2021年理事長新春インタビュー
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

年明け早々、スカステの「宝塚歌劇団理事長 新春インタビュー」を見たら、嬉しいニュースがあったのでご報告したいと思います。

大晦日に「新人公演の再開」を願って記事を書いていましたが、できる状況であれば春から新人公演とオーケストラを入れる準備をしていると仰っていました。

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新人公演とオーケストラは実際にいつから?

宝塚大劇場では、星組の「ロミオとジュリエット」の千秋楽が3月29日(月)です。すでに新人公演が無いことは発表済みです。
「春から」と言う言葉を信じるなら、4月2日(金)~5月10日(月)の花組『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』が該当すると思います。

従来のスケジュールなら、大劇場1作品目までが、旧学年対象で、大劇場2作品目から、新学年対象になります。
100期が長になる新人公演は、雪組の『f f f -フォルティッシッシモ-』までです。
「ロミオとジュリエット」からは、101期が最年長となります。
その考え方を充てると、4月の花組公演の新人公演の最年長は101期となります。

100期の新人公演救済策がとられる場合があるかもしれませんが、そうすると後々まで卒業学年が1年ずつ後退してしまいます。年間の公演数が1つ減ってもいるので、100期生の新人公演の救済はとられない可能性が高いような気がします。
そのため実施されていない新人公演についても、経験値としてカウントされているのだと思います。

現在コロナの感染者がとても増えていますが、どうか収束傾向になって、春に新人公演も生オケも実現しますように。

良いお話・花組『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』について

「チャレンジの公演です。著作権とれましたので、ライブで、ビューイングとか配信とかできると思いますので、ワクワクする楽しい公演ですから、今から楽しみにしていただければと思っております。」

ブロードウェイ・ミュージカルなので、「20世紀号に乗って」と同じように、ライブ中継も円盤化もダメで、観劇するしかないのかな?と思っていましたが、ライブ中継もライブ配信もあるとのことです。
著作権が取れたということは、円盤化も可能ということでしょうね。
頭に焼き付けるだけでなく、映像で残せるのは嬉しいですね。

理事長が敢えて「チャレンジの公演です。」と仰るのは、また花組生たちに、「ダンスオリンピア」の時のような、高いハードルが用意されているのでしょうか。

『ダンスオリンピア』は、柚香光君を中心に花組生の見事な頑張りで、最高の傑作作品になっていました。
『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』も、そうなりそう。

どうか感染者が増えていることで、公演が中止になるような「緊急事態宣言」のようなものが発令されませんように。無事に上演されることを願っています。

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「アナスタシア」について

「アナスタシア」は、3、4年前から練っていて、海外へ出資をして公演を取得したそうです。
梅田芸術劇場バージョンと宝塚バージョンと二つで、男役が立つ許諾も得て、真風さん用に新しい曲もつくっていただき、こういう時だからこそ夢を追いかけるという大事な要素の入った素晴らしい公演になったと仰っていました。

真風・星風コンビがトップに就任したのは、2017年11月20日付でした。当初の6月上演予定の2年半前です。
トップ就任の前から、二人の5作目で「アナスタシア」を上演しようという構想があったのかもしれません。
「アナスタシア」が本公演5作目で、区切りの良い時期でした。

真風さんと潤花ちゃんとのプレお披露目公演『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』について、大人のテイストでやると思いますと、理事長は仰ったことを聞いて、真風・星風コンビが5作目で解消することも決まっていたのだなと勝手に思いました。

真風・星風の発展のためのコンビ解消と新コンビ構想
私は真風さんには大人のテイストがよく似合うと思い続けていました。
星風まどかちゃんも、真風さんとピッタリの素敵なコンビでしたが、「大人のカップル」を追求していくとなると、大柄な潤花ちゃんのような娘役さんがお似合いです。

そして3拍子揃った実力がさらに進化し続けていて、どんな男役さんと組んでも素敵なカップル感を出せるまどかちゃんには、他の男役さんと組んでまだまだ花開いていく可能性が無限大にあります。

「アナスタシア」の配役にビッタリだった真風・星風コンビが、その千秋楽でコンビ解消するのは、必然だったのでしょう。

梅田芸術劇場の「アナスタシア」について
梅田芸術劇場の主催のものは、コロナのために、大阪公演は全公演中止になり、東京でも僅かな公演しか上演できませんでした。
宝塚の公演にも負けないような、豪華な舞台装置や衣装だったので、莫大な費用が無駄になってしまったと思います。
梅田芸術劇場の「アナスタシア」の脚本を手掛けた米国の脚本家のテレンス・マクナリーさんは、3月24日に、新型コロナウイルスによる肺炎のためフロリダの病院で81歳でお亡くなりになりました。
いつか梅田芸術劇場の「アナスタシア」の上演も実現すると良いなと思います。

2021年の展望について

明日への希望を輝きに変えて」というのが2021年のキャッチコビーだそうです。

「こういう状況下ではありますけれど、1歩1歩、良い作品をという思いを込めて作品づくりをしました。この世の中で応援してくれるお客様、そしてファンの方々に応えていくというのが我々の使命でもありますので、稽古が始まってみんなの目を見ていると、本当に感動します。そういう意味で今年も良い作品、クオリティの高い作品を目指してやっていきたいと思っております。」

若手演出家育成に力を入れている2021年の宝塚

花組『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』のあらすじが変わった理由

この作品は、竹田悠一郎先生の宝塚バウホールデビュー作です。

「本も彼も悩みましたけれども、劇団もかなり言って、シンプルになりました。聖乃あすかの初主演公演。若手の公演ですし、演出家も若いですし、楽しみですね。」

2月に掲載されていたあらすじは、とても長いものでした。
竹田悠一郎先生の新人公演の演出は、面白いと思っていましたが、いざ自分で脚本を書くとなると、思いが込もりすぎて、重厚な脚本になってしまったのでしょう。
それを先輩方がアドバイスされて、シンプルになったのですね。カットの仕方も原本を尊重していて優しいなと思いました。
どんな作品に仕上がるのか、楽しみです。

『夢千鳥』で栗田優香先生もバウホールデビュー

「これも若手の栗田くんがバウホールのデビューです。我々の大事な演出家が、バウホールをやって、ドラマシティをやって、大劇場なんですけど、最初の関門のバウを今年は二人やりますけど、和希の主演でどういう本を書いてくれるか楽しみですね。」

『夢千鳥』については、演出家デビューの話の方に大きく振れて、主演の和希そらくんについて、あまり触れてくれなかったことが、少し残念でした。(ファンの勝手な被害妄想です)
この公演は、2021年4月22日(木)~5月3日(月)ですが、まだ脚本が出来ていないのですね。

若手の谷貴矢先生の活躍に期待

若手の谷貴矢先生に対しては、「出島宇宙戦争」での脚本は、若い谷の独特な世界観と評価されていました。
そして『ダル・レークの恋』は、菊田一夫原作を谷貴矢先生が潤色・演出し、酒井 澄夫先生が監修することになっています。

「名作ですから、若い谷くんがどういう風な台本で演出をするかチャレンジで、月城で名作をどういう風に海之と一緒に仕上げてくれるかなと思いますね。楽しみです。」

若い先生の良いところを評価して、チャレンジを見守っていらっしゃるのですね。

珠城りょうさんが「バウホールでしっかり演じたい」という思いを持っていらっしゃることも仰っていました。
トップスターがプレ退団公演をバウホールで飾られるのは、やはりご本人の強い意向があったからなのですね。

理事長は、今日初日の幕を上げる、望海さんと真彩ちゃんの退団公演が、無事に東京の千秋楽までできることを心から願っていらっしゃることを一番強く感じました。
どうか雪組公演が無事に中止することなく無事に上演されますように、心から願っています。

花組の華優希ちゃんも、月組の珠城りょうさんも美園さくらちゃんの退団公演も。
良い形で卒業できるように、全員で全力をあげて取り組んでいきたいと仰っていました。

昨年「退団者の卒業を第一に考えた公演決行」で、多くの批判を浴びていましたが、今年も「卒業」を一番大切にされていくお考えのようです。

2021年も「明日への希望を輝きに変えて」くれる宝塚で、たくさん楽しませていただこうと思います。

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