「花娘」と音くり寿ちゃんと花野じゅりあさん
こんにちは、くららです。
昨日花組『DANCE OLYMPIA』が無事に千秋楽を迎えました。
私が観劇した頃のれいちゃんの喉の調子が一番悪かったようで、その後良くなって、公演自体もさらにパワーアップして「プレお披露目公演」が大盛況のうちに終えられて本当に良かったです。

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笑顔の素敵な96期千幸あき君がこの公演でご卒業されました。
バウホール公演『Dream On!』での娘役も、迫力あるダンスで印象的でした。
ご卒業は残念ですが、素晴らしい公演で最後を飾れて良かったですね。

もう一つの花組公演『マスカレード・ホテル』東京公演は27日(月)までで、盛り上がっているようです。
その公演の中で圧巻の迫真の芝居力と歌唱力で心を震わせるほどの衝撃を与えてくれた音くり寿ちゃん
音くり寿ちゃんの「最高峰の実力が証明された」公演でした。

今日もスカイステージのニュースで、何回目かの音くり寿ちゃんの「プリンセスレシピ」が流れました。
そのお話の中に、花野じゅりあさんの言葉を心に刻んで頑張っているという話がありました。
タイムリーにも、朝日新聞の夕刊に花野じゅりあさんの興味深い記事が掲載されていました。美しいお写真とともに。現役時代よりさらに若返ったように美しい!【朝日デジタル】でも記事が読めました。

花野じゅりあさんについて

美の象徴のような存在だった花野じゅりあさん!
インスタでもセンスの良いモデルさんのように美しすぎて、「年齢不詳」の若すぎるお顔をアップされていますが、その秘密が判明しました!

昨夏からメイクの専門学校に通っていらっしゃるそうです!
(2019年4月28日、『CASANOVA』の東京公演千秋楽をもって退団。)

娘役で20年、追求してきた美学をいかせることがしたくて、その美学が一番いかせるのはメイクかなと考えられたそう。
中卒で入学されて音楽学校2年を経て、20年間娘役をされていたので年齢は何となくわかりますが、ピチピチとしたハリのあるお顔のお肌は、マイナス15歳以上、20代前半にしか見えません。

現在は、普段着のメイク=リアルな生活の中で美しく見えるためのもの、(宝塚のメイクとは別分野)を学んでいらっしゃるようです。
ビューティー雑誌に載るようなメイクからアーティスティックなものまでが対象だそう。
将来は、これまで自分が磨いてきた美学をいかしながら、誰かを美しくしたり、自分のメイクを通して作品を作ったりしたいそうです。

宝塚を退団されてすぐ芸能活動をされる方も多いですが、自分の特性を生かせることを学んで、ステップアップして活躍されていくことも素晴らしいですね。
メイクアップアーティストとして活躍中のCHIHARUさんも、元花組生です。
72期生 矢吹 翔 2004年11月21日「La Esperanza/TAKARAZUKA舞夢!」で退団。
退団翌年に春野寿美礼イン・コンサート『I got music』のポスターのメイクをCHIHARUさんが担当されたのをはじめ、その後も宝塚のメークのお仕事も続けていらっしゃいます。

「花娘」はじゅりあさん世代からだと思う

記事の中で面白かったのは、「花娘」という言葉は、じゅりあさんが花組に配属された時には無かったという発言

2000年、第86期生として花組「源氏物語 あさきゆめみし/ザ・ビューティーズ!」で初舞台後、7月3日より花組に配属。
その頃から花組の舞台を観ていましたが、たしかに「花娘」という言葉は無かったです。

85期の桜一花さん、87期の華城季帆さん、87期の初姫さあやさん、88期の桜乃彩音さん、華耀きらりさん、89期華月由舞さん、92期の月野姫花さんら、毎年華やかな娘役さんが花組に配属されるようになって「花娘」という言葉が生まれたと記憶しています。
86期の花野じゅりあさんは、「花娘」の先駆者的な方です。じゅりあさんを始めとする娘役さんたちの美意識とプライドから「花娘」という言葉が生まれ、定着していったと言ってもいいでしょう。

そのぶん、花組の娘役には、いつでも美しくあってほしい。
「花娘」と言っていただけるなら、その言葉にのっかるだけじゃなく、常に美を心がけてほしいと思います。
その努力をお客様がご覧になった時に、夢を見られたり、幸せになれたりするんだと思います。引用:【朝日デジタル

「花娘」という言葉を、じゅりあさんは体現してきたからこその言葉ですね。
この花娘の美学とプライドを引き継いでいるのが音くり寿ちゃんだと、「プリンセスレシピ」を見て思ったのです!

音くり寿ちゃんの「プリンセスレシピ」

番組で語っていたくりすちゃんの言葉そのままをご紹介します。

お風呂上りに、秒を争って美容液をぬるくりすちゃん
スキンケアについて
乾燥肌で舞台化粧もすることから乾燥してしまうので、1日の終わりの保湿をとても大切にしています。
特に入浴後から美容液までの時間が短ければ短いほど良いと聞いていたので、お風呂の扉のすぐ横にタオルと美容液を置いておいて。
お風呂が終わったら、扉に手をかけたと同時にタオルを手に取って顔を拭いてすぐに美容液を5秒以内に塗れるよう、なるべく短くを常に心がけています。

美肌は保湿が一番!だと思います。
お風呂の扉の外にタオルと美容液をおいて、秒を争って美容液を塗っているくりすちゃんを想像すると可愛いですね。
彼女は、良いと思えることは、何事も徹底して頑張るタイプなのだと思います。

ビタミンと食物繊維」を常に心において生活しています。
幼い頃から毎日果物を食べる習慣があったので、冷蔵庫の中は常に果物だらけになっています。
食物繊維というのは、お腹の調子が良いと風邪もひかないしお肌にも良いので、何をとるとは決めていないけど、これは皮まで食べ方が体に良いのでは無いかなと思ううものは、意識的にとったりとか、常に意識しておくことで健康を維持できるように、食事は心がけています。
立ち居振る舞いの秘訣は丁寧にを意識しています
役柄、衣装によって身動きは変わってきますが、何事も丁寧に裾の先まで、袖の先まで意識して、役や年代、年齢に応じて変わってくるので、常にいろいろ研究して、指先まで丁寧にやるということを意識してやっています。
「美しくいることは当たり前のことなんだから」 BY花野じゅりあ 
これでもかというくらい美しい花野さんの言葉だから説得力があります。
常に美を追求されて、人前に立つ仕事であるからこそ、夢の中の人であり続けるために、努力を惜しまないというプロ意識であったりとか、本当にその心が美しいなと思いました。
上級生から娘役として本当に沢山のこと学ばせてもらっていますが、この花野さんの言葉が自分の胸にズサッと刺さっておりまして、自分なりの美しさを普段でも舞台人としても突き詰めていけたらなと思っております。
舞台人として「清く正しく美しく」は心の中に置きながら、歌劇団の生徒であるということを通して、表現の幅を広げられたら、夢の中の世界で輝き続けられる舞台人になれますように日々精進していきたいと思います。

驚いたのは、スカイステージの番組と朝日新聞で、全く関連の無い所で二人が同じ内容のことを語っていたことです。
くりすちゃんの、「保湿が大切」や「ビタミンや植物繊維」や「立ち居振る舞いを丁寧に」も、じゅりあさんを通して学びとったことのような気もします。

くりすちゃんだけでなく、他の娘役さんたちも「花娘の美学とプライド」を引き継いでいると思いますが、花組を「花娘」として牽引できるのは、実力が兼ね備わっているくりすちゃんだと勝手に感じています。

2番手娘役が強い花組の伝統

愛華みれいさんがトップの時の相手役だったのは、大鳥れいさんですが、それは真矢みきさんの相手役だった千ほさちさん(現・森ほさち)さんが急に退団されてしまったため、急きょ選ばれました。そのためか2番手娘役の渚あきさんの存在感が強かったです。

春野寿美礼さんがトップになってからも、相手役はふづき美世さんでしたが、遠野あすかさんの存在感が強かったです。

新生花組がスタートしましたが、私は音くり寿ちゃんの存在が、渚あきさんや遠野あすかさんと同じくらい、2番手娘役として強い存在感になるのではないかな?と思っています。
「はいからさんが通る」では、ひらめちゃん(朝月希和さん)が娘役2番手でしょうが、研10の娘役さんなので、何年も続けられるということは無いと勝手に予測しています。(ファンの方、ごめんなさい)

音くり寿ちゃんの「プリンセスレシピ」を見て、じゅりあさんの仰る「花娘」を、そのままを継承しているのを感じました。
組替えが無いなら「娘2」は、そのうちにくりすちゃんでしょう。
「別格」では、勿体なさ過ぎる「花娘」。

花組東上公演『MY HERO』のくりすちゃんは、まだ若すぎたと思いましたが、『蘭陵王(らんりょうおう)』のヒロインを演じてからとても良くなったと思っていたところで、更に極められた『マスカレード・ホテル』での快演でした。
クオリティ重視という言葉を出すなら、くり寿ちゃんのような実力者は真っ先に重用する逸材だと思います。

柚香光・華優希コンビも、今までに無かったトップコンビ像として新しいものを魅せてくれることに期待しています。
でも宝塚歌劇団なので、舞台を創り上げるためには、歌もダンスもやはり必要なので、実力ある人たちも適材適所で活躍して、舞台を盛り上げていって欲しいと思っています。

「ダンスオリンピア」の延長のような、みんなが輝ける花組の舞台になったら良いなと願っています。
それにしても「はいからさんが通る」は、活躍するメンバーが少なすぎますね。
理事長が新たなキャラクターが登場すると仰っていましたが、沢山の花組メンバーに役がつくでしょうか?どうなのでしょう。一人だけとかなのかな。

「ダンスオリンピア」のメンバーの方たちは、「マスカレード・ホテル」組が楽を迎えるまでは、最低でもお休みできるのでしょうね。
本当に大変なお稽古かつ本番だったと思うので、休息を楽しんで、新生花組公演に備えていただきたいなと思います。

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