こんにちは、くららです。
本日は長崎県の佐世保にあるハウステンボス歌劇大劇場の杮落とし公演を見てきました。
劇団名が「歌劇 ザ・レビュー ハウステンボス」に途中から変更されていましたが、今回から「ハウステンボス歌劇団」に戻りました。
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ハウステンボス歌劇大劇場について
既存の「JRA」の建物のホールが劇場に
「ハウステンボス歌劇大劇場」が新設されたわけではありません。今まで「ウインズ佐世保」という場外勝馬投票券発売所として使用されていた建物の、ホール部分が「ハウステンボス歌劇大劇場」として活用されることになりました。
建物が大きすぎて写真にうまくおさまらないので、遠くの反対側から写したのが上の写真です。「JRA」としっかり名前が刻まれています。オランダ・アムステルダムにある「コンセルトヘボウ」をモデルにした外観だそうです。
こけら落とし公演の前日、さぞかし「ハウステンボス歌劇大劇場」と目立つ装飾がされているのだろうと期待しながら建物に行ってみましたが、「JRA」の競馬の案内しか目立っていませんでした。
「本当にここで公演があるの?」と心配になりました。夜遅くまで建物内に電気がついていたので、お稽古されているのだなと思いました。
当日ハウステンボスに行くと、開演よりかなり早い時間から、ファンの方々が長蛇の列を作られていたので、「ここで間違いないんだ」と安心しました。
今日になって、建物の近くに目立たないお洒落な案内板と入り口の上に「ハウステンボス歌劇大劇場」と小さな看板があるのに気づきました。(近くの観覧車から撮りました)
明日から一般の方々も利用されるようになります。もう少し「大劇場はここですよ」と目立つようにしなければ、わかりにくいと思いました。明日になると変わっているかな?
杮落とし公演体験談
開場時間になっても、劇場に入れない
公演30分前が「開場」だったので、その時間に行くと待ち行列が出来ていて、その列は何か所もありました。「どこに並べば良いのだろう」と悩みつつ並んでいた所、しばらく経って案内の方が1列にまとめられました。開演15分前でも、まだ劇場に入ることができませんでした。
劇場を入った所に広い「歌劇専用ショップ」があって、入場者がそのショップに殺到して劇場入り口を塞いでしまう形になって、スムーズに入場できなかったようでした。途中専用ショップを閉鎖したようですが、それでも入場にとても時間がかかりました。
チケットの改札が少なかったようにも思いました。1箇所だけだった?
そのため開演が20分遅れになることが放送されました。
こけら落とし公演は約1000席完売されたということでした。1000人が短時間に集まって入場することはわかっていたのに、入場のシュミレーションができていなかったのは、お粗末な対応だと思いました。運営側の問題点を感じるのは今日だけではありません。
直前に価格を値上げしたり、簡単にいろんなことが変わったり、「ファン本位」で無いなと思うことが多いです。
しかし待たされ続けても、誰一人として文句を言っている人はいませんでした。杮落とし公演に集まっている方たちは「大きな劇場になっておめでとう」という祝福と期待でいっぱいのようでした。
ハウステンボス歌劇団は今年10周年です。ファンに愛され応援されてこの節目の年を迎えられたのだと思います。
ファンが愛をもって見守りながら応援しているのは、宝塚歌劇団と同じです。
劇場の中のゴージャスさにビックリ!
1階から4階まで吹抜けで、オペラハウスを再現された豪華なつくりということでしたが、実際に劇場に入ってみると、今まで見たことのないような豪華で荘厳な劇場でした。この劇場に足を運んでみるだけでも十分価値があるように思います。
この豪華な劇場が、今まで競馬の映像を見ること中心に使われていたとは、何という宝の持ち腐れだったのでしょう。ハウステンボスには、贅を尽くした建物が数多くあります。そしてまだ使われていない建物もあります。
ハウステンボス歌劇団がこの劇場を使えるようになって本当に良かったです!
後でふれますが、ハウステンボスが小さなテント小屋でやっていた頃、外から見るだけで、見るからに豪華なこの劇場でやれば良いのにと勝手に思ったものです。10年経って実現しました。
ゆったりとしたシートで、くつろいで座ることができました。座席にはドリンクホルダー傘ホルダーがついていました。
舞台について
こけら落とし公演には、ハウステンボス歌劇団の全メンバーが出演されていました。今回「宝塚おとめ」のような「スターブック」が本日発売されて、劇団員は62名だとわかりました。
この「スターブック」3000円と案内されていたのに、直前になって3500円に値上がりしたのは残念でした。そうでなくても高いなと思っていましたが、更に値上げされると、買う気が失せてしまいます。購入しましたけど…。
こけら落とし公演は、はじめはみんな紋付袴の和装で、トップスターさんたちのかなり長い口上からはじまりました。そして祝いの舞。次にブルーローズの男役さんたちが薔薇を一輪もっての舞。みんな和装でしたが、このあたりから洋舞になっていきました。その後の娘役さんたちも。宝塚でも和装で洋舞を踊るのは、そんなに無いので新鮮でした。
まず音響の良さに感動しました。そして照明や映像もすばらしい。15段の大階段がありました。今回使われませんでしたが、花道もあるようでした。
和装から洋装のお着替タイムに、創設間もない頃からいらっしゃる娘役の椿さんと神田さんのMCがありました。ハウステンボス歌劇団は4回の杮落とし公演を行っているそうです。
そしてこの劇場は千人劇場と言われていますが、実は二千人劇場だそうです。一階席が約1000席で、2階から4階まで使うと千席増えるのでしょう。ボックス席も沢山ありましたが、それも入っているのかな?ボックス席は見にくそうですが、ロイヤル感が味わえそうで、いつかは座ってみたいなと思いました。贅を尽くしてつくられているので「見せかけのボックス席」ということは無いと思うのですが…
これだけ大きな劇場を運営していくのは、劇場の案内を読むと、やはり団体客の集客を想定しているようでした。
今回は、以前と違って、園内で外国の方にもかなり遭遇しました。インバウンドも大きな集客の視野に入れているのでしょう。
カジノを含んだ(統合型リゾート、IR)も目指しているようです。
集客は素晴らしい公演を提供していたら、大丈夫だと思います。
ハウステンボス歌劇大劇場の入っている、JRAゲルックホール。どれだけの費用を費やしてつくられたのでしょう。実際に劇場に入ってその荘厳な本物さに驚きました。
ハウステンボスは長崎オランダ村の社長だった神近義邦氏が中心となって、本物志向の長期滞在型リゾートを目指して1992年3月に開業されました。バブル景気の真っただ中、相当お金があったのですね。ハウステンボスは、バブルの遺産の数々に出会う場でもあります。
問題は劇団員の数?
杮落とし公演は、劇団員全員が出演していたので、大階段もメンバーで埋められていました。
しかし明日から、ハウステンボスで2チーム、福岡で1チーム上演するので、3チームに分かれます。すると1チーム20名になってしまいます。
この人数で大劇場の空間を埋めることができるのだろうか?普段大人数の宝塚を観劇しているので、どうしても人数面で心配してしまいます。
ハウステンボスは、プロジェクションマッピングの先駆者です。
そのあたりの技術で、空間を埋めるのか?
明日からの公演を観てみないとわかりません。
今年は初舞台生が9名8名いらっしゃるそうです。その8名は「スターブック」に小さな写真で載っていたので、先にあげた62名とは別でした。
こんな素晴らしい舞台に立てるということで、受験生が増えて、劇団員も増えていくと良いですね。
最後に撮影タイムがありました。3つのポーズを皆でとってくださいました。その時に撮った写真です。トップスターさんたちがとってもアットホームな雰囲気です。
今回の杮落とし公演にOGさんが沢山いらしていたようで、舞台上から雪菜つぐみさん・伊織はやとさん・深佳さえさん・愛那結梨さんなど、懐かしい方々のお名前をあげていらっしゃいました。
テント小屋から始まったハウステンボス歌劇団
2013年7月13日、アトラクションタウン噴水広場のテント小屋で、ハウステンボス歌劇団のステージがスタートしました!
猛暑の真っ最中、空調設備のないテント小屋で、レビュー用の華やかな衣装をまとうのは、汗だくになってのステージだったことでしょう。
MCのお二人が季節をそのまま感じてしまうテント小屋と仰っていました。
2014年1月「ミューズホール」誕生。杮落とし公演。
2016年5月、ラグーナテンボス「アートシアター」誕生。杮落とし公演。
2022年3月、福岡に「歌劇ザ・レビューシアター」誕生。杮落とし公演。
2023年3月16日、「ハウステンボス歌劇大劇場」誕生。杮落とし公演。
今まで4つの杮落とし公演を行ってこられました。ラグーナテンボスでの公演が突然終わってしまったのは残念でした。
ハウステンボス歌劇団は、地元のファンの方々から愛されて発展してきたように思います。いつハウステンボス歌劇団の公演を見にいっても、地元の熱心なファンの方々がたくさんいらっしゃいました。
ここへきて大きな飛躍となりますが、成功に繋がっていくことを願っています。
ハウステンボすの年間パスポートは、シニアがお得です。75歳以上になると5000円です。65歳以上だと16000円で、4年目まで毎年1000円ずつ下がっていきます。通常のパスポートも65歳以上だと5000円です。私はまだシニアに分類されませんが、シニアにやさしい料金になっています。
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