「令和」にあっと驚く「冒険」人事を!
新しい元号「令和」になったのと時期を同じくして宝塚も「転換期」を迎えています。
そして、新しいメンバー構成の予想合戦が積極的に行われています。
こういうことを予想しあうのも、宝塚を楽しむ一つですね。

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前例、カード不要の新時代

トップになるためには、「カードを揃える」必要があると言われますが、もう新しい時代に、古い前例とかあまり関係なくなってきているように感じます。

現に一番新しいトップ娘役就任の発表があった舞空瞳ちゃんは、カードが揃っていませんでした。

先日惜しまれて退団された花組の仙名彩世ちゃんも。

現在月組トップスターの珠城りょう君も。

研究科11年の礼真琴君が星組のトップスターになったのは、誰もが納得できるものでした。
それに続いて柚香光君が花組のトップスターになるのも、多分。
月城かなと君も、いつかどこかでトップ就任予定なのだと思います。

新しい時代も「順当」でいいのか?

89期の雪組望海風斗さん、92期の宙組真風涼帆さん、二人とも通常任期の5作+αで退団してしまうには、あまりに残念過ぎます。
特にだいもんは1回は轟理事が主演をしているため主演回数はマイナス1回。

未だかつてだいもんのような圧倒的な歌唱力とカリスマ性で舞台に惹きつけてくれたスターがいるでしょうか?

未だかつて長身で男の人よりも男らしい真風涼帆ほどのスケールの大きい男役はいなかったのでは?
前作2回はその魅力がまだ魅せれていませんでした。

93期の雪組・彩風咲菜君、宙組・芹香斗亜君が控えているため、「後進に道を譲る」と考えるのが順当のようですが、新しい時代も「順当」でいいのか?

その他の95期の実力者を順当に2番手、3番手にして段々とあげていくように考えてしまいますが、みんなをあげると結局トップの停滞期がきてしまう。
(宙組・桜木みなと 雪組・朝美絢 花組・水美舞斗 星組・瀬央ゆりあ)

今までの「順当」という考え方は?
「2番手羽根を背負ったらトップスターになる」という「順当」な考え方も新しい時代に関係ないかも。
「2番手切り」という言葉をファンが頻繁に使うと、「2番手の設定」さえ、ごまかされていく可能性も。

トップスターのコマ数は決まっているので、誰かを立てると誰かが残念な結果になってしまうのは仕方ないことです。

無理は承知で、あっと驚くようなスカッとした人事の采配をしていただきたいと願っています。

「ダブルトップ」2人トップ体制は?

昭和のベルばらブームの時には、各組のトップが「ベルばら四天王」と言われていました。(それぞれ10年前後トップスターを続けていました。)
安奈淳さんが4人の中で一番始めに退団された後、花組のトップスターに松あきらさんが就任しました。
しかし「ベルばら四天王」の榛名由梨・汀夏子・鳳蘭と比べて観客動員数がガクーンと落ちたため、トップ就任を待ち続けていた順みつきさんを花組に組替えさせて「2トップスター体制」がとられました。(当時としては苦肉の策でした)

はじめは芝居の方では2役を前半と後半で2人のトップが役替わりで行いましたが、あまり評判がよく無かったのでその役替わりは1回で終わりました。
くららは高汐巴さんのファンであったため当時の花組をずっと見ていました。
互いのファンがお目当てのスターが出ると爆竹拍手をし、そうでない時は無視をするという、雰囲気の悪い客席でした。
噂では段々とトップ二人の関係性も悪くなっていったとか。舞台の上ではちゃんと務められていました。
多分ファンの側の問題の方が大きいと思います。

松あきらさんの大劇場退団公演の時は、順みつきさんは外部の公演に出演されて、松あきらさん単独のサヨナラ公演となりました。
その後順さんが1回だけトップに就任し、それはお披露目かつサヨナラ公演となりました。(「霧深きエルベのほとりに」です)

その後劇団が、今後2度と「ダブルトップ」体制はとらないと宣言しました。

2012年4月 龍真咲さんが月組トップスターに就任した時、明日海りおさんが「準トップスター」と設定され、役替わり公演でしたが、あくまでトップスターは龍真咲さんでした。
「ロミオとジュリエット」「ベルサイユのばら」2作品上演した後、明日海りおさんは花組に組替えしたので、この体制は終わりました。
2人に2学年の差があり、二人の仲が良かったのでこの体制は問題なく維持されましたが、不自然な体制であることは間違いありません。

昭和の「松あきら・順みつき」で2度としないと宣言された「ダブルトップ」ですが、逸材揃いの現在は組数を絞って復活させても良いのでは無いかと思います。
宝塚でも「ベルサイユのばら」が大ヒットするまでは、「ダブルトップ」体制が多くとられていました。
現在は景気が好調なのでエンタメ業界も宝塚も絶好調ですが、そうでなくなった時に、スターの数が多い方がファンの数も増えそうに思いますが、安易な考え方でしょうか。

実力優先主義だけでいいのか

現在のトップスターの中では、なぜか星組のトップスターコンビが、実力が無いと酷い非難のされ方をしています。
そしてトップに大手がかかっているような柚香光君についても、実力不足と言われています。
くららも歌唱面でそう感じたことはありますが、「輝いているスター」としては、やはり花組トップの最有力候補のように感じます。
宝塚は現実ではない夢を体感しにいく所でもあるので、キラキラとしたスター性も大切な要素だと思います。

くららは星組のファンなので、初めてや時たま宝塚観劇の人を誘うのも星組が多く、星組の舞台を観てみな感激するものの、実力不足なんて誰も思いません。
宝塚のことに詳しくなればなるほど比較するようになりますが、はじめは宝塚の舞台の華やかさや美しさに魅了されるのだと思います。

各組それぞれのあり方があって良いと思っています。

『CASANOVA』で、人生には恋と冒険が必要だ。と言われていました。

これから宝塚ファンが期待している人事に、あっと驚くようなワクワクする冒険のある采配がされるのも楽しいかな、と思っています。
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