思い出した過去の人事
こんにちは、くららです。
今日は花組「はいからさんが通る」の宝塚大劇場のライブ配信を見ました。
約1カ月間の中止がありましたが、最後の3日間無事に上演できて本当に良かったです。
困難を乗り越えるごとで人間としての豊かさが増してより魅力的なスターになっている柚香光くんや花組生から多くの感動をもらい、一緒に涙を流しました。

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組長さんから、次期雪組トップ娘役に就任する朝月希和ちゃんの紹介があって、 割れんばかりの温かい拍手にも感動しました。

東京公演は10月9日(金)~11月15日(日)と少し日程が変わっていましたね。
東京での初日は1カ月以上先になるのですね。
東京での公演こそ「はいからさん」が全公演通ることができますように。

過去の人事

2001年5月16日に、21人の大きな組替え(人事異動)が発表されました。
その娘役の組替えに今回と共通したものを感じたので、21人のうちの一部の娘役さんのものだけご紹介します。

トップ娘役人事
渚あき(74期、研14、9月1日付) 花組→ 星組トップ娘役就任

映美くらら(85期、研5、6月30日付)星組→月組トップ娘役就任

映美さんが月組トップ娘役就任のため
白羽ゆり(84期、研4、7月13日付)月組→雪組(1期下の映美がトップ就任のため) 
檀れい(78期、研10、7月 3日付)月組トップ娘役→専科に回避、2003年に湖月わたるの相手役として星組トップ娘役就任)

2番手娘役トレード組替え 
・遠野あすか(84期、研4、8月13日付)宙組→花組
・彩乃かなみ(83期、研5、8月14日付)花組→宙組

・ふづき美世(81期、研7、9月1日付)花組→宙組

『ミケランジェロ/VIVA!』アンジェロ役を宝塚大劇場では彩乃さんが演じ、東京では遠野さんが演じました。
このことからも、2番手娘役さんのトレード組替えだったことがわかります。

彩乃さんふづきさんは、同じ「花組→宙組」でしたが、彩乃さんは『フィガロ!』(バウホール・日本青年館)ヒロインをつとめるために先に異動しました。
異動前も、『マノン』(宝塚バウホール)マノン・レスコーで瀬奈じゅん主演のヒロイン役。『ロミオとジュリエット’99』でバウ初ヒロイン。
2001年の段階で3回目のバウヒロインを演じていたので、彩乃さんが有望視されていた若手娘役さんだったことがわかります。

しかしその後のトップ娘役就任は、番手のついていない上級生でした。
花組から舞風りら(81期、研8)が翌年の2002年に雪組に組替えして朝海ひかるの相手役トップ娘役に就任。
舞風さんは研2でバウ初ヒロインをつとめ若い時にバウのヒロイン経験が3回ありました。

宙組からふづき美世(81期、研8)が2003年に花組に組替えして春野寿美礼の相手役トップ娘役に就任。
ふづきさんは宙組の本公演は2作だけ、その間に「エイジ・オブ・イノセンス」でバウ初ヒロインを演じました。

2001年に有望視されていた娘役さんたち
彩乃かなみ2005年5月、瀬奈じゅんの相手役月組トップ娘役に就任(研9)
白羽ゆり2005年8月、湖月わたるの相手役星組トップ娘役就任(研8)
遠野あすか2006年11月、安蘭けいの相手役星組トップ娘役就任(研9)

2001年は、研14の渚あきさん研5の映美くららさんがトップ娘役に就任し、映美さんに近い学年の彩乃さん遠野さんらが次期と有望視されていましたが、それより学年が上の舞風さんふづきさんがトップ娘役に就任しました。

ふたりとも本公演の役はあまり目立った役はついていませんでした。
ふづきさんは新公ヒロインを3回経験していましたが、バウのヒロイン経験はありませんでした。そのためバウのヒロイン経験をするために宙組に組替えをしたのかな?という感じもありました。
当時推されているように思えた若手娘役さんをさしおいて、抜擢の時が過ぎてしまったような中堅の舞風さんとふづきさんがトップ娘役に抜擢されたことは驚きでした。

今回の人事は、次期娘役トップと有望視されていた潤花ちゃん(研5)や夢白あやちゃん(研4)に「待った!」がかかったような感じがしました。
昨日の発表を受けて、舞風さんとふづきさんがトップ娘役に抜擢された時と同じような印象をもちました。

「待った」は、将来素敵なトップコンビを産み出すことを想定しての「待った」のような。

彩乃かなみさんも白羽ゆりさんも遠野あすかさんも、その後トップ娘役に就任されて、素晴らしいトップ娘役として足跡を残していらっしゃいます。
潤花ちゃんと夢白あやちゃんが将来素敵なトップ娘役になることに変わりは無いように感じています。

次期月組トップスターは?

以前に潤花ちゃんが宙組に組替えすることで、宙組のトップ娘役候補が渋滞するので、月組に芹香&夢白で組替えになるかな?と書きましたが、夢白ちゃんが先に組替えしてしまったので、芹香さんが月組に一人で組替えする可能性は高いかな?と思っています。

劇団は当初は、明日海りおさんの後を継いで珠城りょうさんが「トップオブトップ」として活躍されることを想定していたと思います。
しかし予定よりはやく退団されることになってしまいました。
経験の浅いトップスターばかりになるのは避けた方が良いので、真風さんの任期が予定より伸びるのかな、と。
そのため芹香さんが宙組トップに就任するのが月組の月城さんより遅くなるのは、どうかという話になりそうな気がして。

19年前の21人の大異動を思い出したら、組に固執するより時期に固執するような気がしています。
あくまでも私の妄想です。

花組と雪組の組替えについて

ちなみに2001年の21人の組替えの中には、
「壮一帆(82期、8月14日付)花組→雪組」も含まれていました。

壮さんはその後も、「→雪組→花組→雪組」と組替えして、結局「花組→雪組→花組→雪組トップスター」でした。
それは朝月希和ちゃんと全く同じですね。「花組→雪組→花組→雪組トップ娘役」

私が応援していた高汐巴さんは、「星組→雪組→花組→雪組→花組トップスター」でした。

花組と雪組の組替えの垣根は低いようです。
望海さんも「花組→雪組トップスター」ですね。

これからも花組と雪組の組替えを経てトップスターが生まれるかもしれませんね。

潤花ちゃんについて

昨日発表があったことで、今日の千秋楽のご挨拶で朝月希和ちゃんが祝福されたことは良かったと思います。

しかし明日は雪組の梅芸の千秋楽です。
千秋楽のご挨拶で、彩風咲奈さんが次期雪組トップに就任することはご挨拶で触れられて、みんなで「おめでとう」と祝福するでしょう。

そして潤花ちゃんが宙組に組替えすることも紹介されて、潤花ちゃんからご挨拶があるでしょう。

この公表が梅芸の千秋楽の後だったら良かったと思いますが、祝福ムードの中で潤花ちゃんが組替えのご挨拶をするのは、少し寂しいのでは無いかな?と私は勝手に思っています。

あえてショーの方で彩みちるちゃんと活躍の場を分けて、ヒロインとしての存在感を薄めたのは、何のためだろう?
潤花ちゃんが、気まずい思いをしないため?

それとも、宙組にトップ娘役に近い立場で組替えする訳では無いということを明確にするため?

花組の千秋楽で万雷の祝福の拍手を受けている朝月希和ちゃんを見て、明日の梅芸千秋楽の潤花ちゃんは、どんな心境なのだろう?と勝手に心配になりました。
いつも笑顔の潤花ちゃんは、舞台上では笑顔をいっぱい見せてくれるのでしょうが。

明日観劇予定なので、また感想を書きますね。

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