こんにちは、くららです。
月組「I AM FROM AUSTRIA」新人公演の主演者、英かおとくん、白河りりちゃんの「ステージトーク」に金曜日に行ってきました。
その時に印象に残ったことをお伝えしますね。

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英かおとくんは、黒いスーツにグレーの折れ線ラインの入ったネクタイ、白河りりちゃんは、お花の刺繍のレース織の鮮やかな赤いワンピースでした。
新人公演のプログラムの二人は、かおとくんが赤いジャケット、りりちゃんが黒いワンピース。
今回はその色が逆転です。どちらも「赤と黒」なので、二人共次の別箱公演は『赤と黒』?と思ったら、りりちゃんはそうで、かおと君は『出島小宇宙戦争』組でした。

突然の呼び出し

「新人公演の主演をやってもらいますよ」という劇団からのお知らせは、各組によって違うようです。
星組の天飛華音くんと舞空瞳ちゃんは「電話」と言っていました。他の組でも電話が多いよう。

月組では「呼び出し」
前日に劇団からメールで呼び出されて、お二人とも
「何か悪いことをしたかな?」
「何か怒られるかな?」
と心配しながら行ったら、主演のことを告げられたそうです。

かおと君は「心臓の音が聞こえそうなほどドキドキしました。」と、新人公演のプログラムに書かれていました。

リリちゃんも「本当に驚いてしまって、(途中略)チャンスをいただいたことが嬉しく、感謝の気持ちが溢れてきました。」と書かれていました。

お二人とも、最初に伝えたのは、お母様
りりちゃんの場合、お母様が、まず悲鳴のような言葉にならない声をあげられたそうです。

ファンから見ても、想定外の「驚きの抜擢」でした。
新人公演ではおふたりとも「歌」も「芝居」も素晴らしく、大健闘でした。

「歌の歌える人」が少ない中、主演の二人が高いレベルで、難しいナンバーを歌いこなして聞かせてくれたことは、大きな収穫だったと思います。

かおと君はオペラで「音大」受験を目指していたほどの実力者。
でも、かおと君によると、オペラの発声と宝塚の地声の発声は真逆と言っていいくらい違うそうです。
しかし歌うための基礎は同じなので、さらにもっと上達されていくでしょう。
サラッと難しいナンバーを歌える技術は素晴らしいと思います。

りりちゃんは、元々歌うことが好きで「カラオケ」によく行っていたそうです。
宝塚受験の1年前から声楽を習うようになって、メキメキと声楽の実力をつけてこられたようです。
りりちゃんは、声質がよくて響きも素晴らしいので、ウットリと歌に浸ることができます。
磨けば磨くほど、さらに素晴らしい「歌い手」になる可能性が大きいと思います。

前日まで「暗い」とアドバイスされていた

新人公演の前日まで、二人は「暗い!」とアドバイスされていたので、当日は「なるべく明るく」を心がけていたそうです。

観劇した私の感想は「地味で華が無い」と感じました。(あくまでも私の感想です。)
「ステージトーク」でのお二人の印象も、誠実で素敵な人柄のタカラジェンヌさんでしたが、キラキラという部分があまり感じられなかったかな。

「華やかさ」と「実力」というのは、なかなか伴いません。
今回のお二人は、後者は申し分無いけど、前者の方が今少し。

当日、本公演が終わってから、新人公演までの間「お化粧」を頑張った、と二人は話されていました。
観劇した私の印象は、「もう少しお化粧を頑張ればよかったのかな?」

「お化粧」も上達していくものなので、経験値を重ねるとう~んと良くなると思います。
スターとしての「華」も、自信がついてきたら、次第に放たれるようになることもあります。

以前のブログで「音楽学校の試験の合否の判断基準はトータルなものなので、「歌唱」が弱くても、ビジュアルや華やスター性があれば合格するのだと思う」と書きました。
かおと君とりりちゃんは、音楽学校試験の時に、声楽関連の成績はとても良かったと思います。
しかし宝塚では「声楽」だけでは、スターはつとまりません。
素敵な二人を見ながら、勝手に私が感じたことでした。
かおと君は小顔でスタイルも良くダンサーでもあります。
(私の勝手な思い込み、偏見かもしれません。おゆるしください)

・本役の珠城りょうさんからかおと君へのアドバイス
「落ち着いて見えるから、そういうのを取り払って、楽しんで舞台に立って」
かおと君の「真面目さ」が自分を解放できていないことをりょう君も感じたのですね。
「真面目」という殻を打ち破る難しさをりょう君は体験していると思うので、寄り添ったアドバイスができると思います。

美園さくらちゃんから、りりちゃんへのアドバイス
「緊張するのは、良いこと」
初めての大きな役で緊張するのは当たり前なので、こういうアドバイスができるさくらちゃんは、素敵だな、と思いました。

二人とも夜更かしなことにビックリ

「新人公演前夜は眠れましたか?」という質問に、二人とも「2時半に寝た」というお応え。

かおと君は夜型で、いつも2時半くらいに寝ているそうです。
りりちゃんも、いつも3時くらいまでに寝ているそう。

「若い」ので少ない睡眠時間でも大丈夫なのですね。
おばあちゃんに近いおばちゃんは、ビックリしてしまいました。
でも新人公演本番で「あのパフォーマンス」ができるのですから、睡眠時間などノープロブレム!なのでしょう。

山小屋ラブラブシーンについて

新人公演では、朝の山小屋ラブラブシーンが増えていました。
朝食準備シーンは、バッサリカットでしたが。

「エマのキャラクターなら、エマからキスシーンをするだろう」と思っていたので、かおと君から町田菜花先生に提案して、取り入れられたそうです。
そして「膝枕」は先生の提案で、後は公演の数日前まで、自分たちでいろいろと考えて、あのラブラブになったそうです。
結構フリーダムなのですね。町田菜花先生だからなのかな?

ヘリコプターの乗り心地

かおと君は「絶叫マシーン」などの怖いもの系は苦手で、逆にりりちゃんは得意だそう。
舞台稽古で、かおと君は、とても怖かったそうです。
結構揺れるそうで、スピードもあるとか。

家に帰ってスカステの「新公映像」を見てみると、ヘリコプターの中で、かおと君の肩に力が入ってかたまっているのがわかりました。
苦手であっても、役としてこなさないといけないのは、大変ですね。
「高所恐怖症」のジェンヌさんであっても、もれなく「あの大階段」を降りて来て、途中踊ったりしなければならないので、本当にみなさん、苦手を越えて頑張ったくれているのだなぁと感謝の気持ちになります。

他の役の人たちについて

かおと君が新人公演の他の役の方についても語っていました。私の気になる人のことだけ覚えているので書きました。

エルフィー役の風間柚乃くんについて
1期下になるおだちんです。
『風間くんがいると落ち着く、安心する』と。
一人だけ「専科生」が新公メンバーに入っている雰囲気でしたから。
観た感想通り、風間くんの存在は、新公メンバーの「大きな助け」になっていたのですね。

[ホテルのフロント係]フェリックス役の彩音星凪くん
「仔犬系を目指してほしい」と先生から言われたそうです。
仔犬のように、クリクリとした目や表情、仕草が可愛くて、憎めない良い味が出ていました。

本公演について

本公演では、主要メンバー以外様々な役をしています。かおと君は、髭をつけたバーテン役も演じています。その「バーテンの髭」は、オーストリアの公演のバーテン役の人に合わせて、髭がもれなくついてきたそうです。
そこまで「本拠地のオーストリア版」に準じているのなら、セットや「ナンバーの衣装やダンス」も、本拠地オーストリア版寄りにした方が良かったのにと感じました。

動画で「オーストリア版」を事前に見ていて、初日を観た時に、ワクワクとしていたシーンが、宝塚版では音楽だけ一緒で、全然違ったことを少しがっかりしていました。
「ケーキ」の舞台装置などおもしろそうだったので、宝塚版でも内心期待していました。

でもいろいろと制約があって、今の宝塚版が一番いいのでしょうね。

かおと君は、月組99期生の中で1番なので、「長の期の長」としての責務も重かったようです。
その役目を前回と今回の新人公演で果たされていて、東京公演の新人公演で終了です。

東京の新人公演は、12月12日です。
東京では更に進化した新人公演を魅せてくれると思います。
英かおとくん、白河りりちゃんの活躍を期待しています。

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