実直すぎる珠城りょうさん大千秋楽
こんにちは、くららです。
今日は月組珠城・美園サヨナラ公演東京宝塚劇場大千秋楽を配信で見ました。
1時半の開演から約5時間あまり、今までに無い長時間でしたね。

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運の強い珠城さん

珠城りょうさんが月組トップスターに就任されたのは2016年9月5日でした。
それから約5年間!有終の美を飾るのにふさわしい素敵な大千秋楽

タカラジェンヌとして美しく凛々しく生ききった、5年間のトップスター生活、そして13年半のタカラジェンヌ生活でしたね。

コロナ禍で公演できたことを「偶然では無い奇跡」と仰っていましたが、その通りだと思います。
この5年間演目に恵まれたことも、本当に運の強い珠城さんです。

そのことには上田久美子先生との出会いも大きいと思います。
「月雲の皇子」、「BADDY-悪党は月からやって来る」そしてサヨナラ公演の「桜嵐記」。
「歌劇8月号」の上田先生の珠城さんへの送る言葉を読んで、運命的な二人の関係性を感じました。

サヨナラ公演としては稀に見る傑作でした。この作品の素晴らしさは、これからも語り継いでいかれるでしょう。

珠城さんが涙されたのは同期の話題

珠城さんが「私事ではございますが」と話された時は、何を話されるのかドキッとしましたね。
こういう場合「寿」のお話をされるケースが多いですが、流石にサヨナラ公演の舞台の上では無いとわかっていても。

それは、同期の香咲蘭さんとご自分が退団されてしまう、月組に94期生がいなくなってしまう、という涙を流されながらのお話に繋がっていました。

そこで涙を流してしまったことは珠城さんには想定外のことだったようで、次のカーテンコールの時に
「不覚にも涙を流してしまいましたが」と仰っていました。

サヨナラ公演の時に涙が出てしまうのは当然だと思いますが、「トップスターとしてきちんと最後まで臨む」という珠城さんの強い意志を感じました。

94期生について

香咲さんのお花渡しには、元星組の麻央侑希さん。
(麻央さんの長身で余りものスタイルの良さに仰天しました。現役時代よりさらにスタイリッシュになられたよう)
珠城さんのお花渡しには、元月組の早乙女わかばさんでした。

今年中に94期の宙組の美月悠さん、星月梨旺さん、星組の漣レイラさんがご卒業予定です。

来年も在籍される94期生は、花組の和海しょうさん、羽立光来さん、華雅りりかさん、舞月なぎささん。
雪組の久城あすさん、杏野このみさん。宙組の春瀬央季さん。
7名になってしまいます。

95期が男役スターだけで7人在籍されていることに比べて、94期生が全部で7人は寂しいですね。

93期生で来年も在籍されているのは、彩風咲奈さん、芹香斗亜さん、航琉ひびきさんの3人だけです。
愛月ひかるさんと夢妃杏瑠さんが年末に退団されるのは、本当に残念です。

92期生で来年も在籍されているのは、真風涼帆さん、鳳月杏さん、鞠花ゆめさん、松風輝さん、千海華蘭さん、凛城きらさん、真那春人さん、輝咲玲央さんの8名です。

期によって在籍人数のバラつきが大きいですね。

珠城さんは「月組の代表」として頑張っていらっしゃいましたが、「94期生の代表」としての思いも強かったのでしょうね。
それで香咲さんをはじめとして「94期生」のことを思うと涙が流れてしまったのですね。

大千秋楽の暁千星くんについて

「桜嵐記」で、暁千星さんは最後の出陣式で後村上天皇として歌を歌った後「戻れよ」と珠城さん演じる正行に言葉をかけます。
珠城さんのことをとっても慕っているありちゃんは、「ナウオンステージ」に出演した時に、自分の珠城さんへの気持ちと後村上天皇の気持ちが重なって、最後まできちんとそのセリフが言えるかとっても不安だと言っていました。

宝塚大劇場での初日から、ありちゃんはどのシーンでも涙を流していることが多かったです。
東京公演でも多分そうだったようですね。

大千秋楽の出陣式でのありちゃんの様子を固唾を飲んで見守っていた方も多かったのでは無いでしょうか?

太い力強い声で最後のセリフを決めていました。
とても気持ちがこもっていて、思わず涙が出てきました。

そして宝塚大劇場の千秋楽では、カーテンコールの時に映るありちゃんは終始泣いているように見えました。
しかし今日は全く涙が無かったように見えました。

ショーの「ミロンガ」で珠城さんと組んでいるシーンでは、珠城さんから何か声をかけられていました。
珠城さんと何か約束していたのかもしれないな、と勝手に想像。

ありちゃんの号泣を心配していたので、頼もしく成長しているありちゃんに安心しました。

最後まで実直すぎる珠城さん

美園さくらちゃんとのカーテン前挨拶

最後に緞帳前に、美園さくらちゃんと2人で出てこられました。

美園: 「皆様こんなに幸せな時間をありがとうございました」

珠城:「皆さんと先生方のやさしさがあって、ここまで来れたと思いますので、皆さんに、いろんな『歌劇誌』とかでバレちゃっているから、皆さんの温かさに恥じない人生をこれからも歩んでいってくださいね」

美園: 「はい。こんな私を、こんな私をいつも導いてくださって、本当にありがとうございました。大好きです!

珠城:「ありがとうございます。(早口で戸惑った感じ) 導いてきたのは多分月組のみんなで導いてきたはずなんですけど」

珠城:「お客様、ファンのみんな、このように温かい空間で送り出して下さり、本当にありがとうございます。今振り返ってみてもやっぱり宝塚に入って良かったです。そしてここまで歩んできて本当に幸せでした。やっぱり宝塚大好きです。これからも宝塚歌劇が永遠でありますよう願い続けております。皆様本日まで本当にありがとうございました」

『歌劇8月号』『宝塚グラ8月号』には、美園さくらちゃんは、珠城さんや月組生の叱咤激励によって、ここまで頑張ってくることができて、そのことに深く感謝していることが書かれていました。

そういう事実を舞台の上でサラッと「バレる」という言葉を使い、「恥じない人生をこれからも歩んでいってください」と叱咤激励する珠城さん。

さらに「大好きです」という言葉に対して、気の利いた返しが出来ないの珠城さん。

相変わらず実直すぎて、突っ込みどころ満載の会話のように感じますが、嘘のつけない、飾った言葉を使えない実直な珠城さん

さくらちゃんがご挨拶で「今まで生きてきた中で一番幸せ」と話し、最高の笑顔だったので、外野が何も口を出すことでは無いように思います。

珠城さんのこれから

千秋楽後の退団会見で話された言葉です。

 今後の予定は「全く決まってない。職探しからしなければ。外に出たら、すてきなご縁でつながっていくのを楽しみにしたい」と笑顔で話した。引用スポニチ

「全く決まってない」というのは、「珠城さんが何も決めていない」という言葉に置き換えられると思います。

宝塚歌劇団の卒業生(宝塚歌劇OG)を起用したショーやコンサート等の企画・制作を行うタカラヅカ・ライブ・ネクストがあります。
卒業後のコンサートの企画などは、そちらである程度決めらているのでは?退団前のトップスターは忙しいので、ノータッチで。

紅ゆずるさんと望海風斗さんの初コンサートは、新生星組と新生雪組の大劇場お披露目公演の時に重なっていました。
珠城さんも芸能活動を続けていかれるご予定なら、新生月組のお披露目公演の頃に、梅田芸術劇場メインホールでコンサートのようなものが開催されるかもと勝手に妄想。

そして「2021/11/3(水) ~ 2021/11/7(日)」に梅田芸術劇場メインホールで『宝塚歌劇 花組・月組100周年記念公演 Greatest Moment』があります。
もしかすると、こちらに珠城さんが出演されるかも、と勝手に思っています。

所属する事務所やこれから先の芸能活動の方向性は退団されてから、検討されるのでは?
美人の珠城さんだったら、所属して欲しいと事務所からのオファーなどは引く手あまたでしょう

特別暑い今年の夏にコロナの感染対策もしながら、宝塚大劇場の初日が5月15日で、約3か月に渡って芝居、ショーともに出突っ張りのサヨナラ公演でした。
どんなにお疲れがたまっているかと思います。

まずはゆっくり休んでいただきたいです。本当にお疲れさまでした。

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