2021年の振り返りと2022年への危惧
こんにちは、くららです。
今年も残すところ(今日を入れないと)、3日間になってしまいました。
部屋の模様替えやリメイクにも挑んでいるので、やらなければならないことがいっぱいで慌ただしい日々を送っています。

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2021年を振り返ってみると、宝塚大劇場は、望海風斗さん、真彩希帆さん、彩凪翔さんたちの退団公演雪組『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』から始まりました。

昨日スカイステージの「宝塚クロニカル雪組編」で久しぶりにその公演の映像を見ましたが、ずいぶん前のことのように思いました。

宝塚は5組あって、本公演、別箱公演と次から次に洪水のように公演があふれているからでしょう。

望海さんは、OGとして大活躍されているので、もうOGの望海さんが定着してしまいました。

12月26日は、WOWOWで、「宝塚プルミエール 年末特別企画!」と望海さんがゲスト出演された「早霧せいな SEINA SAGIRI 20th ANNIVERSARY CONCERT “SOMEWHERE”」(9月18日収録)が放送されました。
「宝塚プルミエール 年末特別企画!」では、望海さんと、同期生・七海ひろきさんの「罰ゲーム検討委員会」が開催されていました。
番組内で毎回登場するタカラジェンヌへの罰ゲーム(現在は逆再生告知)を、2人が実際に体験しながら候補を考えていらっしゃいました。今度の罰ゲームから、それが採用されるそう。

ほとんどの公演が動画配信もされるようになって、見逃すことが無くなりました。
2021年も宝塚歌劇は本当に充実していましたね。

2021年には全部で何作品上演されたと思いますか?

2021年上演本公演

花組『元禄バロックロック』
『The Fascination(ザ ファシネイション)!』

星組『柳生忍法帖』
『モアー・ダンディズム!』

雪組『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ-
『Fire Fever!』

宙組『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』
『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』

月組『桜嵐記(おうらんき)』
『Dream Chaser』

花組『アウグストゥス-尊厳ある者-』
『Cool Beast!!』

星組『ロミオとジュリエット』

雪組『f f f -フォルティッシッシモ-』
『シルクロード~盗賊と宝石~』

東京公演
宙組『アナスタシア』

月組『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』
『ピガール狂騒曲』

本公演 大劇場8作品 + 東京2作品 =10作品

別箱公演

宙組 全ツ『バロンの末裔』『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』
   東上ブロードウェイ・ミュージカル『プロミセス、プロミセス』

月組 博多座『川霧の橋』『Dream Chaser -新たな夢へ-』
   バウ『LOVE AND ALL THAT JAZZ』

花組 全ツ『哀しみのコルドバ』『Cool Beast!!』
   東上『銀ちゃんの恋』

星組 舞浜『VERDAD(ヴェルダッド)!!』
   轟悠サヨナラ『婆娑羅(ばさら)の玄孫(やしゃご)』
   東上『マノン』

雪組 全ツ『ヴェネチアの紋章』『ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-』
   東上『ほんものの魔法使』

宙組 『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』
   バウ『夢千鳥』

月組 バウ『幽霊刑事(デカ)~サヨナラする、その前に~』
『ダル・レークの恋』 東京と大阪で役替わり

花組 ブロードウェイ・ミュージカル『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』
   バウ『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』

月組 バウ珠城りょう3Days Special LIVE『Eternità』

全部で18作品ありました。2021年に宝塚で上演された作品は28作品です!

他にもホテルでのディナーショーやミュージックサロンも開催され、ライブ配信されました。ライブ配信やライブ中継を通して、見る作品数が増えた方も多いと思います。

雪組の東京新人公演からは、新人公演のライブ配信も始まりました。

残念ながら中止になった公演

花組宝塚大劇場『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』
※4月26日から5月10日までの公演は中止となり、千秋楽は無観客でライブ配信、ライブ中継されました。

星組東京宝塚劇場『ロミオとジュリエット』
※4月26日から5月10日までの公演は中止となり、役替わりがあったため、5月2日B日程、5月9日A日程が無観客ライブ配信されました。

宙組『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』
※2021年5月1日(土)〜5月7日(金)梅田芸術劇場公演は中止となり、5月5日にライブ中継、ライブ配信されました。

宙組 『夢千鳥』
※4月26日以降の公演は中止となったため、5月8日にディレイ配信されました。

無観客での上演を初めて経験されて、客席と一体になって舞台は出来上がっていること、観客がいることの有難さを、みなさん口を揃えて力説されていました。そのように思って下さることは、観客にも嬉しいことですね。

花組の大劇場の千秋楽は、退団者の冴月瑠那さん、美花梨乃さん、更紗那知さん、澄月菜音さん、そして瀬戸かずやさん、華優希さんのサヨナラショーもあったので、無観客での上演は無情でした。

来年2月に退団される優波慧さんが、ご自分の大劇場千秋楽の同期のお花渡しに、前回退団された更紗那知さんを選ばれていました。
更紗さんの大劇場千秋楽が無観客であったため、「お客様のいらっしゃる光景を見せてあげたかった」とご挨拶で話されていました。無観客での千秋楽の開催は本当に無念だったのだなとあらためて思いました。

コロナ禍を通して感じること

客席降りが無くなってしまいましたが、観客と出演者の心の距離は近くなったように感じています。

そして出演者たちの熱量がとても増しているように感じています。
舞台は一期一会と言われますが、「いつ舞台が終わってしまうかもしれない」今を全力で、1回1回に心残りが無いよう挑まれている、舞台にかける熱さ、思いがコロナ禍後ビシビシと感じます。それまでも頑張っていらしたと思いますが、それ以上に。

組子全員一緒に舞台に立つことや新人公演が再開されるなど、当たり前のことが当たり前でなくなって、それが戻ってきた喜びが、熱さと客席との一体感に繋がっているように思っています。

そして昨年の自粛期間明けの舞台では、それぞれが自粛期間をどのように過ごされたか、努力の後を感じました。

いつもハードスケジュールに追われているので、貴重なお休み期間だったと思いますが、休むことなく芸の道に励んでいらしたのだなと思いました。

現在でも行動が制限されているので、その時間を舞台のために使っていらっしゃるように思います。
舞台にかけるひたむきさが、さらに感動を与えてくれているような。

全ての作品の脚本や演出が良かったとは思いませんが、どの作品もタカラジェンヌの頑張りによって、見ることが楽しい、感動が味わえる作品になっていました。

タカラジェンヌの熱い思いにこたえる演目であって欲しい

今年上演されたものの大半はコロナ禍前から決まっていたものでしょうが、最近は本公演の演目が発表されるたびに、「宝塚歌劇のターゲットは誰?」と思うようになってきました。

私が最近感じているのは、宝塚歌劇のターゲットは、男性になりつつある?

男性の集客を目的に男性をターゲットにした演目を選ばれる傾向にあるように感じています。

「時代劇チャンネル」でも、和物の宝塚の作品が良く放送されています。

今年の4月に宝塚歌劇団の理事長に就任された木場健之理事長の方向性が男性ファンの獲得?

昭和の「ベルサイユのばら」から宝塚ファンの私は、宝塚は夢の世界を魅せてくれるところと思ってきました。この私の思いはもう古い?

1月1日に、スカイステージで「宝塚歌劇団理事長 新春インタビュー」があります。
は、前職の小川氏と比べて、あまりご自分からアピールされない方のように感じています。
この番組も昨年までは30分間だったと思いますが、今回は15分間です。
司会は、OGの星乃あんりさん。(95期、ライブ・ネクスト登録メンバー)

「2021年の宝塚歌劇を振り返り、また、2022年の宝塚歌劇について語ります」と解説にありましたが、2022年何を目指し、どのような展開をされていくご予定なのか、お話してくださったら良いなと思っています。

2022年大劇場公演
1作目 月組『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』
1月1日(土・祝)~1月31日(月)

2作目 宙組『NEVER SAY GOODBYE』
2月5日(土)~3月14日(月)

3作目 雪組『夢介千両みやげ』『Sensational!』
3月19日(土)~4月18日(月)

4作目 星組『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』
4月23日(土)~5月30日(月)

5作目 花組『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』
6月4日(土)~7月11日(月)

6作目 月組『グレート・ギャツビー』
2022年7月~8月(予定)

7作目 宙組『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』
2022年8月~9月(予定)

9作上演予定だと思いますが、8作、9作めの発表はまだです。

従来と比べて省コスト傾向にあるのは、このご時世なので仕方ないことだと思います。
コラボして集客を目指すのもわかります。
いち早く新しいことを取り入れたり新しいことに挑戦してきた宝塚。
宝塚らしさを失うことなく上手に融合してきました。

宝塚は大衆文化で、誰がみても楽しめるものだと思います。
女性ファンだけのものでは無いのでしょうが、ターゲットに女性ファンも必ず含めて欲しいです。

何よりも宝塚は、3時間の非現実の世界に浸らせてくれる所だと思っています。

自分の嗜好宝塚の提供してくれるものに合わせていくことに努める必要があったなら、私の思う宝塚は宝塚では無くなってしまいます。

既存のファンも大切にしていって欲しいなと思っています。

宝塚のOGさんをはじめ現役の生徒さんたちは、「清く正しく美しい」夢の世界を守ってこられました。

現在のファンは、その世界観を一人ひとり共有しているからこそ、ファンなのだと思います。

今後の宝塚はどうなるのか?

ちょっと心配しながら見守っている面もあります。

「宝塚歌劇団理事長 新春インタビュー」を見て、また感想を書きたいと思います。

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