に若返ることもあるように思います。
現在102期の舞空瞳ちゃんと潤花ちゃんがトップ娘役に就任しています。
この後は、103期の夢白あやちゃん、104期のきよら羽龍ちゃん、そして105期の推し娘役さんたち(花組 星空美咲、月組 詩ちづる、雪組 音彩唯、宙組 山吹ひばり)と言うことになるかもしれないなと、何となく思っています。(勝手な憶測です。)
雪組の「ほんものの魔法使」の106期の華世京くんの大抜擢をみると、無難な人事でいくわけではないような気がしています。
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