ファンの立場から思うこと
こんにちは、くららです。
2回ほど重い内容が続いたので、今日は軽い内容を書きたいと思います。

宝塚を楽しむためにファンをしている

私は趣味の一つとして「舞台を観るお客さん」として宝塚を楽しんでいます。
毎日ブログを書くようになって、少しディープに傾いている時もありますが、「お客さん」感覚は変わりません。

今回の事で、ファンの方の中には、劇団の一員かのように、責任を感じたり、自粛しなくちゃ、喪に服さなきゃと考えていらっしゃったり。生徒が苦しんでいるのだから、楽しんではいけない、苦しみに寄り添わなきゃあと思っていらっしゃる方もいらっしゃるように感じています。
観劇したことをブログに書くと、「不謹慎」とか「早すぎないか」とかお叱りのメッセージが届いたりしていました。

私はただの客です。
チケットを買って楽しみに観に行く側の人間です。
もちろん生徒さんたちの成長を楽しみに見守っています。

でも生徒さんの親でもなければ、関係者でもない。
苦しんでいる生徒さんの思いに共感はできますが、その思いを自分の中で引きづることはできません。

Aさんがお亡くなりになった時は、大きなショックでしばらく塞ぎこみましたが、今は癒えています。
そういう温度差は、各自違っていると思います。今もショックで苦しい思いをしているファンの方もいらっしゃると思います。何事も温度差があることを互いに認め合えたら良いなと思います。

楽しい公演が上演されていたら、喜んで観に行きます。宝塚は観客のために公演を上演してくださっているので、楽しませていただくのは当たり前だと思っています。そして私はそのためにファンをしているのですから。

博多座の『ME AND MY GIRL』は、みんなを超幸せにしてくれるハートフルなミュージカルでした。今上演されることは、とてもタイムリーだと思っています。

終始ハッピー、ME AND MY GIRL

21日、22日に観劇した友人の感想をご紹介します。友人はありちゃんファンですが、日程があわず水美さんが主演のビル回を2回観劇されました。

————ここから友人の感想

こんにちは!観てきました。

ジャスパー卿…蒼舞咲歩

まず、ジャスパー卿の存在、蒼舞咲歩さん!
本当に可愛らしいおじいちゃま、「なんですと?」の言い方が絶妙でした!
ジャッキーが両手を差し出して「おいで」と連れて行くシーンも、極美さんが役ではなく心から可愛いと思っている気持ちが伝わってきました。

図書室の場面で、21日ソワレは「暗い所は苦手なんじゃ」、昨日の22日マチネでは「停電になった…」と可愛らしく呟きながらマントに包まれて消えていきました。癒しの存在。
踊る場面では脚がプルプルなのが可笑しくて、「顎で受け止めて」の場面では、そっと現れて、ポソポソと歩きながらテーブルでケーキをゆっくりとフォークで切る仕草が本物のおじいちゃんの様でした。
役作り、本物でした。
彼女は、瀬央さんのCASTでいきなりタンゴを踊り出して大爆笑した記憶があります(笑)。

天華さん極美さん小桜さんなど

天華ジェラルドはダメ坊っちゃん振りがよく出ていて歌唱もバッチリ。
極美ジャッキーはモデルの様!所々、男役味も感じました。

小桜さんの台詞回しはマリアそのもので歌声も素晴らしい。メイド都優奈さんの美声も素敵でした。
星組の娘役さんはどなたも皆、本当に可愛らしいですね(私が星組贔屓だからかも)。

主要な出演者以外で存在感があった(目立った?)のは紘希さん、碧音さん。
これはきっと「ディミトリ」での新公での活躍で覚えていたからだと思います。
お二人共、特に紘希さんは立ち姿がスラッとして素敵で表情が良いです。碧音さんは良い意味で個性的な雰囲気があり目を引きます。
でも、あの新公を観ていなければ注目していなかったかもしれません。
新人公演とは、そういうことか…と、有ると無いとで後に残る効果、影響が大きいことを痛感しました。

マイティビル

さて。
マイティビルは大人っぽくてサリーと対等で包むような感じでした。
これがありビルだと少し子供っぽくなり駄々っ子みたいなのかな?

一幕ラストのブドウをもぎって食べちゃう場面。
21日ソワレでは、ビルが欲張って2つ目を食べたらモグモグ(^~^)と口一杯になり、次の台詞が言いにくくなってお茶目で、笑いが起こっていました。
でも、デュエダンになると娘役さんの扱い方が一気に「花男」感!さすがですね。

ありジョン卿

日程の都合で生観劇が叶わないありビルの配信も楽しみです。
ありちゃんのジョン卿は、おヒゲも似合っていてダンディで素敵でした!
いつも感じますが、ありちゃんは外部の劇場だと劇場が本当に小さく感じます。

21日ソワレ、ご挨拶で「もう気付けば半分」と。
22日マチネでは、
「私達がハッピーをお届けする側なのに、お客様から毎日ハッピーを頂いていて本当にありがとうございます。ねっありちゃん!」

「ひぇっ、えっ!?あ、えっ?」

「言ったよね(小声で)」
(話を振るよと言われていたのですね)

「そ、そうですね。もう折り返しということで…しっかりと演じていきたいと思います!」(ニュアンスです)

毎回、ご挨拶を振られるとおヒゲのまま女子になるありちゃん。
ダンスでは長い手足キレキレに色気たっぷり(開襟!)のイケメンで、客席にバチコン!とウィンクまで飛ばしているのに…
皆、このギャップにやられるのですね。

水美さんが役替りとして半分の日程で真ん中に立ってくださるお陰で、ありちゃんは半分の日程で腰を痛めていられる…いえいえ肩の力を抜いていられるのですね(う、動けない…のシーン大好きです)。
ご挨拶も、ビルの日に緊張する分、ジョン卿の時はポワ〜ンとしていられるのかなと思いました。
ありちゃんと水美さん、すっかり仲良しな空気が漂って、周りも笑顔、本当に素敵なカンパニーだなと感じました。

今回、水美さん会の会服が黒ドットのファー付きの可愛い赤マントでしたが、背中の文字をよく見ると
「Minami Maito」

「Me and My girl」
なるほど!

娘が「水美さんの会、専科さんだし、次はどの舞台で真ん中に立てるかわからないから、熱い思いがもう…」と。聞いた私も、会の人達の思いにうるっと泣けてしまいました。
赤いマントを着けて会のお仕事をされている役員さん達が本当に本当に、生き生きと楽しそうでした。

…そうですよね。
どのスターさんにもファンがいて、どんなお役でも舞台に立ってくれたらそれだけで幸せ。
誰かのファンになり、応援するってそういうこと。

---------------友人の感想ここまで

私の感想

私は水美ビル1回、暁ビル2回を初日が開いた直後に観劇しました。

水美さんの会の方々が赤いマントを着けてニコニコされていて、テーマパークのキャストのようで、階段を上がった所からハッピーオーラがあふれていました。

私は旅先だったので荷物になるので思いませんでしたが、「あのマント買いたい!」と思った方は沢山いらしたはず。もちろん市販はされていません。博多座のロビーの居並ぶ売店で、赤いマントを探していたお客さんもいらしたようです。

水美さんは「初めての他組への出演」でしたが、自然に星組に溶け込まれて、どの出演者とも、相乗効果で良い化学反応が起きていて、水美さんの専科生としての星組出演はとても良い人選だったと思います。
暁さんにとっても、大きなプラスになる水美さんとのW主演だったことでしょう。

瀬央ゆりあさん東京・愛知・大阪ご挨拶行脚

本日、「公開記念初日ご挨拶イベント」として「1789」でシャルル・ド・アルトワ伯爵役を演じた 専科 の瀬央ゆりあさんが、東京・愛知・大阪の全国3都市の映画館でご挨拶をされます。

三大都市でのご挨拶 10月27日

東京:10:00上映回(本編開始前にご挨拶予定)
愛知:14:40上映回(本編開始前にご挨拶予定)
大阪:15:20上映回(本編終了後にご挨拶予定)
大阪:18:50上映回(本編開始前にご挨拶予定)
(ご挨拶イベントは、各会場5分程度を予定とのこと)

大阪では、18:50上映会も追加になりました。
瀬央さん大忙しです。

「タカラヅカ・スカイ・ステージ」では、その様子を密着取材。同チャンネルで、後日放送されます。
スカイ・ステージの放送番組がいろいろと中止になっているので、瀬央さんの密着取材がとても楽しみです。

「公開収録」と「タカラヅカスペシャル」が中止になってしまったので、瀬央さんは今年の予定されているスケジューは終わりで、今回が「しごとおさめ」になってしまうのでしようか?
スカイステージの番組に、沢山出演して欲しいですね。

明日あさって星組配信3回連続

今週の土日に下記のようにライブ配信が予定されています。

『ME AND MY GIRL』[役替わり]ビル:暁千星/ジョン卿:水美舞斗
10月28日(土) 開演予定:15:30

★星組 宝塚バウホール公演『My Last Joke-虚構に生きる-』千秋楽
10月29日(日) 開演予定:11:30

『ME AND MY GIRL』[役替わり]ビル:水美舞斗/ジョン卿:暁千星
10月29日(日) 開演予定:15:30

3連チャンについて

土曜日の午後「博多座」 → 日曜日午前「バウ」 →日曜日午後「博多座

3連チャンは時間的に可能です。
超明るいハッピーミュージカルの間に、静かで暗い「My Last Joke」が挟まると、天と地ほど作品の持ち味のが違うので、心が大忙しになるかもしれません。

「My Last Joke」は終始暗いシーンが多いですが、ラストは宝塚らしい終わり方をして、ご挨拶からの出演者の明るい笑顔に救われた気になりました。
私は1回観たけではわかりにくかったので、その後に主人公のエドガー・アラン・ポーの作品に触れながら、内容を咀嚼して味わい深めて作品を理解をすることができました。

バウ公演が千秋楽なので、午後2時を大分過ぎて終わると思います。次の博多座が3時30分。
短いですが気持ちを切り替える時間はありますね。

やはり公演の再開を望みたい

劇団の内部事情も何となくわかってきたように思います。

タカラジェンヌは「生徒」と呼ばれる庇護される立ち位置でありますが、舞台に関してはプロでもあります。

「調査チームからの報告を踏まえて、生徒が安心して舞台に立てる状況とみなされたら、宙組の舞台が再開される」ということになっています。

生徒が安心して舞台に立てる状況とみなされたら、プロとして舞台に立って欲しいと思つています。

上級生と下級生の間に分断があって、なかなか一つになれないのは、今までの鬱憤などの積み重ねがあるからだと思います。この際その膿を出しきってしまい、互いに折り合いをつけて前を向いて進んで欲しいです。

どうか良い方向に進んでいきますように。

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