彩風咲奈さんの任期と『ベルサイユのばら』
こんにちは、くららです。
昨日、4月12日は彩風咲奈さんがトップスターに就任して2周年の記念の日でした。
ちょうどその日に彩風さんが「anan」2344号スペシャルエディション号の表紙を飾られて、発売されたことは二重におめでたかったです。

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彩風咲奈さんについて

スペシャルエディションの表紙では、いつもとは違う妖艶な視線でこちらを見つめている彩風さんと視線があってしまって「ドキッ」とします。何かを訴えているような、写真一枚を通しても彩風さんの芝居心が伝わってきます。

「That’s TAKARAZUKA 2023 雪組」特集、彩風さんとともに、朝美絢さん和希そらさんの素敵なグラビア&インタビューもありました。

いつも「anan」の編集の方の文章は的を得ていて感心するのですが、彩風さんについて「コロナ禍という苦難の中で、1作ごとに頼もしさも輝きも増しながら、力強く確かな一歩を歩み続けている。」とありました。

本当とっても頼もしいトップスターさん。

プレお披露目公演の全国ツアー『ヴェネチアの紋章』 『ル・ポァゾン 愛の媚薬-Again-』を観劇した時に、ずっとトップスターをしています、という感じの余裕さえ感じて驚きました。真ん中になるぺくしてなったスターさんです。

その後、本公演だけでも『CITY HUNTER』の冴羽獠、『夢介千両みやげ』の夢介、『蒼穹の昴』の梁文秀と振り幅の広い難しい役を次々にこなして、楽しませてくださいました。
名古屋御園座の『BONNIE & CLYDE』でのクライドも本当にはまり役でした。

昨年夏の『ODYSSEY』で赤いマントを翻して、赤いブーツをはいた長~い脚の彩風ブルーム船長の格好良さは今も脳裏に焼き付いています。身体の三分の二が脚のように見えた彩風美女の白いダルマ姿も。

次はどんな役を姿を魅せてくださるか?と、おもちゃ箱から飛び出してくるような奇想天外な楽しみを与えて下さる、「何でもござれ」の彩風さんです。

『Lilac(ライラック)の夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』

雪組公演の初日まで10日となりました。トップとして4作目の本公演、充実期を迎えた彩風さんが、新しく相手役に夢白あやさんを迎えて新生雪組が始まります。

今度の公演は?「anan」より

彩風さんのページには「とっても素晴らしいラブロマンス」と書かれていました。
朝美さんのページには、「家族の重層的なドラマ」と書かれていました。

彩風さんが演じるハインドリヒは、強い信念をもち鉄道産業の発展に尽力する事業家。夢白さん演じるエリーゼは、音楽家志望の才気ある女性。その二人を軸にロマンあふれる物語になるようです。ロマンはラブと事業の夢の両方でしょう。

夢白さんが新たなトップ娘役となって、華やかでドラマチックな二本立てになるようです。

彩風咲奈さんの任期について

彩風さん5作目の作品

先日5作目の演目が発表されました。お芝居『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』とショー『FROZEN HOLIDAY(フローズン ホリデイ)』です。

お芝居には「Happy“NEW”Musical」というタイトルがついています。ショーは「冬の休暇」をテーマに、ホテルでの楽しいひと時が描かれる、ストーリー仕立てのラグジュアリーな雰囲気のレヴュー作品だそう。
-Snow Troupe 100th Anniversary-雪組100周年の祝福シーンも盛り込まれているとか。
お芝居、ショーともに、2023年の宝塚大劇場の最後を飾るのにふさわしい楽しくて明るい作品です。

信じられない退団説

なんとこの作品で彩風さんの退団説があるとか???
相手役に夢白あやさんを迎えて2作目で?
そんなことは絶対にないと思います。

プレ退団公演が全国ツアーということでも、まずその説は無いでしょう。

明日海りおさん華優希さんと1作だけ組んで卒業されていきましたが、彩風さんとは全く話が違うと思います。
華優希さんは次期の柚香光さんと組む計画があって、明日海さんの相手役の席が空いていたので、1作はやくその席につかれただけだと思います。

真風涼帆さんは、「誰よりも男らしい男役」で男役になるために生まれてたような適性をもっていらっしゃいました。

それと同じように彩風さんは、他の追随を許さない舞台で映える脚長の抜群のスタイルに加えて、バランスの良い実力を兼ね備えていらっしゃいます。しかも中卒の1発合格で、93期の首席。初詣ポスターモデル。新人公演の主演5回と、雪組で大切に育たれてきました。

今までの雪組トップスターの任期

轟   悠(71期)8作  研13
絵麻緒ゆう(73期)  1作  研16
朝海ひかる(77期)7作  研13
水  夏希(79期)7作  研14
音月  桂(84期)4作  研12
壮  一帆(82期)3作  研17
早霧せいな(87期)5作  研14
望海 風斗(89期)6作    研15
彩風 咲奈(93期)          研15

音月さん以降、トップスターの任期が短いですが、それはいろいろ事情がありました。もしかすると音月さんが7作以上の可能性もあったと思います。

最近の雪組のトップスターの任期が短い流れの中で、彩風さんの退団説が出てくるのでしょうが、先にも書いたように彩風さんは短期のトップスターでは無いと思います。

「ベルサイユのばら」フェルゼン

2024年は、「宝塚110周年」と「ベルサイユのばら50周年」が重なります。「雪組100周年」の外部のOG公演も雪組の本公演でのお祝い公演も、2023年に前倒しして上演されるのは、「宝塚110周年」と「ベルサイユのばら50周年」に重きをおくためだと思います。

公演の順番が入れ変わらず、来年も9作だとすると、2024年の雪組公演は大劇場5作目(6月~7月)公演になると思います。

ここで『ベルサイユのばら』が上演される可能性はあると思います。彩風さん6作目となります。

2022年「歌劇7月号」で彩風さんが語られていたこと

「魅惑の宝塚~群舞特集~」でトップスター5人が“これまで出演した中で印象的だった群舞”について話されていました。

彩風さんは、2013年「ベルサイユのばらーフェルゼン編ー」のフィナーレの大階段での“宝塚我が心の故郷”の曲にのせての黒燕尾の群舞。

テレビで『ベルサイユのばら2001』を見て宝塚に入りたいと思ったので、実際に自分が舞台に立ちながら「あの時に観たあの場面に出ているんだ、自分!」と感激されたそうです。

そして「私はこれがやりたくて宝塚に入ったんだ!」と「ベルサイユのばら」の公演中は、毎回思われていたとか。

この時の新人公演では、主役のフェルゼンを演じられました。
「思い出再演」ということでも、彩風さんのフェルゼンはあるかもしれません。見てみたいです。

今の雪組体制には、「フェルゼンとアントワネット編」がよく合っていると思います。

アントワネットは役者を選ぶ

以前に植田先生が「アントワネットをできる娘役は限られている」と話されていた記憶があります。
可愛いかったり綺麗だけでなく、華のある女役が出来る娘役さんでなければ務まらないからでしょう。
過去の「ベルサイユのばら」でアントワネットが出てこない事があったのは、適任の娘役さんがいなかったこともあるでしょう。

最近では、本公演では白羽ゆりさんのアントワネット絶賛されていました。
夢白さんは、白羽さんによく似いてると言われています。顔が似ているだけでなく、自立した強さを持っていて女役もできる夢白さんには、アントワネットがお似合いだと思います。

朝美さんと和希さんが、オスカルとアンドレ。
どちらの役でも二人には合っていて、見てみたいです。

『ベルサイユのばら』で、星組の稔幸さんは退団されましたが、通常なら退団されることは無いと思います。

その次の公演は、2025年宝塚大劇場のお正月公演になります。(変更がないなら)7作目となります。望海さんはこのお正月公演の『fff-フォルティッシッシモ-』『シルクロード〜盗賊と宝石〜』で退団されました。

先のことはよくわかりませんが、彩風さんが今しばらくトップスターを続けて、楽しませてくださることは間違いないと思います。

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