タカラヅカスペシャル2019ライブビューイング感想
こんにちは、くららです。
『タカラヅカスペシャル2019-Beautiful Harmony-』12時のライブビューイングを見てきました!
夕方のライブビューイングを、明日海りおさんもご覧になっていたとか。
その会場にいた方々たちは、驚かれたことでしょう。そして嬉しかったでしょうね。

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私もバウホール「龍の宮物語」を観劇した時に、大好きだった紅ゆずるさんが近くで観劇されて、卒倒しそうでした。
退団されてからも、ふたりのさゆみさんは変わらず、宝塚を愛してくださっていて嬉しいですね。
昨年の「タカスぺ」にいらしたお二人がいらっしゃらないことに、寂しさがありましたが、ちゃんと次なるスターさんが活躍されていました。

2019年は演出が良かった!

今回の『タカラヅカスペシャル2019-Beautiful Harmony-』は、「宝塚好き」には堪らないスペシャル公演でした。特に今年は演出が良かったように感じています。
[構成・演出]中村 一徳上田 久美子野口 幸作という、中堅、若手演出家によって、短い時間に「ファンの観たいもの」が詰め込まれていました。
年に1度のお祭りなので、ファンの満足度優先が一番!

1幕ラストの2番手からの男役まつりの野口先生演出「ラテンフィーバー」が最高でした。
咲ちゃんの「エル・クンバンチェロ」から始まり、若手男役、2番手男役が次々とラテンナンバーを歌っていき、最後の「エル・クンバンチェロ」の総踊りに。

2幕最初のトップ娘役4人が中心の上田先生演出の「ダイヤモンドガールコレクション」も素敵でした。

2幕の柴田先生追悼コーナーは、中村一徳先生演出で、オールドファンをうならしてくれる選曲でした。
このお三方はファンの気持ちが良くわかっていらっしゃいます。特に上田先生が!次に野口先生、中村B先生も!

今年はほとんどの公演を観劇することができました。(観劇できなかったのは、バウ「アンナ・カレーニナ」のみ)
時に「宝塚の演出の課題」を感じることがありましたが、このお三方が宝塚を牽引してくださったら、安泰だと思っています。

『タカラヅカスペシャル』は宝塚愛を実感できる時

出演者は各組の選抜メンバーなので、普段も精一杯頑張っていらっしゃいますが、「タカスぺ」では、より生き生きと舞台に立っていらっしゃるように感じました。
お一人お一人から放たれるオーラだけでもすごいのに、各組のスターたちが集結すると、そのオーラが4倍になって眩しすぎます。
そしてスター性から放たれるキラキラ感も、熟成されたもの、途上のもの、生まれたてのものなど、それぞれの独特なキラキラで満ちていて、普段の舞台とは違う特別なキラキラな空気感がタカスぺの魅力だと思います。

そんなスターさんたちを見て、また各組コーナーでの「組らしさ」を味わいながら

「〇〇さん好きだわぁ」
「〇組好きだわぁ」

と、ずっと思いながら楽しんでいました。
何と移り気な。瞬時に好きの対象が目の前の方たちに移っていきます。

4組出演なので、4組もれなく大好きな自分にあらためて気づきました。

宝塚が好きすぎて毎日このブログを綴っていますが、ライブ中継なのに自分でも感心するほど今日もはまってしまって、「宝塚バカ」だなぁと実感!
こんな私には、年に1度の締めとして「夢の祭典」は必要不可欠なものになっています。
長く「タカスぺ」の梅芸のチケットが当選していませんが、「来年こそは当たる」と信じて、ファンを続けていきたいと思います。

トップスターさんは忙しい中での夢の競演

雪組の望海風斗さんはお正月の大劇場公演を前にして、そちらの心配でいっぱいな中、楽しもうとしてくださっていました。昨年は紅さんが同じような思いを語っていらっしゃいましたね。お正月公演の幕をあげるというのは相当大変なのですね。
花組の柚香光くんも、『DANCE OLYMPIA』のお稽古が過酷であろう中。
星組の礼真琴くんは、プレお披露目の『ロックオペラモーツァルト』が終わってすぐ2月の宝塚大劇場のお稽古が始まって、まだお疲れがとれていないような中。
宙組の真風涼帆くんだけ、先週の日曜日の宝塚大劇場の千秋楽後のしばしのお休みの中のようです。しかしもうすぐ東京公演のお稽古がはじまるでしょう。
「イスパニアのサムライ」で真風さんは「これでもか」という程の立ち回りの連続でお身体の疲れも大変でしょう。

そんな中、芹香斗亜くんは、簡単な三振りで、全部をかっさらっていくと「宝塚プルミエール」で真風さんが話していらっしゃいました。
今回のタカスぺの「宙組コーナー」でも、キキちゃんの女装スカーレットが「おいしいところ」を全部かっさらっていましたね。
そういうトップ、2番手の拮抗した二人の関係性が宙組の魅力でもあります。

また、話がそれてしまいましたが、みなさんお忙しい中、さらにタカスぺのお稽古に励まれ「無理をして2日間の競演」でファンを楽しませてくださっています。

年に1度各組のスターさんたちが集まって『夢の祭典』を開いてくださることは、1年の終わりに宝塚の良さをあらためて感じることのできる「贅沢な時」だと心から感謝しています。

各スターさんにとっても、普段一緒に舞台に立てない同期やスターさんとの交流の場であったり、触発される良い経験の場では無いでしょうか。

私的「タカラヅカスペシャル2019」の見どころ

柴田先生の追悼メドレー

昭和の「ベルばらブーム」でファンになった人は、もれなく「柴田作品」に心を射抜かれた方々ではないかと思います。
大好きな歌の数々が見事に歌い継がれていって、懐かしさでいっぱいでした。

『雨の凱旋門』凱旋門より
 ・轟悠
『幸せの鐘の鳴る日』誰ために鐘は鳴るより
 ・真風涼帆
『琥珀色の雨にぬれて』琥珀色の雨にぬれてより
 ・水美舞斗・朝美絢
『バレンシアの熱い花』バレンシアの熱い花より
 ・和希・紫藤・綺城
『瞳の中の宝石』バレンシアの熱い花より
 ・芹香斗亜・華優希
『たけくらべ』たけくらべより
 ・朝月希和・有沙瞳・小桜ほのか
『恋の曼荼羅』新源氏物語より
 ・柚香光
『紫に匂う花』あかねさす紫の花より
 ・瀬央ゆりあ・桜木みなと
『エル・アモール』哀しみのコルドバより
 ・彩風咲奈・星風まどか
『コルドバの光と影』哀しみのコルドバより
 ・永久輝・飛龍・留依
『あなたがいるから』仮面のロマネスクより
 ・愛月ひかる・真彩希帆
『生きるときめき』星影の人より
 ・華形ひかる・凪七瑠海・彩凪翔
『いのちある限り』いのちある限りより
 ・瀬戸かずや・舞空瞳
『花風吹』紫子より
 ・礼真琴
『花に散り雪に散り』忠臣蔵より
 ・望海風斗
『小さな花が開いた』小さな花が開いたより
 ・トップスター4人
『もう涙とはおさらばさ』小さな花が開いたより
 ・全員

「宝塚ファン」で「新源氏物語」の原作者の田辺聖子先生も今年の6月6日にお亡くなりになりました。その説明が柚香くんからあって『恋の曼荼羅』を歌われました。

一番光り輝いていたのは、だいきほコンビ

望海さんの歌の特別感
柴田先生追悼メドレーの中での、忠臣蔵の「花に散り雪に散り」は、歌を聞いているだけで、衣装をつけて大石 内蔵助を演じられているように感じるほどの迫力でした。
花組「TAKARAZUKA舞夢」でYOSHIKIさんから提供された『世界の終わりの夜に』は、私の中では春野寿美礼さんの曲として馴染んでいました。
望海さんが歌われると、春野さんのものとは全く違う世界観で、圧倒して聴き惚れてしまいました。望海さんの魂のこもった歌は特別ですね。
他の曲でも、望海さんが歌うと客席への響き方が全く違います。

望海さんの継承者になるであろう礼真琴くんと共演していたので、是非二人の歌声を一緒に聞いてみたかったですが、その機会が無いことは残念でした。

娘役では、真彩ちゃんの存在の特別感、
一声歌うだけで空気が変わるほど、真彩ちゃんの歌は美しいだけでなく、心がこもっています。
歌声だけでなく、娘役としてのポーズの一瞬一瞬にも所作にも特別な存在感があり、トップ娘役の中では最上級生でしたが、貫禄というか堂々とした娘役像のレベルの高さを感じました。
愛ちゃんとのアダルトな雰囲気の仮面のロマネスクもゾクゾクするほど素敵でした。

今回の「タカラヅカスペシャル」で特別に輝いていた二人が、来年のこの舞台にいないとしたら…残念です。

和希そらくんについて

和希そらくんの活躍の場が「タカスぺ」でも広がっていて、歌のシーンも何カ所かありました。
宙組コーナーでのマッシュルームカットの白タイツの小公子はとても可愛く「恥ずかしく無いです」と言うセリフで爆笑。留依蒔世くんが意外と小公子役が似合っていました。
男役10年目のそら君。今まで磨いてきた実力が、輝いていました。

永久輝せあくんについて

全国ツアー後、組替えになった永久輝せあくんの、花組生としての初披露の場でもありました。
最初に花組生として「シャルム」と歌っていたのが新鮮で、花組コーナーでは「虞美人」の劉邦が似合っていました。
花組に溶け込んでいるのだなぁと嬉しかったです。
ひとこちゃんは、明日海りおさんに負けないくらいストイックに自分を見つめるタイプなので、組替えが重責になっているように感じますが、自分の中のスター性を信じて肩の力を抜いて、楽しみながら頑張ってもらいたいと思います。
『コルドバの光と影』の歌は、ひとこちゃんの後に留依くんと飛龍くんに歌い継がれたので、二人に比べて声量の無さを残念に感じました。筋トレや姿勢改善など努力されているようなので、声量が上がると「歌ウマさん」と言われるようになれると思います。

95期生の4人について

瀬央ゆりあ君、桜木みなと君、朝美絢くん、水美舞斗くん、それぞれが魅せ方を心得ていて、みんな歌唱力が安定していて、やはり優劣つけがたい魅力的なスターさんたちだと思いました。
4人の中では、桜木みなと君が来年の東上初主演が決まっていますが、今回の舞台での扱いは平等でした。
東上初主演をはやくしたからといって、現時点ではトップ街道を進んでいるとは言えません。組の中での「運」もあり、先がよめない状況。
確実に4人はスターの魅力をドンドン進化させているので、期待して見守りたいと思います。

最後のご挨拶と階段降りの順番について

2番手は就任順、その他は学年順、香盤順でした。
『夢の祭典』なので、変に序列をつけないことが適していると思います。

【挨拶の順番】
天寿・瀬央
桜木・朝美
水美・彩凪
華形・凪七
瀬戸 (階段降り)
愛月 (階段降り)
彩風 (階段降り)
芹香 (階段降り)

プログラムに星蘭ひとみちゃんのお名前はありませんでした。
専科異動が発表された時から、出演予定は取り消されていたのでしょうね。
怪我では無かったのは、良かったです。
外部のお仕事ということなので、いつか公表されるでしょうね。

ル・サンク『タカラヅカスペシャル2019』 について
定価:1,000円 発売日は1か月後、2020年1月23日です。
「ブルーレイ」の発売も、そのうち公表されるでしょうね。

今年のライブ中継は、これで見納めでした。舞台は先週の宙組千秋楽が最後でした。
残りの1週間あまりは、主婦業も頑張らなければ。まずは年賀状から。

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