これでいいのか宝塚人事
こんにちは、くららです。
昨日、風色日向さんのバウ主演『MY BLUE HEAVEN』が発表されました。

新人公演主演を2回経験した風色さんがバウ主演されることで、それまで感じていた主演2回と主演1回では、今後の扱いが大きく変わることを、あらためて感じました。

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新人公演主演1回と2回以上の深い溝

コロナの少し前までは、新人公演の主演を経験すると、無条件に舞台写真が発売されていました。
それにともない、春に「ポケットカレンダー」、そして秋か冬に「ブックマーク」も発売。

しかし今は、舞台写真の発売は、新人公演の主演2回以上の経験者ワークショップの経験者に限られています。

天飛さんと彩海さんは既に舞台写真が発売されていて、風色さんは未だでしたが、今度の本公演から発売されるでしょう。

「タカラヅカスペシャル2023」の99期以降の出演者も舞台写真発売者に限定されています。(例外…諏訪さきさん)

98期までは、新人公演主演経験者は無条件に舞台写真も発売されていたので、「タカラヅカスペシャル2023」にも出演されます。98期までは新人公演主演回数とバウ主演に現在のような因果関係はありませんでした。

コロナ禍以降主演経験2回以上と1回の間に、大きな溝ができて、差別化されています。

「男役10年」と言われる中、こんなはやい段階で「スターの選別」をしてしまっても良いのだろうかという思いがあります。

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99期

・帆純まひろ(花組、新公1回、バウWS主演)舞台写真発売
・英かおと(月組、新公1回ラスト)
・諏訪さき(雪組、新公1回ラスト)

100期

・聖乃あすか(花組、新公3回、バウ主演2回)舞台写真発売
・風間柚乃 (月組、新公2回、バウ主演1回)舞台写真発売
・極美慎  (星組、新公2回、バウ主演1回)舞台写真発売

・一之瀬航季(花組、新公中止、バウWS主演)舞台写真発売

101期

・縣千(、新公3回、バウ主演1回)舞台写真発売
・鷹翔千空(宙組、新公2回、バウ主演1回)舞台写真発売
・礼華はる(月組、新公2回、バウ主演1回)舞台写真発売

・碧海さりお(星組、新公1回)

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102期

・天飛飛音(星組、新公3回、バウ主演)舞台写真発売
・彩海せら(月組、新公2回、バウ主演)舞台写真発売
・風色日向(宙組、新公2回、バウ主演)

・侑輝大弥(花組、新公1回)
・咲城けい(雪組、新公1回)

103期

・亜音有星(宙組、新公2回)
・希波らいと(花組、新公2回)

・瑠皇りあ(月組、新公1回ラスト)

期待されるスター 聖海由侑(雪組)、壮海はると(雪組)

104期

・天城れいん(、新公1回)

期待されるスター真弘蓮(月組)、碧音斗和(星組)、御剣海(星組)、真白悠希(宙組)

105期

・七城雅(月組、新公1回)
・紀城ゆりや(雪組、新公1回)
・稀惺かずと(星組、新公1回)
・大路りせ(宙組、新公1回)
・泉堂成(宙組、新公1回)

期待されるスター 美空真瑠(花組)、大希颯(星組)

106期

・華世京(雪組、新公1回)

期待されるスター 鏡星珠(花組)

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もう一つのスターの絶対条件「新年ポート」

歌劇「新春スターカラーポートレート」メンバー入りする=スカイステージ「新春メッセージ」入り。
・「歌劇」に「カラーポートレート」が掲載される。
・「ポストカード」が発売される。
(この3つの順番は、マチマチです。)

宝塚で「2番手」「3番手」という番手がついているスターは、「新年ポート」メンバー入りしています。若い学年でメンバー入りしているスターは、トップスター就任率が高くなっています。

100期以降の「新年ポート」メンバーは現在4名

100期
聖乃あすか(新年ポート入り研7)
風間柚乃 (新年ポート入り研6)
極美慎  (新年ポート入り研9)

101期
縣千  (新年ポート入り研8)

新年ポートメンバー(トップスター以外、99期まで)

【89期】
凪七瑠海(新公1回、バウ主演1回、東上主演1回、研8)

【92期】
鳳月杏(新公0.5回、バウ主演1回、東上主演2回、研10)

【95期】
桜木みなと(新公2回、バウ主演2回、東上主演2回、研7)

朝美絢(新公2回、バウ主演1回、東上主演2回、研8)

水美舞斗(新公1回、バウ主演1回、東上主演1回、研8)

瀬央ゆりあ(新公1回、バウ主演1回、東上主演1回、研8)

【96期】
和希そら(新公1回、バウ主演2回、東上主演2回、研12)

【97期】
永久輝せあ(新公4回、バウ主演1回、東上主演1回、研7)

【98期】
暁千星(新公4回、バウ主演1回、東上主演1回、研5)
瑠風輝(新公4回、バウ主演1回、東上主演1回、研10)

現在のスターの条件に当てはめて、新公主演2回以上を「スター格」と扱うと、活躍中の多くのスターがその対象から外れてしまいます。新人公演主演1回以下を赤で表示。

10名のスターのうち、半数の5名が新人公演主演1回以下でした。

現在のように、新人公演学年で、「新人公演主演2回以上」で路線スターと線引きしてしまったらスターが育たないように私は感じました。線引きを意識して、新人公演時代に、新人公演の主演回数を決めていく形になるのだと思います。はやくから枠組みが明確になると冒険ができなくなります。

「男役10年」と言われるように、男役の魅力を発揮するまでに時間がかかるスターも、沢山いらっしゃいます。そういう大器晩成型のスターの方が人気があったりします。

新公学年(研7まで)で、スターが決まってしまったら面白みがない感じも。

新人公演主演1回でトップに就任したスター

最近では、紅ゆずるさんが有名です。ラストの新人公演で主演をつとめて、その後トントン拍子に上がっていかれました。

過去では久世星佳さん真琴つばささん瀬奈じゅんさん大空祐飛さんなどでしょうか。(抜けていると思います)

朝海ひかるさんは0回でトップに就任されています。そのためか、トップに就任する2年前に役替わり公演主演されました。

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路線外から復活はあり得るか

天華えまさんは、新公3回主演経験者で、今年のバウ・ワークショップ「Stella Voice」で、メインキャストを務められました。しかし『1789』では、バウ主演経験者の2期下の極美慎さんの方が番手が上でした。

天華さんは、「Stella Voice」で大活躍されましたが、一度路線から外れてしまうと、なかなか路線に復活するのは難しいのだと思いました。宝塚の人事の厳しい一面を感じました。

現在の新人公演の主演回数で、画一的にバウホール主演を経験させ、路線スターをつくっていく方法だけでなく、今までのように後から遅れてきたスターも、路線にくい込んでいくチャンスが用意されていたら良いなと思います。

若手対象に新人公演の回数を重視した人事が行われている中で、新公主演のカウントのない鳳月杏さんが月組のトップスターに就任されるかも?という流れになっているのも不思議な感じがします。(トップ就任を予想しているファンがいるだけで、トップ就任が決まったわけではありませんが)

「大渋滞中の目の前の人事」と「割り切った若手の人事」乖離をちょっと不思議に感じました。

新人公演ヒロイン抜擢も特徴的

102期 舞空(研2)春乃、水乃、花宮、
103期 夢白(研2)、白河、瑠璃、羽音
104期 都姫(研2)、美羽、きよら
105期 山吹、音彩、星空、詩
106期 花妃(研2)、華純(研2)
107期 七彩(研2)、藍羽(研2)
108期 花恋(研2)

研2初ヒロインに抜擢される方が多いです。(コロナ禍で新人公演が出来ない時期があったったため105期は後ろにずれています)

比較的上級生になってのヒロイン抜擢も増えています。

106期以降は、ヒロインの抜擢が控えめな感じがします。105期が有望なため?

男役も娘役もやはり105期の活躍が期待されているように感じます。

105期の男役さんで、新公主演を2回以上経験していくのは誰でしょうか?このやり方だと、後2年余りで結果がわかりますね。

そしてコロナ禍後の今だけのやり方なのか、今後もこのやり方が続いていくのか?まだわかりません。

あまりにはやく路線が決まってしまうのは、全体の士気が下がってしまうような気もします。私の早合点でしょうか?

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