役替わり雑感
こんにちは、くららです。
前回海乃美月ちゃんのヒロイン経験について書きました。
昔の写真を探していたら、下記の懐かしいものがありました。

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グランドホテル写真
2017年1月、『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲(ロンド)』の時に宝塚大劇場で撮影したものです。珠城りょう君のトップお披露目公演でした。
当時は大劇場のロビーの奥に写真撮影スポットがありました。
フラムシェンを、早乙女わかばちゃん海乃美月ちゃんで役替わり、

ラファエラエリックを、暁千星くん朝美絢くんで役替わりしていました。

この写真を見て驚いたのは、暁千星くんが朝美絢くんより左手に位置していたこと。
この頃あーさより3期下のありちゃんは、月組の中で推されていましたね。
この公演の後博多座公演を経て、あーさは月城かなとくんとトレード組替えになり、月城かなとくんがくると、ありちゃんはれいこちゃんの下になりました。
その後「95期推し」が明確になって、96期以降の和希そらくん、永久輝せあくん、暁千星くんらは、95期の後という番手が明確になっていきました。

役替わり公演とは?

「ダブル・キャスト」「トリプル・キャスト」と言われ、一つの役を数名の役者が交代で演じます。
「グランドホテル」の娘役のわかばちゃんうみちゃんのように、フラムシェンという大きな役を交替で演じて、その裏の役はその他大勢で役名がついていない場合。

男役のあーさ、ありちゃんのように、二つの役を「取替え」て行う場合。
大きく分けて、2ケースあります。
場合によっては、もっと複雑なものもあります。

過去の役替わり公演

2016年花組『ME AND MY GIRL』
・ランベス・クイーン 鳳月 杏・水美 舞斗
・ランベス・キング  瀬戸 かずや・鳳 真由
・パーチェスター 鳳 真由・柚香 光
・ジョン卿 芹香 斗亜・瀬戸 かずや
・マリア公爵夫人 桜咲 彩花・仙名 彩世
・ディス夫人 仙名 彩世・桜咲 彩花
・ジェラルド 水美 舞斗・芹香 斗亜
・ジャクリーン 柚香 光・鳳月 杏

大規模な役替わりでしたね。

2016年雪組『ローマの休日』(中日、赤坂、梅田の3劇場)
・彩凪翔(学年差3年)
・月城かなと
アーヴィング・ラドビッチ/マリオ・デ・ラーニの役替わり
(2番手、3番手の全くタイプの違う役の役替わり)

2017年月組『グランドホテル』
・朝美絢(学年差3年)
・暁千星
女性役ラファエラとエリック、全くタイプの違う役の役替わり

2018年花組『あかねさす紫の花』(博多座)
・大海人皇子(明日海りおと柚香光)
・中大兄皇子(明日海りおと鳳月杏)
主演明日海りおさんの役替わり、主演に合わせて脚本も少し変更されていました。

2018年雪組『ファントム』
・彩凪翔(学年差3年)
・朝美絢
フィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵/アラン・ショレ役替わり
(3番手、別格役の全くタイプの違う役の役替わり)

2018年月組『エリザベート』
・暁 千星(学年差2年)
・風間 柚乃
ルドルフの役替わり

ルドルフの役替わりは、「エリザぺート」の恒例です。有望男役さんの枠。

2009年月組のルドルフ
・遼河はるひ
・青樹泉
・明日海りお

2014年花組のルドルフ
・芹香斗亜
・柚香光

2016年宙組のルドルフ
・澄輝さやと
・蒼羽りく
・桜木みなと

ショーの中でのトップスターの相手役役替わりもありました。
2013年花組『Mr. Swing!』
蘭寿さんの相手役
・瀬戸かずや
・芹香斗亜
・柚香光

究極の役替わりは、龍真咲・明日海りお

月組の有望新人だった頃から、2期違いの2人は、ふたりで起用されることが多かったです。

2008年『ME AND MY GIRL』(博多座)
・ジェラルドとジャッキー

2010『THE SCARLET PIMPERNEL』
・ショーヴランとアルマン(2番手と3番手)

トップと準トップ時代
2012年『ロミオとジュリエット』龍真咲トップお披露目公演
・ ロミオとティボルト(トップと2番手)

2013年『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』
・オスカルとアンドレ

当時の役替わりは、1日の公演の中でも午前と午後で変わったり、まとまっての交替では無かったので、本当に過酷な役替わりだったと思います。

役替わりは何のため?

・全体の役が少ないため
『ノバ・ボサ・ノバ』や『ME AND MY GIRL』での役替わりはずいぶん前から恒例です。
星組の『ロミオとジュリエット』もですね。

・経験値を積むため
1公演で2役すると、その分2公演分の経験値になり、勉強になるでしょう。

・刺激を受けて、新鮮さを発揮できる。
同じ役の相手を見ながら、自分はこういう面を魅せよう、違う魅力を開拓しようと

・自ずとライバル心がわいて、より向上できる。

ファンにとっては「あの役も観たい」「このバージョンも楽しみ」と、自ずと観劇する機会が増えるでしょう。
チケットの販促にも繋がるでしょう。

役替わりを多く経験しているのは、彩凪翔さん、朝美絢さん。
番手が拮抗していることで、競わされている感じがします。

終わりに

2018年に「エリザベート」で、暁千星さんと風間柚乃さんが「ルドルフ」を演じた時は、拮抗した感じはしませんでしたが、風間柚乃さんがルキーニの代役を演じてから、その翌年は代役として『夢現無双』と『チェ・ゲバラ』で結果を残して、追い上げています。
しかし暁千星さんと風間柚乃さんの持ち味は全く違うので、風間柚乃さんがお芝居が上手でも、暁千星くんのスターとしての求心力はスゴイです。

先日の【彩凪 翔 1Day Special LIVE『Sho-W!』】を見て、彩凪翔さんの柔らかい持ち味に、とても癒されました。

「役替わり」をすると、ファンにはライバル設定のように見えることもありますが、宝塚ではライバルという設定はあまり関係なく、それぞれの持ち味がより磨かれて、より魅力的なスターになっているなと思います。

今日はこれから月組の観劇です。
見るたびに面白くなり続けている月組、観劇前からとてもワクワクしています。。

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