雪組別箱公演の振り分けと上田久美子さん
こんにちは、くららです。
雪組の別箱公演の振り分けが発表されました。

先日の新人公演で主演した華世京くんを除いて、大活躍した新人さんたちのほとんどは「海辺のストルーエンセ」組でした。華世京くんは彩風さんの元で修行のようです。

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トップコンビ『BONNIE & CLYDE』

名古屋御園座でのトップコンビ(彩風・夢白)のプレお披露目公演です。

2番手和希そらさん3番手華世京さんと勝手に判断して、配役を考えてみました。

勝手に配役予想

◆破滅していくコンビ(最期は銃撃で蜂の巣)
クライド……彩風咲奈(決定)
ボニー……夢白あや(決定)

◆破滅前に引き戻す夫妻
バック(クライドの兄)……和希そら?
ブランチ(バックの妻)……野々花ひまり?

◆ボニー(夢白)を愛する幼なじみの保安官
テッド……華世京?

クロウソン看守……咲城けい?

シモンズ刑務所長…… 透真かずき?
ジョンソン保安官代理……久城あす?

ヘンリー(クライド父)……桜路薫
キャミー(クライド母)……杏野このみ
エマ(ボニー母)……沙羅アンナ
ファーガソン州知事……天月翼
牧師……

100期トリオ(希良々うみ、眞ノ宮るい、星加梨杏)も、揃って御園座組です。

歌うまな、有栖妃華(102期)、聖海由侑(103期)、愛陽みち(104期)、愛空みなみ(105期)。本格的なミュージカルなので、活躍の場が用意されているでしょうか?

108期の研1さんも2名出演されます。

潤色・演出/大野拓史先生 です。

現在上演中の花組全国ツアー『フィレンツェに燃える』の演出は、柴田侑宏先生の作品を尊重しすぎて不評をかっています。

最近のミュージカルでは、轟悠さん主演の『シラノ・ド・ベルジュラック』(2020年)を担当されていました。

今回雪組で上演されるものは、ブロードウェイ版のワイルド・ホーン氏の作曲のミュージカルで、素晴らしいナンバーが沢山あるそうです。

御園座で、2023年2月6日(月)~3月1日(水)上演されます。

気になるチケット代金

座席料金…S席12,500円 A席9,000円 B席7,000円、今年の星組公演はA席でしたが、前方センター席がS席に変更になって3500円値上がりしていました。

S席の範囲は下記の部分です。宝塚大劇場のSS席に相当する部分ですね。B席は2階の後部のわずかな端席の席だけで、それは今年の星組公演と同じでした。
御園座S席

朝美絢主演東上公演『海辺のストルーエンセ』

ヨハン・ストルーエンセ……朝美絢

ヒロインの孤独な王妃マチルデ……音彩唯?

若き王クリスチャン7世……縣千

クリスチャンの継母ユリアーネ……愛すみれ?妃華ゆきの?

無能な王を放任し国政を牛耳る宮廷官僚達。

芸達者な上級生、奏乃はると真那春人叶ゆうり諏訪さき

新人公演で活躍した一禾あお(102期)、壮海はるま(103期)、紀城ゆりや(105期)、霧乃あさと(106期)、華純沙那(106期)、白綺華(107期)、苑利香輝(108期)、星沢ありさ(108期)も、出演されます。
雪組の若手ホープさんたちが集結しています。

今さらながら苑利香輝くんの感想
新人公演の感想を書いた時に、研1苑利香輝くんについての記述が漏れていました。
久城あすさんが演じている日本人記者の岡圭之介を演じていました。

本役さんのストーリーテラー的な役割を卒なくこなされていた上、トーマス、ミセスチャン、載沢殿下の4人でカット場面を補うシーンがあって、本公演より台詞がかなり増えていていましたが、サラッとこなされていました。
滑舌が良くて明瞭で、表情も豊かで、とても研1とは思えませんでした。
音楽学校の文化祭のお芝居の時も、2番手の役を演じていて、印象に残っています。

蘭琴役研1の水月胡蝶さんも綺麗なお顔と良い声と明瞭なセリフが良かったです。
水月さんは、文化祭では「歌手」として大活躍されていました。今後の歌での活躍もとても期待できます。

水月さんは今回の別箱はお休み組のようですが、今後の活躍が楽しみです。
「108期から沢山のスターが生まれそう」と思っていましたが、はや研1で何人も頭角をあらわしてこられています。
次は月組全国ツアーでの雅耀さんの活躍も楽しみです。

作・演出の指田珠子先生は、永久輝さん主演『冬霞の巴里』に続いて、2回目の東上作品を担当されます。

ミュージカル・フォレルスケット
FORELSKET(フォレルスケット)とは、『語れないほど幸福な恋におちている』という北欧特有の言葉だそうです。
朝美さん演じる王家の専属医と王妃マチルデの禁じられた恋愛模様も描かれるのでしょう。
「フォレルスケット」という言葉選びにも、指田先生のこだわりを感じます。

指田珠子先生の作品が好きなので、実在したストルーエンセがどのようにこだわって描かれるのか、興味津々です。

宝塚では次々と演出家がデビューされていますが、どの先生も持ち味や個性が違っていて、それぞれのご自分の道を追求されていて、いろんな作品を楽しませていただけそうで、ワクワクします。

ひとつ私にとっては、残念に感じる記事を見つけてしまいました。

宝塚の対極を目指している上田久美子さん


上田久美子さんは、今年3月に宝塚歌劇団を退団されましたが、いつか宝塚の作品をまた作ってくださるのではないだろうかと、密かに願っている宝塚ファンは多いと思います。私もその一人でした。

しかしこの記事を読んで、今のお考えでは、宝塚の作品に関わられることは有り得ないのだと思いました。
上田久美子さんが目指しているのは、「推し」でなく中身で問う演劇。

宝塚の観客の全てがそうではありませんが、宝塚ファンは「推し」を見るために観劇している部分も大きいです。

――日本はひいきのスターを応援したいという傾向が強いんですね。

「公演の内容を見るより、スターに会いにいき、スターとの関係性を確認する場になっている。推し活によって、より明確になっています。地下アイドル、コンサート、大衆演劇……みんなそうです。その人を好きであることで自分のアイデンティティーをつくる。リアルな人間関係を保つには手間がかかりますが、チケットやグッズを買って関係を維持するのはシンプルで簡単。金銭的な貢献がスターの人気のバロメーターになり、自分が育てたんだと存在価値を見いだすんです」引用朝日新聞デジタル

作品よりスターを見て、スターと一緒の時間を過ごすために来る場所という劇場はすでに十分あるので、そうでない演劇をやりたいと、パリで現代演劇を学ぶご予定のようです。

ヨーロッパでは、戦後に行政がお金をかけて、たくさんの人が見られる機会を増やし、観客を創出したので、知名度のある俳優が出なくても、作品の中身を見に劇場に行くというカルチャーが根付いているそうです。ヨーロッパでもスター主義になっている傾向はあるそうですが。

『推し』が出ていなくて、多くの人がおもしろく見られて、価格も中ぐらいの演劇を現在目指されているようです。
「『推し』が出ていなくて」を第一条件にするならば、宝塚と対極にあるものだと思いました。上田先生は全く違う道を目指されているので、期待してもダメなのだと気づきました。

演出家デビューしたばかりの、指田先生、栗田先生たちに期待していきたいです。

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