宝塚は、ビジュアルか?実力か?
こんにちは、くららです。
先日から「実力」についてばかり書いていますが、私は実力あるタカラジェンヌだけが好きなわけではありません。

ビジュアルの素敵なタカラジェンヌも大好きです。紅ゆずるさんのファンだったと言えば、理解していただけるでしょう。
実力派もビジュアル派も好きで、全組を観劇して、感動したり感激したりながら、宝塚を楽しんでいます。

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星組の二人の美人について

宝塚の「目を見張るような美人」と言えば、星組の星蘭ひとみちゃん華雪りらちゃん
星組『ロックオペラ モーツァルト』は、クオリティ重視で歌が苦手な人にソロは歌わせない「実力者中心の舞台」だったと書いていましたが、可愛い二人は舞台にしっかり華を添えていました。
フレンチミュージカル独特の美しい衣装と共に、可愛いお顔の二人が衣装を素敵に着こなして、発光していました。

華雪りらちゃんは、短いセリフですが、以前より回数が増えていて、セリフも棒演技ではありませんでした。
スカイナビゲーターに就任してお話をする機会が増えたことから、自信をもって発声できるようになったのでしょう。
パブの店員役の首にマーブルチョコを巻いたようなミニスカートの水色の衣装を着こなしが、一番似合っていました。
宙組から星組に組替えした意味がわかりませんでしたが、新生星組のビジュアル部分を担当していかれるのでしょう。

星蘭ひとみちゃんは、フリードリン家の四女:ゾフィー役ので、歌うシーンは沢山ありましたが、もれなく歌上手長女役の音咲いつきさんと一緒に歌っていました。
大きく口をあけて歌っていらっしゃいましたが、聴く側がヒヤヒヤと感じることはありませんでした。(マイクがしぼられていた?)
一人で歌うと音程がしっかりしないけれど、数人で歌うと大丈夫なようです。主旋律を歌っていた時もあったような。
歌も徐々に上達されているのでしょう。
スカステニュースの「プリンセスRecipe」のひとみちゃんは、相変わらずメチャメチャ可愛くて、「毎日きゅーりを1本食べている」ことに受けました。
屈託ない笑顔で明るく元気に頑張っているひとみちゃんが、いつか一皮むけて、活躍の場がもっと広がっていきますように。

そして男役で「キラキラと華のある若手」というと極美慎くん。苦手の歌も少し上達したように感じましたが、歌のシーンは最小限にして、舞台でキラキラオーラを振りまいていました。
ダンスも上達されたような。星組のホープということで、礼真琴くんの下にいると歌も上達するのでは無いでしょうか?

「実力者の舞台」にも、こうした華のある娘役さん男役さんの存在は必要不可欠だと思います。

礼真琴くんと柚香光くん

私はいつも自分の思いを勝手に書き綴っていますが、自分が矛盾したことを書いているな、といつも感じています。

「宝塚にビジュアルは大切。」
「実力ジェンヌは、素晴らしい。」

宝塚は、ビジュアルか?実力か?
これは宝塚の永遠のテーマであり、正解は無いでしょう。
どちらかに絞れないのが、「宝塚」であり「矛盾だらけ」であり、それが面白い。

星組トップスター礼真琴くん、花組トップスター柚香光くんが誕生しました。
この二人は持ち味が全く違っていて、先ほど書いた「宝塚は、ビジュアルか?実力か?」を体現している二人です。

実力派
礼真琴 × ビジュアル派柚香光

礼真琴くんについて
礼真琴くんの実力はハイレベルで三拍子そろっています。
歌唱力、ダンス力、芝居力がこっちゃんほど突出して揃う人は、ほとんどいません。
『ロックオペラ モーツァルト』を観劇した時は、実力の素晴らしさに、ただただ驚嘆し、ひれ伏すのみでした。

柚香光くんについて
柚香光くんは、ビジュアル派といわれますが、ダンス力と芝居力は抜群で、足りないのは歌唱力だけです。
憑依型の繊細な芝居力は、ずば抜けていると思います。
幼い時からバレーで鍛えられた、ダンス力と表現力も。
JOSEPHのモデルをされていますが、センスが素晴らしく、自分の魅せ方を心得ています。
舞台上では、キラキラとしたスターオーラが発光しています。

二人の持ち味は全く違います。
よくここまで違う95期の同期生が、ほぼ同時期にトップスターに就任するという流れになったものだと思います。
しかも二人のレイ君が令和元年にトップ就任!
これから新しい宝塚を担っていく二人に対する期待は、二乗に増幅します。

「宝塚は、ビジュアルか?実力か?」に結論はありませんが、古参のファンからみたら、歌唱力が重視される傾向になりつつあるようにも感じています。
しかし次世代のホープと思われる下記の5人を例にあげると、現時点では歌唱力重視ではありません。

100期以降の男役ホープ
花組  聖乃あすか(100期)
月組  風間柚乃(100期)
雪組  縣千(101期)
星組  極美 慎(100期)
宙組  鷹翔 千空(101期

この中で歌唱力があるのは、風間柚乃くんと鷹翔千空くん二人だけ。
聖乃あすかくんは、まあまあ。
極美 慎くんは、苦手からただ今、成長中。
縣千くんは、足りないのは「歌唱力だけ」。
『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』新人公演の主演で歌唱面の結果を残せれば、最強になるのでは?(まだ配役は発表されていません。予想です)
5人のホープに対して、歌唱力の向上が期待されているのでしょう。

歌唱力と歌唱指導

宝塚の演目には、歌唱指導の先生がつきます。
宝塚の「エリザベート」の8作目までは、宝塚OG70期の楊淑美先生が歌唱指導を担当されていました。
8作目の「エリザベート」の公演プログラムに小池先生が「作曲家、シルヴェスター・リーヴァイ氏が『世界一の指導者だ』と讃嘆の辞を惜しまなかった」と記していらっしゃいました。
「エリザベート」の作品になると、主要な配役からコーラスまで、歌が上手になっていることに驚いたものでした。

歌唱指導・西野誠さん

8月に『チェ・ゲバラ』を観劇した時に、轟悠さんをはじめ、風間柚乃くん輝月ゆうまくんらの声量ある歌声が素晴らしく、特に轟さんの歌の上達に驚きました。
その時にプログラムの歌唱指導をみたら、西野誠さんでした。宝塚の指揮をされている西野淳さんの弟さんです。

今回の『ロックオペラ モーツァルト』の歌唱指導も西野誠さんです。

西野誠さんと宝塚

宝塚でのはじめての歌唱指導は、今年3月の雪組『20世紀号に乗って』でした。
トップコンビが歌えるので、「歌唱指導」を意識しませんでしたが、全般にみなさん歌が上達していたように感じました。

2作目が月組『チェ・ゲバラ』で、3作目が星組『ロックオペラ モーツァルト』です。

次回は星組『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』の歌唱指導を担当されることが予定されています。

宝塚以外の歌唱指導では、現在上演中の『ファントム』TBS赤坂ACTシアター担当されていました。
これからのご予定では、2月紅ゆずるさんコンサート KURENAI 1st CONCERT『紅-ing!!』と、4月、朝香まなと主演『モダン・ミリー』でも、歌唱指導をされる予定。

歌唱指導の先生によって、歌がさらに素晴らしくなるといいですね。
『20世紀号に乗って』の縣くんの歌は、残念でした。
いくら歌唱指導の先生に手腕があっても、歌唱の基礎力が無いとどうにもなりません。
5人のホープの中では、縣くんに一番頑張って欲しいと思っています。

「宝塚は、ビジュアルか?実力か?」これは、こたえのないものだと思います。
私は両方楽しみたい派です。
これから星組バウホールの観劇に行きます。瀬央ゆりあくんは、ビジュアルも実力も整ってきています。
とても評判の良い作品のようで、また感想を記したいと思います。

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