ショック!花組退団者と配役
こんにちは、くららです。
今日は花組『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』の集合日なので退団者が発表されました。
退団者のお名前を見て、思わず「嘘でしょ」と声が出てしまいました。

まだまだ活躍していただきたい、4名の実力派の方々が、一気に退団されるとは!

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嘘であって欲しい退団者4名

今日、暁千星さんが出演された『カフェブレイク』を見ていたら、星組への組替について
「本当にビックリしましたし、未だに実感が無くて、ドッキリでしたというパネルをいつか誰かが持ってくるのではないかなと思うくらい実感が無い状態ですね」と話されていました。

今回の退団発表も、ありちゃんでは無いですが、「ドッキリでは?」と思う程、衝撃的すぎました。
退団者(9月4日退団予定)
・飛龍つかさ(98期)
・若草萌香(99期)
・音くり寿(100期)
・芹尚英(101期) 

芹尚英さんはダンサーですが、音さん、飛龍さん、若草さんは、3拍子そろった実力者であると共に宝塚屈指の歌手です。

昨日宝塚ニュースで「歌唱力が作品の質を上げるので大切」という話を聞いたところでした。

音楽学校入学式での角会長の言葉

宝塚音楽学校理事長で阪急阪神ホールディングス代表取締役会長兼グループCEOの角和夫氏が、入学式で下記のような話をされていました。

芝居も大事ですし、バレエ、ダンスも大事です。しかし一番お客様が聞いていて差を感じると言いますか、歌唱力が一番ある意味で作品の品質を上げるので、最低限の歌唱力というものを身に着けていただきたい。

角会長の放送された言葉は、この歌唱力に言及されている部分だけでした。
この部分をスカイステージの編集の方が抜き取って放送されたということは、「歌唱力の向上」は、宝塚全体の総意なのでしょう。

圧倒的歌唱力の望海風斗さん、礼真琴さんの舞台の質の高さは群を抜いています。

宝塚の中で、「歌唱力が大切」という声を宝塚100周年以降聞くようになりましたが、この傾向はさらにこれから重視されていくのでしょう。

花組は全般に歌唱力が高い組ではありませんが、音さん、飛龍さん、若草さんによって、歌のクオリティが保たれていました。
この3人の素晴らしい歌手が、一気に花組からいなくなられるとは、大きな痛手です。歌唱力だけでなく、芝居力においても。

飛龍つかささん(98期)

2017年に「邪馬台国の風」で新人公演の初主演をされました。
その時の宝塚友の会主催の「ステージトーク」(新人公演の主演コンビのトークが楽しめる催し)に参加しました。つかさくんは本当に「良い人」感があふれていて、誠実な人だなと心から思いました。その印象は今でも変わりません。

2019年バウ『Dream On!』では、ラインダンスをしながら、声量豊かに歌っていて、そのすごさに感動。歌もダンスも実力派でさらにスゴイ頑張り屋さん。
「はいからさんが通る」の牛五郎役、「銀ちゃんの恋」のヤス役などでのコメディーセンスも抜群でした。

『The Fascination!』では、白燕尾姿で「エーデルワイス」を星空美咲ちゃんと歌っていました。爽やかな美声が素敵でした。

先日の「冬霞の巴里」では永久輝せあ君の叔父役で、父親の死に関与している悪役と思いきや、深い演技力で哀愁あふれる人物を好演されました。
髭をつけたイケおじ姿も格好良く、芝居巧者で歌もダンスも抜群で、これからの花組になくてはならない人と思っていただけに、本当に退団が残念でなりません。

音くり寿ちゃん(100期)

娘役はこうあって欲しい、というファンの思いを体現されていました。「花娘」としてプライドをもっていて、鳥肌が立つほどの素晴らしい歌声、軽やかなダンス、そして群を抜いた芝居巧者。
毎回くり寿ちゃんの凄さに感動するばかりでした。

年度賞に新しく追加された「アーティスト賞」の記念すべき1回目を受賞されています。
過去1年間、歌唱・舞踏・演技いずれかの分野で、特に秀逸な技術力あるいは芸術性を、発揮した人に贈られる賞とのこと。2回目は有沙瞳ちゃんが受賞されています。お二人ともとても大切な娘役さん。

「TOP HAT」では、ポスター入りして、マダム役でまた新しい一面を見せて下さり、「宝塚1stフォトブック永久輝せあ」では、ふたりでタンゴを踊るシーンを撮影されていて、ひとこちゃんと組んでいくのかなと期待していただけに、これらが餞別だったとは、本当に残念です。

そのタンゴはひとこちゃんが、元花組の同期の城妃美伶ちゃんにアドバイスを受けたとか。
城妃美伶ちゃんも「宝塚1stフォトブック水美舞斗」の撮影が餞別のような形で退団されました。

何をやっても達者すぎる、超実力者のくり寿ちゃんには、新たに輝ける場所が待っているのでしょう。
宝塚最後の時までも、またその後も応援していきたいです。

若草萌香ちゃん(99期)

2018年『BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-』で、退団される天真みちるさんと共にWエトワールを務められていました。豊潤な美声の花組の歌姫です。
2019年の『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』の新人公演では、謎の老婆を好演され、長の期としてご挨拶もされていました。本公演では、老婦人の声が温かみがある声音が絶品で、うっとりと聞いた記憶があります。

『The Fascination!』では、糸月雪羽さんと2人だけゴンドラに乗って、素晴らしい歌声を披露されていました。
先日の「TOP HAT」では、レビューの歌手としてゴージャスな歌姫の役で豊かな美声を聞かせてくれました。
声が綺麗な歌ウマさんでした。退団は本当に残念です。

芹尚英(101期)さん

『元禄バロックロック』では、スリ役で何度もシーンが繰り返されるので、目だっていました。
新人公演では、クラノスケ(永久輝せあ)役を演じられ、長の期のご挨拶もされていました。

先日の『冬霞の巴里』では、復讐の女神(エリーニュス)の3人の1人で個性をいかして活躍されていました。
月組の羽音みかちゃん(103期)が妹さん。みかちゃんも最近活躍されています。

芹尚英さんを意識して見るようになった所で退団されるのは、とっても残念です。

花組の実力者が4人も退団されること、本当に残念です。

次々と優秀な若手さんが入団してきて、育っていますが、2022年に組替え第二弾はあるかもしれませんね。

98期の退団が続いています

98期は4月から研11です。
退団が続いていて、残念ですね。

遥羽らら(宙組) 2021年9月26日退団
星南のぞみ(雪組)2021年11月14日退団
華雪りら(星組) 2022年7月24日退団予定
綾凰華(雪組)  2022年6月12日退団予定
飛龍つかさ(花組)2022年9月4日退団予定

新人公演主演、ヒロイン経験者
暁千星(月組→星組)
天華えま(星組)
瑠風輝(宙組)
有沙瞳(星組)

この4人の方々には、続けて頑張っていただきたいです。

『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』配役について

ダグー伯爵(マリーの夫)……飛龍つかさ
つかさくんは、形骸的なマリー(星風)の夫の役です。

ラプリュナレド伯爵夫人……音くり寿
調べても存在しない夫人だったので、生田先生オリジナルの役でしょう。

エミール・ド・ジラルダン……聖乃 あすか
フランスの新聞経営者・政治家。

ジギスムンド・タールベルク……帆純まひろ
ロマン派のピアニスト・作曲家。ショパン、リストなどと並んで、19世紀において最も傑出したピアノの名手の一人。

ジョアキーノ・ロッシーニ…… 一之瀬航季
イタリアの作曲家。多数のオペラを作曲。

ウジェーヌ・ドラクロワ…… 侑輝大弥
フランスのロマン主義を代表する画家、アーティスト。

エクトル・ベルリオーズ……希波 らいと
『幻想交響曲』で知られているフランスのロマン派音楽の作曲家。

オランプ・ぺリシエ……都姫 ここ
芸術家のモデルであり、遊女であり、イタリアの作曲家ジョアキノロッシーニの2人目の妻。

デルフィーヌ・ゲー(女流作家)…… 星空美咲

ヴィクトル・ユゴー……高翔 みず希
詩人、小説家。『レ・ミゼラブル』の著者。サロンに集う人。

ル・ヴァイエ侯爵夫人……美風 舞良
リスト(柚香)とマリー(星風)が出会ったのは ル・ヴァイエ侯爵夫人のサロン。

アダム・リスト(リストの父)…… 航琉ひびき

マリア・アンナ・リスト(リストの母)…… 春妃うらら

少年リスト…… 美空真瑠(105期)

ルイジ・ケルビーニ(作曲家・音楽教師)…… 舞月なぎさ

シャルル=オーギュスタン・サント=ヴーヴ…… 和海しょう
フランスの文芸評論家・小説家・詩人

人物相関図が公表されたら、詳細について知ることができるでしょう。どんなお話になるのでしょうか?

もうすぐ初舞台生も加わる星組の公演が始まります。
毎年40名が入団してくるので、40名の退団者がいるのが当たり前なのはわかっているのですが、退団を発表されると本当に寂しくて残念ですね。

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